【転生】オリ世界で転生しまくるスレ【掲示板】   作:何処にでもある

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ねぇ、おそとってなあに?

は終ぞ青い空を見る事が叶わなかった。


【断片1】旋回の記憶【回転音】

 

 

 

 

   ごおおぉぉぉん……

 

 

  ごおおぉぉぉん……

 

 

 

 何かが回る音がする。

 

 

 

 

       ごおおぉぉぉん……

 

 

    ごおおぉぉぉん……

 

 

 

 何か(誰か)が回る音がする。

 

 

 

 

 蒼い光が一面を覆い、冷ややかなパイプの上を歩く。

 

 

 手の指を後ろで組んで、まるで大舞台の上で胸を張る様に何か(誰か)が歩いている。

 

 

 はて、これは誰の記憶だったのか。

 

 

 そう悩んでいる内に、何か(誰か)はぴょんっと、別のパイプに移った。

 

 

 何か(誰か)の記憶が流れてくる(思い注がれる)

 

 

 

 

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 「おーーいおーーい!旋回!旋回!」

 

 

 

 目が覚める。此処は何処だったか。  はきっとそう考えたろうね。

 でも、すぐに気を取り戻してこういうんだろう。

 

 

 

「ああ、すみません隊長。少しばかり寝ぼけていたようです」

 

 

「まったく、しっかりしたまえよ。今回調べる特典はあの始まりの100人、その31番目の特典で、旋回は今回その被験者何だから」

 

 

「ええ、全く持って仰る通りです」

 

 

「やれやれ、その調子で大丈夫かね?今日はゆっくりしてきたまえ。…最近食スレの方から茶葉っぽい物を差し入れて貰ってね、そこの棚の中にある。どうだい?友人とお茶でも飲んで話ていれば少しは緊張も解れるだろう?」

 

 

「いえ、今日でも問題は…いえ、そうですね。そうさせて頂きます」

 

 

 

   は頭痛を認知して休む事に同意するだろうね。特典はその人の生きた歩みそのもので、それに対し体調が優れずに読み解け無かったなんて有ってはならないからね。だから優れた隊員である  は素直に隊長の言葉に従ったんだ。

 

 

 

「お、旋回じゃーん!どうしたんだ?今日は確か特典の被験者になる日だったろ?」

 

 

「筋肉さん、こんばんは。体調が優れないので休む事になったんです。」

 

 

「あー、なーる。それならしょうがないな!ならこの後暇だよな?さっき魔術の奴が面白いもん召喚してよ、絡繰の奴が食ってみたら美味かったぞって言っててな!貰ってきたんだ。どうだ?一緒に食うか?」

 

 

 

   は思考する迄も無く了承するだろうね。だって、手元には美味しそうな茶葉を携えていたから。

 

 

 

「っぷはーー!何これうまーー!」

 

 

「んぐんぐ…これも悪くないですね。何というか、山で育ったタコって感じの味がします」

 

 

「いいもん貰ってきたなー!これ!食スレからの差し入れだっけ?よくそんな高価なの貰えたよなー!俺だったら友達ととだけで飲むね」

 

 

「おや、では私はどっちみち飲める様ですね?」

 

 

「ひゅえ!?……ゴホッゴホッ。急に距離縮めんなよびっくりするだろ!」

 

 

「ふふ、すみませーん。反省してまーす」

 

 

「ったくぅ…どうやら、…体調悪いのは本当っぽいな。隊長の判断判断は正しかったってわけだ。……体調だけに

 

 

「おや、気のせいですかね。辺りが冷え込んできた様です」

 

 

「…暗いからな!本当に冷えてるだけだろ!」

 

 

「その言い訳で誤魔化せると思いますか?……誤魔化されてやりますよー」

 

 

「うーんこの。感情が出過ぎてる…いや、戻ってるのか?…ま、こんなとこじゃ冷えもするさ」

 

 

 

   はその言葉を聞いて目の前を見渡すだろうね。此処は丘で辺りが良く見えるから。…まあ、真っ黒で緩やかに山を作るタールと黒紫の毒々しい木の天井が遠くを塞いでいる景色は見てて気が病む光景だったけど

 

 

 

「いつ見ても見てらんないよなーこれ。幾ら隊長の能力が一番発揮できる世界とはいえ、せめて茶色と青色に染めて欲しかったぜ」

 

 

「前に言っていた地面と空という物ですか。どちらも見たことは有りますが、そんなにも綺麗なものなのですか?その茶色い地面と青い空と言うものは」

 

 

「ああ、本物の地面と空さ。こんな変なのじゃ無い、澄み渡る空と生き物を育む地面。ここじゃそれすら望めないからな。」

 

 

「難儀ですね、最初の記憶を持ち続けるというのは。…私はもう忘れてしまいましたが、持っている方の話を聞くのは好ましいですよ」

 

 

 

   はその後に「ですが、それを想う貴方が辛そうにしている姿を見るのはとても辛そうに思えます」とは言えなかっただろうね。なにせ、その話を聞くとき、楽しそうに語る彼を見るのはもっと好ましく感じられたから。

 

 

 

「おっ、じゃあ俺の元々いた世界の話でもするか?もう何回も聞いて聞き飽きちゃいると思うが…」

 

 

「いえ、いえ、大丈夫です。大丈夫ですから、話して下さい。何回でも、何十回でも聞かせて下さい」

 

 

「…そうか。じゃ、俺がチャリを漕いで空を飛ぼうとしてなんやかんやバンドを組む事になった時の話でも……」

 

 

 

 

 

   蒼い光が見える。意識が遠のく。

 

 

 

 

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「なあ、旋回」

 

 

「……どうしました?」

 

 

「今日も聞かせてくれないか?…その、俺が元いた世界って奴の話」

 

 

「………………ええ、いいですよ」

 

 

 

 

 

   意識が遠のく。

 

 

 

 

 

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「……………どうして」

 

 

「お、旋回じゃないか!久しぶりだなぁ!6030年ぶりか?ま、取り敢えずこれ見ろよ!」

 

 

じゃーん!機械兵器の体!これの何が凄いってビーム出せんだよこれで!ビーム!ま、環境汚染がちっと激しいけどこんな世界なんだ、実質ノーダメだぜ!

 

 

「…………………………」

 

 

 

 

 

   意識が遠のく。

 

 

 

 

 

 

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「…雅楽さん」

 

 

「何でしょうか。旋回」

 

 

「…生きるとは、こんなにも辛い事なんでしょうか」

 

 

「……いいえ、はい。どちらも変わりませんよ。我々はいつでも死ぬ事が出来る不死ですので、生きたいというよりは死にたくないからここにいるだけですから」

 

 

「………そう、ですか」

 

 

「何を悩んでいるか分かりませんが、答えが出ない様でしたら忘れるとよいでしょう。その権利を我々は持っていますから」

 

 

 

 

 

   意識が遠のく。

 

 

 

 

 

 

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 ぴょん

 

 

 何か(誰か)が元のパイプの上に戻る。それから、しばらく立ち尽くして、幾らか時間を過ごした後、何か()はそっと歩みを再開した。

 

 

 

 







旋回…No.31の特典の被験者。友達思いの伽藍堂。
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