雰囲気的には明るそうで、流石に二度とあんな結末は無いとは思いますが、どうしても私の頭の中に未来編のラストがチラついてしまって……………いや、大丈夫……きっと大丈夫……。
前回で「未来組はどうやって活躍する気だ?」って思った方々は、今回の話で「大体分かった」と理解するでしょう。
…………というか、大量の敵と戦う描写が今まで以上に難しい……。
※2026年7月13日〜2026年9月19日に内容を一部修正しました。主に地の文の書き加えと、登場人物のセリフを少し変更しました。
クロノアが避難用に作った、マーブル状の景色が無限に続く異空間のトンネルを、1人のレジスタンス兵士が駆け足で先行する。その後方では、あの地獄のような世界で生き残った一般人達が彼を追うように走って続く。
兵士1「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ…!」
代わり映えのしない光景が続くので進んでいるのか疑いたくなるが、それでも息を切らしながらも尚、走るのを止めない。
そして遂に、無限に続くと思われていたトンネルの進む先に、一筋の明かりが見え始める。
ようやく、出口に辿り着いたようだ。
兵士1「はぁっ、はぁっ…! こ、此処は……!!」
レジスタンス兵士はその光に向かって進むと其処は、驚くほど穏やかな場所だった。何処か鳥籠を思わせるその明るい緑の空間は、これまでの避難場所とは全然違って爆炎や爆風に晒されず静かで、張り詰めた緊張が解けてしまいそうになる。
走ったせいで汗が額から流れるが、気温も暑くなければ寒くもなく、非常に快適に感じる。
また今居る鳥籠のようなスペースの向こうには、惑星を思われる球体が複数浮いていて、とても神秘的に見えた。
更に、奥に鎮座する神殿のような大きな建造物には、巨木が屋根を突き破って生い茂っている。
そうやって辺り一帯を見回していると、レジスタンス兵士の後ろに渦巻くワームホールから次々と避難して来た人々が出てくる。
兵士2「避難完了! これで全員だ!!」
兵士1「了解! 皆んな、もう大丈夫だぞ!!」
見知らぬ場所にたどり着いて戸惑うものの、兵士の言葉で此処が目的地だと知った避難民達は、安堵の声が漏れて力が抜ける。ようやくあの恐ろしい邪神達が居ない所まで来れて、一時的ではあるが恐怖と絶望から解放された。
ブルマ「よ…ようやく着いたぁ〜……」
マイ「此処まで来れば……」
シン「此処が……時の界王神様が言っていた、あらゆる時空の歴史を管理すると言われる、『時の巣』……!」
ゴワス「なんとも神秘的な場所だ……! 上を飛んでいるのは……神の鳥か……?」
ゴワスの言葉通り、上空にはフクロウに近い容姿に長い髭のような体毛を生やした金色の鳥が飛んでいた。その正体は、時間そのものを作るとされる不思議な神の鳥「トキトキ」で、時の界王神クロノアのパートナーである。
このトキトキが産んだ卵は新たな宇宙――新たな歴史を誕生させるとされ、トキトキの管理こそが時の界王神としての最も重大な職務とされている。
因みに彼女はトキトキのことを親友と呼んでいるが、足蹴にされたり急に襲いかかられたりとされているので信憑性がなく、正直言って親友と呼べるのかは怪しい。
そのトキトキが羽ばたくと降下して、こちらへ歩み寄ってくる青年の腕の上に止まる。青年は黒いコートを着た薄紫色の髪をしており、背中には鞘に収めた剣を背負っていた。
彼こそ歴史の守護者の1人――トランクス(ゼノ)が、絶望の未来から来た人々を出迎えた。
トランクス(ゼノ)「どうも。 皆さん、無事に此処へたどり着いたようですね」
ブルマ「えっ…!? トランクス…!!?」
マイ「どうしてアンタが此処に!?」
トランクス(ゼノ)「…えっとその……オレは母さんやマイさんが知っているトランクスではなく、彼とはまた違った次元のトランクスでして……」
分かっていたが、やはりブルマとマイは勿論この場にいる者達は、あの世界に残った筈のトランクスが此処に居る事に驚いてしまう。自分は皆んなが知っているトランクスではないと、トランクス(ゼノ)は分かりやすく簡単に説明した後に、人々を案内する。
トランクス(ゼノ)「皆さん、此処に来るまで酷くお疲れでしょう。 炊き出しの用意も出来てますので、どうかゆっくりと身体を休めて下さい」
時の巣で働くトランクス(ゼノ)の言葉を聞くと中央の広場に、クロノアの手料理でダウンした数人のタイムパトローラー達がようやく復帰して、炊き出しの準備を完了させていた。コントン都で人気のメニューを始め、パオズザウルスの尻尾の肉で出来たステーキや、ナナイロイボガエルの唐揚げ、パオズイモリのスープなど見た目はややゲテモノ類もあるが、どれも非常に食欲をそそられる香りをしていた。
……当たり前だが、この中にはクロノアの手料理は入っていないので、どれも美味しく安全に食べられる。
未来世界の皆んなが安心して炊き出しを貰っている中、トランクス(ゼノ)はコントン都の様子が見える水晶を見る。その側では、万が一に備えて2人のタイムパトローラーが待機していた。
トランクス(ゼノ)「現在、コントン都の様子はどうなっていますか?」
女地球人「外はもうとんでもない状態よ。 今は抗議に参加していた隊員達が、合体ザマスの軍団に挑んでいるわ」
男魔人「だが、既にコントン都はもう壊滅的だ。まぁその辺は、後で時の界王神様が治すだろうから建物の被害は心配ないが、問題は他の隊員達がどれだけ持ち堪えられるか……」
護衛役で待機している女性地球人隊員と男魔人隊員の言う通り、水晶に映し出されたコントン都の様子は、戦闘によって壊滅状態になっていた。
戦闘で破壊された施設などは、後で時の界王神が時間を巻き戻して元通りに出来る為、被害が出てしまうのはこの際飲み込む。
問題はコントン都で戦っている隊員達が、合体ザマス達を相手に持ち堪えてくれるかどうかだ。彼等の単純な実力だけでも破壊神を1対1で容易に倒せるほど強い上に、その気になれば身勝手の極意を発動した悟空相手すら完封勝利も不可能でないくらいの戦闘技術も兼ね備えてる。
だからすぐ負けるほど隊員達はやわではないが、本来の歴史よりも遥かに強く、それでいて再生と増殖を繰り返す合体ザマスが、軍団となって侵攻しているのだ。
彼等の力を持ってしても、絶望でしかない。
女地球人「……でも皆んな、率先して戦っているわ」
男魔人「元々抗議に参加している隊員の大半は、ザマスの事を物凄く嫌っているからな。 今回は憂晴らしも兼ねて、張り切って戦っているんだろう」
しかし、それでも戦っている隊員達は苦戦しつつも、その表情は生き生きとしていた。天使は本気で戦わないというルールがある故に、事実上最強に位置する破壊神を超えてしまった彼ら隊員達にとっては、寧ろさらなる強敵との戦闘が出来る事や、己がより強くなる機会が訪れた事、そして未来世界の消滅の元凶たるザマスを殲滅する事に喜びすら感じている。
特に最前線に立っている
現状コントン都と時の巣の防衛に関しては、彼等に任せればもうしばらく大丈夫だろう。
トランクス(ゼノ)「時の界王神様、どうかご無事で…!」
エイジ796 ―未来世界―
フルパワーになろうとする悟空(GT)を阻止しようと、3人の合体ザマスが攻撃を仕掛けようとした時、黄泉の国から1日だけ彼等は現れた。
合体ザマス達の火球の発射を阻止した者の正体は、誰もが驚きを隠せないくらい衝撃的な存在だった。
合体ザマス「アイツ等は、まさか……!」
合体ザマス「この世界で死んだ孫悟空達…!!」
合体ザマス「そうか…! 閻魔大王め……あの世から1日戻れる権利を使ったのか!!」
1人目はナメック星でフリーザとの戦いに勝利した後に地球に帰還し、その後間もなく「ウイルス性の心臓病」によって息を引き取った、この世界の「孫悟空(未来)」
そして2人目は超サイヤ人になれても、ライバルのカカロットがいなくなった事で目標を失い、この世界における人造人間の17号と18号によって殺された、この世界の「ベジータ(未来)」
最後の3人目は、仲間達が人造人間に殺された中で唯一生き残って、約十数年間をたった1人で戦い、顔に傷を負い左腕を無くしても尚戦って散った「孫悟飯(未来)」
それぞれ超サイヤ人3、超サイヤ人2、
合体ザマス「だがこの程度の戦闘力如きで……!!」
合体ザマス「神の力も無い輩がどれだけ束になろうと、我々の敵ですらない!!」
合体ザマス「身の程知らずな人間め……!!」
しかしそれもあくまで一時的なもので、新たに現れた未来のサイヤ戦士3人が神の域に達していないと分かると、再び火球を発射しようとする。それを分かった上で現世に戻ってきたとはいえ、嫌でも力の差を改めて思い知らされたあの世の3人組は、悟空(GT)に向かって叫んだ。
悟空(未来)「別次元のオラ、急いで回復してくれ!! オラ達じゃどうしても力不足なんだ!!」
ベジータ(未来)「さっさとしろ!! 今の不意打ちがやっとなんだぞ!!!」
悟飯(未来)「別次元の父さん!! 早く!!!」
悟空(GT)「――! そうだったな!!」
未来の戦士達に促されて、悟空(GT)は時の界王神クロノアから貰ったカプセルのスイッチを押す。カプセルは弾け、光が周りに漏れて明るく照らされると同時に、膨大且つ高濃度のエネルギーが溢れ出した。
カプセルから溢れ出したその超サイヤパワーを、悟空(GT)は吸収し始める。
合体ザマス×3「「「聖なる逆鱗!!!!」」」
だが、それを妨害してフルパワーになるのを阻止するべく、3人の合体ザマス達は作り上げた灼熱の巨大火球を振り下ろし、悟空(GT)に向かって放って来た。
振ってくる火球を前に、3人の戦士達は得意の必殺技の構えを取り、エネルギーを一点集中させる。
悟空(未来)「波あああぁぁぁーーー!!!!」
ベジータ(未来)「ずあああぁぁぁーーー!!!!」
悟飯(未来)「はあああぁぁぁーーー!!!!」
ヤツ等の妨害から悟空(GT)を守るべく、再び未来の戦士3人も「かめはめ波」と「ギャリック砲」と「魔閃光」を全力で発射。
火球の進行を止めるべく3つの気功波がぶつかり、お互い激しく押し合う。
悟空(未来)「ふんぬぬ…ぐっ……ぎぎぎ………!!!」
ベジータ(未来)「ぐううぅぅぅ……!!!」
悟飯(未来)「ぐっ……くうぅ………!!!」
しかし、残念ながら未来のサイヤ人達は神の力を習得しておらず、どうにか自力で習得した従来の超サイヤ人の強化形態と、老界王神の力で引き出した潜在能力が3人の最強形態である。
過去の悟空(超)達が手にした赤髪ゴッドや青髪のブルーに変身出来ないので、格下の変身故に圧倒的な力の差が其処にあり、火球の方がどんどん押していく。
六星龍「旋風回転刃!!!!」
五星龍「ドラゴンサンダー!!!!」
だが其処へ、今度は六星龍と超五星龍が参戦し、回転する突風から鋭い風の刃と、高圧の電流光線が未来の戦士達を援護。風と雷の邪悪龍が合わさって、ほんの僅かに火球の進行に遅れが生じる。
更に――、
四星龍「ふん!!!」
彼等に加えて、超スピードで駆け付けた炎の邪悪龍の四星龍が加勢し、超高熱の火炎気功波「フレイムショット」を発射する。
これにより、未来の戦士達の気功波に邪悪龍達の力が合わさり、抵抗する力が強くなった。
合体ザマス「無駄な悪足掻きを……!! 我が神の力の前に、ひれ伏せ!!!」
合体ザマス「ヤツをフルパワーにさせてたまるか!!」
合体ザマス「所詮キサマ等なんぞ死者風情…!! 今度は存在ごと、消滅させてやる…!!!」
それでも――防御力こそ低下したものの、戦闘力は依然として分裂した合体ザマス達の方が上であり、巨大火球のパワーは凄まじい。
また死んだ人間が何らかの形で肉体を得て、その状態でまた死んでしまうと、今度はあの世へ行かず魂は完全に消滅して存在そのものが消えてしまう。
神たる合体ザマスもそれは知っている為、今度は死者達を完全消滅させるべく火球にパワーを注ぐ。
三星龍「余所見している場合ではありませんよ?」
合体ザマス「なっ!?」
しかし、力を注ぐ合体ザマス達の後ろに、氷の邪悪龍の三星龍が目から放つ冷凍光線「フリージングアイ」で、隙だらけの背後から三人の合体ザマスを氷に閉じ込めた。
こういった所は嘗て戦った時と同じで、あまり味方とは思えない卑怯なやり方ではあるが、何としてでも勝たなければならないこの状況では、寧ろ三星龍のやり方すら頼もしく思える。
三星龍の妨害を受けた事で3つの巨大火球は、未来戦士と邪悪龍の力が合わさった必殺技によって進行が止まる。
直後、彼等の後ろから爆発的に気が膨れ上がって、眩い赤と黄金の光の柱が天高く発生した。
悟空(GT)「はああああああああああああっ!!!!!」
―グアァオオオオォォォォォォォォッ!!!!!―
クロノアから渡された回復用のカプセルを使い、溢れ出したサイヤパワーを吸収した悟空(GT)は、瞬く間にエネルギーが回復。
大猿の轟く咆哮と共にパワーを全開にさせて、サイヤパワーを極限まで高めると、英雄はもう一度究極の力を呼び起こす。
黄金の光の中で目を赤くしながら少年から大人へと姿が大きくなり、上半身の服が弾けて筋骨隆々の身体に赤い体毛が生え、特徴的な左右非対称の黒髪が長く伸びる。
悟空(GT)「だああああああああああああっ!!!!!」
輝きの中で変身を遂げると、地を蹴って黄金の光を纏いながら、飛び立つと合体ザマス達が撃った「聖なる逆鱗」に突撃する。勢いよく突っ込んだかと思えば、止まらず光が火球の中から突き破ってきて、神の火は形を維持出来ず大爆発。
直ぐ側の他2つの火球もまた連鎖的に崩壊して、次々に爆発して無力化された。
飛び出した光はそのまま速度を維持して、氷漬けになった3人の合体ザマス達を瞬時に粉砕、灼熱のに燃えるオーラに当てられて細胞の一欠片も残さず消滅させた。
悟空(GT)「はあぁっ!!!!」
光が弾けて、中から出て来た悟空(GT)は、再び究極の形態へと変身を完了した姿を現した。
クロノア「やった!!!」
悟空(未来)「よっしゃあ!!」
ベジータ(未来)「……フンッ!」
悟飯(未来)「超サイヤ人4が……蘇った!!」
四星龍「待っていたぞ、悟空!!」
最も頼れる宇宙最強戦士の復活に、邪悪龍達や未来の戦士達の表情に余裕が出る。それに対して、ようやくエネルギー切れまで追い詰めた筈が、フルパワーになって前線に復帰してしまった事に、険しい表情をする合体ザマスの軍団。
依然として戦況は不利なのに変わりないが、明らかに邪悪龍達の士気が高くなり、勝敗は分からなくなる。
四星龍「悟空!! コレを受け取れ!!!」
復活した悟空(GT)に向かって、四星龍は拾った彼の「如意棒」を投げ渡した。
悟空(GT)「サンキュー、四星龍!! 他の皆んなは避難したから、オメェ達も思う存分に暴れてくれ!!!」
四星龍「ああ! オレ達も既に分かっている!!」
悟空(GT)は如意棒を受け取ると、戦えない一般人達は避難したため思いっ切り暴れて構わないと、他の邪悪龍達に伝えた。邪悪龍達はその言葉を聞くと、一般人達への被害を気にしなくていいと分かって、更に合体ザマス達への猛攻を開始。
悟空(GT)も如意棒を携えて構えると目を閉じ、感情を静かにさせると赤いオーラに銀色が加わる。そしてゆっくりと目を開けると同時に彼は神の御技「身勝手の極意」を発動し、膨大な高熱を放出させて合体ザマスの軍団に超猛スピードで突っ込む。
悟空(GT)「うおりゃああっ!!!!」
手に持った如意棒に己の気を纏わせて硬化させ、超フルパワーサイヤ人4のパワーと身勝手の極意のスピードを存分に発揮させると、襲いかかって来た邪神達を棒術と打撃の連撃で打ち、薙ぎ払い、最後は長く伸ばした状態で脳天をかち割る「旋風流星撃」をおみまいした。
合体ザマス「チィッ! ……このままでは、我等の計画が一向に進まぬ…!」
合体ザマス「何時までも、こんなヤツ等を相手にしていられん……!!」
合体ザマス「我々だけでも別の次元に移動して、速やかに計画を続行をせねば…!」
いくら無限に再生と増殖が出来るとはいえ、このまま悟空(GT)と邪悪龍を相手して、時間を浪費するのは得策でないと判断した合体ザマス達は、上空に浮かぶ空間の裂け目に移動を開始しようとしていた。
このまま合体ザマスが空間の裂け目へ侵入を許してしまえば現在のコントン都や、時の巣の刻蔵庫で起きている各歴史の大量異変に繋がってしまう。
七星龍「させるか!! 波ああああぁぁぁぁーーーっ!!!!」
だが、逃すまいと超七星龍は「かめはめ波」を発射、群れる邪神達に向けて撃ち出した。残念ながら全て回避されてしまったが、それでも合体ザマス達が裂け目に入って他の世界に移動するのを阻止し、足止めさせるのに成功。
一星龍「秒殺魔光弾!!!!」
そして隙を見せた所に一星龍が現れて、強烈な気弾を連続でばら撒いて発射する「秒殺魔光弾」を当て、裂け目に向かおうとする合体ザマス達を殲滅。どうにか避けた者もいるが、そこに悟空(GT)が高速で接近すると、鋭いキックと如意棒による薙ぎ払いで吹っ飛ばし、裂け目から遠ざける。
一定の距離まで払い除けた悟空(GT)、一星龍、超七星龍は、合体ザマスをこの場から逃さないように、裂け目の入り口の前に立ちはだかる。
七星龍「グハハハハッ!! どうした、神ともあろう者が逃げる気か?」
一星龍「だとしたら1匹たりとも逃さんぞ。 キサマ等は此処で、全員朽ち果てるのだ!」
悟空(GT)「ザマスゥ!! オメェ達をこっから先には、絶対に行かせねぇぞ……!!」
合体ザマス「冒涜者どもが……!!」
合体ザマス「何処まで我等の計画の邪魔をするんだ…!!」
合体ザマス「どれだけ束になって戦おうが、無限に増える我々に勝つ事など不可能だ!!!」
悟空(GT)「……確かにこのまま戦っても勝てねぇかもしれねぇ……けどな、例え不可能だと分かっていても、やらなきゃなんねぇ時があるんだぁっ!!!!」
どんなに絶望的な状況だろうと、龍達と英雄は決して諦める事はしない。他の世界への侵攻を阻止するべく、この戦いは更に苛烈を極め始める。
あの世から1日だけ帰還した未来の戦士3人は、悟空(GT)の復活のアシストを果たした後、クロノアとトランクス(未来)、そして過去の悟空(超)とベジータ(超)の元へやって来た。
因みに今の3人は既に変身を解除しており、特に超サイヤ人3になっている悟空(未来)はこの世の滞在時間を考慮して、一足早めに素の黒髪状態へと戻っている。
悟空(超)「うっひゃあ〜っ!! オメェ、マジで未来の世界のオラなのか!!?」
悟空(未来)「ああ。 心臓病っちゅう病気になって死んじまったから、人造人間が暴れた時にオラは戦えなかったけんど……そっちはトランクスとブルマが届けた薬のおかげで元気そうだな!」
悟空(超)「ハハッ! 結局そん時はセルの自爆に巻き込まれちまって、一度死んだ事に変わらねぇんだけどな!」
出会って早々、2人の悟空同士は目の前のそっくりな自分自身に驚きつつもすぐに打ち解け、周りが一歩も引けない戦いの真っ最中にも関わらず何気ない会話で盛り上がる。別次元の悟空(GT)は子供の姿だった故にやや現実味が無かったが、こうして別々の世界で生きる同じ人間と対面するなんて絶対有り得ないので、戦闘とは少し違うワクワクがしてきた。
ベジータ(未来)「何をジロジロと見ていやがる! オレがブラックと同じで偽物だと言いたいのか?」
ベジータ(超)「チッ…! コイツが未来のオレか……気に入らん
ベジータ(未来)「…フンッ! それはこっちのセリフだ。 オレもキサマの事が気に食わん」
どころが過去と未来の孫悟空はその能天気さですぐに仲良くなっている横で、過去と未来のベジータはその無駄にプライドの高い性格が原因で同族嫌悪(もしくは自己嫌悪?)になっており、出会って早々に睨み合いが始まる。
同一人物故か、そういった性格の差が顕著に出ており、同じ人間同士が意気投合し、睨み合いをする中、悟飯(未来)とトランクス(未来)は向き合う。
トランクス(未来)「ご…悟飯…さん……悟飯さん…!」
悟飯(未来)「…………」
脳裏に思い出すのは、まだ自分が超サイヤ人にすら覚醒出来ない14歳だった頃の記憶。
雨の中、破壊された都市を飛行して捜索し、ようやく見つけた時には既に手遅れで冷たくなった状態。
最後の瞬間を看取る事も出来ず、亡骸を抱いて涙を流し泣き叫んだあの時が、残酷にも己の覚醒のトリガーとなってしまった。
『オレは死なない!! たとえこの肉体が滅んでも!!! オレの意思を継ぐ者が、必ず立ち上がり!!! ……そして、オマエ達人造人間を倒す!!!!』
クロノア「………」
その彼の勇ましき生き様は、この場では歴史の管理者であるクロノアのみ知っている。どんな思いで人造人間に挑み、そしてどんな気持ちで未来を託して最後を迎えたのかも全て――。
愛弟子が未来を救うと信じて希望を託しながらも、単身で最後の瞬間まで立ち上がって絶望に抗い、誇り高く、そして気高く散ってこの世を去った――最愛の師。
その師は右腕を弟子の肩に乗せて、父親の孫悟空と同じ穏やかな表情で弟子を労う。
悟飯(未来)「……キミの活躍は、ずっとあの世から見ていた。 人造人間や、セルを倒した時も……魔人ブウの復活を阻止した時も……立派になったな、トランクス!」
トランクス(未来)「――! はい、悟飯さん!!」
ずっと見守ってくれていた――それが地球や人々を守るべくずっと戦ってきた彼にとって、これほど嬉しい事は無いだろう。目尻に溜まった涙を拭って、トランクス(未来)の心と表情は今まで以上に明るくなった。
再開を喜ぶ2人と、同じ人間同士で語り合ったり、睨み合ったりする6人の元へ、クロノアが話し掛ける。
クロノア「皆んな来てくれて助かったわ! ……出来ればもうちょっと早く来てほしかったけど」
悟空(未来)「すまねぇ、時の界王神様。 ベジータがギリギリまで修業してたもんだから、ちょっとだけ遅れちまってさぁ〜」
ベジータ(未来)「うるさい!! キサマだって大概粘っていただろうが!!」
彼等は人造人間との戦いで死んだ後、北の界王と老界王神の計らいで大界王星で再会を果たし、其処で過去に活躍した達人達を相手に長い間修業を重ねていた。おかげで人造人間を倒すどころか、変身形態を除いて基礎戦闘力が過去の時代に住む自分達と同等レベルまで上昇しており、魔人ブウ級の相手までなら最前線で戦える。
悟飯(未来)「父さん!! それよりも、オレは早速戦いに行きます!! ザマスを全員倒さないと――!!!」
故に戦場が気になる悟飯(未来)は早速、別次元の悟空(GT)や邪悪龍達と同様に合体ザマスの軍団に挑もうとする。他の並行世界における父親の身体を奪い、その身体で数え切れないほど人殺しを行い、愛弟子のトランクス(未来)を心身共に痛め付けたブラックことザマスを――。
そのブラックと並行世界のザマスがポタラで合体し、半壊しても尚分裂して猛威を振るう合体ザマス達を、早く倒したくて仕方がないほどに、悟飯(未来)の怒りは限界を迎えようとしていた。
早く懲らしめたいという気持ちが先行するのだが、それを悟空(未来)は険しい表情をして止めた。
悟空(未来)「待て悟飯!! ……今オメェが行っても、別次元のオラや邪悪龍達の邪魔になるだけだ!! それに今の状態でまた死んじまったら、今度は存在そのものが消えるんだぞ!!!」
悟飯(未来)「……くっ……!!」
トランクス(未来)「悟飯さん……」
早まった行動を取ろうとする実の息子を、父親として珍しく厳しい言葉を使って制止する悟空(未来)。その言葉を聞いて、悟飯(未来)は飛び立つ寸前でどうにか思いとどまる。
あの今にも怒りが頂点に達しそうな未来の息子の姿を、悟空(超)は見覚えがある。
悟空(超)(ありゃあブチギレ寸前だな……。天下一武道会の時の悟飯とそっくりだ。 ……あれ? 確か今此処に居るサイヤ人の数は……)
それは自分達の世界で開催された天下一武道会で、ビーデルがスポポビッチによって痛めつけられるのを見て、ブチギレた過去の悟飯と非常によく似ており、まさに爆発寸前の状態だった。
だがここで悟空(超)は、今この場に居るサイヤ人は別次元の悟空(GT)を除くと、悟空(超)、悟空(未来)、ベジータ(超)、ベジータ(未来)、悟飯(未来)、トランクス(未来)の6人である事に気づき、とあるアイデアを思い付いた。
悟空(超)「そうだ!! 未来のオラ達も超サイヤ人ゴッドに変身すりゃあいいんだ! 丁度此処には6人のサイヤ人が揃ってるんだからさ、ゴッドになる為の儀式も出来っぞ!!」
正しい心を持ったサイヤ人が6人集まり、そのうちの5人が各自のエネルギーを注ぎ込んだ1人のサイヤ人が覚醒可能となる変身――「超サイヤ人ゴッド」
この場には6人丁度居る事から、悟空(超)はブルーの一つ前の変身であるゴッドの力を未来の戦士達にも手に入れば、今よりも確実に力が身につく事が出来る。
ベジータ(未来)が正しい心の持ち主なのか多少怪しいが、人造人間が暴れた時には共に戦った事から、少なくとも昔よりか邪悪な心ではないと思われ、それを含めて悟空(超)は皆に提案した。
ベジータ(超)「バカかオマエは! 確かに
しかし名案だと思われたが、ゴッドになるための儀式はそこそこ時間を必要とするので、ベジータ(超)は未来の戦士全員を超サイヤ人ゴッドにさせる案は却下した。
ゴッドの力は上手く取り込まなければ変身の制限時間があり、未だに勝ち筋の見えないこの戦いで間に合わせの戦力では話にならないとベジータ(超)が判断したからだ。
ベジータ(未来)「おいキサマッ!! まるでオレが大した事ないようなその言い方はなんだ!!! オレをバカにしているのか!!!」
ベジータ(超)「フンッ! 実力こそ差は無いようだが、ゴッドの変身も出来んキサマなんぞ、今更何の役に立つんだ!!」
ベジータ(未来)「コノヤロォ〜…!!! そうゆうキサマこそ、神の変身をしても勝てなかったくせに、デカい態度をしやがって…!!!」
ベジータ(超)「何だとっ…!? 舐めた口しやがって〜!!! ザマスの前に先ずキサマから倒してやろうか!!!」
またその言い方に気が触ったのか、ベジータ(未来)はもう1人の自分に噛みついて、そのまま口喧嘩が勃発する。目の前に存在するのは自分自身だというのに、ブラックもザマス、そして孫悟空同士とは違って、一向に喧嘩腰の姿勢を緩めず眉間にシワを寄せて睨み合う。
トランクス(未来)「と…父さん!! どうか落ち着いて……自分同士で喧嘩しないでください!!」
「「トランクス!! キサマは黙っていろ!!!」」
悟空(未来)「おいおいベジータ、こんな時に喧嘩しねぇでくれよ〜……」
悟空(超)「何でベジータはザマスとブラックみてぇに、自分同士で仲良くなれねぇんかなぁ〜……」
トランクス(未来)はどうにか2人の父親を止めようとするが、何故か息のあった言葉に少したじろいでしまう。同じ人間同士で仲良くなれないどころか、こんな状況で口喧嘩を始めた2人のベジータ達に対して、これにはもう過去と未来の孫悟空も呆れてしまった。
六星龍「えぇい…!! 一体何をしているのじゃ!!! この戯け者が!!!」
五星龍「おい!! 何でもいいから、早くどうするか決めてくれ!! コッチはあんまり長く持たないぞ!!!」
クロノア「もうっ! いい加減にしなさあぁい!!!!」
そして、この状況を見兼ねた邪悪龍の六星龍と五星龍、そしてクロノアの2体と1人の大声による制止で、ベジータ(超)とベジータ(未来)の喧嘩はようやく止まった。
この場でこうやって話せる事が出来るのは、風のバリアを展開しながら刃をバラ撒いたり、電撃で攻撃しながら電気スライムで気弾を跳ね返したりと、能力をフル活用して自分達を合体ザマス達の攻撃から守っている六星龍と五星龍のおかげだ。
だが防御に秀でた彼等の力を持ってしても、合体ザマス達の飛んで来る攻撃が凄まじく、何時までも耐えられる訳ではない。
確かに、こんな下らない事をしている場合ではないと、サイヤの王子同士が同じ考えに至った事で、クロノアは話し始める。
クロノア「ぜぇ…、ぜぇ……どっちの言い分も正しいわ。 この世界の悟空君達もゴッドにならないと、ザマス相手じゃまともに戦えない。 でも、全員をゴッドにさせると凄く時間が掛かる。 だから――!」
今は悟空(GT)達が阻止しているとはいえ、時間を掛け過ぎると合体ザマス達が他の世界に逃げてしまう可能性があるし、この場を守っている六星龍と五星龍の負担が大きるなるため、ゴッドになる人数は1人のみにするようだ。
だからこそ彼女は、この中で最も神の力を手にするに相応しい人物――悟飯(未来)の方へ指差した。
クロノア「だから、悟飯君だけをゴッドにさせる! そして過去の2人には、直ぐにブルーへと変身出来るようにしてほしいの!」
ベジータ(未来)「悟飯をだと!?」
トランクス(未来)「しかも、超サイヤ人ブルーにまでさせるんですか!?」
クロノア「そうよ。 超サイヤ人ブルーの力と、悟飯君の潜在能力が上手く合わされば、きっとこの戦況を有利にする超パワーの戦士になる筈よ!」
ベジータ(超)「……なるほど、悟飯の類稀な潜在能力の高さに賭けるって訳か……」
悟空(未来)「確かにこん中ならオラやベジータよりも、悟飯が一番最適だな……!」
悟飯(未来)だけをゴッド化させて、悟空(超)とベジータ(超)の指導で即座にブルーへと覚醒させる。突貫工事並みのかなり無理矢理な計画だが、誰もが「孫悟飯」という人間の潜在能力の凄まじさを知っているので、これに賭けるしかないだろう。
もし、超サイヤ人ブルーと
悟空(超)「よし、分かった! 段階をいくつかすっ飛ばすが、何とかすぐにブルーになれるように、オラとベジータが簡単に教えるからさ!」
悟飯(未来)「分かりました。 一か八かやってみます!」
クロノア「決まりね…。 それじゃあ早速、儀式を始めるわよ! 全員手を繋いで輪になって!」
本人の了承を得ると、クロノアの合図で6人のサイヤ戦士達はお互い手を繋ぎ合って輪になる。因みにこの時、手を繋ぐ際にまたベジータ同士での喧嘩を避ける為に右から――、
悟飯(未来)
ベジータ(未来)
トランクス(未来)
ベジータ(超)
悟空(超)
悟空(未来)
――の順で並んで、悟空(未来)が悟飯(未来)の左肩付近に手を置いて輪を作るようにした。
輪の形に陣を取った6人の戦士は早速、通常の超サイヤ人に変身して気を高める。
開始してから約数十秒、何も起きないと未来組の戦士が思い始めたその時、変化が現れる。悟飯(未来)を除いた5人の身体から放つ金色のオーラが、徐々に青白くなってきたのだ。
身体の内側から出て来たかのような青白い光は、更に輝きを増し、芯から温かくなるとその後、ベースとなる悟飯(未来)へ向かって、そのエネルギーが少しずつ送り込まれる。青白い光が悟飯(未来)と融合すると、全身が同様の眩い光に包まれて、彼の心は不思議と落ち着いていった。
これまでの超サイヤ人が初変身時に、軽く興奮状態になる副作用があったが、今回はそんな事は無く、まるで波1つ立たない水面の如く穏やかだった。
やがて青白いが無くなって姿を現すと、肉体は筋肉質さを残しつつも細くしなやかになり、髪型は通常形態と同じではあるが赤く変色して、目も同様に赤く、尚且つ黒い瞳孔が開いて瞳が大きくなっている。全体的にその姿は、10代後半頃のようで非常に若々しく見える。
またその身に宿る気は「神の気」となって戦闘力が表面化されておらず、纏うオーラは赤く輝いている。
正しき心を持ったサイヤ人が6人集い、そのうちの5人が残りの1人にエネルギーを注ぎ込んだ時、消えた伝説の中から蘇ったサイヤ人の神。
この未来世界において最初の超サイヤ人ゴッドであり、同じ方法で悟空(超)に続き悟飯(未来)も覚醒に成功した。
悟空(未来)「やったぞ! 成功だ!!」
トランクス(未来)「コレが『超サイヤ人ゴッド』……! ブルーと対照的に赤いのに、超サイヤ人4とはまた違う赤さだ……!!」
ベジータ(未来)「ブルーやロゼもそうだったが、全く気を感じられん……!」
悟空(超)「どうだ悟飯、超サイヤ人ゴッドになった今の気分は?」
悟飯(未来)「……今まで感じた事の無い、ものすごいパワーが漲ってきます……! まるで、自分が自分じゃないみたいで……」
ベジータ(超)「まだゴッドの変身に慣れてないようだが、時間が無い。 すぐにブルーへとなってもらうぞ!」
悟空(超)「良いか? 先ずはゴッドのパワーを、完全に自分の身体へと吸収するんだ! 今出ているオーラを内側に閉じ込める感じでやってくれ!」
悟飯(未来)「はい!」
新しく手に入れた神の力に驚く悟飯(未来)だが、さらに上のステージに上がるべく、現在身体から放出されている輝く赤いオーラを内側に閉じ込め始める。
己の身に纏う炎の気は少しずつ小さくなっていくと、やがてオーラは消えて、陽炎のように揺らめく膜状の赤い光に包まれた状態になった。
それを見て、ゴッドの力を使いこなすのに慣れているベジータ(超)と悟空(超)が次の指示を出す。
ベジータ(超)「最初はこんなものだな……次は閉じ込めた力を全身に馴染ませた上で、自由自在にコントロール出来るようにしろ!」
悟空(超)「コントロールは、今までの気の操作とやり方は同じだ。 オメェほどの実力なら、すぐにコツを掴めると思うぞ?」
悟飯(未来)「分かりました……この力を、全身にまんべんなく……!」
言われた通りに悟飯(未来)は、取り込んだ神の力を身体の隅々まで行き渡らせる。余すことなく全身に流した後、今度はその強大な力を己の思うがままに操ろうとするが、これがなかなか難しい。
やはり、ゴッドの力に充分慣れないままコントロールするのは流石に一筋縄にはいかないようだが、それでも悟飯(未来)は根気よく神の力を使いこなそうと気のコントロールを続ける。
悟飯(未来)「――っ!!」
それが功を奏したのか、開始して約2〜3分ほど経過した所で確かな手応えを感じ、悟飯(未来)の表情が変わった。彼の顔が変わったのを見逃さなかったベジータ(超)はにやりと笑みを浮かべ、指導の最終段階に入る。
ベジータ(超)「よし! 後はパワーを外に漏らさず内側で神の気を限界以上に高めたら、そのまま超サイヤ人の要領だ! そうすればブルーになれる!!」
悟空(超)「悟飯の場合は、潜在能力の解放も同時にしなきゃなんねぇから、余計に大変だと思うけんども、オメェなら絶対に出来るはずだ!! オメェの真の力を見せてやれ!!」
悟空(未来)「悟飯、オメェなら出来る。 精神を、怒りのまま自由に開放してやれ! その気になればオメェは、世界で一番強えんだ!!」
悟飯(未来)「―――!!!!!」
ベジータ(超)の指導と、2人の父親の熱い言葉が送られて、悟飯(未来)は己の過去を思い出しながら、全ての力を解放し始める。
悟空(未来)が病に倒れこの世を去った時、あまりの悲しさからその日は涙が枯れるまで泣き叫んだ。
人造人間襲来時、大きな力の差から自分は逃げる事しか出来ず、故に大切な仲間達は次々と殺されてしまった。
生き残り、ヤツ等を倒す為に母親の制止を振り切って必死に修業し、ようやく超サイヤ人になれたにも関わらず勝てなかった。
若き日のトランクス(未来)にも稽古をさせて、戦い方を教えながら共に強くなったというのに、左腕を犠牲にして庇う事が精一杯だった。
そしてトランクス(未来)に全てを託したあの日―――自分は完膚なきまでにやられて、弟子を残してその生涯を閉じた。
その後あの世でブラックが殺戮を繰り返し、成長した弟子を痛め付けるその姿を見た時、腸が煮えくり返る想いをした。
なのに、自分は何もしてあげられないという現実に、ただただ怒りを溜めるしか出来なかった。
そう自分は―――何も出来なかった。人が死んでいく光景に悲しさが、何も出来ない悔しさが、それを起こしたヤツらへの怒りが全部思い出す。
悟飯(未来)「オレは誓ったんだ……界王神様から潜在パワーを引き出されたあの日、誰にも負けない力を身につけて……オレが!! 今度こそ皆んなを、地球を守っている見せると!!!」
そして、それ等の感情が遂に限界を突破すると、肉体は筋肉質さを取り戻し、赤い髪は逆立って水色に変化して瞳も同様に青くなる。
ゴッド特有の輝く赤いオーラも、穏やかになびく水色のオーラと化して全身を包みこんでいく。
ベジータ(超)「マズい!! 全員、悟飯から離れろ!!!」
更に内側から凄まじい勢いで来るパワーをベジータ(超)が本能的に察知して、悟飯(未来)から離れるよう他の皆に促す。
その直後―――悟飯(未来)の力は爆発した。
悟飯(未来)「うああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
過去の時代のセルゲームを彷彿とさせる咆哮と共に覚醒し、この世界に新たな青い
とうとう悟飯(未来)は蒼神の戦士「超サイヤ人ブルー」へと変身、更には秘めたる潜在能力が解放された事も合わさって、彼を中心に水色のオーラが火柱となって天高く発生し、とんでもない爆風が巻き起こす。
六星龍「ひゃあぁっ!? な…何じゃあ!!?」
五星龍「ひえぇぇ〜っ!! オレの電気スライムが、消し飛ばされるぅ〜〜!!!」
外から飛んで来る攻撃に注視し過ぎたせいで、突然内側から起きた衝撃に対処が出来ず、六星龍は大きく吹っ飛ばされて、五星龍が纏う電気スライムが一部消し飛ばしてしまう。その際、吹っ飛ばされて転んだ六星龍は、素の姿であるダーブラに激似の顔が一瞬露わになってしまうが、すぐに乙姫の姿になって体制を立て直して、悟空(超)達に素顔がバレる事は無かった。
悟空(超)「力が開眼したみてぇだな!」
ベジータ(未来)「くっ……! なんてパワーだ!!」
ベジータ(超)「こ、これは……とんでもないバケモノが生まれたな……!」
そして何とか爆風に必死で耐える悟空(超)達は、覚醒した悟飯(未来)の姿と、彼の解放された力に驚きを隠せなかった。見た目こそ通常の超サイヤ人の髪と瞳をターコイズブルーにして、オーラの色も水色にしただけに見えるが、気の質もパワーも、人造人間と戦っていた頃とは比較にならない。
クロノア「何なのよ、この尋常じゃない神の気は…!! 破壊神どころか、天使クラスを遥かに超えているわよ!!」
トランクス(未来)「凄すぎる……! まるで……別次元の悟空さんみたいだ!!」
その上、潜在能力も同時に解放した彼の強さは、同じ変身が出来る悟空(超)とベジータ(超)のそれとは比べ物にならず、破壊神ビルスや天使ウイスを超えている。
変身した時に内に秘められた力の全てが引き出されたらしく、それがブルーの倍率とかけ合わさってここまで強くなれたのだ。
悟空(未来)「行け悟飯!! 地球は、オメェが守るんだ!!!」
悟飯(未来)「はあああああああああああああああ!!!!!」
漲る神の気を爆発させ、青白い光の尾を引きながら悟飯(未来)は飛び立ち、合体ザマス達が群れる戦場に突撃して行った。悟空(未来)は父親を超えた実力を手にし立派に成長した息子の背中を、見えなくなるまで見送る。
その表情は非常に誇らしげでもあるが、同時に何処か寂しくもあった。
悟空(未来)「……ホントにでっかくなったな、悟飯…」
悟空(超)「……アイツ、立派に巣立ったな」
悟空(未来)「……ああ。じいちゃんも……占いのババんとこでオラが強くなった姿を見た時は、こんな気持ちだったんかな……」
嘗て自分が、悟飯じいちゃんの実力を超えて巣立ちした時とは逆に、今度は同じ名前の息子が己を超えて巣立つのを見送る立場になるとは思わなかった。
しかもそれがこんなにも嬉しくて、寂しくもあるとは――大人になって初めて、当時の育ての祖父の気持ちを知れたような気がした悟空(未来)だった。
すると其処に、クロノアは話しかける。
クロノア「ほら二人共! ボケっとしている時間は無いわよ? 早く次の準備をしないと……!」
悟空(超)「えっ…?」
悟空(未来)「何の準備をするんだ?」
クロノア「何って……そんなの決まってるじゃない!」
5体の邪悪龍と超フルパワーになって復活した悟空(GT)によって、他の世界への侵攻を妨害された合体ザマスの軍団は、更に激しい猛攻を開始。
合体ザマス「があああああぁぁぁぁぁーーーーー!!!!!」
四星龍「はああ!!!」
三星龍「シャアアッ!!!」
両側が紫色に変色した1人の合体ザマスは、照準を合わせずに目から放つ極太のビーム「審判の光」を撃ちまくってくる。切り込み隊長として戦場を駆け巡る三星龍と四星龍のコンビは、自慢の超スピードで紙一重に避ける。
合体ザマス「絶対の雷!!!!」
合体ザマス「裁きの刃!!!!」
だが、他の2人の合体ザマスが死角から禍々しい闇の光輪にエネルギーを集め、そこから赤い刃の雨と紫色の雷を発射。隙を突かれた三星龍と四星龍は持ち前の超高速で回避しようとするが、間に合わず直撃してしまった。
三星龍「ぐああ!!!?」
四星龍「ぐおぉぅあっ!!!?」
合体ザマスの戦闘力は相変わらず凄まじく、あまりに高速で、それでいて気弾の量と密度に避け切る事が出来ず、2体は被弾してしまう。
元から攻撃力がやや低いとはいえ、それを補えるほどのスピードと属性攻撃で翻弄していたが、一度隙を突かれると体勢を立て直すのは難しい。
また彼等が撃墜されてしまった近くでは、巨大な怪獣の姿をした邪悪龍こと超七星龍が、無数の合体ザマス達に群がられて攻撃を受けていた。
七星龍「くそっ!! グアああああああああ!!!!」
赤い刃に刺され、雷と火球に焼かれて、獣のような咆哮混じりの悲鳴を上げて苦しむ超七星龍。最初は巨体を活かしつつ、見た目に似合わぬ素早い動きで暴れ回っていたのだが、逆にその巨体が災いして遠距離から気功波の的になってしまう。
次々と仲間達が倒れていき、まだ邪神を倒せる力を残しているのは、如意棒を携えた悟空(GT)と一星龍だけになってしまった。
悟空(GT)「ちくしょう〜…! やっぱ一星龍の攻撃じゃねぇと、倒しても倒してもすぐに再生して増えちまう!!」
一星龍「泣き言を言う前に手を動かせ!! どいつもこいつも使えんヤツ等め……!!」
圧倒的不利な戦局が全く覆らない事に悟空(GT)は愚痴をこぼす、厳しい口調で怒鳴る一星龍は「暗黒龍殺弾」で敵を薙ぎ払う。
脅威的な数の暴力の前に、最強の邪悪龍と最強の戦士の力を持ってしても、覆すのは到底不可能に近かった。
悟飯(未来)「はあああっ!!!!」
合体ザマス「ぐああああ!!!!」
合体ザマス「ぎゃあああ!!!!」
すると突如、青白い稲妻のような輝きが戦場に乱入し、凄まじい速度で合体ザマス達に突撃して吹っ飛ばした。
その正体は「超サイヤ人ブルー・
合体ザマス「キ、キサマは……孫悟飯!? 何だ…!? この凄まじい神の気は…!!」
合体ザマス「神の域を……いや、天使の域すら遥かに凌駕しているだと…!!?」
悟空(GT)「悟飯!? すんげぇな!! 見違えた強さだぞ!!」
一星龍「孫悟空の息子か……オレが知っているのとは、比べモノにならんほどの強さだ……!」
悟飯(未来)「別次元の父さん、それから……一星龍でしたっけ? オレも戦わせて貰います!!」
悟空(GT)「勿論だ! 他の邪悪龍達が限界だったから、存分に戦ってくれ!!」
一星龍「勝手しろ。だが足手まといにはなるな」
素っ気ない態度を取る一星龍だが、自分達だけでは恐らく全滅も時間の問題だったので、想像以上の味方の登場に不敵な笑みを浮かべる。
裂け目の入り口付近は一旦一星龍に任せ、身勝手の極意を発動した超フルパワーサイヤ人4の悟空(GT)と、潜在能力解放を上乗せした超サイヤ人ブルーの悟飯(未来)が前に出て並び立つ。
悟空(GT)「よし、やるぞ悟飯!! オレ達皆んなで、平和な世界を取り戻すぞ!!!」
悟飯(未来)「はい!!!」
次元と時空を越え、それぞれ別々の最強形態となった親子の共闘。銀色が入った赤い混じりの黄金のオーラと、穏やかになびく水色のオーラが同時に輝き、2人揃ってパワーを全開にさせて突撃する。
「「だああっ!!!!」」
先ずは正面、頭部が真っ二つに割れた姿の合体ザマスを、悟飯の右肘打ちと悟空(GT)の掌底突きで大きく後退させる。次に2人の左右から来る複数人の邪神達を、悟空(GT)は打撃と如意棒を使った棒術で、悟飯(未来)は体当たりと連続上段蹴りで、それぞれ対処。
次々と返り討ちにし、合体ザマス達は逆の方向へと吹っ飛ばされていく。
その直後、悟飯(未来)の死角から1人の邪神が、ドロドロの右腕から繰り出す「崇高なる鉄槌」を打つべく、高速で急接近して来た。
悟空(GT)「――!!!」
しかし、それは悟空(GT)の赤い体毛に覆われた強靭な両腕によるクロスガードで、未然に防がれる。
悟飯(未来)「はああっ!!!!」
その隙を突いて、振り返った悟飯(未来)は右手を前に出して放つ「爆裂魔光砲」を至近距離で撃ち、跡形も無く消し炭にした。
ついでに気功波を撃った先の合体ザマスにも当てようとしたが、それは寸前の所で躱されてしまう。
悟空(GT)「おりゃああっ!!!!」
だが、そこに悟空(GT)が「瞬間移動」で目の前に来ると、強烈なダブルスレッジハンマーで合体ザマスを大地へ叩きつけた。
更に落ちた邪神が1回バウンドした所に、悟飯(未来)の左飛び蹴りが容赦なく襲い、身体がくの字になって飛ばされていった。
合体ザマス「チィッ!!」
合体ザマス「はあああっ!!!!」
其処へ入れ替わるように2人1組の合体ザマスが、それぞれ「崇高なる鉄槌」と「激烈神裂斬」で攻撃しようと襲い掛かる。これに対して悟飯(未来)は右手で長剣状の刃を鷲掴み、肥大化した剛腕を左脚で防いで、鋭い目付きで合体ザマスを睨む。
悟飯(未来)「キサマだけは……キサマだけは……!! 絶対に許さないぞ!!!! ザマスゥゥゥーーーッ!!!!!」
合体ザマス「神に仇なす死者が!!」
合体ザマス「その魂、すぐ亡きモノにしてやる!!!!」
悟空(GT)「そうはさせねぇぞ!!!!」
魂ごと悟飯(未来)の存在を消そうする2人の合体ザマスだが、悟空(GT)が如意棒を回転させて弾き飛ばす。そして悟空(GT)は如意棒を地面に突き刺すと、悟飯(未来)と一緒に2人の邪神に強烈な打撃のラッシュを開始した。
悟空(GT)「はああああああああああ!!! だりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃあぁ!!!!!」
悟飯(未来)「うおおおおおおおおおお!!! はああああああああああああ!!!!!」
たとえ住む世界は違えど、親子故に自然と息の合った嵐のような連続攻撃は、合体ザマス同士のタッグ攻撃をも凌駕しており、圧倒している。手数の多さと、一撃必殺の威力を誇る強力なパンチとキックを交互に繰り出され、合体ザマス側は対処しきれなかった。
息もつかせぬ怒涛のラッシュで体力を大きく削り、跳び膝蹴りで僅かに空中に打ち上げた所に――、
「「えりゃあっ!!!!!」」
両者は反転して入れ替わり、それぞれ相手にしていた合体ザマスに渾身の一撃で吹っ飛ばした。その後、背中合わせで構えを取り、何時でもカウンターで反撃出来るように身構えていると、そこに巨大な人型の影が迫って来る。
合体ザマス「この人間風情がああああっ!!!!!」
身長が約30〜40mはある巨人サイズの合体ザマスが、2人まとめて押し潰して圧殺しようと右腕の巨腕を全力で振り落として来た。
悟空(GT)「ふん!!!!」
悟飯(未来)「はああああああああああああ!!!!!」
しかし、赤猿の英雄と青き戦神の2人はその右腕に向かって特攻、受け止めた勢いのまま一気に押し返して、巨大な合体ザマスを転倒させた。悪しき神が転倒した際な振動が大地に伝わって鈍い音が鳴り、土煙と瓦礫が高く舞う。
合体ザマス「くっ……このぉっ!!!」
すぐに起き上がった巨大合体サイズは、半壊した右側の目にエネルギーを集約させて、特大ビームの「審判の光」を撃とうとする。対して悟空(GT)は迎え討とうと、得意の必殺技の構えを取り、悟飯(未来)も同じく、片腕だけも同じ構えをして気を集中させる。
「「かぁ~…!めぇ~…!はぁ~…!めぇ~…!!」」
お馴染みの掛け声をしながら、悟空(GT)の合わせた両手の中と、悟飯(未来)の右手の中には青白い輝きが集まって光球が形成され、更にエネルギーを限界以上に高める。
それぞれチャージを完了し、両者は同じタイミングで力を解き放った。
合体ザマス「くたばれええええええっ!!!!!」
「「波ああああぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!」」
全てを破壊し、無に帰す破滅の閃光「審判の光」に対して、次元と時空を越えた悟空(GT)と悟飯(未来)の合体必殺技「新・親子かめはめ波」が同時に撃ち出された。強大な力が秘められた2つの特大エネルギー波がぶつかり合い、中心で大きなドームが発生し、空間が歪み、爆風を巻き起こす。
その光景はまさに、あのセルとの最終決戦と非常に酷似していたが、あの頃とは比べ物にならない強さを手にした親子には今の合体ザマスの気功波なんてちっとも怯まず、悟空(GT)と悟飯(未来)は底力を発揮してパワーを引き上げると一気に押し切った。
「「はああああぁぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!」」
合体ザマス「うああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
あっという間に巨大合体ザマスは、親子の作り上げた奇跡の合体パワーによって飲み込まれ、為す術無く光の中に消えていった。巨人サイズの合体ザマスがいた場所には、大地に大きな気功波の跡が出来上がり、その凄まじさを物語る。
合体ザマス「おのれ…!!」
合体ザマス「またしても神の域を簡単に超えおって…!!」
合体ザマス「キサマ等人間は、何処まで神を侮辱すれば気が済むのだ…!!」
しかし、2人倒したのはあくまで大軍勢の一部でしかなく、その上倒されたはずの合体ザマス達はすぐに再生と増殖されて、依然として悪い状況は続く。未だに明確な解決策が浮かばす、このまま永遠と同じ事を繰り返すのではと思ったその時、突然戦場のド真ん中に2つの青白い強大な気の柱が発生した。
その光の柱は、この世界にさらなる希望の追い風を齎す、奇跡の炎だった。
悟飯(未来)「この気は……父さんとベジータさん!? 2つの気から、両方感じ取れる――!!」
悟空(GT)「そうか、アイツ等―――!」
合体ザマス「この2人の人間が合わさったかのような気は……まさか――!!」
その正体に気づいたのか、皆それぞれ違う反応をし、光の柱に注目が集まる。すると光の柱は弾けて中から、本来なら並ぶ事の無い強力な2人の戦士が現れた。
???「よう! 待たせちまったな」
???「こっからは、オレ達も参加させてもらうぜ!」
1人は前に纏まった2本以外は全て逆立った茶色混じりの黒髪に、孫悟空とベジータの中間とも言える顔立ちをした戦士。彼の両耳には、界王神が持つ黄色の宝珠が付いたイヤリング「ポタラ」が輝いていた。
服装は山吹色のインナーシャツと上下ともに紺色の道着を着用し、手足には白い手袋とブーツを装着している。
もう1人は、纏まった1本を除いて炎の如く逆立った完全な黒髪に、ややМ字の額な事以外は同じく孫悟空とベジータの中間的な顔立ちの戦士。メタモル星人特有の民族衣装を着込み、黒いベスト状の服に付いている肩と襟の輪っかは黄色、白いズボンを履き、青色の帯を巻いていた。
手首には黒の腕当てと、同様の色の履いてある靴は、青い布でズボンと固定してある。
何方も、孫悟空とベジータによく似ていながら、全く違う印象を醸し出されていた。
突如現れた、超強力な二人の戦士。
その正体は、無敵の合体戦士「ベジット」と、最強の融合戦士「ゴジータ」だった。
●パオズザウルスの尻尾の肉、ナナイロイボガエルの唐揚げ、パオズイモリのスープ
GT本編でチチが作った料理と同じで、個人的にこのネタを知っている方は、作者と同様に相当なGTファンだと思っている。
●タイムパトローラー達の紹介
別に必要ないと思いますが、取り敢えず今回登場した二人の隊員を軽く紹介。
女性地球人隊員
ザマス達の起こした所業には思う所あるものの、流石に抗議には参加しなかった常識人の女性隊員で、炊き出しでGT本編でチチが作った料理を提供した張本人。
男魔人隊員
どれだけ不味い料理も瞬時に美味しくする魔法光線を得意とするが、彼の力でもクロノアの料理は美味しくならない。
●超サイヤ人ブルー・
今作のオリジナル形態で、文字通り超サイヤ人ブルーと潜在能力解放を合わせた変身。潜在能力解放がそもそも変化が少ない事から、見た目は通常のブルーとほとんど変わらない。
潜在能力は人によって大きさが違うので、元から才能の無い戦士がこの形態になっても大したパワーアップにはならない。
ですが、皆さん知っての通り孫悟飯の潜在的パワーの凄まじさはドラゴンボール界最強クラスな上に、未来世界の厳しい環境で育った未来悟飯は修業にストイックな性格で、油断も舐めプもしない。
ザマスを倒す為に大界王星で仲間達と共に修業を重ねて、更に実力を伸ばした未来悟飯が変身したこの形態の強さは「スーパーヒーロー」におけるビーストを軽く凌駕し、天使すらも凌ぐパワーアップを遂げている。
もう少し具体的に言うと、今作におけるGT悟空の超サイヤ人4以上、超フルパワーサイヤ人4にも近い域ぐらい。
つまり「孫悟飯」に修業をサボらず続けさせて、尚且つ悟空と同様に新形態をどんどん身に付けさせた場合、あまりにも強くなり過ぎて誰も勝てなくなってしまいます。
またGT悟空と共闘する場面では、ゼノバース2のDLC追加ストーリーにおいて、ブルー悟空と一緒にジャネンバの軍団を倒すシーンを参考にしました。
●ベジットとゴジータ
ベジット「オレ達が何故2人揃って並んでいるかって?」
ゴジータ「それは……次の話で教えてやる」
私はね、どっちが格好良いのかとか、どっちが強いのかとか、この際どうだっていいんです。
私が本当に見たいのは「勝者を決める最強決戦」ではなく、「無敵と最強の共闘」なんです。
この2人が共闘して暴れるのは、次回のお楽しみだ!