【転生】オリ世界で転生しまくるスレ【掲示板】 作:何処にでもある
昔の板では出来なかった過去改変によってどう変わったのか系をやっと書けます。プロローグです。前までのは前日譚とかエピソード0の類です。
今回の方言は別世界という事で見逃して下さい。
主人公選択待ちの間にラジオに大都市の事を聞いてみたので続きません。
【DAN⭐︎DANラジオ】同スタジオコラボ配信【ゆむいチャンネル】/プロローグ
ーー和締暦87年 10/3 朝 天気:快晴
ーー場所:大都市外郭 南ー1
ガレージの隅に置いておいたバイクを運び、玄関の前にいる老人に話しかける。
「じっちゃん。泊めてくれておおきに」
「かまへんよ、ワシも若うときゃ憧れたもんじゃ、じゃけん大都市に行くん若もんにゃ元気に行って欲しかだけんね」
「そんでもや、じっちゃん。バイク燃料まで貰うたんや、これ、気持ちやけど受け取って」
「これ、うちのとこの作物種さかい。昨日不作予兆ある言うとったやろ?これ、足しになればええけど、受け取ってくれへん?」
「や、ええ。それ大事言うてたんけ?ほな申し訳ね」
「そんでもや、うちが持ってても役に立たなか。水1月3でええから、ま、受け取ってや!」
押し付けるように渡し、ファクション社の旧製バイクにキーを入れ、故郷の有り合わせで作ったエンジンを回す。座席に跨り、蹴りで勢いをつける。
ブゥンブゥン!ブロロロロ…ブァァァァン!
「ほな、おおきになー!」
「あんた、これ!…しゃあね。元気にやんなー!」
座席の右横に取り付けている草臥れたラジオの波数を革手袋越しに合わせ、音楽に合わせて鼻歌を歌う。しばらく、風に赤く長い髪をたなびかせながら荒野と、疎にいる妖魔と村を背景に荒れた公道の揺れを楽しむ。
キュムキュム パー!パー!ツクツク パー! デン!!!
『曲も終わったところで!だんだん都市の物知りになるラジオ、DAN⭐︎DANラジオを今日も初めてきたいと思いまーす!』
スクラッチプレイを回す音で流れていた曲を引き継ぎ、普段の始まりのリズムに繋げる。どうやら、今日は早めにトークが始まるらしい。
『いやー!最近肌寒くなってきたよね!俺っちもさぁ、久々に早起きして外出たら寒くってビックリ!中に3枚も着ちゃってさ、そしたら今度は昼間に何だか暑い暑い!やけに暑いから外見たら、なんとびっくり!白昼堂々と何かのカルトが大精霊を呼びそうとしていた!』
[どよめく声の音声]
『ほら、俺っちって正義のウラビトじゃん?っぱ見過ごせないよねーって事で止めに行った訳よ!』
[どよめく声の音声]
『ちょちょちょっと!そこは歓声の声上げるとこでしょ!実際大活躍したんだからな!並いる敵をバッタンバッタンって!』
『いやいや、私が来なきゃやられてたじゃ無いですか!後ろで応援しかして無かったの覚えてますからね!』
「ふふ」
掛け合いに少し声を漏らし、少しだけバイクの速度を上げる。それで早く着くと言うわけでは無いのだが、此処まで二ヶ月の旅を想えば逸る気持ちを持つのは当然だろう。
『もうー!ツレない子やわー!先輩は敬うもんだぜ?功績の一個や二個や全部位いいだろー!』
『いやいや、パワハラ、それパワハラですよ!大体、あれこの前先輩が自慢してたネットでカルトに論破したのが発端じゃ無いですか!カルトリーダーが連行されてる時に叫んでたので証拠は揃ってるんですよ!』
『……この燃え滓になった上着、合わせて5万クレジットもしたんだ』
『……それがなんだって言うんですか』
『いまさ、パンイチなんだよ』
[どよめく声の音声]
『…………』
『うわーって顔してるねー。音声越しでも分かるよ君ー。でも良いの?これさ、君が流れ弾防ぎきれなかったからこうなったんだよ?…弁償(ボソッ』
『……あーもー!わーかーりーまーしーた!譲ります譲りますよ!…うぅ…新参者がお金に苦しいのをわかってて言ってますよね…!』
『はいありがとう!これでウラビトランクもシルバーデザート級にアップ確定!一ヶ月で級上げチャレンジたっせーい!いやー!ごめんねー!今度奢るからさ!』
『絶対ですよ!忘れたら戦闘用義体で殴りに行きますからね!』
「おっと」
後ろからバイクに追いついてきた豚のような妖魔に大理石製の弾丸をお見舞いする。生憎、鉛や銀の物がこれまでの旅で尽きてたから、そこらの物で作った有り合わせの物ではあるが、鉱石発火の魔法を使える条件は一応整った。
「有明のー、夕凪祓う桃園のー、これよりかしこみますは赤石なればー」
言葉の意味はそんなに考えない。むしろ考える事が罰当たりなんだろう。村の長に聞いた古い囃子歌ではあるが、こうして使えているのだから魔法とは都合がいい。
「ーーーー!!!」
後ろから叫び声が聞こえた。いい鉱石を使ってやれなかったから長く苦しむと思うが、そっちから襲ってきたのだ。いい勉強代になっただろう。
ラジオに耳を傾ける。
『それじゃ自己紹介!』
『急に来た…!これからDANさんと同じ所属になります、ゆむいチャンネルのユムイむむいです!まだ入ったばかりで拙い所もあると思いますが、どうか見に来て下さいね!』
『はいありがとう!こんなラジオで動画の方の宣伝とかあんま意味ないと俺っち思うけどな!』
『余計な事を…!』
[笑い声の音声]
「余計やなー」
片手で銃に弾を入れつつ呟く。…あ、ライフリングに砂混じってた。やっぱり大理石は無茶があったか。反省しつつ銃を腰のホルダーに入れた。
『場も温まって来たし、そろそろやろっか!質問返しのコーナー!』
『これから大都市に来る方、他の都市を知らない方に向けたコーナーですよね!私も好きなコーナーですよ!他の都市とか、やっぱり普段行かないから聞いててワクワクするんですよね!』
『へいへい台本台本、と!じゃ一つ目!愛に溢れた泥々さんから!「私この都市に来たばかりなのだけど、大都市と都市って何が違うの?」はい、愛に溢れないねー!都市への愛が無いよ全く!』
『パンイチだからといって、せめて歯には衣着ててください…!私がお答えしますね!まず此処って87年前世界統一署名に全国が署名、合意した事で出来たんですけど、その時世界全ての人の住んでいる所が元日ノ本帝国の土地に集まるトンデモ転移事件が起きてこうなったんですよね!』
『そそ、付け加えるなら世界統一で国家が消えて都市の概念だけ残って、その後に転移で一つのとこに集まったってわけ。いやー、大変だったらしいねー当時。若い俺っちには関係無いけど』
『まだまだ影響残ってるじゃ無いですか、ほら、国防軍とか、人を無理やり集めて此処が俺たちの国だー!って、妖魔を倒してウラビトの仕事が無くなるからいい迷惑ですよ』
『ま、表にとっちゃどっちでも平和になるんだしいいっしょ。というわけで大都市は都市全ての事で、都市はまんま区分けだね。都市は大小沢山あるから今いるとこと主要なニノ、チュー、ロン、ギリ、アメの五都市を覚えればま、何とかなるよ』
遠くに見える都市を見る。これから行くところは都市ロン、その一区画だ。心臓が逸るのを抑える。着くのは夕方の予定だが、体は待ちきれないようだった。
『じゃ次の質問!まねっこ上手な白身髪からの質問!「七八魔導って何です?魔法とか魔術とか言う人によってブレててピンとこないです?」はい、そんなんじゃまねっこ上手じゃないねー!疑問よりもそこからその人の能力を考えなきゃ!』
『無茶言わないであげてください!もう文面から個性が滲み出て来てますけど、自称くらいいいじゃ無いですか!』
『俺っちよりも言うじゃん。ま、そうだね、そもそも78魔法体系はね、ある魔法使いが死ぬ時に残した魔法書を丸ごとネットに上げた奴がいてな?そのページが78ページだったからそう呼ばれてるんだ』
『酷いですよね。それまで秘匿されてた魔法のうち78個も科学によって暴かれたんですから。私は便利に使ってますけど』
『俺っちも〜。で、此処で問題なのは1ページ単位で違う技術体系だった事。これで似た様な事が書いてたら体系ってつけなかったんだけど、手順も必要なのもぜーんぜん別。扱い易さも違うから研究されてるのと無いので違いがありすぎるんだよねー』
『それと都市や個人で研究進捗を秘匿されてますから、魚拓取られてて回収不可能となった始めの78個をあの手この手で表が扱わない様にするので手一杯何ですよね、どの都市も』
『ウラビトに限らずみんなして隠したがるからね、この都市で1番有名な事な癖してその全貌はだーれも分からない。これから外れた魔法があるかもね』
『普段使っている道具の詳しい仕組みに関心を持たない様に、その意識の興味を逸らす魔法でしたか?これに関してはウラビトに成ったり表から外れ無いと解けないんでしたか。』
『そ、だから
『魔法を使う度に減る現実の濃度の単位ですね。下げる程魔法が使いやすくなるけど科学産兵器は弱くなり、上がればその逆が、魔法の研究をしたらすぐ気付きますけど、沼ですよねーこれ』
『わかるーーー。どっちも使えないとこれにやられんのよ。いつも通りの日常ってバイアスによって生成されんだけ………ごめーん!質問質問…ま、研究してる体系によって印象が変わるから人によって言い方変わるのはそれが原因!以上!』
『ふへっへへ、しゅみましぇん…では!次の質問!』
ブロロロロ…カチ
エンジンを停止し、バイクから降りて伸びをする。時刻は昼頃であり、食事を摂るには丁度いいだろう。バイクの後ろに乗せていた麻袋から竹筒を取り出し、丁度いい岩に腰掛けて、竹筒の側面にある蓋を開ける。ご飯とトマトケチャップを混ぜて作った物が顔を見せ、それにパックで包んだ刻んでおいた人参とコーンを乗せて食べる。
「いただきます」
心地よい風を感じる。後4時間程で着く都市を見て、目的を思い返す。
「すまんけど、うちなんかでもやるべき事があるさかい。帰るのはもうちっと待っててくれ」
1度目の人生からずっと付き合って来た赤い髪を、後ろで結んでいた紐を取り、太陽にかざしながら、ヒビが酷い丸い板にする。そこには、荒々しくNo.81と刻まれていた。
プロローグ/シナリオ名「底辺の流儀」
初手はこの子じゃ無いと説明不足になっちゃうので初手は固定です。選ばれた子によって流れは違いますが、まずはこの子を回収して貰います。
No.81…女性。チュートリアルに選ばれた奴。━━━━━━━━━の機能の礎になった転生者。
基底世界3「ゴシック」
説明
ひっっどい世界だったよ⁉︎植物の棘がイテェし眼がくり抜かれるしやたら痛みつけてくるし!なんだよ⁉︎俺なんか悪い事したか⁉︎してないよねぇ!一般村人として畑耕して酒飲んで害獣とバトってただけだせ⁉︎なのに役割がどうの運命がどうの厨二か?厨二なのか?この世界全部お痛い時期ですかー?ぺっ!カエル食ってから出直してきな!
ーー馬鹿乙No.63
ーー仕事してないんだからしっぺ返し食らっただけじゃ?No.13
ーーあそこ任された事しないと些細な事でも叩かれるからね。痛みは成長を伴うって主神の方針のせいって聞いたよ。 No.38
転生者No.72 「無常な立ち回り」