GT悟空が超の未来世界を救う話 【完結】   作:ゴジロット

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お久しぶりです。

最近、ジュラシックパークシリーズのTレックスが、現実に比べてひょろがりの細い体型だと知って、人知れず衝撃を受けた作者でございます(新たなる支配者はもっと王道に作り直されるべき)。


休んでいる間、ブルーアーカイブというアニメを知って、それをきっかけに原作ゲームのメインストーリーを拝見したんです。

そしたら………ネタバレになるので深くは言えないんですけど、シロコというキャラが完全にあの神作品のトランクスと同じような設定で虜になり、あの子をめちゃくちゃ幸せにさせて笑顔にしてあげたい気持ちで溢れてしまいました……。

全く……エヴァンゲリオンのシンジといい、マジでああいうキャラは作者の脳を破壊するからやめてくれ………平和な世界で青春を謳歌させてあげてよぉ~……(マイナスエネルギー蓄積中)。


……え?だったら自分で書けばいいだろって?


残念ながら私は、イオリの足を舐めるほど変態力を持っていないし、わっぴ〜さんは好きでも正実を除いたトリニティのモブがあまりにも陰湿すぎて、私では実質無理です(ただし、ヨコチチハミデヤンに散歩はさせますが)。


いやでも………

「ゴジラVSウルトラマンVSペロロジラVSビナー・キヴォトス最大の超決戦」

とか、

「暴太郎戦隊ドンブラザーズVS無限回転寿司戦隊カイテンジャー・13人の陸八魔アル」

とか、

「シン仮面ライダーオーズ・復活のユメ先輩」

とかなら書けるかな?(こんなタイトルでどうやってシロコを幸せにするんだよ)

……そうだ!

「仮面ライダーギーツ・キヴォトスグランプリ」

にすればワンチャン……


トランクス(ゼノ)「危険です!!まだ始めたばかりのにわか作者では無理なんです!!もっと情報を集めてからでも――!!」

給仕アンゴル「申し上げます!!」ドゴンッ!!

トランクス(ゼノ)はあああああああああああああ!!!!

給仕アンゴル「申し上げます!!文字化けが現れました!!」

科学者「パラガス様、コンピューターが弾き出したデータによりますと、どうやらこの先を作るのは危険ですじゃ!大人しく終わらせるのが良いかと……。」

作者代行の親父ぃ「……だが、もう遅い……。前回の話で勝利したなどと、その気になっていたお前ら読者の姿はお笑いだったぜ☆」

アシストモア「ま…まさか…!」

作者代行の親父ぃ「さぁ!真の絶望を覆す、オペレーション『ハッピーエンド』を始めようではありませんか!スイッチオン!!」ポチッ

編集長26「フッハハハハハハハ…!!!よく頑張ったがとうとう■■ス(ピーーー)の最後が来たようだなぁ…!!」


【第?托シ(17)話】貊?コ。縺ク縺ョ繧ォ繧ヲ繝ウ繝医ム繧ヲ繝ウ窶ヲ窶ヲ蠅玲ョ悶☆繧九じ繝槭せ縺ョ霆榊屮!!

 

 

 

 

 

 

シン「か……勝ったんでしょうか……?」

 

ブルマ「そうよ!!あっちの孫くん、遂にやったんだわ!!!」

 

 

歪んで暴走した正義を振りかざして、宇宙中の人間を虐殺してきたブラックとザマス―――そして合体ザマスとの戦いは、別次元からやって来た英雄の手によって終わりを向かえた。

 

悟空(GT)の拳から放たれた「龍拳」は、今まで散々世界に絶望を振り撒いた邪神を容易く貫き、肉体はボロボロに分解されて崩壊、消滅していった。

 

その奇跡の瞬間を見届けた生き残った人々やレジスタンス兵士は、遂に悪夢から解放されたと歓喜を上げ、皆んなで抱き合い喜びを分かち合う。

 

 

ゴワス「………………ザマス…………。」

 

 

そんな中、一人だけ浮かばない顔をしているのは、第10宇宙の界王神のゴワスだった。

 

超ドラゴンボールで孫悟空の肉体を手に入れ、この世界の自分自身と結託し、地球を除いた全ての人間と神々を殺し尽くしたザマスの罪はいくら師である自分でも、とても擁護出来ない。

 

それでも、己の後継ぎになる筈だった弟子の死は、やはり悲しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トランクス(未来)「終わった……!ようやく、ザマスは倒されたんだ……!」

 

ベジータ「はぁっ……はぁっ……全く、散々手こずらせやがった神だせ……。」

 

悟空(超)「ふぅ~……疲れたぁ~……。今回ばかしは流石のオラも、もうアイツとは戦いたくはねぇな……。」

 

 

悟空(超)・ベジータ・トランクス(未来)の三人は、ようやく長いようで短い死闘に終止符が打たれた事に緊張が解れて安堵すると、身体を大の字になって仰向けに倒れる。

 

恐らくここまで辛く苦しい思いをした戦いは、後にも先にも無いだろう。

 

事実、戦闘よりも平和を望むトランクス(未来)は勿論の事、純粋なサイヤ人故に戦闘狂のベジータと悟空(超)ですら、もう二度とブラックとザマス、そして合体ザマスとは戦いたくないという感情があった。

 

それだけ今回の敵は自分達が相手するには早すぎて、到底対処し切れない存在だった。

 

 

悟空(超)「……にしても、あっちのオラが最後に打ったあの技は、ホントに凄かったなぁ〜……。何時かオラも使えるように、戻ったら早速ビルス様とウイスさん所で修業しねぇとな。」

 

 

だからこそ―――皆んなで協力して戦ったとはいえ、そのあまりにも強大な敵を見事に倒し勝利した、別次元からやって来た悟空(GT)の存在は大きかった。

 

超サイヤ人4、超フルパワーサイヤ人4、10倍かめはめ波、そして――龍拳。

 

見たことない変身と、見たことない必殺技の数々を目にした悟空(超)は、思わず感動した。

 

中でも最後に放ったあの必殺拳の「龍拳」には特に魅入られてしまい、自分も同じく使えるようになりたいと思う程に――。

 

新しく手にした身勝手の極意は勿論の事、未来世界を救ってくれた彼に負けないくらい、これからはより一層に修業に励もうと悟空(超)は心に誓うのだった。

 

 

マイ「悟空さーーん!!!ベジータさーーん!!!トランクスーーーーー!!!」

 

トランクス(未来)「――!マイ!!!」

 

 

声のした方に目を向けると、マイが駆け足でトランクス(未来)の下へ来た。

 

彼女の姿を見て、疲れ切った身体を起こしたトランクス(未来)は、駆け寄って来たマイの方に向かう。

 

 

マイ「やったよトランクス!!遂にザマスが……世界が救われたんだ!!」

 

トランクス(未来)「あぁ!……もしかしてあの時ザマスがおかしくなったのは、マイがやったのか?」

 

マイ「うん!ブルマさんが残してくれた強化弾で、ポタラを撃ち抜いたんだ。まさかあそこまで通じるなんて、思ってなかったけど……。」

 

トランクス(未来)「そうだったのか。オレは、また君に助けられたんだな。ありがとう!」

 

マイ「……ううん。その言葉は私よりも、私達やこの世界の為に必死で戦ってくれた、別次元の悟空さんにちゃんと言わないと……!」

 

トランクス(未来)「そうだ!オレもあの人に……。」

 

 

マイの言葉によって、トランクス(未来)は世界を救ってくれた英雄に感謝を述べようと急いで悟空(GT)の下に行こうとするが、たった数歩移動しただけで足に力が無くなり、倒れそうになる。

 

それを即座にマイが受け止めてると、トランクスを支えて共に歩き出す。

 

 

マイ「ほらトランクス、一緒に行くよ。」

 

トランクス(未来)「……本当に、何時もありがとう、マイ……。」

 

 

立つ事さえ難しいくらいにフラフラの自分を支えながら、歩幅を合わせてゆっくりと歩くマイの姿に、トランクス(未来)は彼女に対しても感謝を伝えたい気持ちが抑えられなかった。

 

今日この時まで生きてこれたのも、どんなに辛くて苦しい戦闘に耐えられたのも、例え気を扱えずとも一緒に戦ってくれた彼女の存在のおかげだ。

 

自分は何時も誰かの支えられて生きているのだと、この時改めてその身を以て実感したのだった。

 

 

 

 

 

悟空(超)「………さ〜てオラも、アイツ(悟空(GT))に礼を言わないとな。」

 

 

彼ら二人と同じく悟空(超)もまた、何から何まで世話になったもう一人の自分にちゃんと礼を言おうと思い、身体を起き上がらせる。

 

多少ふらつきながらも地に足付けてしっかり立つと、倒れたままのベジータに手を差し伸べる。

 

 

悟空(超)「ベジータ、手ぇ貸すぜ?」

 

ベジータ「………キサマの手なんぞ借りん…!」

 

 

しかし悟空(超)の手助けを拒否し、プライドの高いベジータは自力で立ち上がろうとする。

 

だが彼もまた、まともに動けるだけの力は無くなっているため身体を起こす事が出来ず、見兼ねた悟空(超)が半ば強引にベジータの腕を掴んでアシストした。

 

 

悟空(超)「ほら、そう無理すんなって。オラ達お互い、もうまともに動けねぇくれぇにフラフラなんだからよ…。」

 

ベジータ「……フンッ。」

 

 

強引に身体を持ち上げられてすぐ悟空(超)の手を振り払って、何時もの調子に戻る孤高なサイヤ人の王子。

 

どれだけ疲れていたとしても、彼のプライドの高さだけはまだ健在だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悟空(GT)「………………。」

 

 

全力の龍拳を叩き込んだ事でエネルギーの大半を失った事で赤い輝きが消え、超フルパワーサイヤ人4から元の超サイヤ人4に戻った別次元の孫悟空(GT)。

 

しかし、合体ザマスは倒されたにも関わらず、彼は一向に緊張が解かれなかった。

 

 

悟空(GT)(何だ…!?このイヤな予感がする雰囲気は……!?オレは確かに、ザマスが宇宙と一体化出来ねぇくれぇの超フルパワーで、完全に消滅させた筈なのに……!!)

 

 

あの時、悟空(GT)は「終わりと始まりの書」でみた本来の歴史のように、ザマスが概念的な存在となって宇宙と一体化出来ない程のパワーの龍拳で、肉体のみならず、魂ごと完全消滅させた。

 

だが、張り詰めた空気が更に重く感じるようになっていて、自身の第六感が酷く警告を知らせているような感覚にあった。

 

 

この異様な空気感と胸騒ぎは、間違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――ヤツ(ザマス)はまだ、生きている!――

 

 

 

 

 

 

トランクス(未来)「おーーい!!!悟空さーーん!!!」

 

マイ「悟空さーーーん!!!」

 

 

そこへ、世界を救ってくれた事に御礼を言おうと、遠くからトランクス(未来)とマイがおぼつかない足取りで悟空(GT)に寄って来る。

 

それを見て今来るのは危険だと思った悟空(GT)は、慌てて振り返ると大声を出して二人を制止した。

 

 

悟空(GT)「――っ!!来るなトランクス!!!」

 

トランクス(未来)「……え?」

 

悟空(GT)「気をつけろ!!!ヤツはまだ生きt―――!!!」

 

 

 

 

 

突如、どこからともなく発生して飛んできた紫色の雷(・・・・)が悟空(GT)の背中に直撃し、叫ぶ彼の言葉が途中で途切れる。

 

 

悟空(GT)「ぐあぁっ!!!」

 

 

急に後ろから不意を突かれた事で、短い悲鳴を上げて「ドサリッ」と倒れる悟空(GT)。

 

それを聞いた為に、再び瓦礫と化した都市跡の生存者達や戦士達に、緊張が走る。

 

 

 

悟空(GT)「くっ……!」

 

 

疲れ切ってパワーダウンした骨身に応えるが、すぐさま立ち上がって戦闘体勢に入った悟空(GT)は、紫色の雷が飛んで来た方向に目を向ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠くを凝視して見るとそこには一つの人影―――半身が崩壊した状態の合体ザマスが居た。

 

 

 

 

合体ザマス「………………。」

 

 

 

 

 

トランクス(未来)「ザマス……!!!」

 

悟空(GT)「嘘だろ……!?オレの最高の技の龍拳を食らって、まだ倒れねぇのか……!?」

 

マイ「……ちょっと待って!!何か様子がおかしい…!!」

 

 

合体ザマスがまだ生きている事に悟空(GT)をはじめ、トランクス(未来)とマイ、全員が戦慄する。

 

 

 

 

――いや、それだけではない。

 

 

 

マイが合体ザマスの様子が変だという事に気がつき、双眼鏡を覗いてみる。

 

するとなんと、合体ザマスの隣に一つ分の人影が瓦礫の向こうから登って来ると、合体ザマスがもう一人、二人。

 

 

 

それに続くように、更に瓦礫の向こうから同様の人影が、数え切れない程の数(・・・・・・・・・)で現れる。

 

 

 

 

 

 

悟空(GT)「な…!?何だよこれは……!!」

 

 

辺り一帯、そして空を埋め尽くすほど無数の半壊した合体ザマスが覆い尽くしており、悟空(GT)はその光景に驚愕してしまう。

 

その数は目視で数千人以上――いや、数万人かもしれない。

 

数え切れない程の数が存在する合体ザマスは、一人一人容姿が若干異なっていて――、

 

 

半壊状態の合体ザマスとほとんど同じ者

 

身体の半分以上が崩れてヒトの形を保っていない者

 

上半身が真っ二つに割れている者

 

数十m以上の体格を持った者

 

身体が両側共に紫色になってドロドロになった者

 

 

等と様々な姿をしていた。

 

戦闘力も個体によってはバラバラで、先ほどまで戦っていた時とあまり変わっていない者もいれば、本来の歴史まで弱体化した者もいるが、どれも驚異的な強さである。

 

 

悟空(超)「やっとこさ倒したってぇのに……。」

 

ベジータ「ど…どうなっていやがる……!?」

 

ブルマ「ちょっとちょっと!!倒されたんじゃないの!?それに何でこんなに増えてるのよ!!?」

 

ゴワス「わ…私にも分からん…!!こんなケースは今まで見たこと無い……!!」

 

シン「む…寧ろ……状況がもっと最悪に……!!」

 

 

その恐ろしい光景に悟空(超)達はもちろん、ここまで運良く生き延びてきた生存者達は、再び表情が絶望に染まる。

 

 

悟空(GT)の大技「龍拳」を食らって、合体ザマスは完全に消滅したかと思われたのだが、ここで予想外の事態が起きてしまっていたのだ。

 

先ほどゴワスは「同じ存在同士が合体した事で、細胞レベルまで融合してしまった」と供述した。

 

事実それが原因で、ゴクウブラックの「ダメージを受ける度に強くなるサイヤ人の肉体の力」と、ザマスの「不死身の身体」が不完全になり、倒す事が不可能と思われていた合体ザマスを倒す事が出来た。

 

だが、実はその二つの力は変な形で融合してしまい、龍拳を受けた事で生命の危機に瀕したのがキッカケで能力と細胞が急激に活性化、プラナリアの如くバラバラになった肉片が独立して、再生と増殖を果たしてしまったのだ。

 

これに関しては別に誰もせいでもなく、ただただ不運としか言いようがない。

 

 

 

合体ザマス「…ワ……レ……ラ……。」

 

 

そんな中、身体がほとんど崩壊しながらも、辛うじて口だけは動かせる一人の合体ザマスが、途切れ途切れになりながら言葉を発する。

 

それを皮切りに、他の増殖した合体ザマス達もまた続いて声を発した。

 

 

合体ザマス「ワレ…らは……ザマス……!」

 

合体ザマス「我々は……一人であり……。」

 

合体ザマス「我々は……大勢であるが故に……。」

 

合体ザマス「我々は……無限なり……!!」

 

合体ザマス「人間どもよ……。」

 

合体ザマス「我らの正義の光よって……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

合体ザマス軍団『浄化されよ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悟空(GT)「くっ…!!トランクス!!!皆んなを連れて、過去へ逃げろ!!!!」

 

トランクス(未来)「えぇっ!?まさか悟空さん、あの数を一人で相手にする気ですか!!?」

 

悟空(GT)「早くするんだ!!!今のオレじゃあ、時間稼ぎぐれぇしか出来ねぇぞ!!!!」

 

 

それだけ言い残して、悟空(GT)は気を開放して黄金のオーラを身に纏うと、地を蹴って合体ザマス軍団に向かい飛び立つ。

 

すると同時にガレージにいた第10宇宙の界王神ゴワスが、界王神専用の瞬間移動の「カイカイ」でトランクス(未来)達の目の前に現れて、二人に手を差し伸べる。

 

 

ゴワス「お二方!!早く私に捕まって下され!!」

 

マイ「は…はい!!」

 

トランクス(未来)「でも、悟空さんが……!!」

 

ゴワス「お急ぎを!!ここに居ては危険だ!!!」

 

 

彼の言葉に、トランクス(未来)とマイはそれぞれ急いでゴワスの手を掴む。

 

二人が手を掴んだのを確認したゴワスは、すぐに「カイカイ」を唱えてその場から離れて、ガレージの方まで瞬間移動した。

 

ゴワスがトランクス(未来)達を回収している一方で、第7宇宙の東の界王神のシンもまた同じく悟空(超)とベジータの元へ向かうと、彼らに逃げるように促した。

 

 

シン「悟空さん!!ベジータさん!!ここから逃げましょう!!!」

 

ベジータ「何だと…!?」

 

悟空(超)「逃げるって言ったって…このままザマスを放っておく訳には……。」

 

シン「早く!!!あちらの悟空さんが、時間を稼いでいる間に早く手を!!!」

 

悟空(超)「あ…ああ!!」

 

ベジータ「……チッ!くそ!!」

 

 

状況が状況なだけに、ここは撤退するのが先決だと判断した二人のサイヤ人。

 

悟空(超)はシンの手を繋き、ベジータは肩を掴んだ瞬間に、シンは一刻も早く「カイカイ」でガレージに瞬間移動。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他の皆んなが逃げる時間を稼ぐべく、超サイヤ人4の悟空(GT)は残されたパワーを全快に引き出し、分裂して増殖した大量の合体ザマスの軍団に迫ると攻撃を開始。

 

しかし、もう超フルパワーサイヤ人4になれるどころか、10倍かめはめ波すら撃つのが厳しいまでにエネルギーと体力を消耗した今の状態では、少なくとも数千人以上は居る合体ザマス達を相手にするのはあまりにも無謀すぎる。

 

それでも―――それが分かっていても尚、悟空(GT)は手からエネルギー弾を連続で撃ち出した。

 

 

 

悟空(GT)「だりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!!!!」

 

 

ばら撒かれたエネルギー弾は次々に合体ザマス達に当たって、肉体を欠損させる。

 

戦闘力は相変わらず高いが、増殖した合体ザマスは分裂前の単体に比べてると防御力が著しく低下していて意外と脆く、倒す事自体はそこまで難しくない。

 

これだけは不幸中の幸いで、強力な気弾を連射しまくって合体ザマス達を撃墜、吹っ飛ばしていく。

 

しかし、倒しても倒しても吹っ飛んだ部位はすぐさま再生される上に、吹っ飛んだ部位が新たな合体ザマスとして形成する為、寧ろ倒せば倒す程に数が増えていく。

 

まるで、魔人ブウとメタルクウラを合わせたかのような絶望的現象に、悟空(GT)はどんどん焦ってしまう。

 

 

悟空(GT)「ち…ちくしょう〜…!!これならどうだ!!」

 

 

悟空(GT)は即座に両手を右腰辺りへ持ってきて、鳥の嘴のように指をたわめながら合わせた構えを取る。

 

黄金のオーラを全身から溢れさせ、高めた力を腕に集中させ、青白い光が合わせた両手の中に宿った。

 

 

悟空(GT)「かぁ~……めぇ~……はぁ~……めぇ~……波ああぁぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!」

 

 

バチバチとイナズマが発生した砲丸サイズの光球が完成すると、いつもの掛け声を詠唱した後に両手を前に出してエネルギーを解き放った。

 

強力な極太ビーム「超かめはめ波」は一直線に合体ザマス達に照射され、青白い閃光が大量の敵を飲み込んでいった。

 

更にはその巨大な光線を撃ちながら方向を変えて、周りにいる他の合体ザマス軍団を薙ぎ払うように当てていく。

 

一人残らず全ての邪神を、強大且つ特大のエネルギー波で一掃する事に成功し、周りは煙が立ち込める。

 

 

悟空(GT)「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……!」

 

 

だが消耗も大きく、限界以上に力を使った影響で気が一気に無くなり、激しい息切れをしてもう変身を維持するのがやっとなまでの状態だった。

 

それでも、肉片すら残らないレベルで撃った為、全員倒す事は無理でも確実に数は減っている筈だろう。

 

 

そうと思いたい中、煙が晴れて周りがよく見えるようになっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、数が減るところか、より倍以上に合体ザマスが増えていて、全員が何時でも必殺技を撃てる準備が整っていた。

 

 

悟空(GT)「なっ!?」

 

合体ザマス「裁きの刃!!!!」

 

合体ザマス「絶対の雷!!!!」

 

合体ザマス「聖なる逆鱗!!!!」

 

 

驚いて絶句する悟空(GT)に、容赦なく合体ザマス達は大量の気功波を放って襲い掛かる。

 

圧倒的な質量の弾幕を避ける余裕もなく、四方八方から一斉に受けてしまう。

 

 

悟空(GT)「うわああああああああああああああっ!!!!!」

 

 

必死で耐える悟空(GT)だが、あまりの凄まじい威力に為す術が無いまま攻撃を受け、彼の悲鳴は爆発音で掻き消された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悟空(GT)が合体ザマス軍団の注意を引き付けて時間稼ぎしている間、二人の界王神達の「カイカイ」によってガレージ型の避難シェルターまで戻ってきた悟空(超)・ベジータ・トランクス(未来)・マイの四人。

 

ガレージにいる人々は、この絶望しかない光景にパニック状態になっているが、そちらは二人のレジスタンス兵士達が必死で宥める。

 

トランクス(未来)はすぐに母親のブルマに駆け寄り、タイムマシンを出すように声を掛ける。

 

 

トランクス(未来)「母さん、すぐにタイムマシンの発進準備を!!今この場にいる人達だけでも、皆んなを過去の世界へ避難させます!!!!」

 

ブルマ「え…えぇ!!」

 

 

ガレージの外を出てすぐ近くに、タイムマシンが仕舞ってあるホイポイカプセルを投げると、カプセルは投げた直後に「ボンッ!」という音と共にタイムマシンが出てくる。

 

タイムマシンはブルマの手で既に修理が完了されていて、不備無く完璧な状態に仕上がっている。

 

ブルマは早速タイムマシンに搭乗し、すぐに発進準備を整え始める。

 

 

ベジータ「……だが、どうやってこの人数を過去へ運ぶんだ!?タイムマシンの定員は、操縦者を入れて3〜4人が限界なんだぞ!!オマケに往復分の燃料の抽出は、丸1日もかかるというのに……!!」

 

悟空(超)「でぇじょうぶだ!タイムマシンなんだから向こうで1日経ったって、燃料を満タンにしたら同じ時間の直後に来ればいいんだ!だから焦らず回数を重ねて皆んなを送ったら、オラ達も一度過去に戻って、体勢を立て直したらすぐにこっちに――!!」

 

マイ「悟空さん!それは無理なんです!!」

 

悟空(超)「…え?何でだ…?」

 

マイ「こっちの世界のブルマさんが生前に言ってたんですけど、このタイムマシンは最初に設定された座標だけで、悟空さん達の住む並行世界の過去に繋がってるんです!!だから1つでも設定を変えてしまうと、二度とこっちの世界に戻って来れなくなってしまうんです!!」

 

悟空(超)「いいっ!?マジかよ……!!」

 

 

一日経っても同じ時間に戻れば良いと――そう悟空(超)の提案したアイデアは、マイの指摘で不可能だと言われてしまった。

 

今まで並行世界の過去に繋がっているのも、17年前に初めて悟空達に出会った時からずっと同じ座標に設定されているからである。

 

仮に設定を変えた場合この未来世界ではなく、悟空(超)達の住む世界の未来に繋がってしまう為、変えたくても変えられないのだ。

 

 

トランクス(未来)「……大丈夫だ、マイ。」

 

マイ「……え?」

 

トランクス(未来)「実はこのタイムマシンは、前にオレが使っていたのとは別のタイムマシンなんだ。だから、設定を変更しても戻って来れる。ですよね?母さん。」

 

ブルマ「ええ、出来るわよ。タイムマシンに搭載されてある次元転送装置の周波数を変えるのよ。ちょっとした裏技みたいな感じで、上手く応用すれば同じ時間の直後に戻って来れる!」

 

 

だが、覚えているだろうか?

 

トランクス(未来)を追って、偶然にも並行世界の過去に来たブラックが、時の指輪や時空の乱れが原因で強制的に未来世界に戻された際に、トランクス(未来)が乗っていたタイムマシンを気弾で破壊した事を――。

 

あの後に、ブルマはカプセルコーポレーションで保管されていた「セルが乗ってきたタイムマシン」を修理、改良する事で新たなタイムマシンを完成し、それを使って悟空(超)とベジータはこの世界にやって来た。

 

セルが生まれた世界と、トランクス(未来)やマイの住むこの未来また別々の並行世界であり、設定された時代の座標もまた違っている。

 

なので、そのタイムマシンを使っても尚問題なくこの世界に来れるという事は、例え設定を変えても戻って来れるという事だ。

 

 

マイ「本当ですか!?じゃあ皆んなを、過去へ送って助けられるんですね!!」

 

ブルマ「……それでも、完璧じゃないから多少のタイムラグが発生してしまうわ!だから一度過去に戻ったら、超特急で多く乗せれるように改造をして――!」

 

 

 

操縦席に座り、複数のボタンを押したりして、飛び立てる寸前にまで発射準備を整えるブルマ。

 

だがそこに、赤い刃状の気弾がタイムマシンに向かって降ってきた。

 

 

 

トランクス(未来)「――っ!!母さん危ない!!!!」

 

ブルマ「きゃあっ!!?」

 

 

気付いたトランクス(未来)は咄嗟に母親を抱きかかえてすぐにタイムマシンから離れると、その直撃、赤い刃の気弾がタイムマシンに着弾。

 

木っ端微塵に爆発してタイムマシンが原形を留めず粉々に壊れてしまった。

 

 

ベジータ「ブルマ!!!!」

 

トランクス(未来)「母さん、大丈夫ですか!?」

 

ブルマ「私は大丈夫よ。でも、タイムマシンが……。」

 

マイ「ああ……そんな…………。」

 

 

トランクス(未来)が即座に動いてくれたおかげで、ブルマは一つも怪我をせずに済んだのだが、そのかわりタイムマシンは無惨な形になってしまった。

 

細かいパーツ等が周りに飛び散り、気弾の着弾時に発生した燃え盛る炎により、マシンに書いてあった「HOPE(希望)!!」の文字を黒く塗りつぶしていく。

 

これによって、回数を重ねて生き残った人々を過去に避難させる段取りが破綻してしまい、悟空(超)達は自身の住む過去の世界に帰る手段を完全に無くしてしまった。

 

しかも、畳み掛けるように負の連鎖が続く。

 

 

 

 

悟空(GT)「ぐあああっ!!!!!」

 

 

増殖した合体ザマスの軍団による袋叩きに会い、地面に叩きつけられた悟空(GT)が、約数回バウンドした後にガレージのところまで吹っ飛んできた。

 

紫の雷と高熱火球に焼かれ、刃状の気弾に刺され、赤い体毛に覆われた身体は傷だらけになって所々が出血しており、悟空(超)達の目の前でうつ伏せ状態で倒れる。

 

 

悟空(超)「別次元のオラ!!でぇじょうぶか!?」

 

悟空(GT)「ぐっ……くぅ…………!」

 

 

心配した悟空(超)が急いで駆け寄り、彼の安否を確認するため身体を起こしてあげる。

 

しかし、連戦による疲れと莫大なエネルギーの消耗、そして合体ザマス軍団の執拗な攻撃によって戦う力が失うと、悟空(GT)は光に包まれる。

 

すると、身体は縮んで子供の体躯、同じ左右非対称にはねた独特の黒い髪型、小さな背丈に合った上が薄藍色で下が黄土色の道着を着た姿へと戻ってしまう。

 

今まで戦い続けた超サイヤ人4の変身が、遂に解かれてしまったのだ。

 

 

悟空(GT)「はぁ……はぁ………めぇったな………。まさかこんな事になるなんてなぁ………。」

 

 

皆んなが繋いできた努力と希望が、こんな形で打ち砕かれるなんて――。

 

宇宙と一体化させないどころか、分裂してより最悪な状況になってしまった事に、悟空(GT)は激しく息切れをしながら、今まで頑張ってくれた皆んなに申し訳ない気持ちだった。

 

 

 

合体ザマス「どうやらキサマの足掻きも、ここまでのようだな……。」

 

悟空(GT)「くっ……!!」

 

 

そこへ顔が半分以上崩れて、邪悪さを超えて不気味な笑みを浮かべる合体ザマス達。

 

いつの間にか周りはヤツらによって、一切の逃げ場を潰すように取り囲まれていた。

 

 

合体ザマス「タイムマシンを失った以上、最早キサマらに逃げる余地はない。」

 

合体ザマス「先ずはキサマらの息の根を止める。」

 

合体ザマス「そして………そこから始まるのだ……!」

 

合体ザマス「我々の新たなる野望……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

合体ザマス軍団『全時空0計画が……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悟空(GT)「全時空0計画だって…?」

 

悟空(超)「今度は何を考えているんだ!!」

 

 

合体ザマス達の言葉から飛び出してきた、聞き慣れない新たな計画。

 

今までヤツらが掲げていた――宇宙中の人間達を抹殺する「人間0計画」とは、何が違うのだろうか。

 

悟空(超)の問いに、合体ザマス達は答える。

 

 

 

合体ザマス「フフフ……ここまで抗った事に敬意を評して、特別に教えてやろう……。」

 

合体ザマス「全時空0計画とは……。」

 

合体ザマス「12ある宇宙のみならず、過去と未来、並行世界、そして……別次元……。」

 

合体ザマス「その全ての世界に蔓延る人間と神々どもを、一人残らず一掃する。」

 

合体ザマス「やがて真の意味で宇宙をまっさらにした後に、新たに世界を創造し直す。」

 

合体ザマス「そして、生まれ変わった無数の美しき理想の新世界を、我々自らの手で導くのだ。」

 

 

歪な邪神達から語られる、恐ろしい計画。

 

合体ザマス達は己が増えたのを良い事に、当初の「人間0計画」の規模を一気に拡大させて、あらゆる世界、あらゆる時空、あらゆる宇宙を滅亡させようと企てていた。

 

あんなヤツを生かしておいたら、文字通り全ての世界の人間達が殺し尽くされてしまう。

 

だが、合体ザマスには他の次元を自由に移動する能力を持っておらず、どうやって次元移動をするのかが謎である。

 

 

悟空(GT)「……けんど、どうやって他の次元に……?――まさかっ!!」

 

 

しかし悟空(GT)は気づいてしまった。

 

自由にという訳ではないが、別の次元に渡る方法がある事に。

 

その考えは同じだったようで、一人の合体ザマスは上空に浮かんでいる、ブラックが大鎌で斬り裂いた時に発生したワームホールのような裂け目に指差した。

 

 

合体ザマス「そうだ!!キサマが通って来た、あの裂け目を利用するのだ!!」

 

合体ザマス「当然、キサマの居た次元世界にも侵攻する!!」

 

合体ザマス「神に歯向かった大罪……キサマの世界そのもので精算してやろう……!」

 

 

どうやら合体ザマス達は、悟空(GT)がこの未来世界に来る為に利用したあの巨大な空間の裂け目を通って、別の次元に行くらしい。

 

本来あの穴は、正しい歴史ならばすぐに閉じて無くなる筈だったのだか、悟空(GT)が突き破るように来たせいで今は開きっぱなしで、他の次元との境界線が曖昧の状態になっている。

 

ならば、同じ方法で悟空(GT)が元々居た次元世界は勿論の事、数多の次元へ侵攻する気だ。

 

 

シン「それでも……!時の指輪では過去に行けない筈だ!!お前はこの世界で合体した以上、我々の居た過去の世界には介入出来ない!!」

 

合体ザマス「誰が時の指輪を使うと言った?」

 

合体ザマス「我々も持っているのだよ、タイムマシンを!ゴワス、我々の元師であるオマエならば、見当が付いているだろう……?」

 

シン「何だって!?そうなのですか?ゴワス様!」

 

ゴワス「まさか……あのタイムマシン(・・・・・・・・)を……!?」

 

合体ザマス「第12宇宙の界王神『アグ』を始末した際、界王神界の宮殿の奥に、厳重に保管してあったのを見つけてな……。」

 

合体ザマス「あれは思わぬ収穫だった。」

 

 

ここにきて合体ザマスもまた、タイムマシンを所持しているという新たな事実が判明する。

 

嘗て第12宇宙に住む高度な文明を持った種族の人間が、偶然にも時間を越える理論と技術を発見し、不可能といわれた「過去に戻る装置(タイムマシン)」を作り上げた事がある。

 

だが、その装置を使ったが為に歴史が変わって並行世界(パラレルワールド)が誕生し、以後、時間の操作は神々の視点でも禁じられるようになり、装置そのものは第12宇宙の界王神アグが大切に保管されていた。

 

この事は全王や大神官を含めた天使以外では、ゴワスなど年配の界王神しか知られていない機密情報なのだが、ブラックが全ての界王神(と、生命を共有している破壊神)達を抹殺している中で見つけていたのだ。

 

つまり、ブラックが初めて悟空(超)と対峙した時のような時空の揺らぎを利用する手間も無く、合体ザマス達は自由に過去へ行く事が出来てしまう。

 

 

悟空(超)「そんなん有りかよ……!?そんじゃあ仮に元の世界に逃げ帰ったって、追っかけて来ちまうって事なのか…!?」

 

合体ザマス「やっと低脳のサイヤ人のキサマでも、己の状況を飲み込めたか……。」

 

合体ザマス「オマエ達には最初から、敗北する選択しか無い事に……!」

 

 

じりじりと距離を詰めてくる合体ザマスの軍団。

 

全員が戦えるだけの体力を失い、タイムマシンを破壊されて逃げる手段を無くし、完全に勝ち目が無くなってしまった悟空(GT)達。

 

もうどれだけ足掻こうとも、希望を信じて戦ってきた戦士達の敗北は、確定事項となってしまった。

 

 

 

 

 

全ての宇宙、全ての並行世界、全ての次元の消滅は、最早時間の問題だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―諦めるのはまだ早いぞ!!―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然、この場に居る者の誰でもない―――しかし何処かで聞いたことのある“男性のような声”が、悟空(GT)の心から響いてきた。

 

 

悟空(GT)「な…何だ!?――うわっ!!?」

 

 

いきなりの事で動揺する彼だが、その直後に気を開放してもいないのに己の身体から金色の光を発した。

 

眩く輝く金色の光は悟空(GT)から離れて、目の前に集約されていくと、野球ボール大サイズの一つの球体となる。

 

そのオレンジ色の球体の中には、赤い星が4つ(・・・・・・)入っており、再び光り輝くと、今度は猛烈な炎が発生して包まれる。

 

赤い炎は威力を増して渦巻いていくと、それが徐々にヒトに近い形に形成されていった。

 

そして――――ヒトの形が完全になると炎は弾けて、中から新たなる戦士が現れた。

 

 

 

 

 

その者はなんと、オレンジに近い黄金の体色をした、一対の翼を生やした炎を司る龍人だった。

 

 

 

???「助けに来たぞ、孫悟空!」

 

悟空(GT)「す…四星龍!!」

 

四星龍「ここからはオレ達も加勢する!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃。

 

 

エイジ852―時の巣―

 

 

どの次元の歴史にも属さないこの世界において、時の界王神クロノアの住まいである時の巣。

 

数多の次元や並行世界の歴史が記されている「終わりと始まりの書」が大量に保管されている刻蔵庫(こくぞうこ)において、嘗て無い大異変が発生していた。

 

それはクロノアが抗議しているタイムパトローラー達の対応に追われながらも、自ら歴史改変を容認した件で全王に対する謝罪の言葉を考えてる時に、突然起きた。

 

なんと、先ほどクロノアが訪れた未来世界で、別次元から来た悟空(GT)が龍拳で合体ザマスを倒した瞬間に、その歴史が記されている巻物が黒いオーラを放出しだしたのだ。

 

巻物に黒いオーラが出ているのは、それに記録されている歴史が何かしら改変された事の表れである。

 

しかも、それを皮切りに刻蔵庫全体が地震でも起きたかのように揺れ出すと、別の歴史が記録されている他の大量の巻物が同様に黒いオーラを出し始めた。

 

 

クロノア「一体どうなっているの!!?」

 

トランクス(ゼノ)「分かりません!!見たところ、刻蔵庫にあるたくさんの巻物が一斉に、謎の歴史改変を起こしてます!!!」

 

老界王神「それは言われなくても分かっとるわい!!!何でこんな事が起きているのか聞いているじゃ!!!!」

 

 

突然の事に原因が分からず、黒いオーラに覆われた刻蔵庫でパニック状態になる時の番人達。

 

今まで様々な世界で数多の歴史の修正してきた彼らだが、これ程まで大規模に歴史改変が起きたのは未だ嘗てない事態だ。

 

 

クロノア「まさか…!!」

 

 

この原因に心当たりがあるクロノアは、黒い光に包まれた一つの終わりと始まりの書を手に取ると、巻物を広げる。

 

その巻物には、本来ザマスと全王によって滅びる筈だった世界が、別次元の悟空(GT)によって救われ消滅を回避した歴史が記録されている。

 

ところが改めて巻物を確認してみると、そこには倒された筈の合体ザマスが突如大量に増殖し、悟空(GT)達が追い詰められている歴史が刻まれていたのだ。

 

悟空(GT)は果敢に合体ザマスの軍団に立ち向かうものの、所詮は多勢に無勢。

 

消耗仕切った身体に重くのしかかる圧倒的な数の暴力により、追い詰められていた。

 

しかも、その後に合体ザマス達は上空に浮かぶ空間の裂け目を通って、別々の歴史世界に侵攻を始めたのだ。

 

恐らくこれが、他の歴史で改変が起きた原因と思われる。

 

 

クロノア「やっぱり……この歴史を起点に各世界で歴史改変が起きてる!!でもどうして……!?さっき悟空さんがザマスを倒して変わった歴史を、私の力で正史に書き換えた筈なのに……!」

 

トランクス(ゼノ)「と…時の界王神様!!!コントン都が大変です!!!!」

 

クロノア「もう!今度は何!!?隊員達が何かやらかしたの!?」

 

トランクス(ゼノ)「違います!!合体ザマスの軍団が……コントン都に襲撃して来ました!!!」

 

クロノア「な…何ですって!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コントン都

 

 

 

男サイヤ人「出て来い時の界王神!!!!何時まで閉じ籠もっているつもりだ!!!!」

 

女サイヤ人「この飯マズ駄女神野郎!!!さっさと『ザマスと全王に滅ぼされた未来世界の復活』を、認めやがれぇぇぇっ!!!!」

 

フリーザ一族「表に出てきて、一連の歴史ヘの干渉を容認するこの証明書にサインをしろ!!!!」

 

女魔人「もう二度と料理を作るなああああっ!!!!」

 

 

時の界王神やトランクス(ゼノ)の要請で、抗議の鎮圧に来ていた破壊神やその他の強力な戦士達は、ザマスと全王の手で消滅する未来の歴史を改変すべく立ち上がったタイムパトローラー達の手によって、約5分足らずで返り討ちにされた。

 

隊員達は彼らに勝利すると、付き人の天使と共々元の歴史世界に送り返した後、再び抗議を再開。

 

途中、いつの間にか復活していたドミグラ・トワ・ミラ達がコントン都に侵入するというトラブルがあったのだが、破壊神に比べると小者でしかないヤツらなんて今更敵ではなく、隊員達がちょっと本気を出しただけで尻尾を巻いて逃げて行った。

 

しかし、戦闘中に時の巣に通ずる入口が閉じられてしまい、隊員達は時の界王神に直接抗議する事が出来なくなってしまった。

 

隊員達は時の巣で様子を見ているであろう時の界王神に、出て来るよう大声で叫ぶのだが、向こうからは一切の返答が無い。

 

恐らく、トランクス(ゼノ)や老界王神らと共に熱りが冷めるまで時の巣に籠城するつもりなのだろうが、未来世界を心から強く救いたい彼ら隊員達がその程度で揺らがず、逆に抗議がますますヒートアップしていく。

 

しかし、このままの状況が続くのもあまり良くない。

 

 

 

反抗声明の代わりとして、トランクス(ゼノ)の世界の悟飯を勝手に生き返らせる歴史改変でも起こそうかと、何人か隊員達が考え出したその時だった。

 

 

 

 

 

 

男地球人「おい……何だアレは。」

 

ナメック星人「……新しい『時の裂け目』か?」

 

 

突如コントン都の上空にどす黒く空間が渦巻くと、巨大なワームホールが出現した。

 

真っ先に気付いた男性の地球人隊員やナメック星人隊員の言葉が耳に入り、他のタイムパトローラー達は思わずその空間の歪みに目を向ける。

 

 

 

貴方(プレイヤー)「……………。」

 

 

そんな他の隊員達が空間の歪みそのものに気を取られてる中、鋭い目つきでワームホールを凝視しているのは、コントン都に滞在しているタイムパトローラー達の中で、最強戦士の一角を担う貴方(プレイヤー)自身。

 

その実力は凄まじく、悟空達が共闘や合体等でようやく倒せたジレンやブロリー(超)を単独で倒せる事が出来る他、ブルーのベジットやゴジータをまとめてねじ伏せたり、12人いる破壊神全てを相手にして圧倒するなど、数々の伝説を残すほどの常軌を逸した強さの持ち主である。

 

同僚やライバルは、貴方の事を「本気の天使に一番勝てる可能性のある戦士」と評しており、貴方自身も、自分の実力を正しく認識しながらも自惚れはせずに、日々努力を重ねている。

 

貴方はコントン都にいきなり出現したワームホール―――ではなく、ワームホールの先に居るモノに警戒を高めていた。

 

何故ならあの空間の穴の中から、歴史改変の修正任務やパラレルクエストにおいて、何度も戦った事がある邪悪な神の気に酷似していたからだ。

 

―――だが、自分が知っているヤツの気とはかなり違いがある。

 

それは、感じ取れる気が一つや二つどころか、無数に存在しているという事。

 

更には、大きさにバラつきがあるものの、本来のヤツを遥かに凌駕する気である事だ。

 

 

貴方(プレイヤー)「………来る。」

 

 

貴方はすかさず内なる力を開放してオーラを纏い、任務などでよく使用する得意な変身を遂げると、尊敬する戦士と同じ構えを取って臨戦態勢に入る。

 

直後、ワームホールの奥から、ヤツら(・・・)が大量に出てきた。

 

 

 

 

 

 

 

合体ザマス「我が姿は正義…!」

 

合体ザマス「我が姿は世界…!」

 

合体ザマス「崇めよ…!讃えよ…!」

 

合体ザマス「この気高くも美しい…不死にして最強の神!!」

 

 

 

 

 

 

 

合体ザマス軍団『……『ザマス』を…!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロノア「……こうなったら仕方ないわね……もう元の歴史への修正とか拘っている場合じゃない……!おじいちゃん!!」

 

老界王神「な…なんじゃ!?」

 

クロノア「ちょっとお願いしたい事があるの。今すぐにこの巻物に――!!」

 

 

事の重大に気付いた時の界王神クロノアは、現在起きているこの非常事態に対処すべく、老界王神に一つの終わりと始まりの書を渡す。

 

全ての歴史を守る為、クロノアは自ら動き出した。

 





⚫合体ザマス(半壊)・分裂体

漫画版の超と同様に分裂&増殖した合体ザマス達ですが、漫画版とは違って半壊した状態での増殖である。

また分裂した個体の容姿と戦闘力は統一性が無く、容姿は半壊の状態や真っ二つに割れた状態に巨大な状態など様々で、戦闘力は原作の合体ザマスと同じ強さから今作の合体ザマスに近いレベルの強さまで振り幅がある。

ただし共通点として、戦闘力に関係なくどの個体も肉体の防御力が著しく低下しており、悟空(超)の身勝手の極意やベジータのブルー進化でも、十分対抗出来るくらいには貧弱。

……しかし、生命の危機に瀕した事が影響で再生能力が急激に活性化している状態なので、倒しても倒してもすぐに再生するし、倒せば倒す程どんどん増えていってしまう(この辺の設定は漫画版の合体ザマスと同じ)。



⚫タイムマシンについて

アニメ版の超では、セルが乗って来たタイムマシンを修理して未来世界に行きますが、設定された座標とかが違うのにちゃんと未来に行けるという事なので、燃料抽出の為に1日経っても同じ時間に来れると考えています(作中では違ったけど)。

その辺の設定とかは、漫画版の「次元転送装置の周波数を変える方法」の応用という形にしています(まぁ壊れたんで今では無意味ですが)。



⚫全時空0計画

大量の合体ザマス達が全ての宇宙・過去と未来・並行世界・多次元世界に侵攻し、そこに居る全ての人間や神々を抹殺し尽くした後、勝手に世界を自分好みに再構築して管理する計画。

もう少し分かり易く言うと、原作漫画・アニメ無印&Z・GT・改・超・ゲーム作品の世界などは勿論、ドラゴンボールが漫画やアニメになっている私達の世界感に侵略して、破壊の限りを尽くすようなモノ。

正しく「全時空マジ◯チザマス化計画」である。

しかし、堂々とデカい口を叩いていますが、やはり全王には勝てないので、結局はチキン野郎に変わらない。



⚫四星龍

彼の出現……それはここから始まる奇跡の連続のキッカケでもある。

まぁGTの悟空のピンチならば、きっと悟飯じいちゃんの形見から生まれた彼だって現れても可怪しくないでしょう。

というか、この合体ザマス軍団を倒すには彼らの協力が必要不可欠です。

……因みにGT最終回において、ドラゴンボールと一体化するような描写から「悟空とドラゴンボール(&神龍)は一つの存在になった」という考察するファンが大多数いますが、本作ではその考察を採用しています。




⚫合体ザマス軍団がコントン都に侵入

少し先の未来でGT悟空が負けたか、または仕留め損ねた個体が裂け目を通って侵入してきた。

まだ四星龍だけでは、この絶望的状況を覆せません。

なので時の界王神、動きます。



⚫抗議するタイムパトローラー達

今回隊員達はめちゃくちゃ荒れていますが、普段仕事はキッチリこなすし、本気で未来世界を救いたいと願っている善人です。

因みに今回出てきた隊員達を簡単に紹介すると、


男サイヤ人隊員=言動こそ乱暴だが熱血漢で情に厚く、世界を滅ぼす悪を絶対に許さない。

女サイヤ人隊員=同じく言動が荒いが超が付くほど美食家で、不味い料理を作るクロノアにブチギレ状態。

フリーザ一族隊員=本家フリーザとは真逆に正義感が強く、後で発言を撤回されないように書類まで用意した。

女魔人隊員=スイーツ作りの達人であり、女サイヤ人隊員と同じく料理を不味く作るクロノアにキレた。

男地球人隊員=潜在能力開放と界王拳で戦闘力差を穴埋めする武道家で、この中ではおとなしい方である。

ナメック星人隊員=自然を愛しており、いつかホタルが住めるくらい綺麗な清流を作るのが夢。


尚、この場に居る全員が単体で破壊神クラスも容易に倒せる実力者で、未来世界を救うのを邪魔するのならば例え神であろうと歯向かう覚悟を持っている。



貴方(プレイヤー)

現在、コントン都における最強の戦士。

それはゼノバースやヒーローズ等のゲーム作品で、数多の強敵達を倒してきた貴方本人です。

どうか好きな種族、好きな容姿、好きな変身、好きな必殺技でゴミクズ(ザマス)を蹴散らし、暴れまくるのを想像して下さい。







さて、皆さんは恐らく「何であそこで終わらず増やしたんだ?」と思うでしょうが、実はコレには色々と理由がごさいまして


1.このまま終わらせた場合、救われない存在が出てしまうという事が第12話辺りを書いている時に発覚。

2.先日、ゼノバース2の新DLCをプレイして見たところ、ブラックをひたすらサンドバッグにしている自分がいて、自身の――未来トランクス編のラストに対するアンチが末期状態である事に気づいた……。

3.感想で更に続きを望むようなコメント発見………ま…まさか、まだ絶望が足りんと言うのか……!?

4.↑の事を除いてもアレコレ考えて、やっぱり全ての絶望的展開を打ち破った上で勝利しないと本当の意味で未来世界が救われたとは思えず、ならば増殖した合体ザマス達も倒してやろうと思いました。

5.そして……全てが終わった上で、本当に平和になった「光のさす未来へ!」を実現したかったからです。




さぁここからが、本当の最後の戦い!

全ての絶望に終止符を!

オペレーション「ハッピーエンド」を始動!





美しき青と緑に溢れた命の惑星――地球。

今この星の未来に、史上最大最悪の危機が迫っている!

これは、別次元にて宇宙を救った偉大なる英雄の、新たな戦いの物語。

…そして、共に未来を救うべく立ち向かう「青い風のHOPE達」の物語である!













完結は来年になるかな~……(涙)
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