家庭教師ヒットマンREBORN!CONNECT僕のヒーローアカデミア   作:夢ばかり追いかけるもの

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初めての投稿になります。
二次創作とはありますが、厳密には三次創作です。
どうか見守り、また楽しくお読みただけると幸いです。


ボンゴレX世 オリジン
標的.1


未来での長い長い戦いは終わった。

白蘭を倒して、数多もの世界が救われた。

またみんなでバカ騒ぎして、並盛で暮らしていく。

 

——そのはずだった——

 

「よーし、みんな揃ったね!!そろそろ出発だよ!!」

 

正一くんはタイムマシンの最終調整を終えて俺たちにそう告げた。ヴェルデとスパナ、ジャンニーニも正一くんの一歩後ろで一緒に見送りに来てくれている。彼らだけじゃない。草壁さんや、ラル・ミルチ、他のアルコバレーノ、ビアンキ、フゥ太。みんな、俺たちとの別れを惜しんでいる。

 

「ありがとう、正一くん。怪我もまだ治りきってないのに、無理させてごめんね」

 

「これくらい平気だよ!」ゴホッゴホッ

 

正一くんは強く胸を叩いたせいか咳き込んでしまった。

 

「正一、本当にまだ安静にしてなくちゃ行けないんだから、少し落ち着こう」

 

スパナが正一くんの背中をさすりながら彼の行動を諌める。

 

「そ、そうだ。ボンゴレ匣のことなんだけど…あれ!?なんで起動してるんだ!?」

 

正一くんが何かを言おうとした時、事態は急変した。タイムマシンが起動して俺たちの身体を光が包み出したのだ。

 

「!?しょ、正一くん!?これどうなってるの!?」

 

俺はいきなりの事態に対応できず、アタフタしてしまう。

戦いが終わって気が抜けていた。気づけば、俺はいつもの『ダメツナ』になっていた。

 

「慌てるんじゃねぇツナ。ヴェルデどうなってやがる?」

 

「……分からん。こんな事、計算ではあり得ないのだがな」

 

リボーンが同じアルコバレーノであるヴェルデに聞いて現状を把握しようとするがそれは叶わなかった。

画面には「原因不明」という文字が表示されるだけでどうすることもできなかったからだ。

正一くんたちはパソコンと睨み合ってタイムマシンを止めようとするが、如何に機械に強い、ヴェルデ 正一 スパナ ジャンニーニを持ってしても事態が好転することはなかった。

 

「……リボーン、気を付けたまえ。………」

 

ヴェルデのその言葉を最後に。一人、また一人と消えていく。

獄寺くん、山本、お兄さん、クローム、京子ちゃんにハル、雲雀さん、ランボ、イーピン。そして、リボーン。

 

「リボーン!」

 

俺はリボーンへと手を伸ばす。しかしその手は空を切った。

それと同時に視界内に映るものがある。それは直線的な軌道で俺の胸ポケットに入る。

そして、俺もその場から消えた。

 

——————————————————————

 

目を覚ました時、そこはどこかの路地裏だった。

まったく見覚えがない。少なくともここが並盛でないことだけはわかった。

空気が違ったから。直感が訴えかけてくる。

 

遠くからは地響きが聞こえてきていた。

どこかで銃撃戦でもやっているのか?と、少し現実離れした考えが過ぎる。

しかしその地響きする方向を見て、俺は目を疑った。

それはまるでアメコミの中のお話だった。

巨大な敵ヴィランを主役ヒーローが倒す。

俺が見たのは、そんな光景だった。

 

俺たちは、確か……そう、タイムマシンで過去に帰ろうとして、みんながどんどん消えて行って……

 

「そうだ、みんなは!?」

 

俺が後ろを振り返るとみんなが横たわっていた。

あの場で光に包まれた全員が誰一人欠けることなくその場にいた。

 

「よ、よかった〜」

 

俺は胸を撫で下ろした。

それでも、わからないことだらけだ。

とりあえず、みんなを起こさないと!

 

「みんな、起きて!」

 

身体を少し揺さぶるとみんなはすぐに起きた。

 

「うっ…ここは…!十代目!ご無事でしたか!?」

獄寺くんは頭を打ったのか目眩を起こしていたようだったが、俺を見るなりこちらの心配をしてきた。こう言う時、できれば自分のことを心配してほしい。

 

「ツナ…ここは?」

山本は立ち上がり辺りを見回してから俺に問いかけてきた。周辺を警戒したのか咄嗟に時雨金時を構えた。

 

「極限にどこなのだここは!!」

お兄さんの大声はこの路地裏によく響く。近くにいた通行人が驚いていたが、俺は少し安心した。

 

「…!?む、骸様?…どこ、どこにいるの…?」

クロームは目を覚ました途端、錯乱したように辺りをキョロキョロしだす。話の内容から骸とのパスが切れていることがすぐにわかった。

 

「………」

雲雀さんは流石と言うべきかまったく動揺していなかった。……違うな、雲雀さんにとって大切なのはここが並盛であるかどうかだから、興味がないのだろう。

 

「ツナくん、みんな?よかった!無事だったんだね!」

京子ちゃんも自分のことよりみんなの心配が先だった。その優しさは美徳だが、こう言う時くらいは警戒心を持っておいた方がいいと思う。…京子ちゃんのそう言うところも好きだけど…

 

「はひっ!?な、なんですか、アレ!!」

ハルは一人、路地裏から抜けてその目の前の光景に指を差しながら後ずさる。俺たちの戦いを見ていたとは言え、あれとは毛色が違いすぎる。

 

「…ツナ、無事だったか…」

最後に目を覚ましたリボーンが乱れてしまった帽子を被り直しながら安否の確認をしてきた。リボーンの決して慌てることのない姿勢に、俺は幾許かの安心感を覚えた。

 

「リボーン!よかった〜」

 

————

——

—-

 

みんなが思い思いのことを言った後、全員を落ち着かせてこれからについて話し合った。

 

「……とにかく、今は情報がない。オレはボンゴレ本部に連絡する。ツナ、お前らはこの周辺を散策してくれ」

 

「おい、リボーン!一人で行動していいのかよ!?もしもアルコバレーノが狙われるようなことがあったら…」

 

「心配すんな、ここにはノントゥリノセッテはないみたいだからな。それに、オレは最強のヒットマンなんだぞ、簡単にやられっか」

 

そう言ってリボーンは小走りで 行ってしまった。

まったく、勝手だな……

 

「……僕も行かせてもらうよ、群れるのは嫌だからね」

 

そう言って今まで黙って傍観していた雲雀さんまでどこかへ行ってしまった。

 

「おい!待て、雲雀!!……あのヤロウ!!」

 

獄寺くんは雲雀さんの行動が許せなかったようだ。

……確かに、この状況じゃ情報が足りなすぎる。雲雀さんのアレは単独行動すると言うことだろう。

俺たちも、できるだけ多くの情報を入手しないといけない。

何があっても、俺が守るから……

 

「…みんな、リボーンが言ってた通り今は少しでも情報が欲しい。危険かもしれないが……」

 

『俺が守る』。その言葉は声には出なかった。

その代わりに、俺の額には死ぬ気の炎が灯る。

——その炎は覚悟の表れ——

どんなことがあっても、みんなは並盛に帰す……

——その背負った「願い」のために、俺は——

 

……眉間にシワを寄せていたからだろうか。山本が肩を組んできた。

 

「…ツナ、あんま気負うなよな。なんかあっても、お前だけには背負わせないぜ」

 

「武……」

 

「あっ、テメェ!俺が言おうとしたことを…十代目!俺だって背負いますよ!!」

 

「隼人も…ありがとう」

 

二人だけじゃない。

お兄さんも、クロームも、京子ちゃんやハルも、ランボやイーピンでさえも応えてくれる。

……知らない場所に来て、一人でテンパってたのか俺?

俺は一度目を閉じて、開く。

 

「…それじゃあみんな、各自散開。夕暮れ前にまたここで落ち合おう。絶対に、危険なことはするな。」

 

そう言って、俺たちはこの世界に足を踏み出した。

 

『世界総人口の約八割が何らかの“特異体質”である超人社会となった現在!混乱渦巻く世の中で!かつて誰もが空想し憧れた一つの職業が脚光を浴びていた‼︎』

 

『これは、そんな世界に紛れ込んでしまった俺たちの物語……もしくは、彼がヒーローになるまでの物語だ』

 




読んでいただきありがとうございます。
三次創作の元となる二次創作をお読みの方は不快感を持たれるかもしれませんが、これから投稿して自分の書いた物語を読んでいただけると嬉しいです
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