ダンガンロンパシンフォニア〜ボクの愛と希望の法廷〜   作:パルティアン

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CHAPTER3 学級裁判 後半

【裁判再開】

 

ここまでの犯人の条件は2つ。1つはクレイグクンが設置した防犯カメラに全く姿が映っていないことから防犯カメラの映像が撮れていないインターバルの時間があることを知っていること。もう1つは言村さんの右手の爪に血痕の付いた皮膚片が詰まっていながら言村さん本人には一切傷が付いていないことから身体のどこか、可能性が一番高い場所としては手に傷を負っていること。

現状この2つの条件に当てはまるのは信じがたいことだけど真理ちゃんたった一人だ。しかも彼女は手のケガについて一切の説明を拒んでいる。

 

「申し開きはあるか?もしその手のケガに何らかの殺人とは関係のない事情があるんだとすれば今ここで説明してくれ。俺達も今ここで選択を間違うわけにはいかない。」

「……。」

「だんまりかよ…。」

「色々と事情があってね。今ここでは説明するのは難しいんだ。だがこれだけは言わせてもらう。私は断じて香奈さんを殺してなんかいない。」

「おいおい、そりゃねーぜ。説明もなしに信じろってのがムリな話だ。」

「ちょっと待ってよ!まだあくまで真理ちゃんが条件に当てはまるってだけで犯人だってワケじゃ…!」

「じゃあ深見は手にケガしてんのかよ!?」

「う、それは…。」

「…だが今決めつけるには早計なのも事実だ。」

 

どうしよう、またみんなの意見が対立してしまってる…!どうすれば…!!

 

「お、どうやら意見が対立してるみてーだな!ならば変形裁判場の出番だ!!」

 

そう言うとモノトラは大きなカギを取り出し、目の前の鍵穴に差し込む。そしてそれを捻るとこれまでと同様、ボク達の立つ証言台が動き、向かい合わせの構図になった。

 

 

 

議論スクラム

 

 

〈言村香奈を殺害したのは津田真理奈か?〉

 

津田だ!     津田じゃない!

雷文       深見

伊達       速瀬

鷹岡       金谷

クレイグ     津田

木田       鏑木

 

 

ダテ「津田殿は【インターバル】のことを知っていたでござる!」

「ボクが!」

フカミ「【インターバル】のことは他にも知っていた人がいたよ!」

 

 

クレイグ「でも津田ちんは【手】をケガしてるぜ?」

「金谷クン!」

カナヤ「あくまで【手】をケガしている可能性が高い、というだけだ。」

 

 

ライモン「だったら何で【ケガの理由】を話さねえんだ!」

「速瀬さん!」

ハヤセ「【ケガの理由】は今は話すのが難しいって言ってただろ!?」

 

 

キダ「でしたら【扼殺】の時以外になぜケガをしましたの?」

「真理ちゃん!」

ツダ「別に【扼殺】の時以外でもケガはするさ。」

 

 

タカオカ「引っ掻かれた以外に【出血】する理由がねえ!」

「金谷クン!」

カナヤ「別に包帯を巻いているからと言って【出血】しているとは限らないだろう。」

 

 

クレイグ「正確な情報が出るのは困るから【検死】しなかったんじゃねえの?」

「鏑木クン!」

カブラギ「…ならばむしろ私に【検死】させるメリットがない。」

 

 

 

CROUTCH BIND

 

SET!

 

 

 

「これがボク達の答えだ!」

 

 

 

「あくまでボクが指摘したのは真理ちゃんがこれまでに挙げてきた犯人の条件に当てはまる、ということだよ。確かに怪しいけれどまだ真理ちゃんが犯行を行ったという確たる証拠は挙がっていないよ!」

「それならばわたくし達はきちんと議論しなければなりませんわ。なぜ津田さんは今左手にケガをしているのか。」

 

 

 

議論開始

 

キダ「もし津田さんが犯人でないとしたら」

 

 

キダ「どうして彼女はこの【一晩の間に】ケガをしているんですの?」

 

 

ダテ「しかも【出血性のケガ】でござるからなぁ…」

 

 

ハヤセ「わかったぞ!」

 

 

ハヤセ「夜食を作ろうとして」

 

 

ハヤセ「『包丁』でケガしたんだ!」

 

 

ライモン「たまたま『スッ転んだ』んじゃねえか?」

 

 

カブラギ「…ならば他の箇所もケガをするだろう」

 

 

カナヤ「そもそも俺達は津田の」

 

 

カナヤ「患部を見た訳ではない」

 

 

カナヤ「『出血性のケガではない』という」

 

 

カナヤ「可能性もありえるな」

 

 

もしかしてあそこで起こっていたことって真理ちゃんのケガに関係しているのか…?

 

【鷹岡の証言)→『出血性のケガではない』

 

「それに賛成だよ!」

 

 

 

「金谷クン、その可能性がありそうだ。」

「やはりか。」

「そもそも津田のケガは血が出てねえってことか…?」

「うん。鷹岡クン、捜査中に言っていたこと、ここでもう1回教えてくれる?」

「オイラなんか言ったか?」

「ほら、あのジムでの話。」

「ああ、アレのことか!いいぜ。」

「ジムで何かあったのか?」

「おう!昨日のゲーム大会の始まる前、集合時刻になるまでオイラはトレーニングしようと思ってジムに行ったんだ。そしたらよ、そんなに重てえ奴じゃあなかったんだがダンベルがいくつか無くなってたんだ。」

「然れど今回の事件の手口は“扼殺”、ダンベルは関係ござらんのではないか?」

「じゃあもしそのダンベルを持っていったのが真理ちゃんだったとしたら?」

「…何だと?」

「もし真理ちゃんが昨日何らかの目的でダンベルを持っていった。そしてその結果手をケガしたとしたら?事件には関係なくても昨夜の内に手をケガしていたことに説明が付くでしょ?」

「では何のために津田は部屋にダンベルを持っていったのだ?」

「それならそんな難しいことじゃないんじゃないかな。」

 

真理ちゃんが部屋にダンベルを持っていった理由、考えられるのはアレかな。

 

 

 

選択肢セレクト

 

1.殺人の凶器

 

2.トレーニング

 

3.文鎮

 

→2.

 

「これだ!」

 

 

 

「真理ちゃんはトレーニングを部屋でするためにダンベルを持っていった、そうじゃないかい?」

「なんでわざわざ…。別にオイラ達と一緒にやったっていいじゃねえか。」

「それは鷹岡クン達がいることが都合悪かった、とかじゃないかな。女の子には色々複雑な事情があるときもあるしね。」

「おう、真理の字!どうなんでえ!?」

「その通りさ。事情があって部屋で1人でトレーニングをしたかった。だからジムからダンベルを部屋に持ち込んだのさ。でもさすがにボクはトレーニングに関しては素人、とまでは言わなくても医療方面と比べると強くない。だから自分自身のキャパを超えたトレーニングをしてしまった。その結果手首を痛めてしまった、という訳さ。」

 

そう言いながら真理ちゃんは包帯を外し左手を見せる。するとそこには軽く腫れた彼女の左手首があった。

 

「なーるほどねぇ。じゃあなんで最初っから言わなかったんだい?」

「最初は優クンに名指しされた時点で包帯を外すつもりだったんだ。だけどモノトラが脅すもんだからね。」

「脅す?」

「ああ、裁判前にね。手のケガについて真実が出てくる前にボクから明かすな、と。」

「おい、どういうつもりだ。隠蔽を強要したのか!」

「おいおい、そんなんじゃねえぜ。エンターテイメント性を担保するために真実を明かすタイミングを調整しただけだ。」

「同じだろう!!」

「でも真実は分かった。問題ねーだろう?」

「クソヤローが…!」

 

モノトラの奴、真理ちゃんにそんなことをっ…!でも…。

 

「今は気持ちを抑えよう。今ボク達がやるべきことは言村さんを殺した犯人をつきとめることだよ。」

「うん、そうだね。」

「2人がそう言うんじゃ…。」

 

よし、話を議論に引き戻せたところで次の議題を考えなくちゃ…。

 

「でもそもそも津田の他にゃケガをしてる奴はいねえよな?」

「…だがだとするとあの皮膚片は一体誰のものなんだ…?」

「確か言村の死体には傷はなかったんだよな…。」

 

あの皮膚片が被害者のものか、犯人のものか…。

 

 

 

選択肢セレクト

 

1.被害者

 

2.犯人

 

→2.

 

「これだ!」

 

 

 

「やっぱり…、犯人の皮膚片なんじゃないかな?」

「でも他の誰もケガしてねえぞ?」

「ならばそこにトリックがあるんだよ。犯人による何らかの偽装が介入しているから本来の状況と矛盾が生じてるんだよ。」

「ならば俺達が見た現場の状況を1つ1つ整理していく必要があるな。」

 

 

 

議論開始

 

カナヤ「俺達が見た現場の状況を1つ1つ挙げていくぞ。」

 

 

ダテ「言村殿は【ぷりくら】の中で殺されていたでござるな」

 

 

タカオカ「筐体の周りには【血痕が付いていた】な」

 

 

ライモン「ああ、血塗れだった」

 

 

カナヤ「死体はどうだった?」

 

 

カブラギ「…【手で首を絞めた】痕があったな」

 

 

ツダ「後は…」

 

 

ツダ「手に血液の付いた皮膚片が」

 

 

ツダ「【詰まっていた】んだったね」

 

 

カブラギ「…現場からは」

 

 

カブラギ「【何も持ち出されていない】はずだ」

 

 

確か被害者の持ち物の中に…!

 

【言村のハンカチ)→【何も持ち出されていない】

 

「それは違うよ!」

 

 

「待って、1つだけ持ち出されていたものがあったんだ。」

「…何?」

「言村さんのハンカチだ。」

「…ハンカチ?」

「ああ、そう言えば。彼女が常に肌身離さず持ち歩いていたハンカチが事件後は行方不明になっていたね。」

「そいつぁ犯人が持ち出したってことかい?」

「その可能性が高いよ。」

「何のために…?」

「傷口を押さえるためじゃないかな。これまでの議論の通り犯人は言村さんの抵抗によって出血するレベルのケガを負った。咄嗟に犯人は傷口を押さえて血痕をあれ以上残さないために目に付いた言村さんのハンカチを使ったんじゃないかな。」

「じゃあ犯人が持って行っちまってそのまま、ってワケか…。」

「いや、そうとも限らないよ。だってハンカチそのものはもう見つかってるんだから。」

「ほんとでござるか!?」

「うん。」

「一体どこに!?」

 

言村さんのハンカチのたどり着いた先、それを示す証拠は…!

 

 

 

証拠提出

【血塗れの布)

 

「これで証明するね!」

 

 

 

「これさ。」

「この血塗れの布がそうだって言うのかい?」

「うん。だってこの布には言村さんのハンカチと同じ特徴があるからね。」

「香奈のハンカチと同じ特徴?」

「その特徴って言うのはね、」

 

 

 

閃きアナグラム

 

Q.血塗れの布と言村のハンカチに共通する特徴とは?

 

〔ふ〕〔ち〕〔の〕〔し〕〔し〕〔ゅ〕〔う〕

 

→縁の刺繍

 

「これだ!」

 

 

 

「この布の縁にはね、刺繍がしてあるんだよ。」

「それがどう関係するでござるか?」

「言村さんのハンカチにも縁に刺繍がしてあるんだよ。彼女の名前が英語でね。」

「でも刺繍があるだけじゃ繋がりがあるとは限らないんじゃねえか?」

「この血塗れの布の刺繍はね、“ana”って書いてあるんだ。そして彼女の名前を英語で表記すると?」

「“Kana”だな。」

「恐らく血痕によって見えなくなっている部分の刺繍は大文字の“K”なんじゃないかな。するとどうかな?この血塗れの布には…」

「…言村の名前が刺繍されている。つまり深見が見つけたこの布きれは言村のハンカチだった、という訳か。」

「で、それはどこにあったんだ?本来はそういう議題だろう。」

「うん、そうだね。このハンカチがあったのはね、」

 

 

 

選択肢セレクト

 

1.言村の個室

 

2.プリクラの中

 

3.ジム

 

4.メイクサロン

 

→4.

 

「これだ!」

 

 

 

「メイクサロンのゴミ箱の中に入っていたんだ。」

「なにぃ!?」

「メイクサロン…、ですか…!?」

 

そうだ。みんな忘れかけていたかも知れないけれどこの事件の被害者は“2人”。言村さんと、“靏蒔さん”。そして靏蒔さんの死体が発見されたのは“メイクサロン”だった。確かにボク達が探さなければならないのは言村さんを殺した犯人だけど、その犯人は靏蒔さんが殺された現場にも現れているのだ。

 

「そう。ここに来て2つの事件は繋がりを見せたんだ。この言村さんのハンカチがメイクサロンで発見されたことと靏蒔さんがメイクサロンで死体となって発見されたこと。この2つの出来事は無関係じゃない。」

「つまりわたくし達はここから靏蒔さん殺害事件の謎まで解かなければなりませんの…?」

「でも由衣さんの事件の真相が分かればよりクロの正体にも近づけるはずだよ。」

「…そうだな。そもそも2人の事件は恐らく同一犯によるものだ。」

「ほんとでござるか!?にわかに信じがたいが…。」

「ならまずはそこから明らかにしていこうか。」

 

 

 

議論開始

 

ダテ「本当に2人を殺したのは」

 

 

ダテ「【同一犯】なのでござるか?」

 

 

カナヤ「鏑木がそう断ずるからにはその【根拠がある】はずだ」

 

 

ハヤセ「その根拠ってなんだ!?」

 

 

ライモン「『死因』が一緒とかか?」

 

 

クレイグ「そりゃモノトラファイルにもそう書いてあるからな」

 

 

クレイグ「それだけじゃねえんじゃねえの?」

 

 

ダテ「だとすると死因のみに留まらず…」

 

 

ダテ「『手口』も同じ可能性があるでござるな」

 

 

キダ「靏蒔さんも」

 

 

キダ「犯人に『ケガを負わせていた』かもしれませんわ」

 

 

言村さんの事件と靏蒔さんの事件、この2つに共通する特徴と言えばアレがあったはずだ…!

 

【手の痕)→『手口』

 

「それに賛成だよ!」

 

 

 

「2人の事件に共通する要素、それは手口だよ。確かにそれが結果的に死因にも繋がっては行くけどね。」

「犯人はどんな手口を使ったでござるか!?」

「2つの事件に共通するのは殺害方法だよ。2人はどちらも手で首を絞められて殺された“扼殺”だった。それを示すように2人の死体にはどちらにも首に手の痕が残ってるんだ。」

「でもなんでわざわざ同じ手口を…?」

「そこはまだこれからだよ。先に考えていく必要があるのはなぜ犯人と靏蒔さん、そのそれぞれがメイクサロンに行くことになったのか、だよ。それを明らかにすればなぜ犯人が同じ手口で2人を殺害したのかも自ずと明らかになってくるはずだよ。」

 

 

 

議論開始

 

クレイグ「じゃあ先に犯人から考えていこうぜ」

 

 

カナヤ「なぜ犯人がメイクサロンに訪れたのか…」

 

 

ハヤセ「さっきの【ハンカチを捨てに行った】んじゃねえか?」

 

 

ハヤセ「実際に捨てられてたわけだしよ」

 

 

キダ「それならば自分の部屋で捨てれば済みますわ」

 

 

ライモン「だが他にメイクサロンに用事なんてねえだろ?」

 

 

ライモン「悠長に【化粧品を取りに来たわけじゃねえ】だろうし…」

 

 

タカオカ「【由衣の字】に用事があったんじゃねえか?」

 

 

タカオカ「きっと話がこじれて」

 

 

タカオカ「殺しちまったんだ!」

 

 

犯人がメイクサロンに来た目的、それはメイクサロンにしかないものにあるはずだ!

 

【ファンデーション)→【化粧品を取りに来たわけじゃねえ】

 

「それは違うよ!」

 

 

 

「いや、きっと犯人は化粧品に用があったんだ。」

「何ぃ!?でもなんでそんな悠長なことを?」

「むしろ犯人にそんな余裕はなかったんじゃないかな。だからこそ犯人は化粧品に頼ったんだ。」

「…ファンデーションか。」

「そう、犯人はファンデーションを使うためにメイクサロンに行ったんだよ。」

「待ってくれ!事件と化粧品の関係性が見えてこねえ!もっとちゃんと説明してくれ!」

 

少し話を急ぎ過ぎちゃったかな。ならばまずはこの裁判中に起こったことから今の議論に繋げていこうかな。

 

「うん、分かった。じゃあ少し前のことを思い出して。少し前の段階で疑われてたのは誰だったっけ?」

「真理の字だったじゃねえか。」

「それは何で?」

「手のケガの理由を説明してくれなかったからでござるな。」

「じゃあなんでそもそもケガしていることが分かったんだっけ?」

「…深見が言及したからだろう。」

「あ、言い方が悪かったね。ボクはどこに注目したから真理ちゃんを追及したんだと思う?」

「包帯だろう。これ見よがしに付けていたじゃないか。」

「そう。真理ちゃんは手に包帯をしていたけれどその理由を説明できなかった。だから疑われていたんだ。これって犯人にも当てはまらないかな?」

「なるほど…。もし今のように津田さんの疑いが晴れたとき、同様に手をケガした犯人が包帯を巻いていたら次に疑いが向くのは犯人になってしまう、というワケですわね。犯人が津田さんのケガについて知らなかったのならなおさらですわ。」

「そういうこと。つまり犯人がメイクサロンにファンデーションを使いに行った理由、それはね…」

 

 

 

選択肢セレクト

 

1.傷を治すため

 

2.傷を消毒するため

 

3.傷を隠すため

 

→3.

 

「これだ!」

 

 

 

「手に負った傷を隠すためだったんだよ。」

「隠す?」

「ファンデーションは本来肌のシミとかを隠して綺麗に見せる効果がある化粧品だ。咄嗟に傷口を隠すアイデアとしては悪くないね。」

「じゃあ犯人の思惑が分かったところで次は靏蒔ちんがメイクサロンに行った理由だね。」

 

 

 

議論開始

 

ライモン「靏蒔がメイクサロンに行った理由か…」

 

 

ダテ「そも靏蒔殿は」

 

 

ダテ「【化粧をしない】でござるからなぁ」

 

 

カナヤ「だとすれば」

 

 

カナヤ「【化粧関連の用はない】ということになるな」

 

 

ハヤセ「【散歩】してたんじゃねえか?」

 

 

ハヤセ「ずっと動かねえと」

 

 

ハヤセ「身体も鈍るしな!」

 

 

クレイグ「誰かに【頼まれごとをしてた】のかもな」

 

 

クレイグ「なんやかんやで靏蒔ちん優しかったし」

 

 

ツダ「わざわざ朝っぱらに行く必要は」

 

 

ツダ「ない気もするけどねえ…」

 

 

あの部屋に残されていたものを考えると彼女の目的は…!

 

【化粧品)→【化粧関連の用はない】

 

「それは違うよ!」

 

 

 

「一概に化粧に関連して用がなかった、とは言い切れないんじゃないかな。」

「それはクレイグの言った頼み事って話か?」

「そうじゃなくてね、実は靏蒔さんの部屋からこんなものが見つかっているんだ。」

「これはポーチ、か。」

「どこかで見覚えがあるでござるな。」

「メイクサロンに置いてあった化粧品を入れるためのポーチだよ。中には化粧品も入ってる。」

「つまり靏蒔は化粧に挑戦するつもりがあった。それ故にメイクサロンに行った、とそういう訳だな。」

「うん。」

 

 

 

「切り捨て御免!」

 

 

 

「少々待たれよ。」

「どうしたの?」

「今深見殿は矛盾したことを申された!もう少し深掘らせていただこう!」

 

 

 

反論ショーダウン

 

「今深見殿は」

 

 

「靏蒔殿の部屋に」

 

 

「化粧品のポーチが置かれていたと」

 

 

「申されたな?」

 

 

「中には化粧品が入っていたとも」

 

 

「しかしそれでは」

 

 

「矛盾しているでござる!」

 

 

-発展-

 

「一体どこが矛盾しているのさ!」

 

「靏蒔さんが化粧に挑戦しようとしていることも」

 

「何もおかしくないはずだよ!」

 

 

「ならばどうそのポーチの中身を」

 

 

「集めたでござるか?」

 

 

「化粧の素人の靏蒔殿には」

 

 

「手順も必要な道具も」

 

 

「【知る機会はござらん】!」

 

 

「そこのところをどうお思いか!?」

 

 

靏蒔さんが化粧に関する情報を知る機会はきちんとこのホテルの中にもあったんだ!

 

【木田の証言)→【知る機会はござらん】

 

「その言葉、斬らせてもらうよ!」

 

 

 

「確かに本やネットでは知ることはできないかもね。でも知っている人に聞けば充分知識を得ることはできると思うよ?」

「何と…!」

「実際、靏蒔さんに化粧について教えたと証言している人がいるしね。」

「その御仁とは…?」

 

靏蒔さんに化粧について教えた人、それは…!

 

 

 

指名しろ!

【キダユヅル】

 

「キミしかいない!」

 

 

 

「木田さんだよ。」

「ええ、彼女に教えましたわ。手順と道具をお教えして、メモにまとめてお渡ししました。」

「実際彼女の部屋の洗面所にはそのメモが貼られていたよ。」

「なるほど…。ん?しかし木田殿に教わったということはその時点で部屋に化粧品があった、ということでは?ならば靏蒔殿がメイクサロンに行く理由はござらんと思うが…。」

「教えたときはわたくしの道具をお貸ししましたわ。その後の練習はメイクサロンで道具を調える、というお話にはなっていましたが。」

「そういうことでござったか。」

「ちなみに木田さんに聞いておきたいんだけど、靏蒔さんがメイクサロンに道具を取りに行くときは木田さんも同行したの?」

「いえ。同行自体は提案致しましたが断られてしまったもので…。」

「つまり靏蒔さんは1人で道具を取りに行ったってことだね。」

「ええ、恐らくは。」

「だとしたら納得だ。」

「何がですか?」

「靏蒔さんが1人で今日の朝メイクサロンに向かった理由が分かったんだ。」

「…本当か?」

「うん。まずはそれを示す証拠品を見せるね。」

 

 

 

証拠提出

【化粧品)

 

「これで証明するね!」

 

 

 

「この化粧品のポーチを見てほしいんだ。」

「これはさっきのポーチか。」

「それが何だってんだ?」

「さっきこのポーチの中には化粧品が入っている、という話をしたよね。具体的に言うと入っていたのは次の7つ。下地、ファンデーション、アイブロウ、アイシャドウ、マスカラ、チーク、口紅だよ。」

「確かに化粧品が入っているようだな。だがこれがどうした?」

「木田さん、この中に必須の道具の内の1つが足りていないんじゃないかと思うんだけど、どうかな?」

 

そう問うと木田さんは指折り数えてその後ああ、という顔をする。

 

「細かく言うといくつかありますがわたくしが靏蒔さんにここまでは必ず、とお伝えしたものの中だとフェイスパウダーが足りていませんわ。」

「なるほど、そういう訳か。」

「どういうわけでい?」

 

靏蒔さんの化粧ポーチの中には足りていない道具があった。そして靏蒔さんはメイクサロンで死亡していた。この2つの情報を繋ぐ彼女がメイクサロンに行った、いや、行かなければならなかった“理由”。それは…

 

 

 

選択肢セレクト

 

1.フェイスパウダーを取りに行った

 

2.言村のハンカチを取りに行った

 

3.ファンデーションを取りに行った

 

→1.

 

「これだ!」

 

 

 

「靏蒔さんはフェイスパウダーを取りにメイクサロンに行ったんだ。」

「っつうことは要は忘れ物を取りに行ったってことかい。またなんでわざわざ朝っぱらに。」

「靏蒔さんはあまり化粧の練習をしていることを人に言いたがりませんでしたわ。ですから人がほとんど来ないであろう朝の時間にメイクサロンに行ったのではないでしょうか。」

「で、結局何で犯人は香奈と由衣を殺すのに同じ方法を用いたんだ?最初はそういう話だったろ?」

「そこに至るにはもう1つ段階を踏む必要があるね。」

「もう1つの段階ぃ?」

「うん。それは“なぜ靏蒔さんは殺されたのか”について考えることだ。それを考えるためにもさっきの話を整理しよっか。」

「さっきの話、というとなぜ犯人と靏蒔殿がメイクサロンに行ったのか、ということでござるか。」

「そう。じゃあまずは犯人から。犯人は何でメイクサロンに行ったんだっけ?」

「おいおい、バカにすんじゃねえやい。手のケガを隠す化粧品を使うため、だったじゃねえか。」

「そのとおり。次に靏蒔さん。なんで彼女はメイクサロンに行ったんだっけ?」

「ポーチに入れ忘れた化粧品を人知れず取りに行くため、だったよね。」

「そうだね。じゃあこれが最後の質問。メイクサロンにこの2人が居合わせたのは偶然かな?それとも誰かの思惑があったのかな?」

「えーっとそうなると…。」

 

犯人と靏蒔さんが同じ時にメイクサロンに居合わせた。その状況になったのは…

 

 

 

選択肢セレクト

 

1.偶然

 

2.必然

 

→1.

 

「これだ!」

 

 

 

「偶然、だったんだよ。」

「なっ…!」

「犯人が犯行の際に手に傷を負ったのは偶々。そして靏蒔さんが朝にメイクサロンに行ったのも誰かに唆されてもことではない。だとすると2人が今日の朝メイクサロンに居合わせたのは全くの偶然だったというしかない。つまり靏蒔さんの方に犯人に殺される謂われはなかった、ということになる。そして、犯人も本来メイクサロンに来る予定はなかったということは…」

「犯人の側にも本来なら靏蒔を殺す理由はねえってワケか。」

「そういうこと。」

 

ということは最初の疑問にも自ずと答えが出てくる。

 

「じゃあ最初に立ち戻ろうか。犯人と靏蒔さん、2人がメイクサロンに向かった理由が分かった。そして2人がメイクサロンで出会ったことが偶然であったことも分かった。それならばなんで犯人はわざわざ同じ手口で靏蒔さんも殺したのかな?」

「偶然だったっつうことは最初は犯人も靏蒔を殺す気はなかったってことだよな?」

「なれば同じ手口であったことも“偶然”。咄嗟の犯行だった、ということでござるか…。」

「まあ、そういうことになるね。」

「じゃあ犯人も由衣のことは何も考えずに殺しちまったってことか…。クソッ…!」

 

恐らく靏蒔さんの殺人に関しては犯人も咄嗟に行ったことだろう。だけど誰かが来ることを全く想定していなかったかと言われるとそれはどうだったんだろう…?

 

 

 

議論開始

 

ハヤセ「まさか犯人が【考え無しに】」

 

 

ハヤセ「由衣を殺しちまってたなんてな…」

 

 

ダテ「腹立たしい限りでござる…」

 

 

カブラギ「……」

 

 

カナヤ「何だ?」

 

 

カナヤ「何か思うところがある顔だな」

 

 

カブラギ「…いや、」

 

 

カブラギ「メイクサロンに人が来る可能性を」

 

 

カブラギ「犯人は【多少は想定していた】気がしてな」

 

 

ライモン「なーに言ってんだ!」

 

 

ライモン「2人の死体は【全く同じ状況】だったんだ」

 

 

ライモン「人が来るなんて思ってたわけねえだろ!?」

 

 

そうか、ボクはあそこに引っかかってたんだ…!

 

【両腕のアザ)→【全く同じ状況】

 

「それは違うよ!」

 

 

 

「犯人は多分誰か来ても良いように警戒はしていたはずだよ。その証拠が靏蒔さんの死体に残ってる。」

「…アザ…!」

「おい鏑木!アザってどういうことだ!」

「…靏蒔の死体には両腕にアザがあった。事件以前には無かったものだ。」

「補足をすると両腕とも同じ位置にあったよ。しかも由衣さんは骨折している可能性もあるね。」

「それだけ両腕の同じ位置に強い圧をかけられた状態で靏蒔さんは首を絞められたってことだよ。」

「なんで犯人はそんなことしたんでい?」

「それは昨日起きたことを考えれば簡単なハズだよ。昨日犯人は犯行を行ったときどんな目に遭った?」

「そいつぁさっきからずっと言ってるし香奈の字に手を引っ掻かれたんだろ?」

「じゃあもし翌日同じく手で首を絞めることになったらどこを警戒するかな?」

「対象の手か。殺す対象の手を封じて前日の夜と同じ轍を踏まないようにしたわけだな。」

「その通り。」

「然れど犯人はどのように手を封じたんでござるか?」

 

犯人がどうやって靏蒔さんの両手を封じたのか。その方法は体勢を想像すれば簡単だ。

 

 

 

選択肢セレクト

 

1.縛り上げた

 

2.気絶させた

 

3.膝で押さえつけた

 

→3.

 

「これだ!」

 

 

 

「首を絞めたときの体勢を想像すれば簡単だよ。咄嗟に首を絞める以上何かもので抑えることは難しい。だけど両手はもちろん首を絞めるために塞がってしまう。だから犯人は膝で両腕を押さえつけてから首を絞めたんだ。」

「…人一人の体重がかかれば確かに腕の骨が折れてもおかしくはないな。」

「犯人はもしメイクサロンで傷を隠している最中に人が来てしまったらこの方法でもう1人殺すことまでは想定していたと思うよ。時間も考えれば低い可能性だったけど実際にそうなってしまっているしね。」

「メチャクチャ狡猾な犯人じゃねえか!」

 

だけどもう既に犯人は絞られている。言村さんと靏蒔さん、2人を殺害した犯人が同一人物だということになった時点で。だけど扼殺そのものは珍しい手口じゃない。だからそのことを肉付けしていくために靏蒔さんの殺害の背景を探っていく必要があった。そちらも2人の別々の確固たる目的が不幸な偶然として重なった結果という形で成立した。

こうなれば後はあのときの出来事、そしてあの時の発言が犯人を絞る要素として大きな意味を持つ。

まずはあの人にその事実を叩き付ける…!

 

「そうだね。犯人はかなり狡猾だ。だけど靏蒔さんの事件がきちんと言村さんを殺した犯人と同一人物によるものと証明された今、既に犯人は丸裸も同然だよ。」

「マジかよ!深見ちん、そいつは誰なんだい!!?」

 

一度みんなに視線を向けた後ボクはゆっくりとその人に視線と人差し指を向ける。

 

「今回の連続殺人事件、その犯人は…!」

 

 

 

指名しろ!

【クレイグ・ホワイトバーチ】

 

「キミしかいない!」

 

 

 

「俺ちん…?」

「クレイグ殿が…?」

 

まだみんなは飲み込み切れていないという状況だ。その中でたった一人、鏑木クンだけは違った。

 

「…深見、そう言うからには何か根拠があるんだろう?」

「うん、もちろん。」

「…ならば私の方から質問させてもらう。…これまでの裁判の中で容疑者となったのは5人だ。」

「確か防犯カメラのインターバルについて知っていたクレイグ、深見、速瀬、津田、伊達の5人だったな。」

「…その中で明確に犯人であることが否定されたのは津田たった1人だ。ならば深見、お前含め3人が犯人ではない根拠は何だ?」

 

その質問は妥当なものだ。ならば1つ1つ解決していこう。

 

「じゃあまずはボクと伊達クン。ボク達は同じ要因で犯人ではないと言えるんだ。」

 

ボク達2人が犯人ではないことを証明するもの、それは…!

 

 

 

選択肢セレクト

 

1.言村の死体発見アナウンス

 

2.靏蒔の死体発見アナウンス

 

3.朝のモノトラアナウンス

 

→2.

 

「これだ!」

 

 

 

「…靏蒔の死体発見アナウンス?」

「そう。死体発見アナウンスの条件は3人が死体を発見すること。」

「…モノトラ、その3人に犯人は含まれるのか?」

「これまでも受けてきた質問だがよ、そもそも死体発見アナウンスは推理の材料じゃねーぜ?ま、だがいいか。どうせ答えるまで引き下がらねーだろうしな。今回の場合は含まねー。」

「うん、ならば確実だ。今回、靏蒔さんの死体発見アナウンスに関わる3人はボク、伊達クン、そして雷文クン。」

「…それは確実なのか?」

「朝の時点では誰も死体を発見していなかった。そして2人を探すことになったときに雷文クン達と別の方向から真っ先に3階に向かったのがボクと伊達クンだった。つまり僕たち2人より先に靏蒔さんの死体を発見していた人がいた可能性は低いんだ。」

 

説明をしながら周囲を見渡す。誰もボクと伊達クンより先に死体を発見したと言い出す人はいない。つまりこの仮説は正しかったということだ。

 

「…深見と伊達については分かった。ならば速瀬はどうだ?」

「こちらは速瀬さんの発言が証拠になり得る。防犯カメラの話題が出たとき、速瀬さんはその存在を忘れていたかのような発言をしていた。言い換えるとインターバルのことも忘れていた可能性が高いんだ。」

「…嘘を吐いていた可能性は?」

「理由がないんだ。彼女がインターバルについて知らされていたハズであることは事実。それを証明する人もいる。そんな中で防犯カメラの存在を忘れていた、という嘘を吐くことのメリットはない。だからこそ速瀬さんの発言はホントである可能性が高いんだよ。」

「…状況証拠ではあるが、確かに速瀬である可能性も低そうだ。だそうだが、クレイグ。」

 

ボクが一番にクレイグクンを疑う理由について整理ができたところで鏑木クンはクレイグクンに話を振る。

 

「……だそうだが…?」

 

クレイグクンの声は震えている。

 

「死体発見アナウンスはともかく、速瀬ちんのは無罪の証明になってねえだろうがよ!!!」

「!!!」

「甘い甘い甘い甘い!甘えんだよ深見ちん!!!そんな理由で俺ちんが納得すると思ったら大間違いだ!!!俺ちんが犯人じゃねえって証明してやるから見てやがれ!!!!」

 

 

 

議論開始

 

クレイグ「俺ちんは犯人じゃねえ!!」

 

 

クレイグ「速瀬ちんが犯人である可能性は」

 

 

クレイグ「まだ残ってるぜ!!」

 

 

キダ「確かに速瀬さんの方は」

 

 

キダ「【根拠に乏しい】ですが…」

 

 

クレイグ「扼殺なんて【誰でもできる】!」

 

 

クレイグ「インターバルも【どっちも知ってる】!!」

 

 

クレイグ「【止血はどうしたんだよ】!!?」

 

 

クレイグ「靏蒔ちん殺害時の【アリバイもねえ】!!!」

 

 

クレイグ「こんな状況で」

 

 

クレイグ「どっちが犯人かなんて【分かるわけねえ】!!!」

 

 

カブラギ「…さあ、どう打ち破る?」

 

 

あの証言、もしあれに関わるものだとすれば犯人はクレイグクンしかありえない!!

 

【雷文の証言)→【止血はどうしたんだよ】

 

「その言葉撃ち抜くよ!」

 

 

 

「止血の方法、それを示すのはある人の証言だ。」

「何だと?」

「雷文クン、昨日の夜のこと、ここでもう一度証言してもらえる?」

「お、おう?昨日の夜中、3時にはなんねえくらいなんだけどよ、喉渇いてキッチン行こうと部屋を出たらよ、寄宿舎のどっかからか焼き肉をしてる匂いがしてきたんだ。誰か夜食でも食ってんのかと思ったんだがさっすがに夜中に焼き肉は重えだろ?結局何だか分かんねえなって思ってたら今日のこの騒ぎってワケだ。」

「うん、ありがとう。この証言が犯人の止血の方法に繋がるんだ。」

「は?んなワケねえだろ!誰かの夜食までこじつけて俺ちんを犯人にしてえのかよ!!!」

 

こうなったらもう理屈で何を言っても認めないだろう。だったら完璧な答えで完膚なきまでに叩きのめす!!!

 

 

 

パニックトークアクション

 

「ありえねえ!!」

 

 

「意味分かんねえ!!」

 

 

「他にも容疑者はいんだろうがよ!!」

 

 

「甘え甘え甘え甘え!!!」

 

 

「夜食がなんだってんだ!!?」

 

 

「こじつけだ!!」

 

 

「速瀬ちんはどうなんだよ!!」

 

 

「嘘吐いてるだけかもしれねえじゃんか!!」

 

 

「止血の方法を説明してみろよ!!」

 

 

『焼き肉の匂いがどう止血に繋がるか説明してみろよ!!』

 

《はん》《だ》《ご》《て》

 

「これで終わりだよ!」

 

 

 

「っ!!」

「クレイグクン、防犯カメラの改造に関してはんだごてを使えば簡単だってそう言ってたよね?」

「…ああ、言ったね。」

「はんだごては高温を発する電子工作の道具だ。金属を溶かせるくらいにね。その高熱を使えば傷口を焼いて止血するくらい簡単なんじゃない?」

「だから焼き肉の匂い、か。」

「人とは言え肉を焼いているんだ。焼き肉の匂いがしてもおかしくないね。」

「これでどうかな。ここまでの全ての状況がクレイグクン、キミがこの事件の犯人だと示していると思うけど。」

「……そこまで、分かっちまうのかい。こりゃあ俺ちんの負けだ。」

 

最後の砦を崩されたクレイグクンはそう呟いて俯いた。

 

「最後に、この事件の全てをまとめて終わらせるね。」

 

                    ・

                    ・

                    ・

 

【生存者】

超高校級の探偵          深見優(フカミユウ)

超高校級のレーサー        速瀬マハ(ハヤセマハ)

超高校級のバスケットボール選手  雷文竜(ライモンリュウ)

超高校級の外交官         金谷秀征(カナヤシュウセイ)

超高校級の医者          津田真理奈(ツダマリナ)

超高校級の歴史学者        伊達小十郎(ダテコジュウロウ)

超高校級の大工          鷹岡筋次(タカオカキンジ)

超高校級の???         鏑木麗(カブラギレイ)

超高校級のハッカー        クレイグ・ホワイトバーチ

超高校級のバイオリニスト     木田結弦(キダユヅル)

 

残り10人




えー、自分でもビックリするくらい長くなりました。前半の7割増しくらいの文量になっております。
次回はなぜ彼がこんな事件を起こしたのか、その真相が明らかになっていきますのでお楽しみに!

今回は想定外の文量にHPが切れてしまいましたので、設定裏話はお休み、ということでお願いします…。ということでまた次回お会いしましょう!

前作の反省を生かして早々に推しのアンケートをしてみたいと思います!

  • 深見優
  • 速瀬マハ
  • 雷文竜
  • 金谷秀征
  • 羽月翔子
  • 津田真理奈
  • 伊達小十郎
  • 鷹岡筋次
  • 言村香奈
  • 美作奏
  • 鏑木麗
  • 泊直哉
  • クレイグ・ホワイトバーチ
  • 靏蒔由衣
  • 大地真英
  • 木田結弦
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