GT悟空が超の未来世界を救う話 【完結】   作:ゴジロット

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マジか……シロコ*テラーが実装するなんて聞いてねぇよ………その上ウマ娘ではライスの新衣装まで……オデノ財布ハボドボドダ!!

……だが、多々買わなければ生き残れない……勝負は今、ここで決める!!(大人カード取り出す)





作者代行の親父ぃ「腐☆腐。それでは、オペレーション『ハッピーエンド』を、次のフェーズに移行するぞぉ!――ん?何だこのワームホールは……。」

ブォン

合体ザ■ス(ピーーーー)軍団『ここかあぁっ!!!!』

作者代行の親父ぃ「ファっ!?!?何でザ■■(ピーーーー)がこのコーナーに出て来たんだ!?」

科学者「パラガス様。どうやらコンピューターが弾き出したデータによりますと、増殖した■■ス(ピーーーー)がワームホールを通って、この『物語を描く時空』にも干渉して来たようですじゃ!」

作者代行の親父ぃ「ゑゑゑゑっ!?!?なんだってー!?!?このままではこの小説が■マ■(ピーーーー)エンドになって、読者を悲しませてしまう……!何としてでも侵略を阻止しなければ……!」

科学者「コンピューターが弾き出したデータによりますと、このピンチを乗り切るには物語を進めて■マス(ピーーーー)を倒す必要がありますじゃ!」

編集長26「チィッ…!オレが時間を稼ぐ!!親父ぃは早く小説の物語を進めロットォォォォ!!!!」

作者代行の親父ぃ「いいぞぉ!!ならば私は、科学者に『ブロリーを超サイヤ人4にさせる装置』を作らせた……スイッチオン!」ポチッ

編集長264「ウオオオオオオオオオッ!!!!!」

作者代行の親父ぃ「ハッハッハッハッハッハァ〜ッ!!最早ザマ■(ピーーーー)を恐れる必要はない!!今のオマエのパワーで、■■■(ピーーーー)をこの時空から消し去ってしまえ〜!!」ピロロロッ


【第18話】邪悪龍大進撃!そして蘇る希望の戦士達との再会!!

 

 

老界王神「―――良し、ようやく終わったぞ。もう動いて構わん。」

 

 

時の界王神クロノアに頼まれて、シンよりも15代前の界王神こと老界王神は「終わりと始まりの書」を使って、とある歴史の世界に訪れた。

 

老界王神はそこで、絶望に最後まで抗って散って逝った戦士達の元に会いに行き、彼の内側に眠る「潜在能力解放の儀式」を行っていた。

 

事前の儀式に5時間、そして解放に20時間という長い長いパワーアップを、たった今ようやく終えた所である。

 

 

老界王神「……さっきも言った通りじゃが、今から数十年後にブラックとザマスが現れる………じゃがな、その時お前さん達は決して戦ってはいかん。その場の感情に任せてトランクスを助けてしもうたら、せっかくの勝利のチャンスが無くなってしまうからな。」

 

 

儀式を終えた()の心情を察したのか、釘を刺すように老界王神は言う。

 

彼自身も分かってはいるのだが、大切な存在がピンチなのに何もしてやれない事が申し訳なく、右手の拳を固く握り締める。

 

 

老界王神「辛いじゃろうが、コレもお前さん達の―――この世界の消滅を回避する為でもあるんじゃ……。じゃからその時が来るまで(・・・・・・・・)お前さん達は、しっかり準備を整えておくんじゃぞ。」

 

 

だからこそ自分達の所に来て、未来で起きる出来事を伝えてくれた上に、自身の潜在的パワーを引き出してくれた目の前の神様には、感謝し切れない。

 

もしそれを知らなかったら、トランクス(未来)が仇を討ってくれた事に満足して、魂は新たな生命として転生していただろう。

 

となれば早速、準備に取り掛からないといけない。

 

幸いにも今自分が居る場所は共に戦った仲間達も居るし、他にも宇宙中から数多の実力者達が集まっているから、鍛える分には十分過ぎる環境だ。

 

老界王神が光に包まれて消えると、希望を背負って戦った戦士は外界の様子が見える水晶から、今も人造人間と戦う弟子を見ながら想いを口に出す。

 

 

 

 

???「……待っていろよ、トランクス。もうこれ以上、君だけにつらい思いをさせない!」

 

 

必ず助ける―――。

 

 

嘗ての死闘で左腕を無くした隻腕の戦士(・・・・・)は、一分一秒の時間も惜しい故に、大界王星で仲間達と共に修業を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベジータ「な…!何だヤツは…!?」

 

悟空(超)「……邪悪龍だ……!」

 

トランクス(未来)「邪悪龍……?」

 

 

突然現れた炎の龍人――「四星龍」の出現に、悟空(超)・ベジータ・トランクス(未来)は驚きを隠せなかった。

 

特に悟空(超)は彼に対して、警戒心を高めていた。

 

嘗て悟空(GT)が居た次元において、最後に立ちはだかった強敵――「邪悪龍」

 

ドラゴンボールを使い過ぎたのが原因で、ボールの中に「マイナスエネルギー」が限界以上に蓄積し、溢れ出した事で出現した宇宙に災いを招く存在。

 

例え住む世界は違えど、強敵と戦う度にドラゴンボールに頼り切っていた関係上、いつか自分達も戦うのではないかと別次元の自分の記憶を見てから思っていたが、まさかこんな時に突然現れるとは予想出来なかった。

 

しかし彼は、ボロボロになった悟空(GT)の姿を見て「加勢する」と言った。

 

その言葉の意味は、すぐに分かった。

 

 

四星龍「オマエ達も、さっさと出て来たらどうなんだ!!」

 

 

育ての祖父が遺した形見から生まれた四星龍が、悟空(GT)に向かって言うと、彼の言葉に呼応するようにまたしても金色の光が発生する。

 

眩く輝く金色の光は悟空(GT)から離れて、目の前に集約されていくと、同じく野球ボール大サイズが今度は六つ出現。

 

オレンジ色の六つの球体の中には、赤い星がそれぞれ一つ、二つ、三つ、五つ、六つ、七つ入っている。

 

 

そう、どんな願いも叶える奇跡の宝玉―――ドラゴンボールだ。

 

 

その中で赤い星が三つある「三星球」が再び光り輝くと、先ほどとは対象的に猛烈な吹雪が発生し包まれる。

 

身体の芯から凍えるような吹雪は威力を増して渦巻いていくと、それが徐々にヒトに近い形に形成されていく。

 

すると、渦巻く冷気の中から細く青白い光線が薙ぎ払うように放たれた。

 

その光線に当たった約数十人の合体ザマス達は、一瞬にして身体が芯まで凍って氷に閉ざされてしまい、身動きが取れぬまま大地へと落ちる。

 

 

 

そして――――氷のエネルギーがヒトの形が完全になると吹雪は弾けて、中から四星龍に酷似した戦士が現れた。

 

 

 

???「やれやれ……実の兄に対して失礼な態度ではありませんか?四星龍。」

 

四星龍「兄貴……!」

 

 

現れたのは四星龍の兄であり、彼とは対極に位置する氷と冷気を司る龍人「三星龍」である。

 

その光沢のある水色の体表が示すように氷属性を操り、武人肌の四星龍とは真逆で悪逆無道の性格をしている。

 

以前戦った時は孫娘のパンや弟の四星龍を盾にしたり、命乞いをして隙が出来た際に目を攻撃するなど、あまりにも度を越す行動をした故にそれが災いし、最後に悟空(GT)が「龍拳」を直接叩き込ませるくらいに怒らせたほどだ。

 

 

悟空(GT)「三星龍まで!じゃあもしかして……!!」

 

合体ザマス「チッ!一体何なんだコイツら……!!」

 

合体ザマス「次から次へと……!」

 

 

四星龍に続いて三星龍まで蘇った事に悟空(GT)が驚く中、数人の合体ザマス達が禍々しい光輪を展開、無数の赤い光と紫色のスパークがチャージされる。

 

エネルギーが充填されると、先ほどの仕返しと言わんばかりに「裁きの刃」と「絶対の雷」が三星龍に向かって放たれるが、それを三星龍はひらりと避けた。

 

 

三星龍「おっと。」

 

四星龍「なっ!?兄貴!!そっちには悟空達が!!!」

 

 

だが、三星龍が避けた気功波の進行上には悟空(GT)を始め多くの戦えない人間達がおり、彼らに赤い刃の雨と紫色の稲妻が襲いかかる。

 

 

 

 

しかし当たる直前に、赤い星が五つの「五星球」と、星が六つの「六星球」に、星が二つの「二星球」が眩い輝きを放つ。

 

 

 

 

―合体スライム・ビルドアァァァップ!!!!―

 

―烈風真空斬!!!!―

 

―ドラゴン大振動!!!!―

 

 

 

 

すると、何処からともなく無数の紫色のスライムが飛んで来て、五星球にへばりつくと徐々に巨大化していく。

 

また同時に、六星球の周りに竜巻が発生すると突風と共に鋭い空気の刃が飛び、二星球には周りに水流が起きて中から光線が発射された。

 

瞬く間に合体ザマス達の放った「裁きの刃」と「絶対の雷」は、巨大スライムによって受け止められ、空気の刃と光線に相殺された。

 

合体ザマス達の気功波から皆んなを守った者達――――その正体が、徐々に姿を現す。

 

電気を迸るゲル状の物体「電気スライム」を纏って巨大化したのは、翼竜プテラノドンのような頭部にイワトビペンギンみたいな小さい身体をした雷を司る邪悪龍「五星龍」―――その彼が自身を中心にスライムで巨大な分身を作り上げてパワーアップした「超五星龍」。

 

鋭い真空の刃を撃ったのは、一見美しき容姿を兼ね備えてるように見えて、本当の姿はダーブラみたいな顔に悪魔の身体をした風を司る紅一点(?)の邪悪龍「六星龍」。

 

カラフルな怪光線を撃ったのは、角が生えたカエルかナマズに恐竜を足したような外見に、長い腕に反して脚の短い太った体躯など、ややアンバランスな姿をした毒を司る邪悪龍「二星龍」。

 

彼ら三体が、それぞれ得意の能力と必殺技で、人々を守ったのだ。

 

 

六星龍「四星龍……全くお主というヤツは、そこまで心配せずとも妾達が居るじゃろう。」

 

二星龍「ヌハハハハ!!久しぶりだな、孫悟空!最強の邪悪龍であるオレ様が手を貸してやろうか?」

 

五星龍「おい二星龍!一番弱いオマエが最強な訳無いだろ!最強の邪悪龍はな…このオレだ!!」

 

悟空(GT)「二星龍!!五星龍!!六星龍!!」

 

三星龍「ほら、大丈夫だったでしょう?貴方は心配し過ぎですよ。」

 

四星龍「……それでも二度とあんな真似はやるな!彼処には、戦えない女や子供も居るんだぞ!!」

 

 

心配無用だと乙姫状態で現れた六星龍と、最強を自称する二星龍にツッコミを入れながら、同じく己が一番だと言い張るスライムの中の五星龍。

 

また自身が避けて攻撃が飛んで行っても大丈夫だと言う三星龍に、それでも戦えない者達に危険な目に合わせた事に口論する四星龍。

 

兄弟同士の喧嘩が勃発しそうな雰囲気になるが、流石に敵を目の前に争うほど周りが見えない訳ではなく、四星龍はその怒りをどうにか思いとどめる。

 

 

 

そして、3体の邪悪龍に続いて最後の残り二つ―――「七星球」と「一星球」も輝き出す。

 

 

七星球は他の龍球とは違って勢いよく地面に奥深く潜って行くと、そこから大地のエネルギーを吸収して肉体を形成していく。

 

身体を作り上げると同時に地面の中から飛び出すと、約数十mはある巨体が大地に降臨し、その際に着地と同時に土や噴煙、岩等が勢いよく舞い上がる。

 

紺色の体色をした典型的な怪獣スタイルに、大きな角とトサカ、土竜のような鋭く長い爪を持ち、尻尾は2本生えている。

 

寄生能力で他の生物を取り込んでパワーアップする、大地を司る邪悪龍「七星龍」である。

 

―――しかもこの時の七星龍は、パンを取り込んで超強化された「超七星龍」の状態として現れた。

 

 

七星龍「グハハハハハッ!!!感謝するぞ孫悟空!!オマエのおかげでオレはこの姿として蘇れたぞ!!!」

 

悟空(GT)「げっ!?七星龍もか……!!」

 

七星龍「……何でオレに対して、露骨にイヤな顔をするんだ……。」

 

悟空(GT)「だってオメェのその姿は、あんまり良い思い出が無ぇからよぉ~……。」

 

 

強化された姿の七星龍に悟空(GT)はやや複雑な表情になる、それを見た七星龍本人は少しだけしょんぼりとした顔になる。

 

あの姿はパンを人質として取り込んだ形態という事もあって、やはりいい印象は浮かばないからだろう。

 

 

そして最後、残った一星球は属性の力を持たず強力なエネルギーを発しながら人間に近い体格を形成。

 

筋骨隆々の白と青の肉体に、背中と肘と膝に複数生える黒く太い棘。

 

そして全身から発する他の邪悪龍とは一線を画する圧倒的且つ絶対的な気。

 

ヤツこそ、全ての邪悪龍を束ねる長にして、破壊と力を司る正真正銘の最強の邪悪龍「一星龍」。

 

 

一星龍「……我々邪悪龍を倒していながら、こんな神如きに遅れを取るとはな……見損なったぞ孫悟空。」

 

悟空(GT)「一星龍……!!」

 

 

再び姿を現した一星龍は相変わらず恐ろしいほどの威圧感と、途方もないくらい圧倒的な気で、その場にいるだけで凄まじい存在感を放っている。

 

それはこの次元の戦士である悟空(超)やベジータ、そしてトランクス(未来)も背筋が凍るくらい感じており、一歩も動けなかった。

 

 

嘗て地球を滅亡寸前まで追い詰めた、大自然を混乱に招く者達―――邪悪龍。

 

それが、この別次元(ドラゴンボール超)の未来世界に現れた。

 

 

突然出現した彼らに、もう一人の自分から記憶を見た悟空(超)は、またしても地球に災いを振り撒くのではないかと一瞬思った。

 

しかし、嘗てとは違って今度はそうではないと瞬時に理解が出来た。

 

 

何故なら、その身に宿る気は嘗てのように、この世の悪を具現化したかのような邪悪な気ではなく、純粋な気に満ち溢れているという事。

 

また、以前の彼らの身体に埋め込まれているドラゴンボーは、どれも黒星の入ったヒビのある青い球なのだが、今彼らが身体に埋め込まれているドラゴンボールは通常と同様――赤い星の入ったオレンジ色の球だった。

 

そして、邪悪龍達はガレージに居る人々を守るように囲いつつ、合体ザマス達に立ち塞がる。

 

 

悟空(GT)「オメェ達、もしかしてオラ達を助けてくれるんか?」

 

 

嘗てとは違い、希望の願い星から生まれた彼らに、悟空(GT)は問う。

 

その言葉を聞いた彼らは、

 

 

 

四星龍「ああ、もちろんだ!」

 

三星龍「まぁ、仕方ありません。貴方にいなくなられては我々も困るんですよ。光栄に思いなさい。」

 

六星龍「我ら邪悪龍、お主達を助太刀してやろう。感謝するのじゃ!」

 

五星龍「この前はオマエに倒されて、満足に楽しめなかったからな!」

 

七星龍「せっかくまた外に出て来れたからには、今度こそ思う存分に暴れてやるぞ!!」

 

ニ星龍「ヌハハハッ!何ならオレ様が、アイツらを全員倒したっていいんだぞぉ〜?」

 

 

地球で自然災害を具現化したような破壊行為を行ってた時とは違い、今度は守る為に戦おうとしていた。

 

四星龍は元から武人肌だったとはいえ、他の邪悪龍は元の性格を考えれば信じられないものだ。

 

だが、寧ろコレは必然的なのかもしれない。

 

 

悟空(GT)と同化した事により、彼の体内に流れる何処までも純粋なエネルギーの影響で、(マイナス)から(プラス)へと浄化された彼ら邪悪龍達。

 

そんな彼らが、悟空(GT)のピンチに駆け付けるのは、可怪しくないだろう。

 

 

 

一星龍「………今回ばかりは特別だ………だが、タダでは手を貸さんぞ!」

 

 

しかし、他6体の邪悪龍達とは違って、少しの間沈黙していた一星龍は突如として振り返って、悟空(GT)達の方に身体を向ける。

 

そのまま右手の人差し指を突き出して、指先から撃つ水色の超絶破壊光線「暗黒龍殺弾」を発射した。

 

本気で撃てばフリーザの「デスビーム」とは比較にならない威力を発揮する光線は、真っ直ぐブルマの足下に着弾した。

 

 

ブルマ「ひええぇぇぇっ!!!!?」

 

トランクス(未来)「母さん!!!!」

 

ベジータ「キサマッ!!助けると言って置きながら、オレのブルマに何をしやがるんだ!!!!」

 

 

突然光線が足下に当たった事に驚き、腰が抜けて倒れ後退りするブルマ。

 

命中しなかったとはいえ妻を攻撃された事に対して、ベジータはキレて一星龍に怒鳴る。

 

しかし、サイヤの王子の鋭い睨みに全く怯む事無く、一星龍は言い放つ。

 

 

 

一星龍「……フンッ、今はこれだけで勘弁してやろう……だが忘れるな!キサマらがこの先も無闇にドラゴンボールを使い続ければ、その時は――今のヤツが当たる事になるかもしれんぞ?」

 

 

 

一星龍が行った行為は―――警告だった。

 

別次元故に、この世界でも自分達の同胞が必ずしも現れるとは限らないが、それでも、まだドラゴンボールに頼ってばかりな頃の彼らに、釘を刺す必要があると判断したのだ。

 

本来ドラゴンボールは、決してお前達の都合の良い道具ではないという事を――。

 

それを忘れて欲望のままに使ったり、頼り切りにすれば、何時か必ずその報いを受けるという事を――。

 

 

ブルマ「……………。」

 

悟空(超)「……………。」

 

 

一星龍の言葉に含まれた意味を理解したのか、願い球に最も関わってきた悟空(超)とブルマは、黙るしかなかった。

 

 

またこの事があった影響か、この先ブルマは本来の歴史とは違って、自身のスタイルや美貌の維持、更には己の欲望の為にちょくちょくドラゴンボールを使用するような行為は行わなかったのは、また別のお話である。

 

 

 

これで満足したのか一星龍は背を向いて、合体ザマスの方へと視線を移した。

 

 

 

改めて悟空(GT)達に代わって、大地と大空を埋め尽くす程の人数の合体ザマス軍団相手に、立ちはだかる7体の邪悪龍達。

 

 

一星龍「さぁ、早速始めるとしようか………キサマら愚かな神どもに我々邪悪龍に歯向かう事が、どれだけ驕り高ぶる行為なのかを教えてやる必要がある!」

 

合体ザマス「愚かだと……?」

 

合体ザマス「神によって創られし願望器風情が……!!」

 

合体ザマス「それが我ら創造主たる神に対する態度か!!」

 

一星龍「その願望器に叶えて得た力に頼らなければ、まともに戦えんキサマなど所詮は取るに足らん存在だというのが、まだ分からんようだな。だからキサマらは愚かなのだ!」

 

 

そう言うと一星龍はその身に宿る龍気を解き放つと同時に、他の邪悪龍達もまたオーラを放出。

 

嘗てのマイナスエネルギーに満ちた邪気ではなく、超サイヤ人や神龍が出て来た時を彷彿とさせる金色のオーラを纏っている。

 

パワー全開になった願い球から生まれた龍人達と、個にして無数の邪神達の激突は、瞬く間に開始された。

 

 

一星龍「行くぞ!!!うおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

二星龍「そりゃあああああっ!!!!」

 

四星龍「はああああああああああああああ!!!!」

 

三星龍「シャアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」

 

六星龍「五星龍!!妾達は孫悟空達を守りつつ、後方から援護じゃ!!!空裂気弾!!!!」

 

五星龍「言われなくても分かってる!!!電気スライム・マックスボルテージ!!!!」

 

七星龍「グオオオォォォォォォォッ!!!!」

 

 

一星龍・二星龍・三星龍・四星龍の4体は前線に出て、合体ザマスの軍団に突撃。

 

六星龍・五星龍は後方から遠距離攻撃で一星龍を援護しつつ、悟空(GT)達や避難民達の居るガレージを風のバリアと電気スライムの壁で防御。

 

そして超七星龍は己の巨体と鋭い爪を駆使して、迫りくる邪神達を蹂躙し始める。

 

これに対して合体ザマス達も、次々と攻撃を仕掛ける。

 

光輪から赤い刃の雨と紫色の雷を降らせ、太陽の如き火球を撃ち、ドロドロの剛腕を繰り出し、赤紫色に輝く長剣状の刃を振るう。

 

合体ザマス達の数は少なくとも数千人以上に対して、邪悪龍達はたったの7体。

 

故に合体ザマス達は、すぐに決着が付くと思っていた。

 

 

――しかし相手は、別次元で最後に悟空(GT)を苦しめた元災いの龍達。

 

 

一星龍はその3m近くある白い筋骨隆々の身体から繰り出す圧倒的な戦闘力で、襲いかかって来た邪神達を次々と返り討ちにし、薙ぎ倒していく。

 

パワーも防御力も、悟空(GT)が変身する超サイヤ人4の完全上位互換であり、しかも戦闘技術もずば抜けているため、とてつもなく重い攻撃を一つ一つ的確に決めていた。

 

そして一星龍の攻撃に怯んで、隙を見せた合体ザマスにすかさず「暗黒龍殺弾」を撃つ。

 

一人、また一人と丁寧に撃ち抜き、身体を貫かれた合体ザマス達は爆散。

 

そして――最強の邪悪龍である一星龍に倒された合体ザマスはなんと、再生しなかった(・・・・・・・)

 

 

一星龍「気をつけた方が良いぞ?オレはドラゴンボールから生まれた全てをブチ壊す破壊の神だ。例え超ドラゴンボールで叶えようが、願いで手にした力を破壊し無力化する事も出来るのだ!無論、キサマの叶えた不死身の肉体も例外ではない!!」

 

合体ザマス「なっ!?不死身を破壊するだと!!?」

 

 

新たに判明した一星龍の思いがけない力に、合体ザマスの軍団は一気に、目の前の龍人に対して警戒心を高める。

 

実は合体前のザマスが叶えた不死身の力は、例えビルスを始めとした破壊神の力でも完全破壊は不可能なのだが、一星龍はドラゴンボールの種類に関係なく、叶えた願いで得た力を無力化する事が出来るらしいのだ。

 

これは合体した影響で不完全になりながらも、倒される度に再生と増殖を繰り返す合体ザマス達相手には、一星龍は正しく「天敵」とも言える存在だった。

 

 

 

合体ザマス達が一星龍の攻撃に警戒する中、目にも止まらぬ超スピードで戦場を駆け抜けながら、灼熱の炎と凍てつく冷気を放つ二つの影。

 

 

四星龍「バーストアタァァック!!!!」

 

三星龍「凍りつきなさい!!!!」

 

 

超サイヤ人4よりもパワーは劣る反面、スピードに秀でている四星龍は持ち前の超高速で翻弄しながら、炎のエネルギーを両手の中に宿し、火炎弾として撃つ必殺技「バーストアタック」で攻撃。

 

兄の三星龍は右腕を大砲のような形に変形し、そこに冷気を集約させて光弾として放ち、着弾地点から氷のエネルギー広範囲に広がって辺り一帯を凍らせしまう。

 

普段はお互い大嫌いなのだが、兄弟故に自然と息のあったコンビネーションを取って、炎と氷の温度差攻撃は、あらゆるモノを粉砕する力を発揮していた。

 

 

 

また素早い速度で赤い炎と青い冷気が飛び交う近くでは、巨大な怪獣のような龍が邪神達をその巨体で蹴散らしている。

 

 

七星龍「食らえ!!!」

 

 

超七星龍は鋭い爪を持った両手を、大地に当てて膨大なエネルギーを送る。

 

送られたエネルギーは敵を自動でサーチして、足下の大地から破壊エネルギーを放つ究極技「ギガンティックブレイズ」で、地上に足を付けている合体ザマス達は、その強力な気に飲まれてた。

 

しかし、空中を飛んでいる合体ザマス達はエネルギー波に飲まれる前に、余裕で回避されてしまう。

 

 

合体ザマス「小賢しい……!!」

 

合体ザマス「そんな技、飛んでいればどうってことない!!」

 

七星龍「フンッ!ならば、コレならばどうかな?とっておきを見せてやろう!!」

 

 

だが、七星龍もこの技の弱点は嘗ての悟空(GT)とパンとの戦いで認識しているため、大した事ないと油断している隙に次の攻撃に移行する。

 

片足を前に出す様に、しっかりと大きく脚を開き、腰を落とすと両掌を鳥のクチバシの様な形に取り、手前に構えたまま腰の辺りまでゆっくりと持っていく。

 

 

七星龍「か…め…は…め…!!」

 

 

お馴染みの掛け声と共にその手の中に青白い気を溜めて、発射準備をとると腰に構えていた両掌を前方に突き出すと、同時に潜在パワーを大砲の様に撃ち出した。

 

 

七星龍「波ああぁぁっ!!!!」

 

 

そう――孫悟空と同じ必殺技「かめはめ波」だった。

 

しかもその威力は、超サイヤ人4の悟空(GT)が撃つかめはめ波と同等レベルで、約4〜5人の合体ザマス達に命中すると、肉体を大きく欠損させるダメージを与えた。

 

 

しかし当然ながら合体ザマス軍団も、ただ無様にやられているだけではない。

 

 

合体ザマス「チッ…!裁きの刃!!!!」

 

合体ザマス「おのれ…!絶対の雷!!!!」

 

 

光輪から赤い刃の雨と紫色の雷で四方八方から邪悪龍を、そしてガレージに居る人々に向けて撃ち出した。

 

だがそれらの攻撃は、突風と共に飛んで来たガラス片のような空気の刃と、同じ紫色の龍の雷によって相殺され、更には巨大スライムの身体によって埋まるように防がれた。

 

 

六星龍「オーホッホッホッ!!妾の風の刃は、そう簡単には破れんぞ!!!旋風回転刃!!!!」

 

五星龍「ドラゴンサンダー・最高電圧!!!!」

 

 

女性(?)特有の高笑いをしながら高速回転し、ガレージの周りに竜巻のバリアを展開させつつ、無数の空気の刃を飛ばす大技「旋風回転刃」を発動させている六星龍。

 

また、電気スライムの集合体で出来た巨体で気功波を受け止めながら、両手の指先から電撃気功波「ドラゴンサンダー」を発射する超五星龍。

 

防御に秀でた2体の邪悪龍が、それぞれの得意技で守りに徹して人々を守護し、前線に出ている一星龍達を援護射撃していた。

 

特に電気スライムを纏った超五星龍の防御は想像以上で、その気になれば悟空(GT)の「10倍かめはめ波」すらも受け止め切ってしまうほどの強度と弾性に優れている事から、防御力は一星龍に次いで邪悪龍最強クラスとも言える。

 

 

五星龍「オレの電気スライムの凄さは、コレだけじゃないぞ?食らえ!!!自分の技に滅びろ!!!!」

 

 

しかも超五星龍のその巨体は、ただ気功波を受け止めるだけでない。

 

同じ電撃状の技である「絶対の雷」は、電気を取り込む性質を持つ電気スライムによって吸収され、五星龍の放つ電撃に上乗せされて撃ち、埋まるようにして受け止められた「裁きの刃」は、その弾性によって逆に跳ね返した。

 

跳ね返された赤い刃の気弾は次々と命中し、己の技に次々とやられていく合体ザマスの軍団。

 

 

合体ザマス「くっ…!」

 

合体ザマス「小癪なヤツめ…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

………と、このように各7体の邪悪龍達は、己の長所を最大限に発揮させつつ、それぞれ役割分担をしながら戦っているのだが、1体だけ合体ザマス達にボコボコにやられているのがいた。

 

 

 

 

合体ザマス「がああっ!!!!」

 

二星龍「ギョエエエエェェェェ〜~~~~!!!!」

 

 

 

それは――二星龍だった。

 

 

二星龍は一星龍達と共に前線に出て戦ってはいるものの、彼の必殺技であるカラフルな怪光線「ドラゴン大振動」は、分裂した事で肉体の耐久力が著しく低下した合体ザマス達に、全く通用してなかった。

 

案の定合体ザマスの、ドロドロになって肥大化した右腕で敵を打つ「崇高なる鉄槌」で思いっ切りぶん殴られると、面白いように跳ねて飛ばされていく。

 

……残念ながら二星龍は何も寄生してない状態の七星龍を除けば、邪悪龍の中でも最弱と言って良いくらい弱く、以前は悟空(GT)どころかパンにすらもボコボコにされたほど、断トツで弱い。

 

 

二星龍「痛ででで……よくもやったな!!こうなったら、オレ様の『真の力』を見せてやる!!!」

 

 

しかし、痛がりながらも尚立ち上がる二星龍。

 

流石に同じ邪悪龍というだけあって、耐久力は高めですぐにはやられず、起き上がると彼は「真の力」を発揮しようとしていた。

 

 

合体ザマス「っ!!」

 

合体ザマス「なるほど……キサマはそこから更に姿を変えて、急激にパワーアップする変身タイプか!!」

 

 

他の自分達が苦戦している事を見るに、この邪悪龍もただ者でないと警戒心を高める。

 

とある合体ザマスは、この二星龍はサイヤ人やフリーザの一族のように、姿を変えてパワーアップする「変身タイプの宇宙人」と同じと推測し、変化すると思って身構える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二星龍「あ、いや、あの……そんな能力…無い……。」

 

 

―――が、二星龍は照れながらその事を否定。

 

それを聞いた複数人の合体ザマスは思わずズッコケて、一瞬だけこの辺りの空間がギャグ空間になってしまった。

 

 

合体ザマス「単なる虚仮威しか……!」

 

合体ザマス「身の程知らずの不届き者めが……!!」

 

 

二星龍が大した事ないヤツだと知った数人の合体ザマス達は、左手の手刀に赤紫色の刃「激烈神裂斬」を携えて、襲いかかって来た。

 

 

二星龍「ひいいいいぃぃぃぃぃ〜〜〜!!!?」

 

 

ビビった二星龍はすぐさま回避行動を取って、合体ザマスの闇の斬撃をギリギリで避けた。

 

――が、完全に回避する事に失敗し、二星龍の恐竜のような尻尾の先端がスパンと斬られた。

 

直後、尻尾から激痛が走る。

 

 

二星龍「ヌオオォォォ〜〜〜!!!?痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い〜〜〜〜!!!!」

 

 

あまりの痛さに二星龍は、尻尾を抑えてのたうち回る。

 

しかし、合体ザマス達は二星龍の痛みが治まるのを待ってくれる訳もなく、気功波の雨を降らせたり、斬撃を飛ばして来る。

 

それに気づいた二星龍は、一目散に逃げてしまった。

 

 

 

……このように二星龍だけは力不足で、まともにダメージも与えられず逃げるしかなった。

 

とはいえ、合体ザマス達の注意を引き付けているという意味では、一応は役立っているのだが。

 

また、次々と飛んで来る合体ザマス達の攻撃を、今度は紙一重で避け切ってる事から、今の二星龍はある意味、身勝手の極意にも優る回避力を発揮していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

邪悪龍と合体ザマス軍団の激突は、まだ開始されたばかりというのに早くも苛烈を極めていた。

 

ガレージの近くに居る悟空(GT)は、今戦っている邪悪龍の事を知らない他の皆んなのために、彼らの事を説明する。

 

 

ブルマ「――じゃあ、これまでのようにドラゴンボールを使い過ぎると、今ザマスと戦っているアイツらがいずれ出て来て、地球や宇宙を滅ぼしちゃうってこと!?」

 

マイ「ドラゴンボールに……そんなとんでもない秘密があったなんて……!」

 

シン「もしその性質が、我々の住むこの次元のドラゴンボールにもあったとしたら、ご先祖様がドラゴンボールを使用する事に反対するも、非常に納得出来ます……。」

 

ベジータ「……だがその説明だと、ナメック星のドラゴンボールや超ドラゴンボールにも、邪悪龍が生まれる可能性が……!」

 

ゴワス「もしかしたら、ボールの大きさにも関係があるかも知れん。バケツに水を入れるように、地球のドラゴンボールは球が小さい故にマイナスエネルギーが溜まりやすく、他の大きなドラゴンボールはマイナスエネルギーが溜まりづらく、溢れにくいのだろう……。」

 

トランクス(未来)「で…でもまさか、そんなとんでもない者達が味方になって、オレ達を助けてくれるなんて……!!」

 

 

初めて知るドラゴンボールの隠された性質に、驚愕する他の仲間達。

 

特にマイは以前、ピラフやシュウと共に「うんと若くしてくれ!」と願った事があり、またブルマは何時か歳で衰えてきた美貌を改善するため使おうとしていたからだ。

 

戦いで死んだ人達を生き返らせるといった必要な時ならばともかく、自身のくだらない願いで世界を危機に落とし入れるかもしれないと知った2人は、今後ドラゴンボールの使い方について改めないといけないと感じた。

 

だが、今だけはそんな恐ろしい邪悪龍達も、この世界を救うために現れ、そして戦えない人々を守るために戦っていた。

 

 

悟空(GT)「四星龍はともかく、他のヤツらが味方になってくれるなんて、世の中何が起きるんか分かんねぇもんだなぁ……。」

 

ゴワス「しかし、この入り乱れた戦闘では、我々の存在が完全に足を引っ張ってしまっている。このままでは危険だ!」

 

シン「えぇ……せめて生き残った一般人達だけでも、何処か安全な所へ避難させないと……!」

 

 

―それなら、私に任せてちょうだい!―

 

 

シン「――え?」

 

ゴワス「今の声は……。」

 

悟空(GT)「この声は……クロノア様か!!」

 

 

目先で繰り広げられている戦闘から生存者達を巻き込ませないため、どうにかして別の場所へ避難させる事が出来ないかと界王神達が悩む中、突然脳内に語直接りかける女性らしい声。

 

すると、目の前に突如として眩い光が発生すると中から、オレンジ色の外巻きショートボブの髪型で、ややおデコが広めのピンク色肌にエルフ耳と、界王神に共通する特徴をした10歳前後の小柄な少女が現れた。

 

服装もまた他の界王神と共通する部分はあれど、女性故に若干違いがあり、襟元が胸のラインまで大きく開き両肩を露出させ、下に黒いハイネックブラのようなインナーを着用している。

 

 

悟空(超)「お…オメェ、一体誰だ…?」

 

クロノア「やっほ〜、私は時の界王神。あらゆる宇宙の時間と、歴史を守る神様よ………と言っても、そこに居る別次元の悟空さんは、ついさっきぶりだけどね。」

 

悟空(GT)「よっ!ついさっきぶりだな!」

 

シン「時の界王神……?もしかして、あの時の界王神様なんですか!?」

 

ゴワス「お知り合いなのですか?」

 

シン「いえ、実際に会ったのは初めてですが、ご先祖様から話を聞いた事があります。何でも、我々宇宙を管理する界王神とはまた違う、時間を管理する神様がいると。」

 

クロノア「いくつかの歴史世界でおじいちゃんとは面識があってね、色々と私の方で協力してもらっているのよ。」

 

悟空(GT)「クロノア様、もしかしてオメェも助けに来てくれたんか?」

 

クロノア「……えぇ。実はこの世界の少し先の未来で、増殖した合体ザマス達が空にある裂け目を通って、他の世界に侵攻してしまうのよ!このままだと全ての宇宙や次元が、破壊し尽くされてしまうわ!!」

 

悟空(超)「………アイツらが言っていた、全時空0計画ってヤツか……!」

 

クロノア「だから、アイツらが他の世界に行く前にここで釘付けにして、一人残らず全員ぶっ倒す必要があるの!」

 

 

これから起きるであろう、合体ザマス軍団の他世界への侵攻する未来。

 

彼女が言うにまだ邪悪龍達の力だけでは、合体ザマス達が他の並行世界や別次元への侵攻を止められず、コントン都を含め各世界で甚大な被害を出すらしい。

 

それを防ぐために、クロノアはこの未来世界で合体ザマス達を全滅させ、少し先の未来で起きる数多の歴史改変を一斉に修正する気である。

 

それを聞いたベジータが「簡単に言いやがって……。」と口を漏らすが、現状で他に世界を救う方法が無いのも事実。

 

クロノアは早速行動に移り、まずは避難用シェルターであるガレージの出入り口近くに両手を翳すと、時間と空間が歪んで一つのワームホールを形成する。

 

 

クロノア「取り敢えず、一般人達はこのワームホールを通ってちょうだい!この先を真っ直ぐ抜ければ『時の巣』に繋がっているから、ここよりも遥かに安全よ!」

 

 

初めに最優先で取るべき行動はやはり、戦えない一般人達を安全な場所まで避難させる事だろう。

 

クロノアが作ったワームホールは、彼女の住まいでもある「時の巣」に繋がっている。

 

現時点では時の巣まで被害は出ておらず、何人かのタイムパトローラー達が護衛として待機している事もあり、有事の際にも対応が出来ているので、少なくとも大乱闘状態になっている今の場所よりも確実に安全である。

 

 

男性「こ…この中を通れって言われても……。」

 

女性「怖いわ……。」

 

 

しかし、突然現れたちんちくりん女神に空間の穴の中を通れと言われても、今まで「神」という存在に脅かされてきたので信用が出来ず、ワームホールも見た目は不気味で入るのを躊躇ってしまう。

 

ブラックとザマス――そして合体ザマスが行ってきた所業は、この世界の人々から神に対する信頼を、完全に失っていた。

 

そのせいで避難が上手くいかない中、一人のレジスタンス兵士が勇気を振り絞って前に出る。

 

 

兵士1「……よ…よし!俺が先行する。皆んな後をついて来るように!!」

 

兵士2「お…おい!大丈夫なのか!?」

 

兵士1「……我々がここに居ては、ただ邪魔になってしまうからな。それに……市民の命を守り安全を確保するのが、俺達の仕事だ!」

 

 

意を決した兵士の一人が、渦巻くワームホールの前に立つ。

 

中に入る前に、クロノアに再度確認する。

 

 

兵士1「……真っ直ぐ進めば良いんですね?」

 

クロノア「そうよ。トンネルを抜けた先には、私の部下が出迎えてくれるから安心しなさい。」

 

兵士1「分かりました。避難へのご協力、誠に感謝いたします!」

 

 

クロノアに対して敬礼すると、レジスタンス兵士は駆け足でワームホールの中に入って行った。

 

その行動を見た他の生存者達も、彼に続いて焦らず迅速に行動し、次々に穴の中へ入って異空間のトンネルを進む。

 

一人の兵士の勇気により、避難が順調に進み始めた。

 

 

 

トランクス(未来)「マイ、君も皆んなに続いて避難してくれ!」

 

ベジータ「ブルマ、オマエもアイツらについて行くんだ。ここは危険過ぎる!」

 

マイ「分かった。絶対に……絶対に死ぬんじゃないよ、トランクス!」

 

ブルマ「気をつけて、ベジータ。トランクス。ちゃんとまた生きて帰ってく来るのよ!」

 

 

 

ベジータとトランクス(未来)もまた、愛する二人を巻き込みたくないので、一緒に避難するよう促す。

 

ブルマとマイはベジータ達の勝利と無事を祈り、共に穴の中へ入って行った。

 

すると、二人がワームホールに入って行くのと入れ替わるように、黒猫を抱えたハルとマキの幼い兄妹がトランクス(未来)の所へ寄って来た。

 

 

トランクス(未来)「ハル!マキ!駄目じゃないか!早く皆んなと一緒に避難しないと!」

 

ハル「ごめんなさい!でも、渡したい物があって…。」

 

マキ「はいコレ!落ちてたから拾っておいたよ。」

 

黒猫「ニャ~ン。」

 

 

マキが差し出したのは、先ほどまでトランクス(未来)が戦闘に使っていた物である、刀身の大半が折れた剣だった。

 

どうやら二人は、わざわざ自分の為に探して拾ってきてくれたらしい。

 

トランクス(未来)はマキから折れた剣を受け取ると、届けてくれた兄妹にお礼を言う。

 

 

トランクス(未来)「……二人とも、ありがとう!さぁ早く、ヤジロベーさんと一緒に行くんだ!」

 

ハル「うん!」

 

マキ「頑張って!」

 

ヤジロベー「心配すんな!この二人はオレに任せとき!!」

 

 

迎えに来てくれたヤジロベーにハルマキ兄妹を預け、トランクス(未来)は三人に別れと告げる。

 

ヤジロベーは両脇にハルとマキを担ぐと、急いでワームホールに入って行き、黒猫も彼らの後について行った。

 

 

悟空(超)「界王神様、それとゴワス様も、皆んなと一緒に避難してくれ。あの数じゃあ、守りながら戦うのは無理だからさ。」

 

ゴワス「すまない……どうかお気をつけて。」

 

シン「分かりました………ですがその前に、改めてコレを渡しておきます…!」

 

 

界王神様にも時の巣へと向かうように言うが、シンは避難する前に悟空(超)にある物を渡した。

 

金色の玉が付いたイヤリング――ポタラだ。

 

 

悟空(超)「ポタラ……!」

 

シン「こんな危機的状況です。もう貴方達も、断る理由は無いはずです……!」

 

悟空(超)「……あぁ、今度はちゃんと使わせてもらう!サンキュー、界王神様!!」

 

シン「頑張って下さい!!」

 

 

悟空(超)に自身のポタラを受け渡すと、シンとゴワスもワームホールの中に入って行った。

 

悟空(超)は渡されたポタラを見る。

 

ベジータは絶対に嫌がるだろうが、この絶望的状況を打破するには自分達も合体してベジットになるしかないし、ベジータもきっと受け入れてくれるだろう。

 

そしてようやく、市民の避難が完了し、この場に残っているのは、悟空(GT)・悟空(超)・ベジータ・トランクス(未来)・クロノア・そして邪悪龍達だ。

 

 

 

クロノア「良し!これで人々の安全は大丈夫ね。それから――。」

 

 

人々が無事に時の巣へと続くワームホールに入ったのを確認したクロノアは、悟空(超)・ベジータ・トランクス(未来)の三人に駆け寄る。

 

そして彼らに、懐から取り出した3つの豆を一人ずつ渡した。

 

 

クロノア「貴方達、早くこれを食べて!」

 

ベジータ「コレは…!!」

 

悟空(超)「仙豆じゃねぇか!しかも3つもあるぞ!!」

 

トランクス(未来)「それって、オレ達の分ですか!?」

 

クロノア「私の方で栽培しているの!そんな今にも倒れそうな状態じゃあ、まともに動けないでしょ?」

 

 

確かにクロノアの言う通り三人の身体はもうガタガタであり、全身がもう傷だらけである。

 

普通ならば死んでも可怪しくない状態なので、これから合体ザマス達を全滅させる為に、わざわざ持って来たのだ。

 

三人は一粒ずつ仙豆を受け取ると、早速口の中に放り込んで豆を噛み砕く。

 

ポリポリとしっかり噛み締めて味わい、飲み込むとすぐに効果を発揮し始め、全身の至る所に付いた傷が瞬く間に完治していき、ほとんど無くなった体力は全回復した。

 

 

悟空(超)「いよっしゃあーーっ!!これで体力も満タンで、腹も膨れたぞ!!やっぱ1個の半分の仙豆じゃ、どうも物足んねぇかんな!!」

 

クロノア「これで体力は大丈夫そうね。ついでにそのボロボロになった二人の服も、新しくしちゃいましょっか!」

 

 

クロノアは指パッチンをすると、悟空とベジータの身体が一瞬だけ光に包まれ、戦闘でボロボロになった服が新しくなった。

 

悟空(超)の服装は以前に天使ウイスから貰い、復活したフリーザや第六宇宙との試合で着た道着と同じだが、中に二の腕部分までフィットする半袖の青いインナーシャツを着用し、腰には中央に結び目の付いた青い帯は太いタイプに変わっている。

 

またリストバンドから変わった手首の腕当てと、マジックテープタイプのブーツは以前と違って 色は青から黒になっている。

 

 

ベジータも同じくブルマお手製であり、復活したフリーザや第六宇宙との試合で着た戦闘服に似ているが、フィットスーツの色は灰色から青に変わり、その上から着ている戦闘ジャケットは腰の両側に垂れる草摺と一体になっている。

 

そして白い手袋とブーツには、黒色の手甲や脛当てが装着されていた。

 

 

悟空(超)「おぉっ!?いつも着ているのたぁちっと違うけんど、意外と良い感じだぞ!!」

 

ベジータ「…ほう、これは悪くはないな。」

 

 

悟空(超)とベジータは、クロノアがそれぞれ用意してくれた新しい道着と戦闘服を、かなりお気に召した様子である。

 

因みに彼女は時間を操る能力を使って、元から着ていた服を新品同様に戻す事も出来たのだが、二人には敢えてそれをしなかった。

 

それには理由があるのだが、彼女の真意はすぐに判明する事になる。

 

 

クロノア「これで貴方達はバッチリね!それから……悟空さんにはコレを!!」

 

 

続いてクロノアは、懐から取り出したホイポイカプセルを、悟空(GT)に渡す。

 

カプセルのラベルには「SSP」と書いてあった。

 

 

悟空(GT)「んお?このカプセルは何だ?」

 

クロノア「それは貴方専用の回復カプセルよ!!中にはありったけの超サイヤパワーが含まれているから、スイッチを押して早く超フルパワーサイヤ人4に変身して!!」

 

悟空(GT)「ホントか!?よ~し、それなら早速――!!」

 

 

 

―そうはさせんぞ!!!!―

 

 

 

クロノアから受け取ったカプセルを使って、回復しようとする悟空(GT)だが、それを阻む者が――。

 

合体ザマスの軍団から三人、頭上に太陽のような直径数十m級の巨大な火球を作り上げて、今にも振り下ろして撃とうとしていた。

 

 

合体ザマス「誰だか知らんが、余計な事をしよって!!」

 

合体ザマス「キサマをフルパワーになど断じてさせぬ!!!」

 

合体ザマス「我が神の火の粛清を受けよ!!」

 

 

六星龍「チッ…!!」

 

五星龍「くそ!!流石にアレを三つ同時には受け止め切れんぞ……!!」

 

 

流石に六星龍の風のバリアや、五星龍の電気スライムの巨体でも、あの巨大火球を三つも受け止められそうにない。

 

前線に出ている一星龍達もその事に気づいており、どうにか駆け付けようとするが、他の合体ザマス達の妨害行為によって阻まれており、助けに行けそうにない状態だった。

 

 

 

そして、三つの巨大火球が同時に放たれようとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―かめはめ波あああぁぁぁーーー!!!!―

 

―ギャリック砲おおおぉぉぉーーー!!!!―

 

―魔閃光おおおぉぉぉーーー!!!!―

 

 

 

 

 

 

突如、邪悪龍達でも悟空(超)達でもない全く別の所から、三つの気功波が飛んで来た。

 

その気功波はそこまで大きな威力ではないが、「聖なる逆鱗」を撃とうとした合体ザマス達を怯ませるには十分であり、火球の発射は中断された。

 

 

合体ザマス達の攻撃を防いだ、気功波を撃った謎の人物達。

 

 

 

 

それが、彼らの目の前に三人現れた。

 

 

 

 

 

???「危ねえとこだったな……それと……この世界の為に、代わりに戦ってくれてありがとな!過去のオラと……別次元のオラ!」

 

悟空(超)「いいっ!?」

 

悟空(GT)「オメェは……!!」

 

 

その内の一人は、腰のあたりまで伸びた逆立つ黄金の髪をなびかせ、紺色のインナーシャツと上下ともに山吹色の道着を着用し、同様に紺色のリストバンドとブーツをつけた戦士。

 

 

 

 

???「…よう!同じ顔のヤツに助けられる気分はどうだ?サイヤ人の王子さんよ。」

 

ベジータ「なっ…!?まさかキサマは……!!」

 

 

 

二人目はМ字の額に細かく逆だった金髪と、全身に青いフィットスーツと白い手袋とブーツを纏い、白と黄色のプロテクターを装着した戦士。

 

 

 

二人の共通点にはどちらも、頭上に天使のような輪っかが浮かんでいる。

 

 

 

 

 

 

そして、最後の一人は―――。

 

 

 

 

 

 

 

 

???「今まで本当によく耐えた………そして本当によく頑張ったな、トランクス!」

 

トランクス(未来)「あ……ああ……!」

 

 

その短い黒髪の人物を見たトランクス(未来)は、一瞬目を疑ってしまうが、幻でないと分かった瞬間、彼の感情は涙と共に溢れそうになった。

 

一人目の人物と同様、紺色のインナーシャツと上下ともに山吹色の道着を着用しているが、シャツの部分は肘辺りまで伸びているタイプで少し違う。

 

そして何よりその戦士には左腕が存在せず(・・・・・・・)、シャツの袖部分は肩からだらんと垂れていて、頭上には他の二人と同じく光輪が浮かんでいる。

 

 

彼らの危機を救った、新たなる戦士達。

 

 

 

 

 

その正体は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

超サイヤ人3の孫悟空(未来)と、超サイヤ人2のベジータ(未来)の二人に―――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トランクス(未来)「悟飯さん……!!」

 

 

潜在能力を解放した、孫悟飯(未来)の三人だった。




⚫邪悪龍達が味方になる

GT本編で悟空が飲み込んだ四星球がプラスエネルギーによって浄化されて、四星龍が味方になったのと同じ展開。

見た目は嘗て地球で暴れた時と同じ姿をしているが、纏う気は邪悪ではなく、GT悟空と同じく純粋なエネルギーで、埋め込まれたドラゴンボールは通常と同様の状態である。

オマケに超七星龍は、元から寄生能力という事もあって同化したGT悟空に大きく影響を受けており、実力は超サイヤ人4のGT悟空と同等レベルにまでパワーアップしている。


……余談ですがGT本編では一星龍、三星龍、四星龍以外では邪悪龍同士の会話が無く、実際に7体揃えばどんな会話になるんだろうか。



⚫願いを無力化する能力を持った一星龍

今回はプラスエネルギーで出て来たとはいえ、本来はマイナスから生まれたのが邪悪龍。

本作の一星龍はドラゴンボールの種類に問わず、攻撃で願いで得た力を無力化するというオリジナル設定を加えています。

これは合体前の不死身のザマスを葬る事はもちろん、手に入れたのはサイヤ人の肉体とはいえ、その入手方法にドラゴンボールが関わっていることからブラックの「ダメージを受ける度に強くなる能力」も消す事が出来ます。

また「スーパーヒーロー」におけるピッコロが叶えた潜在能力解放………は、根本的には自身の力なので対象外ですが、オマケで手に入れたオレンジピッコロは打ち消す事は可能。

ただしこの能力を持ってしてもまだ、合体ザマスの軍団を全滅させるには難しいです。



⚫超の悟空とベジータの新衣装

超の悟空はヒーローズプロモアニメの「監獄惑星編」や「宇宙騒乱編」の道着をベースにシャツと帯は青色で、腕当てと靴は「宇宙創成編」や「新時空大戦」と同様の黒色になっている。

そしてベジータは「宇宙創成編」や「新時空大戦」の戦闘服をベースに、ゼノベジータと同じく黒色の手甲や脛当てが付いた手袋とブーツを着用しています。

度々キャラの扱いで炎上に炎上したヒーローズですが、この時の二人の衣装は「超」の要素を残しつつ従来の印象も感じさせていて、個人的にはかなり気に入ってます(……だからといって暗黒ゴジータは絶対に許さんけどね!!!!)。

………そのヒーローズも(ダイバーズで引き続き遊べるけど)サービス終了するとは、世の中わからないものだ……。



⚫SSPと書かれたホイポイカプセル

()()イヤ()ワーカプセルの略。

このアイテムは、ゼノバースシリーズにおける回復アイテム「ゲンキカプセル」が元ネタである。

……え?GTの仲間を呼んで回復の方が良かった?

すみませんがこの後の展開がかなり詰め込み過ぎていて、これ以上は作者がキャパオーバーしそうになります……。



⚫未来世界の悟空とベジータと悟飯の登場!

また同一人物が増えた……。

いやさ、未来トランクスにあんな悲惨な事があったのに何故未来悟飯を含めたの戦士達が助けに来ないのかが、ずっと疑問でした。

なので、未来悟飯達は人造人間が倒された事で満足して、新しい命として転生したから、ブラックの襲撃時は助けに来なかったという事にしてます。

……だけど、老界王神から未来の出来事を聞かされて、悟飯の潜在能力を解放してもらった後に、皆んな大界王星で修業を重ねて、この時に備えて準備させてもらいました。

超の悟空とベジータの衣装を変えたのも、なるべく見分けを付ける為でもある。

素の実力も過去の超の悟空とベジータに匹敵しますが、残念ながらゴッドの力を持っていないので、


未来悟空の形態一覧

界王拳(設定上黒髪状態なら100倍まで可能)
超サイヤ人
超サイヤ人2
超サイヤ人3(激しいエネルギー消耗を克服し、長時間の変身を可能にしている)
潜在能力解放(設定上可能だが悟飯より弱い)


未来ベジータの形態一覧

超サイヤ人
超サイヤ人2(3を欠陥形態と判断し、2そのものを強化した)
超サイヤ人3(設定上可能だが悟空よりも短時間しか保たない)
潜在能力解放(設定上可能だが悟飯より弱い)


未来悟飯の形態一覧

超サイヤ人
超サイヤ人2
超サイヤ人3(設定上可能だが悟空よりも短時間しか保たない)
潜在能力解放(過去の悟飯と同様にむちゃくちゃ強いけど、神の領域ほどではない)


つまり、

未来悟空は超サイヤ人3、未来ベジータは超サイヤ人2、未来悟飯はアルティメットが最強形態です。



そんな彼らがどうやって合体ザマスに挑むかと言うと………おっと、これ以上はネタバレになってしまうか。



これは余談なんですが、三人が大界王星で修業してた際はもちろん未来のクリリン・ヤムチャ・天津飯・餃子・ピッコロも一緒に行ってたんですが、流石に戦力差を埋められず、他の皆んなはお留守番させました(というかキャラ渋滞し過ぎて面倒い)。

とはいえ、彼らの存在と一緒に修業したおかげで未来の悟空達は、変身の差を除けば過去の悟空達に匹敵する力を身につけられたので、決して無駄ではない……はず。


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