ダンガンロンパシンフォニア〜ボクの愛と希望の法廷〜   作:パルティアン

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CHAPTER1 小さな夜の絶望
CHAPTER1 (非)日常編1


CHAPTER1 小さな夜の絶望 (非)日常編

 

キーン、コーン… カーン、コーン…

 

「おはようございます。7時です。今日も一日元気に頑張りましょう。」

 

夢、だと思いたかったけど、やっぱり昨日の出来事は現実だったみたいだ。それは今流れたモノトラの不快なアナウンスがいやというほど思い知らせてきた。昨日は結局一度部屋に戻ったっきり、みんな外に出てくることはなかった。この異常な状況に食欲も湧かず、みんなそのまま部屋で眠ってしまったみたいだ。ただやっぱり人体というのは不思議なもので、こんな異常な状況下でも一度落ち着くとお腹が空くみたいだ。

 

「…仕方ない。とりあえず、コンビニでも行こうかな。」

 

そう思って扉を開けると、扉の前には美作さんがいたようだった。

 

「ビックリしたっすねぇ!あ、深見サン、おはようございます!」

「あ、ごめん、おはよう。どうしたの?」

「いやー、不思議なもんすねぇ。こんな状況でもお腹はちゃんと空くみたいっす。なんで朝食を食べようかと思って。」

 

どうやら美作さんも同じ考えだったらしく、一緒にコンビニに向かうことにした。

ホテルのエントランスを入ると、食堂の方から何やら良い匂いがしてきた。

 

「何か良い匂いがするっすね!誰かご飯作ったんすかね?」

 

と美作さんがすすすーっと食堂へと引き寄せられていく。と言っても僕もその後ろを付いていくように引き寄せられていったんだけど。食堂の扉を開けると、テーブルの上には一日の朝ご飯とは思えないほどのごちそうが用意されていた。食堂には他に誰もいないし、モノトラが用意したんだろうか?

 

「うっはー!すごいっすねぇ!いただきまーす!!」

 

美作さんは目をキラキラさせながら料理へと走って行き、息つく間もなくその料理を食べ出した。

 

「ちょっと、美作さん!それモノトラのワナかも…!毒が入ってるかもよ…!」

「ひーんふぁいないっふよ!」

「いや、ちゃんと飲み込んでから話してよ…。」

 

美作さんは口の中に入っているものをきちんと飲み込むと、再び『しーんぱいないっすよ!』と言った。

 

「何でさ?」

「だって昨日のモノトラの言いぶりからするとモノトラは自分たちにコロシアイをさせたいんすよね?だったらモノトラ自身が手を出すのってコンセプトから外れるじゃないっすか。」

「まあ、そうだけど…。」

「そ、れ、に!今こうしてて大丈夫って事は、他の皆サンが毒を盛ってたりもして無さそうっすし、ただただおいしい朝ご飯っすよ!」

 

そう言うと美作さんはもう一度ご飯を食べ出した。その様子を見ているとボクのお腹もギュルル~と再び鳴り、ボクも我慢できなくなった。

 

「あーもう!後は野となれ山となれ。だ!ボクも食べる!!」

 

そうして2人で食事をしていると、匂いを嗅ぎつけてきた他のみんなも集まってきて、食堂で朝から大宴会、という状況になった。

一通り食べ終わってみんなが満腹になると、一息ついたところで靏蒔さんが提案があると言って立ち上がった。

 

「今日これからみんなに協力してもらいたい事があるんだがいいか?」

「そりゃ内容によるんじゃねぇかぁ?」

「それもそうだな。今日みんなで手分けしてこのホテルについて調べられないかと考えている。もしかしたらあのモノトラとやらが気付いていない抜け穴が存在するかも知れないからな。」

「ほんとにそんなもんあるのかねぇ?」

「やってみなければ分からんだろう。」

「なかったら?靏蒔ちんどう責任取ってくれんの?みんなの前で裸で逆立ちして三回回ってワン!とかかい?」

「…貴様、茶々を入れるな。そもそも貴様昨日からその態度はなんだ!?みんなを混乱させる発言ばかりして!!」

「場を和ませるためのジョークでしょうよぉ。靏蒔ちん、そんなにクソ真面目で疲れねぇの?」

「私はこれが素だ!」

 

非常にマジメな靏蒔さんと人を食った態度を取るクレイグクン、合うわけがなかった。今にも喧嘩が始まりそうな雰囲気だ。

 

「だーっ!!ストップストップ!!ケンカすんなっての!!」

 

そろそろ止めないとマズいと思っていたタイミングで雷文クンが2人の間に割って入った。こういうときに彼の恵まれた体格はうらやましい。

 

「靏蒔のきちんと調べときてえって気持ちも分かるし、そんで出口が見つからなかったらっつうクレイグの不安も分かるが、とりあえずやってみようぜ?見つかんなかったらそんときはそんときでまた考えりゃいいじゃねえか。」

 

雷文クンの言葉に2人、特に今にも大噴火を起こしそうだった靏蒔さんが矛を収める。

 

「よーし、じゃあくじ引きしようぜ!!何チームくらいに分けるよ?」

「ホテル内2,外1、職員宿泊棟1の計4チームくらいでどうでしょうか?」

「うん、それくらいがちょうどいいねぇ。」

「じゃあうちここの割り箸でくじ作るね!」

 

雷文クンの鶴の一声で一気にみんなで探索する空気が高まっていった。そしてその流れのまま探索のチーム分けと探索場所が決まった。その内訳はこんな感じだ。

 

 

1班:速瀬、伊達、美作、クレイグ→ホテル1

2班:雷文、鷹岡、言村、木田→ホテル2

3班:深見、津田、泊、靏蒔→外

4班:金谷、羽月、鏑木、大地→職員宿泊棟

 

 

「おー、優クンも一緒じゃないか。」

「よろしくね、真理ちゃん。泊クンと靏蒔さんもよろしくね!」

「ええ、よろしくお願いします。」

「よろしく頼む。」

「じゃあボク達は探索範囲が広いし早速行こうか!」

 

なぜかボクが3班の班長ということにされてしまったので、ボクの号令でみんなは探索に行くことになった。

 

 

 

まず最初に向かったのは噴水庭園。ここではモノトラが最初に現れ、ボク達にコロシアイ職業体験の開催を宣言した。モノトラが出てくるまでこの噴水に何の変哲もなかったような気がするけどどこから出てきたんだろう?

 

「これは何の変哲もない噴水ですね。」

「これのどこからあのモノトラは出てきたんだ…?」

「うん、スパイ映画みたいな仕掛けも無さそうだし、そうなるとこの噴水に出口がくっついている、なんてこともなさそうかなー。」

 

まあ、一番近くて目立つから来ただけだし、ここに出口があるなんて都合の良いことは思ってなかったけどね。って言うか真理ちゃん何食わぬ顔で噴水に入ってない!?

 

「ふう、足びしょびしょだね。」

「何で入ったの…。」

「だってそうしなきゃ細かく調べられないじゃないか。」

「それはそうだけど…。」

「とりあえずズボンと靴を着替えてきてください。そのままじゃ風邪を引きます。」

「そうだね。医者の不養生というわけにも行かないしね。」

 

いつの間にかそれぞれの個室には同じセットアップの服が用意されていて、すぐに着替えられるようになっていた。

 

「やあやあお待たせ。」

「おかえり。あっちのみんなは順調そうだった?」

「うーん、普通。と言うより奇異の目で見られちゃって中々話しかけられなかったよ。」

「そりゃそうでしょう。別の場所を探索しに行ったはずの人が足をびしょびしょにして自分たちのところに来たら。」

 

的確なツッコミだ。

 

「それじゃ次のところに行こうか。」

「ああ、そうしよう。」

 

ずっと噴水周りで駄弁っていても他の人たちに怒られてしまうので次は宿泊棟とは噴水を挟んで反対側にある建物に向かうことにした。それなりに歩いて行くと鉄筋コンクリート製の大きな建物が建っていた。

 

「これ、何ですかね?」

 

入り口を見てみると本来この建物が何であったのかを示すプレートだったとおぼしき金属製の板が大分くすんでしまってここが一体何の施設なのか分からなくなってしまっていた。

 

「うーん、なんだろうなぁ。」

「おい、これを見てみろ。」

 

遠巻きに建物を見て回るボク達に対して1人扉まで近寄っていた靏蒔さんが扉を指さす。その言葉に導かれるようにボク達も扉に近づく。すると扉のガラスの部分に何か張り紙がされていた。そしてその張り紙には工事現場で被るようなヘルメットを被ったモノトラがこちらに向かって頭を下げているイラストも描いてあった。その内容を見てみると、

 

 

『施設老朽化のため整備中につき立入禁止ご迷惑をおかけします。』

 

 

とまるで本当にホテルのスタッフが貼った張り紙のような内容になっていた。

 

「結局これは何の施設なんだろうね?」

 

その疑問は残ったままだ。

 

「うーん、でもこういう高級ホテルでホテルそのものの外にある施設だとすると、プールとかジムとかそういうスポーツ系の施設じゃないかな?」

「おお、なるほど。さすがは超高校級の探偵。」

「そんなたいしたことじゃないって。それに今のはあくまで状況からの推察であって本当に正しいとは限らないんだし。」

「ま、もしかしたら何かの条件で開放されるのかも知れないし、その時に答え合わせをしようじゃないか。」

「そんなプレッシャーかけないでよ。」

 

さて、あとボク達が見に行かなきゃならないところと言えば、やっぱりあの巨大な鳥かごの一番端、ここの敷地の限界部分だろうか。

 

「じゃあ後は一番端っこまで見に行こうよ。」

「まあ、門などがある可能性が高いとすればそこですよね。」

「うへー、結構広いよー?」

「でも見ないことには何も分からない。行こう。」

 

そう言うと靏蒔さんはずんずん突き進んでいく。

 

「ものっすごいパワフルさ。」

「言ってても仕方ないでしょう。早く行かないと置いて行かれますよ。」

「そうだね。」

 

そんな話をしている間にも靏蒔さんはどんどん先に行ってしまうので、彼女を見失う前に追いつこうと急いで歩いて行った。

…が、結果敷地の端にたどり着いて見つけたものはとんでもない真実だった。

 

「なんだ、この巨大な壁は…。」

「外に出るどころか見ることすらできないじゃないか…。」

 

どこかに抜け穴の1つもないかと敷地をぐるっと調べながら回ってみたが、それも徒労に終わった。

 

「どうしよう、これ…。」

「せめて外でも見られないものか…。」

 

と言いながら立ち尽くしていると、

 

「それなら2人で協力して外を見れないか試してみようじゃないか!」

 

と唐突に真理ちゃんがそんな提案をしてきた。

 

「…どういうこと?」

「ほら、片方が自分の肩にもう片方をを乗せてできるだけ高さを稼げばこの高い壁から外を覗けるんじゃないか、と思ってね。」

「誰がやるんです…?」

「それはー、男の子、頑張ってくれたまえ。」

「ボクら!!?」

 

そんな無茶な、と言ったところで真理ちゃんが無茶ブリを言い出すのも、言い出したら聞かないのも昔からのものだ。抵抗したところでどうせ何かしらの理由を付けてさせられるに決まってるんだからむしろ素直に従っておいた方が良いだろう。

 

「…しかたない。泊クン、支えてもらえる?」

「え、やるんですか!?」

「真理ちゃんは言っても聞かないからね。素直に従っておいた方が身のためさ。」

「まったく…。これ、貸しですからね?」

「うん、ちゃんと返すよ。」

 

そう言うと泊クンは仕方ないとしゃがみ込んでくれた。その肩に上手く足を乗っけてゆっくりと立ち上がってもらう。そうして泊クンが立ち上がりきったところでボクの目の前に見えていたのは、灰色の壁だった。

 

「どう、です、か…?何か、見えます、か…?」

「ごめん!壁しか見えない!」

 

しかもこれの何がタチが悪いって後50cmもあればこの壁の一番上に届きそう、言い換えると外が見えそうなところである。とりあえず一度ゆっくりと下に下ろしてもらう。

 

「後50cmくらいではあるんだけど、壁しか見えなかったよ…。」

「ということは、外の情報をどうにかして得る手段はない、と。」

「うーん、そういうことになっちゃうかなぁ…。」

「…はあ。仕方ないですね。」

 

泊クンは疲れた、とばかりにため息を漏す。

 

「じゃ、とりあえず食堂に行こうか。」

 

真理ちゃんが悪びれもせず提案する。

 

「泊クン、行こっか。食堂なら椅子も水分も好きなだけあるからさ。」

「…はあ、はあ。ほんっと、簡単に言ってくれますね…。でも椅子と水分に関しては賛成ですし、もう少しだけ頑張らせてもらいますよ…。」

 

泊クンは呆れつつも前を行くボク達に付いてきてくれた。彼、とんでもなく面倒見もいい人なのではないだろうか。

食堂に戻ってくると既に他の班は探索を終えて集合していたところだった。時間もちょうどよかったので、ボク達はお昼ご飯を食べながらそれぞれの探索結果についての報告会を行うことにした。

 

「それじゃ、順番通り1班から報告させてもらうでござるよ。」

「あれ、班長からじゃないの?」

「いやー、アタシはこういうの苦手だから小十郎に頼んだんだ。」

「あ、そういうこと。」

「それじゃあ報告を始めてもいいでござるか?」

「ああ、頼んだ。」

「某達はホテル入り口から見て左側、東棟とロビーを探索したでござる。」

「ほうほう。」

「まず東棟には2つの宴会場、コンビニ、土産物屋とそのバックヤード、そして大浴場があったでござる。」

「大浴場!温泉!?」

「と言っても大浴場はまだ整備中のようで、もう少し時間がかかる、とのことでござる。でも大分広いようでかなり期待できるでござるよー。」

「ロビーは?」

「ロビーはフロントがあったくらいでござるな。フロントは後ろに扉があるんでござるが、どうやらカギがかかっているようでどう頑張っても開かなかったでござる。」

「それは気になりますね…。」

「で、出口とおぼしきものは見つからなかったでござる。申し訳ござらん。」

「ま、建物内部はねー。」

「かたじけない。後は階段があったがシャッターが閉まっててまだ上がれなかったでござる。第1班の報告はこんなところでござる。」

「うっし、じゃあ2班はオレだ!2班は1班とは反対側、西棟と食堂を探索したぜ!ま、食堂は今朝も飯食ってるし、大した発見はなかったぜ。で、西棟には宴会場が2つ、食堂に直接繋がるキッチン、備品と食料品の倉庫、リネン室、あとやっぱ閉まってる階段ってとこだな。東棟と違うところと言えば、こっちもまだ動かねえみてえだがエレベーターが設置されてたぜ。」

「つまり東棟とは大差なかった、ということか?」

「いや、あともう1つ、気になるところがあったな。廊下の突き当たりにもう1本通路があってな、その奥に真っ赤な扉があってな。調べて見たんだがカギが閉まってて中に入れなかった。」

「それもちょっと気になるっすね。」

「2班はこんなもんだ!」

 

ホテルの中だけでも気になるものがかなりあったな…。

 

「じゃあ今度はボク達だね。ボク達はホテルの外を調べてきたよ。」

「一番期待大っすね!」

「うーん、単刀直入に言うと外に出口らしきものは見つからなかったんだ。」

「そうかー。」

「ただ敷地全体を大きく回ってきたよ。その結果このホテルの知識はあの鳥かごだけじゃなくてとても高い壁に囲まれてて外の状況を確認するのも難しい、って感じだった。」

「他にはぁ?」

「後は1カ所気になる建物があったよ。」

「気になる建物?」

「鉄筋コンクリートでできた建物みたいなんだけどね、建物の名前を書いたプレートがくすんじゃってて何の建物か分からなかったんだ。だけどさっき話に出た大浴場と同じで、整備中らしいから後々開放される可能性もあるかも。」

「そっちも楽しみに、ってことだね。」

「じゃあ最後、4班頼むぜ!」

「それなら俺から話そう。俺達は職員宿泊棟を調べた。途中妙なアクシデントはあったがとりあえず問題なく探索は進んだ。」

「妙なアクシデント?」

「足だけずぶ濡れにしたそこの医者が来た。」

「…どゆこと?」

「アハハ、噴水をよく調べるために噴水に入っちゃってね。」

「いやいや、そこまでする…?」

 

真理ちゃんはここでもみんなにドン引きされていた。まあ仕方ないよね。目の前で実際に事情を分かってみてたボク達ですらドン引きしたんだから。

 

「でだが、部屋に関してはベッド、着替え、シャワー、洗面台、電気機器など一通り生活に困らないようになっている。」

「…昨日は気付かなかったがかなり便利だ。」

「後は全員共同で使えるランドリーがあった。ここを使えば部屋にある着替えも洗濯することができるだろう。」

「わたくしたちにここでずっと生活させる気満々ですわね…。」

「でも生活に支障がでなそうなのはありがたいでござるな。」

「じゃ、今回の報告はこんなとこだな!」

「あ、香奈から提案があるんだけどいいー?」

「ん?どうした?」

「一応今日それぞれの場所をみんなで探索したけどさー、もしかしたら見落としがあるかもー、って思ったからー、明日またシャッフルして探索してみないー?」

「あ、いいね!違う視点から見たら新しいものが見つかるかもしんないし!」

「えー、俺ちんめんどくさーい。」

「貴様は黙っていろ。」

「俺ちんにだって発言権はあってしかるべきだと思うけど?」

「しょうもないことしか言わないだろう。」

「いやー?俺ちんだってたまには良いこと言うぜー?」

 

また靏蒔さんとクレイグクンが始まったよ…。ホントにこの2人相性が悪いな。

 

「そこまででござる。」

 

するといつの間にか2人に近づいていた伊達クンが竹光をクレイグクンに、鞘を靏蒔さんに向けて制止していた。

 

「少し手荒で失礼。2人ともいい加減にするでござる。クレイグ殿、こういうマジメな場でいちいち人の癇に障ることを言って話の流れを止めるのはやめろ。靏蒔殿もクレイグ殿の戯言にいちいち付き合っていたら話が進まぬ。皆のためを想うならやめるでござる。」

 

おお…。何かかっこいい…。

 

「へいへーい。これからは自重するよ。」

「すまない。熱くなった。」

 

そして2人とも伊達クンの言葉に従う姿勢は見せてくれた。クレイグクンに関してはどこまで本気か怪しいけれど。

 

「うし、じゃあ今日のところはこの辺で解散すっか!」

 

みんなが一度静かになったところで雷文クンが場を仕切って解散を宣言する。

 

「次は夕飯の時間な!」

「夕飯の時間って竜の字、時間決めねえでどうやって集まんでい?」

「あ、それもそうだ。じゃ7時で。」

「あいよ!みんなも分かったな?」

「おうよぉ。」

 

まさか大地クンが江戸言葉につられるとは…。

そしてこの後は約束通り夕食の時間に集まって食事を摂った以外には自由に時間を過ごして一日が終わった。そしてそのまま夜時間になった。

 

 

キーン,コーン… カーン,コーン…

 

 

「午後10時になりました。一部施設はロックされますので該当施設にいる生徒は速やかに退出してください。それでは良い夢を。お休みなさい。」

 

普段の様子とは全く違う放送に得も言われぬ気持ち悪さを感じながらボクは明日に備えて眠りにつくのだった。

 

 

 

 

【モノトラ劇場】

 

「よお、久しぶりだな!またオマエラの顔を見られて嬉しいぜ!」

 

 

「って何だか浮かねえ顔してんな?」

 

 

「ま、オマエラのことだ。これから何が起こることになるのかよーく分かってるだろうがな。」

 

 

「ここで1つ豆知識だぜ!」

 

 

「今回の舞台であるホテル、その語源はhospes。」

 

 

「ラテン語で旅人とか客って意味らしいぜ?」

 

 

「この言葉からホスピタリティって言葉なんかも生まれたみてえだぜ?」

 

 

「ま、こんな知識どこで使うのか分かんねーけどな。」

 

                    ・

                    ・

                    ・

 

【生存者】

超高校級の探偵          深見優(フカミユウ)

超高校級のレーサー        速瀬マハ(ハヤセマハ)

超高校級のバスケットボール選手  雷文竜(ライモンリュウ)

超高校級の外交官         金谷秀征(カナヤシュウセイ)

超高校級のバドミントン選手    羽月翔子(ハツキショウコ)

超高校級の医者          津田真理奈(ツダマリナ)

超高校級の歴史学者        伊達小十郎(ダテコジュウロウ)

超高校級の大工          鷹岡筋次(タカオカキンジ)

超高校級の数学者         言村香奈(コトムラカナ)

超高校級の作曲家         美作奏(ミマサカカナデ)

超高校級の???         鏑木麗(カブラギレイ)

超高校級の銀行員         泊尚輝(トマリナオキ)

超高校級のハッカー        クレイグ・ホワイトバーチ

超高校級の弓道家         靏蒔由衣(ツルマキユイ)

超高校級の地主          大地真英(ダイチマサヒデ)

超高校級のバイオリニスト     木田結弦(キダユヅル)

 

残り16人




はい、という訳で第1章スタートです!本編が始まっていくわけですが、皆さんの中で誰が生き残りそうとかの予想はあるんでしょうか?今後の展開にも注目していただけると幸いです!

それでは前作と同様、ここからは設定裏話キャラクター編をやっていこうと思います!今回は主人公である深見優くんの話をしていきましょう!
深見くんは実は最初は希望ヶ峰学園への入学を辞退しようと考えていました。それは単純に自分には釣り合わない、と考えていたからです。しかし、担当者との話の中で真理ちゃんこと津田さんが入学するかも、という話を聞いて急転直下入学を決めた、という背景があります。
続いて名前に関してなのですが、下の名前は本人の優しい雰囲気に合わせてそのまま優です。そして苗字に関しては、探偵っぽい苗字と考えたときに、「探」という字と同じ旁を持っている「深」という字を使いたいな、と思ったことと「深く見る」というのが探偵らしいな、と思ったので「深見」となりました。その名の通り、今後しっかり探偵として活躍していくこととなるのでどうぞお楽しみに!
ということで今回はここまでです!また次回!

前作の反省を生かして早々に推しのアンケートをしてみたいと思います!

  • 深見優
  • 速瀬マハ
  • 雷文竜
  • 金谷秀征
  • 羽月翔子
  • 津田真理奈
  • 伊達小十郎
  • 鷹岡筋次
  • 言村香奈
  • 美作奏
  • 鏑木麗
  • 泊直哉
  • クレイグ・ホワイトバーチ
  • 靏蒔由衣
  • 大地真英
  • 木田結弦
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