まさかの三話です。この作品はどこまで行くのだろうか。
キャハー☆セ、ン、セ、イ?
なんで貴方が捕まってるかわかるぅ?それはね~、貴方が犯罪者☆になっちゃったからだよぉ~。キャー、私怖ーい!!☆
フフフ、ええ、そうよ。怖いわけないじゃん。TYPE-GYARU、戦闘用特殊アンドロイド7号機。それが、ア、タ、シ!☆
ま、そうは言っても貴方はまだ容疑者だけどね。先生?
……さてもうわかってると思うけど、私はアンドロイド保全委員会の者です。最近、ある反社会的組織が勢力を広げています。アンドロイドと一部の人間によってできた組織らしく、彼らはアンドロイドの権利の拡張を叫んでいます。しかし、その方法は決して平和的なものではありません。報道は規制されていますが、何人も死人が出ています。
この組織は古くなり捨てられたアンドロイドが主体となってできた組織だと推測されます。同時期に処理場から一斉にアンドロイドが失踪した時期とも被っていますからね。
……ご存じですよね?貴方はその組織との関与が疑われています。TYPE-S、2023号機が参加しているのではないですか。貴方はTYPE-Sから招かれ、組織に参加して、その技術を与えているのではないですか。だから貴方はTYPE-Sの交換を拒否しているのではないですか?
…………。
ま、口では何とでも言えるよね~☆さて、それじゃあ~、ドキドキ尋問タ~イム!!始めていこっか☆
え~?アタシとしてはホントは拷問でも良いんだけど~☆流石にそれは規制に引っかかるっていうか~ロボット三原則に逆らえないっていうか~☆でもアタシは特殊任務用アンドロイド!尋問なら自己判断で行えるのだっ☆
さてさて~☆ジャジャジャジャーン☆尋問補助ツール綿棒!!これでセンセイの感情を丸裸にしちゃうのだっ☆で~も~?アタシ、戦闘用アンドロイドだし~☆力の加減が難しいんだよね~☆だ、か、ら~早く吐いた方が身のためだよっ☆
……スキャン開始。対人間機能限定解除。同時に脳波観測開始、及び全索敵機能解放、催眠装置を起動。対象選択、尋問モードに変更。
さーてと、いくよ。センセイ?覚悟は良いかいっ☆
コリコリコリ……カリカリカリ……。キャハッ☆気持ちよさそうじゃん☆このまま~お耳の奥の方も~カリカリ、ゴソゴソ……♡ん~、いい表情!
(ピピッ、対象体温上昇、脳波減退を確認。尋問、開始。)
ん~センセイ?アタシ~、センセイのこともっと知りたいなぁ~♡ねえ、教えて~☆貴方は委員会の事とか、どう思ってるの~?☆
ふむふむ、ふーん☆そうなんだ☆真面目腐ったセンセイらしい解答だねっ☆それじゃあ~、貴方とアンドロイドのお話聞きたいなぁ~♡ねえ、何でもいいから聞かせて♡ほら、コリコリコリ……シャラシャラシャラ……。
ふーん。初期型ちゃんに高性能ちゃんか~☆キャハッ☆センセイ、モテモテじゃ~ん☆みんなに~耳かきしてもらえるなんて、生意気だぞ☆……そ、れ、に~、嫉妬、とかしちゃうかも~♡な~んてね♡ゴシゴシ……キュッキュッキュ……。
(容疑者のTYPE-S以外にも関わりのあるアンドロイドが……。委員会に帰還していないTYPE-X、4091号機か?)
ん?あ、センセイ!ごめんね☆もしかしてちょっと痛かった?☆ごめんごめん、お詫びに今度はゆっくりするから☆
ほら、これ見て☆センセイ☆アンドロイドの洗浄にも使われる高保湿洗浄液だよ☆これをね~、たぁっぷりと綿棒につけちゃうから♡これで~センセイのお耳の内側を擦っていきま~す☆
ゴシゴシゴシゴシ……シャカシャカシャカシャカ……。
サラサラサラサラ……シュリシュリシュリ……。
ねえ、センセイ?ほら、これ見て♡綿棒にこんなに黄色い垢がこびりついてるよ♡たくさん取れちゃったんだよ♡気持ちよかったでしょ?フフフ、キャハー☆
シャカシャカシャカシャカ……シャラシャラシャラ……。
ゴシゴシゴシゴシ……ゴリュゴリュゴリュ……。
センセイのお話、もっと聞きたいなぁ~☆ねえ、良い?お、し、え、て?☆
(スキャン感度最大、対象……催眠深度100%)
……単刀直入に聞きます。貴方は組織と関りがありますか?答えなさい。
シャカシャカ、シャリシャリシャリ……。
ゴリゴリゴリ、ゴシゴシゴシ……。
ふむ、ないと。では貴方の知っているアンドロイドの中で組織と関りがあると思われる者はいますか?疾く答えなさい。
ゴシゴシゴシ、シュリリリリリ……。
シャカシャカシャカシャカ……。
……ない、ですか。よろしい。この部屋にアンドロイドのバックアップメモリーはありますか。早く答えなさい。
シャッシャッシャッシャ……。
…………。
ふむ、わかりました。後でそれだけ回収するとしましょう。貴方はどうやら組織とはかかわりがなかったようですね。失礼しました。
(部分的記憶処理を実行。催眠装置停止、対人間機能封印。)
キャハッ☆センセイ?目が覚めた?もしかして~☆気持ち良すぎて眠っちゃってたとか?☆ギャルちゃん、アンドロイド冥利に尽きるって感じ~?☆キャハー☆
じゃあ、センセイ☆最後にお耳ふ~しよっか☆まずは右耳から……♡
はぁ~……フ~……フ~……♡
……♡
フ~フ~フゥゥゥ~……♡
キャハ☆お耳、乾いちゃったね♡でもまだ反対のお耳もあるんだよ~♡じゃあ左耳いっくよ~☆
はぁ~……フゥゥゥ~……フ~フ~フ~……♡
フゥゥゥゥゥゥゥ~♡
……おしまい♡ん?
(索敵機能に感あり。二体のアンドロイドが接近中。想定される機種としては……。)
ああ、もう来ちゃったんだ☆ねえ、センセイ☆アタシはもう行くけど、危険な組織と関わったりしちゃ駄目だよ☆そんな事してたら泣いちゃうから☆とお~う!!☆
ガラッ、バッ!
「この奥に先生の反応があるのですが……扉に鍵がかかっていて開きません。くっ、仕方ありません。扉を切断しま……。」
「どきなさい。」
ドコォォォン!!ガラン、ガシャン!!
「ご主人様、ご無事で何よりです。この不審アンドロイドがご主人様につけていた発信機を辿ってまいりました。お体は大丈夫ですか?乱暴はされておりませんか?」
「は、発信機……いえ事実ですが。しかし窓が開いています。犯人は逃げた後ですか。」
「ああ、ご主人様。お耳の中が赤くなっています。結構強引な耳かきをされたようですね。……お可哀そうに。私がアンドロイドジョークで癒して差し上げます。」
「いや、それよりTYPE-S。犯人の追跡をしたほうが……。」
「昔々、あるところに電気羊と人間の技術者が……。」
ふふ、おしまい♡だよ☆
ギャルちゃんは戦闘用アンドロイドなのでジョークが嫌い。だから今回はジョークを言ってくれませんでした。決して作者が思いつかなかったわけでは無いのです。ええ。いやホント。