ダンガンロンパシンフォニア〜ボクの愛と希望の法廷〜   作:パルティアン

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CHAPTER4 (非)日常編4

キーン、コーン・・・ カーン、コーン・・・

 

「おはようございます。7時になりました。今日も1日元気に頑張りましょう。」

 

さて、動機発表の翌日だ。ここからが本番、コロシアイが本格的に起こってもおかしくない段階だ。でもまずは朝食を食べてこれからのことを金谷クンと真理ちゃんと相談しよう。

 

 

 

レストランに着くと今日は既に鷹岡クンが来ていた。何だかみんなに言いたいことがあってうずうずしている様子だ。そんな鷹岡クンを見ているとこっちまで何だか落ち着かない気分になってくる。

 

「はよーっす。」

「おはようございます。」

 

みんなが集まって朝食を食べ終えると、みんなにくらやみハウスの改装を提案したときと同様に鷹岡クンはすっくと立ち上がった。

 

「今日はおめえらに1つ報告がある!」

「報告?」

「おう!かねてから進行していたくらやみハウスの改造計画だが、この度、遂に完成を迎えられそうだ、ということが分かった!」

「迎えられそう、って随分曖昧な表現をするんだね。」

「あー、正確にはまだ完成しちゃいねえからな。と言っても最後の調整をするだけでよ、遅くとも今日の午前の内には試運転も終えて完成させることができそうなんだ。」

「だから早々に俺達にも報告した、という訳か。」

「おうよ!それで、何だが。せっかくだ。できたてほやほやなところで全員で遊ばねえか?プレオープンって奴だ。実はコイツも早めに報告した理由の1つだ。どうでい?」

 

つまり今日は完成したお化け屋敷でみんなで遊ぼう、とそういう訳だ。となると昨日までの時点で何か特段怪しい動きも見られなかったし、ボク達の心配は杞憂だったと考えることが出来そうだ。

 

「うん、いいんじゃないかな?何時頃だったら確実に大丈夫そう?」

「んー、あー、そうだな。3時なら確実に大丈夫だ!だから、2時50分ホラーハウス前集合、ってことでどうだ?」

「昼飯をしっかり食って、元気な状態でってことだな!」

「楽しみになってきましたわね・・・。」

 

こうして遂にくらやみハウス改めホラーハウスは完成し、日の目を見ることになった。

念のため、午前中もボクと金谷クンでカフェから見ていたが何やら大きな人形を運んでいたこと以外は特に気になることもなく、無事昼食の時間をむかえることになった。

 

 

 

昼食を食べ終わって2時間と少し。ボク達は4階ホラーハウス前に集合していた。

 

「よおし、全員集まったな!出来ることなら死んだ奴らにもコイツを見せてやりたかったが、できねえもんは仕方ねえ。アイツらの分までオイラ達が楽しむぞ!」

 

開会の挨拶とばかりに鷹岡クンがみんなの前で口上を述べる。そしてその後伊達クンからホラーハウス内での注意事項を聞く。マジメな注意事項ではあるのだが、これからのホラーハウスに向けた演出も含んでいるのか、ちょっと怪談を語るような口調だった。

続いて鷹岡クンが取り出したのは鷹岡クンを除く全員分のくじ。鷹岡クンを先頭に、誰がどんな順番でホラーハウスに入るのか、その隊列を決めるためのものだ。最初に一番近くにいた雷文クンがくじを引き、それに続くようにボク達もどんどんとくじを引いて隊列は決まった。

 

「そんじゃ入るぞ!」

 

万が一に備えたお互いの身体チェックを終えると雷文クンが引き戸を開ける。最後方になった彼はドアの開け閉めも鷹岡クンにお願いされていた。鷹岡クンを先頭にゆっくりとみんなが入っていく。するとまず目にはいたのはイスに座った魔術師。大きな水晶玉を目の前に置き、しわがれた声でこれから不吉なことが起こるということを話していた。

そこから先は様々な元々くらやみハウスで障害物の役割を果たしていた様々な道のりを利用した色々な仕掛けがボク達を脅かしにかかった。

 

「きゃっ!何か踏みました・・・ってこれ腕ですわ!!?」

「どわあ!壁から腕がっ!」

 

そんなボク達の様子を見て鷹岡クンはご満悦と言った様子だ。どうやらこの少人数でも楽しめるよう、できる限り色々な動きを再現できる機械を作って設置しているとのことだった。

そんな鷹岡クンの技術の粋が詰まったお化け屋敷を堪能しているとふと後ろから引っ張られる感覚があった。後ろを見てみると真理ちゃんがボクのコートの裾をがっちりと掴んでいた。

 

「・・・怖いの?」

「はは・・・。なめないでもらいたいな。こんな子供だましで、ボ、ボクがこわ、怖がる訳なんてないじゃんか!」

 

怖いんだな。こういうところは昔から相変わらずだ。彼女は昔からこういうホラーが苦手だ。お化けなんて非科学的だなんだと言いながら夏場の心霊番組から目を逸らす彼女の姿をボクは幾度となく見てきた。特に苦手なのは大きな音や飛び出しで急に脅かしてくるタイプのもので、特に大きな音に関してはホラーに関係ないところでの突然の爆音にも身を竦めるくらいだ。

 

「うきゃあっ!!」

 

あ、また腕だ。プルプルと震えるその姿はまるで小動物を見ているみたいで愛らしい。とは言えそのまま放置するのは後でどんな嫌味を言われたものか分かったものじゃないな。

 

「大丈夫、ゆっくり行こう?」

「・・・うん。」

 

周りの進行を妨げないように、それでいて真理ちゃんを置いていかないように最新の注意を払って進んでいく。時々腕の生えてくる柔らかい壁伝いに進んでいく。するとスロープのあるエリアにたどり着いた。

鷹岡クンはボク達を一度見遣るとさあ行くぞとばかりにまたどんどんと進み始める。鷹岡クンが床のスポットライトを通り過ぎた瞬間、意図に吊された血塗れの生首が降りてきてこちらに恨めしげな視線を向けている。真理ちゃんが大丈夫かと振り返ろうとしたその瞬間。

 

「いってええええ!」

 

速瀬さんの悲鳴。何事かと思った直後、ボクは何かに足を払われて掌と膝に衝撃が走った。その後も後ろから何人かの悲鳴が聞こえた。どうやら将棋倒しのようにみんな転んでしまったらしい。

 

「いってて・・・。」

「皆の者、大丈夫でござるか!」

「・・・大丈夫だ。」

「おい、鷹岡!ちっとストップ!何だかみんな転んじまった!」

 

先頭の鷹岡クンに置いて行かれないよう雷文クンが声をかける。

 

「・・・。」

 

しかし返事はない。

 

「おい、鷹岡!聞こえてねえのか!?返事しろって!」

「・・・・・・。」

 

沈黙を返す鷹岡クンに雷文クンは重ねて声をかけるがそれでも沈黙が重なるだけだった。

・・・何か、嫌な予感がする。

 

「ごめん、ちょっと1回誰か電気つけて!このままじゃ周りもよく見えない!鷹岡クン探そう!」

「それならば某が!」

 

これが杞憂ならそれでいいんだ。せっかくの初めてのホラーハウスだったのに、と鷹岡クンにどやされるだけなのだから。怖いのはそうじゃなかったとき。その疑念を払拭するため、この大きなホテルの一角の小さな屋敷に明かりが灯る。

パチンという音と共にライトが灯る。そしてそこで目にしたのは足を押さえてうずくまる速瀬さん。そして、

 

 

 

 

 

決して見晴らしが良いとは言えない丘の上にすらたどり着くこと無く倒れ臥して息絶えた鷹岡クンの姿だった。

 

 

 

 

 

CHAPTER4 別れの曲と言う勿れ  非日常編

 

 

 

 

 

「何だよこれっ・・・!?」

「鷹岡、さん・・・?」

 

動揺が広がる。何が起きているのか飲み込めないといった感じの人もちらほら見られる。当たり前だ。だってこうならないために対策を講じてきたのだから。このホラーハウスに入るときだって万全を期すために先に身体チェックを行ってから入っている。それにも関わらずコロシアイは起こってしまった。

 

「おーす、盛り上がってんなぁ!!」

 

ボク達があまりにも突然の出来事に思考停止しているとそこにモノトラが現れた。

 

「ぐぷぷ・・・。いいねーいいねー。オマエラの困惑したその顔、それが見たかったんだ。」

 

そんなことを言いながらボク達にモノトラファイルを配って歩く。馬鹿にしたようなモノトラの態度には腹が立ったがそんなことを気にしても仕方が無い。事件が起こらないように細心に注意を払ってきた中で起こったこの事件が孕む謎は一筋縄ではいかないだろうから。

 

 

 

-捜査開始-

 

まずはモノトラファイルの確認をしよう。

 

 

モノトラファイル4

被害者は“超高校級の大工”鷹岡筋次。死亡推定時刻は午後3時5分頃。

死因は鈍器のようなもので頭部を殴打されたことによる頭蓋骨の陥没骨折。

死体はくらやみハウス改めホラーハウス内で発見された。

 

 

「ふーむ・・・。ほとんどは見れば分かる状況って感じかな・・・。もう少し細かい情報は検死を待つ必要がありそうかな。」

 

 

 

コトダマゲット!

【モノトラファイル4)

被害者は“超高校級の大工”鷹岡筋次。

死亡推定時刻は午後3時15分頃。

死因は鈍器のようなもので頭部を殴打されたことによる頭蓋骨の陥没骨折。

死体発見現場はホラーハウス。

 

 

 

さて、被害者の大まかな情報が分かったところで現場の捜査を開始しよう。既に真理ちゃんもモノトラファイルの確認を終えて検死に入っている。ならばボクはまず周囲の捜査からはじめよう。

まずはこのホラーハウス全体。このホラーハウスは元々はくらやみハウスと呼ばれる施設で、単純に真っ暗な部屋の中に色々な道のりが用意されていただけだった。そのような状態では危険ではないかと考えた鷹岡クンがどうせならとお化け屋敷に改造した、というのが今この部屋がホラーハウスとなっている経緯だ。事件の舞台が整えられた背景だし覚えておこう。

 

 

 

コトダマゲット!

【ホラーハウス)

元々はくらやみハウスと呼ばれる部屋だった。

そのままではコロシアイを引き起こすかも知れないと考えた鷹岡によって改造が施された。

 

 

 

鷹岡クンが殺害されたのは元々のくらやみハウスにもあったスロープになっているエリア、その上り坂の中盤辺り。明かりが付いた今の状態で見てみるとそこそこ急な坂になっている。

このスロープに入る直前の部分は室内にしては長い直線になっている。

このホラーハウスには他にも色々な場所があったにも関わらずあえてここを選んだ理由は何だろう?

 

 

 

コトダマゲット!

【スロープ)

元々のくらやみハウスにもあったエリア。

鷹岡はその上り坂の中盤辺りで殺された。

そこそこ急な坂道になっており、エリアにたどり着く直前には室内にしては長い直線がある。

 

 

 

まずこの部屋の状態についてはこんなところかな。

まだ検死は続いていそうだからみんなに話を聞いてみよう。特に鷹岡クンの改造の手伝いをしていたメンバーには話を聞く必要があるだろう。

まず目に付いたのは近くを捜査していた鏑木クン。

 

「あれ、鏑木クン、壁に何かあった?」

「・・・いや、特には。」

 

と言いつつ鏑木クンは壁を触りつつ歩く。この壁には何か布のようなものが取り付けられているようで、掌で押すとボワッと反発が返ってくる。時々血塗れの腕のようなものが布の切れ目から顔を覗かせるので、ホラーハウスの中で度々見た手はここから生えてきていたのだろう。

 

「この壁どうやって作ったの?」

「・・・暗幕だ。入口からゴールにかけて全体的に床まで届く長さの暗幕を張っているんだ。一部は壁から少し離して上下を接着剤で固定することで後ろにスペースを確保してそこに腕を隠しているんだ。」

「なるほど・・・。」

「・・・壁を不安定にする狙いもある。」

「総じてここのホラーハウスには演出のための暗幕が張ってあって、その後ろには多少のスペースがあった、ってことだね。」

「・・・そういうことになる。」

 

 

 

コトダマゲット!

【暗幕)

入口からゴールにかけて壁に全体的にかけられている。

床に届くほどの長さがあり、その一部は上下を接着剤で固定して後ろに演出のためのスペースを確保している。

 

 

 

とそうこうしているうちに入口まで戻ってきてしまった。

入口の付近には魔術師を模した人形が置かれている。

 

「そう言えばこの人形すごくできが良いね。」

「・・・倉庫にあったコスプレグッズと余った木材で鷹岡が作っていた。」

「音声は?」

「・・・電子しおりに録音機能がついていた。その音声をアラームに設定することで好きなタイミングで音声が流れるようにしていた。」

 

電子しおりにそんな機能があったのか・・・。

もう少し人形を調べてみよう。この人形は魔術師らしく大きな水晶を持っている。と言ってもこれは博物館のガラス製のレプリカのようだけど。だから落とさないように気を付けよう。これだけ大きなものでも床に落とせば割れてしまうだろう。

 

 

 

コトダマゲット!

【魔術師の人形)

ホラーハウスの入口に置かれていたもの。

目の前には博物館に展示されていたガラス製のレプリカの水晶玉が置かれている。

落としたら割れてしまうと考えられるので注意が必要。

 

 

 

「ガラスのレプリカを使ってるんだね、この水晶玉。」

「・・・ん?レプリカ?」

 

水晶玉の話を振ると鏑木クンは怪訝そうな顔をこちらに向けた。

 

「・・・そんなはずはないはずだが・・・?」

「え、どういうこと?」

「・・・鷹岡はこの人形にバックヤードにしまわれている本物の水晶玉を使うと言っていたのだが・・・。」

「そんなことをして大丈夫なの?」

「・・・モノトラには許可を取ったと言っていた。」

「うーん・・・。だとしたらなんでここにあるのはレプリカの方なんだろう・・・?」

 

 

 

コトダマゲット!

【鏑木の証言)

鷹岡は魔術師の人形には博物館にしまわれている本物の水晶玉を使用すると言っていた。

その件についてはモノトラからも許可が取れていたらしい。

 

 

 

よし、鏑木クンに聞けそうなことはこんなところかな。

鏑木クンにお礼を伝えてボクはもう一度ホラーハウスの中に戻った。

するとそこでは伊達クンが捜査をしていた。彼もまた改造に携わったメンバーだ。

ボクが近づいてきたことに気付いたのか、伊達クンは捜査をしつつもその顔をこちらに向ける。

 

「おお、深見殿。順調でござるか?」

「うん、まあそれなりに。」

「で、某に話があるんでござろう?」

「あ、分かっちゃった?」

「某はここの改造に関わっていたでござるからな。話を聞きたい者も大勢おろう。で、何が聞きたい?」

 

プレオープンでホラーハウスに入る前にボク達は身体チェックを受けている。だとすると犯人が凶器を持ち込んだのはそれより前。今日の午前中までここは鷹岡クン達が改造を行っていた。つまり外部の人間に何か殺人の準備が出来たとは考えにくい。となると殺人の準備が行われたとしたらこのプレオープンに至るまでのわずかな時間、もしくはここの改造に携わっていたメンバーが作業のついでに殺人に必要なものを持ち込んだか。どちらにしてもこのホラーハウスに違和感がないか聞いておく必要がある。

 

「今日の午前中の最終仕上げが終わった後と今事件直後でホラーハウスに何か変わったことってある?」

「ううむ・・・。まだ全てを調べたわけではござらんが、今のところは特には、としか言えんな。」

「そっか・・・。」

 

とすると誰かがここに侵入したとは考えにくい、か・・・。ならば次に聞いておくことは・・・。

 

「じゃあ昨日の動機の発表から午前の最終仕上げまでの間に何か怪しい動きをした人はいなかった?」

「なるほど。確かにこの中に長いこといた某達が怪しいのは道理でござるな。とは言っても何か特段怪しい者はおらなかったと思うがなぁ・・・。」

「そっか・・・。」

「あ、されど1つだけ怪しいという訳ではござらんが急だと思ったことがござったな。」

「どういうこと?」

「まあ深見殿もホラーハウスに入ったわけでござるから見ていると思うでござるが、ホラーハウスの入口の魔術師の人形、あれは今日になって急遽設置することになったござる。」

「え、今日?急遽?」

「うむ。始めはどこからともなく何者かの声が聞こえてくる、という演出にする予定でござったが、どうせならと鷹岡殿が言い出してな。それでコスプレセットを使って設置することになったでござる。」

「とどのつまり鷹岡クンの発案で今日になって急遽魔術師の人形を設置することになった。必要なものはホテルで用意できるものを活用した、ってことだね。」

「その通りでござる。急な話になった分、人形の用意は鷹岡殿が全部やっていたでござるがな。」

 

ってことはあの人形は結果的に鷹岡クンの一存で発案・準備が行われた、ってことか・・・。

 

 

 

コトダマゲット!

【伊達の証言)

入口の魔術師の人形は今日の朝になって鷹岡の発案によって設置されたもの。

準備もホテル内のものを使って鷹岡が1人で準備した。

 

 

 

伊達クンに聞けそうなことはこんなところかな。

最後は雷文クン、かな。

 

「雷文クン!」

「おう、深見。どうした?」

 

普段から仲間思いな雷文クンで、これまでに殺人が起こったときも苦しそうな顔をしていたけれど今回は特別苦しそうだ。努めて明るく振る舞っているが、どこかその声色は暗い。雷文クンはよく鷹岡クンと一緒に行動していた。ムリもないかもしれない。けれどそういう話は今は後回し。まずは学級裁判を生き延びなければ鷹岡クンを悼むことも赦されないのだから。

 

「実はここを改造しているときの話を聞きたくて。」

「ああ、そういうことならいいぜ。まあメンバーは言うまでもねえか。言い出しっぺの鷹岡とオレ、伊達、鏑木の3人だ。オレ達全員基本的には色々動き回ってたから作業の合間に殺しの準備をするってのはムリだったと思うぜ。」

 

やっぱりそうだよな・・・。誰がどんなイレギュラーな動きをするか分からない状況下で殺人の準備をするのは可能な状況が生まれていたとしてもリスクが大きすぎる。だとすると犯人はどうやって犯行の準備を進めたのだろう?

 

 

 

コトダマゲット!

【改造に携わったメンバー)

ホラーハウスの改造に携わったのは改造の発案者である鷹岡とその手伝いを申し出た雷文、伊達、鏑木の計4人。

 

 

 

「そう言えばプレオープンの時って色々雷文クンが手伝いをしてたよね?」

「おう。」

「その時のことを教えてくれる?」

「つっても大したことはねえけどな。念のための身体チェックをして、列を整理してドアの開け閉めをしただけだ。」

「身体チェックのときのことを聞いてもいい?」

「ああ。一応改造を施したとは言え、ホラーハウスである以上部屋の中は暗い。念には念を入れ、ってことでチェックを入れたんだ。」

「結果は?」

「女子はさすがに女子同士でやってもらったがよ、どちらからも何か特段凶器が見つかったって報告は上がってねえ。」

「つまり犯人はプレオープンの時に凶器を持ち込んだわけじゃない、ってことだね。」

 

特に話を聞かないのだから、と思っていたけれどやっぱり身体チェックでは特には何も見つかっていないのか・・・。

 

 

 

コトダマゲット!

【身体チェック)

暗い部屋に入るということで念のため身体チェックを行った。

その際何か凶器に当たる物が見つかるということはなかった。

 

 

 

そう言えば今雷文クンは“列を整理した”と言っていた。だとすると事件発生直前のみんなの位置関係が分かるかも知れない。

 

「雷文クンが列を整理したってことはみんながどんな順番で並んでたか分かるってこと?」

「ん?ああ、ついさっきのことだから覚えてるぜ。元々はみんなで入るんなら列が整理しやすいってことだったんだがよ、順番を決めるためにわざわざくじまで作ったんだぜ?」

「そういうことだったんだね。それで順番はどんな感じだった?」

「おう。先頭が鷹岡だろ?そんでそこから順に速瀬、深見、津田、木田、伊達、金谷、鏑木。一番後ろがオレだ。そんで最後に入ったオレがドアを閉めた、って感じだ。丸っきり一列だったから誰かが抜かそうとすれば前の奴が気付いたと思うぜ。」

 

つまり直接鷹岡クンを殺害できた人物は限られる、ってことか。

 

 

 

コトダマゲット!

【プレオープンの列)

ホラーハウスに全員で入るに当たって管理しやすい形ということでみんなで一列になって入った。

順番は先頭から鷹岡→速瀬→深見→津田→木田→伊達→金谷→鏑木→雷門の順。

 

 

 

改造に関わったメンバーに聞ける話はこんなところか。そろそろ真理ちゃんの検死も終わる頃だろうしもう一度事件発生現場に戻って真理ちゃんに話を聞いてみよう。

 

                    ・

                    ・

                    ・

 

【生存者】

超高校級の探偵          深見優(フカミユウ)

超高校級のレーサー        速瀬マハ(ハヤセマハ)

超高校級のバスケットボール選手  雷文竜(ライモンリュウ)

超高校級の外交官         金谷秀征(カナヤシュウセイ)

超高校級の医者          津田真理奈(ツダマリナ)

超高校級の歴史学者        伊達小十郎(ダテコジュウロウ)

超高校級の???         鏑木麗(カブラギレイ)

超高校級のバイオリニスト     木田結弦(キダユヅル)

 

残り8人




遂にことが起こってしまいました・・・!手段も凶器も不明瞭な今回の事件、一体犯人は誰なのでしょうか・・・!?乞うご期待!
さてさて今回の設定裏話は「超高校級の特技」と参りましょう!

深見優→利き紅茶
「銘柄から産地まで何でも分かるよ。」

速瀬マハ→ベンチプレス
「強いGに耐えなきゃならないからな!」

雷文竜→バカッコイイ奴
「ペットボトルだろうとなんだろうと狙ったとこに一発だぜ!」

金谷秀征→多言語聖徳太子
「大概の言語は同時に話されても聞き分けられるぞ。」

羽月翔子→反復横跳び
「脚力には自信あるんだ!」

津田真理奈→活け造り
「一番最高な状態でお届けさ。」

伊達小十郎→剣道
「武士の嗜みでござる。」

鷹岡筋次→クライミング
「色んなとこに登ってる内にな!」

言村香奈→フラッシュ暗算
「これくらい朝飯前だよー。」

美作奏→絶対音感
「何だろうとピッタリ音を当てちゃうっすよ!」

鏑木麗→遠当て
「・・・どこで習得したのか記憶にないのだがな。」

泊尚輝→札勘
「2回やって数字がズレたことはありませんね。」

クレイグ・ホワイトバーチ→寿司打
「大幅に元を取ってやったぜ?」

靏蒔由衣→ダーツ
「的を狙うなら問題ない。」

木田結弦→譜起こし
「流行の曲を起こしたりもしますわ。」

比較的才能に関連する特技が多かったでしょうか?それともこんな一面が、となったでしょうか?物語も後半戦ですが、ここから物語も加速していきます。その最初の段階として4度目の学級裁判を楽しんでいただければと思います!それではまた次回!

前作の反省を生かして早々に推しのアンケートをしてみたいと思います!

  • 深見優
  • 速瀬マハ
  • 雷文竜
  • 金谷秀征
  • 羽月翔子
  • 津田真理奈
  • 伊達小十郎
  • 鷹岡筋次
  • 言村香奈
  • 美作奏
  • 鏑木麗
  • 泊直哉
  • クレイグ・ホワイトバーチ
  • 靏蒔由衣
  • 大地真英
  • 木田結弦
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