GT悟空が超の未来世界を救う話 【完結】   作:ゴジロット

2 / 26

ブロリーMADのような軽い気持ちで見てねと言った筈なのに……。

王様戦隊キングオージャー見ながらウマ娘プリティーダービーをプレイしてたら、たった数日でお気に入り登録がえげつないくらい増えてビックリ。

作者である自分が恐怖を感じるほど、増大していってる……。

科学者に文章力を自由に操る装置を作らせないと。

冗談はさておき、この回は会話だけなので戦闘はないのですが、読者の皆様から見てもキャラクター的におかしくないかどうかが心配です。


【第2話】別次元からやって来た最後の救世主!その名は孫悟空(GT)!!

 

 

 

ザマス「孫悟空だと?確かに身体が小さいことを除けば、あの気は限りなく孫悟空に酷似しているが……」

 

ブラック「人間でも神の気でもない……妙な気質だ。何処となく霊魂に近いような…」

 

 

 孫悟空と名乗った少年は地上に降り立ち、トランクスの方に歩み寄る。

 

 

トランクス「あっ……貴方は……?」

 

 

 実際に向けられた訳では無いが、先程の気迫に圧倒されたトランクスは緊張が高まっていた。だが少年は打って変わって優しく子供っぽい感じで声を掛けた。

 

 

悟空(GT)「……立派になったなトランクス。怪我はでぇじょうぶか?」 

 

トランクス「えっ?…あの……はい、大丈夫です…」 

 

悟空(GT)「そっか、いや〜間に合って良かったぞ!」

 

 

 少年はトランクスの安否を確認し、無事を確信した後はベジータともう1人の孫悟空に近づく。

 

 

悟空(GT)「オッス!」

 

悟空(超)「おっ…オッス……」 

 

ベジータ「貴様…本当にカカロットなのか?ただのガキじゃないようだが…」

 

トランクス「もしかして、父さんたちとは違う平行世界から来たんですか?」

 

悟空(GT)「う~ん、どっから説明すりゃいいんかなぁ……なあ、そっちのオラは今は歳いくつなんだ?」

 

悟空(超)「オラか?え~っと、たしか……42歳ぐれぇだと思うはずだけどよぉ…」

 

悟空(GT)「じゃあオラはその約10年後の未来の孫悟空だ。つっても直接繋がる未来じゃなくて、別次元の未来から来たんだけんどな!」

 

悟空(超)「いいっ⁉じゅっ…10年後の未来のオラ⁉⁉」

 

トランクス「しかも、別の次元の世界から来たんですか⁉」

 

ベジータ「じゃあなんで身体が小さくなっているんだ!サイヤ人でも老化で背が縮むことは珍しくないが、ガキになるなど聞いたことがない!!」

 

悟空(GT)「ハハッ!オラも色々あってな、こうなっちまったんだ。でも子供の姿も結構楽しいもんだぞ!」

 

ベジータ「笑いごとじゃないだろ!!」

 

 

 少年の姿をした別次元の悟空のマイペースな会話により、この場の状況を忘れてしまいそうな和やかなムードになっていった。 

 

 そんな中、彼らの話を聞いていた2人の邪神が行動しようとしていた。

 

 

ブラック「他の次元の孫悟空…か……。別次元の存在は噂程度しか聞いたことないが、天使すら不可能である次元の突破を、あの裂け目を利用してやってくるとは、流石に驚いた」

 

ザマス「だがそれも時空の改変と同様、許されざる所業だ。崇高なる神のルールを平気で乱す……人間は何処まで罪を重ねれば気が済むのだ!」

 

ブラック「フッ……私よ、人間どもを滅ぼす前にあの孫悟空の相手をするぞ」

 

ザマス「私よ、その身体が疼くのか?奴と戦えば、さらに強くなるだろうと…?」

 

 

ブラック「そうだ、奴からは何かを感じる。過去の孫悟空とは違う何かを……な……」

 

ザマス「フッ、まぁよかろう。どうせ我らの勝利が確実なのは変わらない。精々最後の余興を楽しむとしよう」

 

 

 そう言うと上空にいたブラックとザマスは降下していき、悟空たちの前に立ちはだかる。少しだが奴らの会話を聞きつつ悟空(GT)は話を続ける。

 

 

ベジータ「……貴様はどうやってこの世界に来たんだ?タイムマシンを使ったようには見えんが…」

 

悟空(GT)「……あぁ、実は訳あって眠りについてたんだけどさ、なんか分かんねぇけど呼ばれた感じがしてな。そしたらオラにそっくりな悪者が暴れ回っててビックリしたぞ。…んでな、なんとか出来ねぇかと思って、あの裂け目を利用して突き破って来たんだ」

 

 

 別次元の悟空はトランクスと過去の世界の悟空の頭に手を当てる。ナメック星で状況を確認する際に使った記憶を読み取る超能力で、今までの経緯を知る。

 

 悟空(超)からは破壊神ビルスや超サイヤ人ゴッド、復活して黄金になったフリーザと超サイヤ人ブルー、第7宇宙と第6宇宙の戦士が集った武闘大会、12個ある宇宙や全王、第10宇宙の界王神見習いザマスとの組み手など。

 

 トランクスからは二人の人造人間と不完全体のセルを撃破、界王神との出会い、魔人ブウの復活の阻止、ゴクウブラックの来襲、ブラックの正体や人間0計画など。

 

 

 それぞれの記憶をある程度読み終えた子供の孫悟空は頭から手を離す。

 

 

悟空(GT)「………事情はだいたいわかった。あいつらのせいで皆んなこっぴどいめにあったんだな?」

 

トランクス「……はい。母さんを…みんなを…みすみす死なせてしまい、悟飯さんに託されたこの世界を…守れませんでした……」 

 

悟空(超)「それだけじゃねぇ……ブラックのヤツは別の世界でオラの肉体を奪った上に、チチと悟天も…殺しやがった!」

 

ベジータ「………………………」

 

トランクス「………うぅっ………ぐぅ…………ひぐっ……ひぐっ……うっ……うっ……」ポタッポタッ

 

 

 抑えていた悲しさや悔しさ、怒りや自身の情けなさで心の中がぐちゃぐちゃになってしまい、トランクスの瞳には涙が溢れていた。

 

 どれだけ辛くて苦しかったのか、その涙から伝わってくるトランクスの心情は想像を絶する。

 

 この世界の戦士は彼だけとはいえ、一人で背負うには、あまりにも荷が重すぎたのだ。

 

 

悟空(GT)「………そうか」

 

 

 支えてくれる存在は居ても、戦闘ではたった1人で頑張ってきた未来の世界のトランクス――彼の心情を全て察し小さな悟空は、トランクスの方に振り返り、彼の肩に手を置く。

 

 見た目は子供でありながら、数多の歴戦を勝ち抜いたかのような貫禄を持った悟空(GT)は、穏やかな口調で青年を励ます。

 

 

悟空(GT)「………良く頑張ったなトランクス、もう大丈夫だ。……後は……オラに任せてくれ!」

 

トランクス「………悟空…さん……?」

 

 

 手が置かれた肩から伝わる――別次元から来訪した、少年の姿をした彼の気。

 

 その気は――世界のあらゆる人間よりも強くて逞しく、宇宙を統べるどんな神々よりも威厳があり神々しく、そして優しく温かかった。

 

 

悟空(GT)「オメェが心臓病の薬を持って来てオラや皆を助けてくれたように、今度はオラが…オメェ達を…この世界を救う番だ!」

 

 

 例え嘗て出会った未来のトランクスとは別人だとしても、彼は己の命と世界を救いに来てくれた事に変わりはない。

 

 ならばこそ、今度は自分が――絶望に追い込まれた彼等の命と世界を救う番だと、悟空(GT)はトランクスの肩から手を離し、その後に過去の世界の悟空とベジータに向く。

 

 

悟空(GT)「オラがあいつらをぶっ倒す!そっちのオラとベジータはこの場を頼んだぞ」

 

 

 そう言い残して悟空(GT)は、この次元の過去の自分とベジータの返答を聞く間もなく、ブラック達の方へ振り返って舞空術で飛んで行った。

 

 

ベジータ「なっ…!?待て!!ブラックは俺が倒す!!邪魔をするんじゃない!!!」

 

悟空(超)「待てベジータ!悔しいが今のオラたちじゃ、どうやったって…どんどん強くなっていくブラックと、不死身のザマスには勝てねぇ……」

 

ベジータ「……だが、あのカカロットが奴らに勝てる保証はない。別次元の未来と言ったが、あんなガキの姿でまともに戦えるか!」

 

トランクス「…………………………」

 

 

 正直言ってベジータの言う通り子供の姿ではどうも頼りなく見えてしまうのは事実だった。

 

だがトランクスだけは違った。

 

 

トランクス「…いえ、大丈夫だと思います」

 

ベジータ「……?どういうことだトランクス」 

 

トランクス「上手く言えないですけど、あっちの悟空さんに触れられた時、昔…母さんが言ってた言葉を思い出したんです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『どんなにとんでもない事が起きても、必ずなんとかしてくれそうな……そんな、不思議な気持ちにさせてくれる人なの………』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白いオーラを放ちながら飛んできた別次元の悟空は、一定の距離を置いて着地し、自身の大人の姿をしていながら、全くの別人になってしまった黒い道着の敵と、神でありながら悪の道に墜ちた元界王神見習いと相対する。

 

 

ブラック「ごきげんよう、別次元の孫悟空…」

 

ザマス「改めて見ると随分とみすぼらしい姿をしているな……。いや、精神の未熟さと反比例し、強大な力を得てしまったお前達サイヤ人には妥当な姿か……」

 

悟空(GT)「……悪いなオメェ達、わざわざ会話が終わるのを待っててくれたようでよぉ…」

 

ブラック「礼を言われる程ではない。神である我々からの細やかな恵みの一時……別れの時間を与えただけに過ぎん」

 

悟空(GT)「……そっちのオメェは見た目はそっくりなのに、本当にオラと全然違うな。しかも、昔戦ったギニューって奴と違って、完璧に使いこなせっとはな…」

 

ブラック「その通り。この身体は間違いなく孫悟空のもの。だが、魂は最強の神であるこの私、ザマスだ。フリーザ軍の配下とは、格が違い過ぎるのだよ」

 

 

 今まで戦ってきた敵とは全く違う――途方もない邪悪な笑みを浮かべながら話す、大人の自分と同じ姿をした偽物と、蛮行に手を汚したこの次元の界王神。

 

 また彼等2人には、黒く染まったかのような凄まじい邪悪な雰囲気がひしひしと肌で伝わってくる。

 

 油断できないと思いつつも、悟空(GT)は落ち着いてブラックとザマスとの話をしながらストレッチを始めて身体をほぐし、戦闘の準備を整える。

 

 

悟空(GT)「………戦う前に教えてくれ。オメェ達はどうしてこんな酷えことをしたんだ?」

 

ブラック「……いいだろう、教えてやる。オレはお前達よりもはるかに高みから長い時の流れの中、この世界、この宇宙、万物の真理、全てを見てきた。人間は争い事を繰り返し、滅ぼし合いながら、美しい世界を蝕む身勝手で傲慢な存在だ。……神の創りした者の中で唯一無二の失敗作、それが人間だ。……結果、人間は滅ぼすべきだと気づいた。そのきっかけとなったのが孫悟空、オマエだ!」

 

悟空(GT)「……確か、オメェのいた世界でオラとの試合に負けた。そうだったな」

 

ブラック「そうだ!貴様は強大な力を持ちながら、ただ強くなることしか考えない、まさに欲望のままに生き、欲望のままに争う、邪悪で醜い人間そのものだ!そのような罪深き存在にオレは敗れた!!挙げ句の果てに神の気を纏い、神をも凌ぐ力を得るなど、不道徳極まりない!お前は、この宇宙を築いた神々の失敗の象徴なのだ!!」

 

 

 静かで落ち着いた喋り方をするが、そこには宇宙を汚す人間への怒り、それを見守るだけで何もしない神への怒り、神に対して敬意を持たない孫悟空への怒り、そして人間風情に敗北した自分への怒りが滲み出ていた。

 

 元々、彼は潔癖性に近いレベルで正義感が強かったが、たまたま見た神チューブにあった第6宇宙の戦士との武闘大会の映像で、悟空が超サイヤ人ブルーに変身した事や、その時に映ってた超ドラゴンボールの存在、そしてゴワスとババリ星を観察しに来た際、ババリ星人の野蛮さが目に焼き付いた事が引き金となり歪んだ結論に至って、このような悪行に走る事になった。

 

 

ブラック「人間は悪だからこそ、オレは求めた。人間のいない世界を、それを遂行する為の強大な力を。……オレは師匠のゴワスを殺めた後、超ドラゴンボールで孫悟空の身体と魂を入れ替えた」

 

悟空(GT)「……その時に、身体を入れ替えられた方のオラを?」

 

ブラック「無論、オレの手で殺してやった。その場に居合わせたオマエの家族諸共もな。そして、オレは時の指輪でこの世界に訪れた。」

 

 

 ゴクウブラックの右手の人差し指にはめてある銀色の指輪を見る。

 

 悟空(GT)が元々いた次元の世界では見たこと無かったが、その名称からして時間を越える為の道具なのは想像できた。

 

 ブラックの説明に、隣にいるザマスも話に加わる。

 

 

ザマス「そこで私と出会ったのだ。私も人間という存在に疑問を抱いていた……。彼と共に悪を滅ぼし、正義を執行するため、私もまた超ドラゴンボールの力で不死身となり、最高の身体を手に入れたのだ」

 

ブラック「その後は二度と願いが叶えられぬよう超ドラゴンボールを破壊し、全ての神々と、この地球を除く全ての人間たちを粛清した。この世界を選び地球を最後にしたのは、トランクスがいたからだ。」 

 

悟空(GT)「何故そこでトランクスの名前が出るんだ?オラに負けたことを恨んでるのは分かったけどさ、あいつは関係ねぇだろ。」

 

 

 悟空(GT)の疑問にブラックはトランクスに指をさして答えた。

 

 

ブラック「アイツは罪人だ。貴様と同じ、いや、それ以上に大きな罪をおかした」

 

ザマス「アイツとその母親はタイムマシンを作り出し、過去へ行き歴史を変え、平行世界を生み出した」

 

ブラック「あの時、アイツは心臓病で死ぬ筈だった孫悟空を救った。オマエという存在が歴史通りに死んでいれば、オレはこの肉体を求める事は無く、ゴクウブラックという存在は誕生しなかった」

 

ザマス「ヤツの愚かな選択が、我々の正義に火を点け、人間0計画へと走らせたのだ」

 

 

「「奴こそが全ての元凶。人間たちを殺したのは他でもない……トランクスであり、この事態は、お前達人間の驕りが招いたものにほかならない!」」

 

 

 

 

 

 

 

トランクス「オレは…!………オレ……は…………」

 

 

 あのような言葉を聞いたのは2度目だったが、最初の時のように怒りが湧いて来ず、俯く事しかできなかった。

 

 それに気付いた過去の悟空が何か声を掛けようとしたところをベジータが止める。

 

 代わりにベジータは何も語らずにトランクスの背に手を置いた。

 

 

悟空(GT)「……………」

 

 

 そしてストレッチを終えた未来の悟空は、二人の言葉に返答を始める。

 

 

悟空(GT)「……オラ頭悪いからよ、正直言って難しい事はよく分かんねぇ……でも、オメェ達の言いてえ事はなんとなく分かった。……オメェ達の言うとおり、人間は身勝手で、時々やり過ぎる事があるさ。フリーザやセル、悪い方の魔人ブウ、ベビーとかは特にな」

 

 

 なんと悟空(GT)は意外にも、「人間が悪」という事を否定しなかった。

 

 何故ならそれは――今まで戦ってきた強敵達が物語っていたからだ。

 

 彼が歩んだ生涯――始まりはただのボール集めのお供としてパオズ山を飛び出し、天下一武道会などで強い達人たちと競い合いながら摩訶不思議な旅をしてたが、いつの間にか世界の、地球の、宇宙の命運を賭けて極悪な強敵と戦うようになっていった。

 

 自分でも大丈夫か?と思う程に飛ばして生きた人生の中で、仲間になった者たちはたくさんいたが、どうしょうもない奴も居たのは明白だった。

 

 そして、それは自分自身にも思い当たっていた。

 

 

悟空(GT)「オラもそうさ……ただひたすら強くなりてぇから、家事も子育ても禄にしねぇで修行ばっかして、勝手に死んで勝手に生きけぇって、チチに苦労ばっかさせちまった。セルと魔人ブウの時は息子たちに期待して地球の命運を勝手に託した。後は……ドラゴンボールだな……今まで何度もドラゴンボールに頼ってきたから、邪悪龍っちゅうとんでもない奴らが生まれちまった…」

 

ザマス「ほう……己の罪深さを認めるか……今さら評価を改める気はないが、少しは感心できるな」

 

ブラック「少々、意外だな……オレの知る孫悟空よりも多少の知性はあるようだ。だが、まだあるぞ?お前は15代前の界王神に孫悟飯の潜在能力の解放や、ドラゴンボールの使用許可を貰う際に、女の写真や肌を触らせる約束をして、友人であるブルマを売ろうとしたことだ」

 

悟空(GT)「そこまで知ってんのかよ……。確かにあの時は切羽詰まってたし、結局は有耶無耶にしちまったけど、ブルマやベジータには申し訳ねぇことしちまった。帰ったら謝っとかねぇと…」

 

 

 

 

 

 

 

悟空(超)「あっ――!」

 

 

 ちなみにこの時の会話を聞いていた過去の悟空は「やべっ!そういえば…。」と思ってしまい、念のためライバルの方に振り向いて見ると、やはりと言うべきか青筋を立てるレベルできつい表情をしたベジータがいた。

 

 

ベジータ「……カカロット、俺はあの時のことを絶対許さんからな!」

 

悟空(超)「おっ…オイオイベジータ、今はそんなこと言ってる場合じゃねぇだろ……」

 

ベジータ「そんな事だと⁉貴様ぁ〜っ!!人の妻を何だと思っていやがる!!!」

 

トランクス「と、父さん⁉落ち着いてください!!」

 

ベジータ「できるかぁーーっ!!!」

 

 

 キレた父親をなんとか抑えようとしながらも、母親から聞いた話と違って、ちゃんと籍を入れたことに驚きつつ、少しだけ元気になったトランクスであった。

 

 

 

 

 

 そんな会話を聞き流しつつ、悟空とブラックは話を続ける。

 

 

ザマス「わざわざ謝りに行くことは無い。我々がお前を裁いてやろう。正義の裁きによってな」

 

悟空(GT)「……けどな、だからってオラはオメェ達が正しい事してるとは到底思わねえ。チチと悟天を、他の神様達や、罪の無い人達を殺してきたオメェ達をな」 

 

ブラック「神である我らの方が間違いだと言いたいのか?ふん。人間は存在そのものが罪だ。そして、それを眺めるだけで何もしない失敗を認めぬ他の神々もまた罪だ。我らは美しい世界を救う唯一の神として、罪を重ねる悪を裁いてきたのだ」

 

悟空(GT)「だからみんな殺したのか?オラの身体を奪って…。オメェ達がどれだけ正義感が強くても、そんな自分勝手なやり方、オメェ達が一番嫌ってる人間となんら変わんねぇじゃねぇか?この世界で暴れたのも、そうやって言い訳して全部トランクスに擦り付ける為だろ?」 

 

ブラック「人間だから罪となり、神だからこそ許されるのだ。…さぁ、そろそろ話し合いは終わりだ」 

 

悟空(GT)「ほんとに無茶苦茶だな。けど、話せたおかげでよーく分かった……自分だけしか見えていないどうしようもない奴だってな。殺されたみんなのためにも、オメェ達はここで倒す!!」

 

ブラック「倒されるのは、オマエの方だ!!」

 

ザマス「直ぐに駆逐してやる!」

 

 

 ブラックは穏やかになびく黒みがかったピンクのオーラを放ち、最強となった自分の肉体を見せつける。

 

 

ブラック「クククッ…孫悟空、今はこの身体が、羨ましいだろ?」

 

悟空(GT)「へっ!オラ身体はちっこくなっちまったけんど、中身はすげぇぞ!!」

 

 

 そして、それに対抗するように悟空もまた、己の内に秘められた力を解放した。

 

 ブラック達とは対になるような白色のオーラは、小さな身体に収まらない程に強く巨大で、地面には直径数十mのクレーターを作り出した。

 

 慌てて後退したブラックとザマスは目を見開く。

 

 

ブラック「なっ⁉何だと⁉」

 

悟空(GT)「はああああああああ…………!!!!!!」

 

 

 驚いて居たのはブラックとザマスだけではない。

 

 2人よりも少し距離を置いた場所で見ていた過去の悟空やベジータそしてトランクスも同様で、別次元の悟空が放つ莫大な気で発生した風圧に耐えていた。

 

トランクス「あっちの悟空さんすごい気だ…!俺の超サイヤ人2を遥かに超えている…!!」

 

ベジータ「バカな⁉何だこの尋常じゃない気の膨らみは…!!いや、まだデカくなっていきやがる…!!」

 

悟空(超)「すっ…すげぇっ!!……一体どんな修行したらあそこまで強くなれんだ!?」

 

 

 だが、本当に驚くのはここからだった。

 

 白い炎のオーラは黄金色に輝き出し、天に届くほどの直径数十mはある光の柱となった。

 

 

悟空(GT)「はああああああああああああああ!!!!!!!」

 

 

 さらにオーラはバーナーの如く激しくなり、それに共鳴するように大地は激しく揺れだし、風は吹き荒れ、上空の暗雲には絶えず稲妻が輝き、広い海には高い津波、まるで地球そのものが震えているかのようだ。

 

 

悟空(GT)「がああああああああああああああ!!!!!!!」

 

 

 周辺の空間がカラフルなマーブル模様に歪み出し始める。

 

 辺り一面が凍てつく氷の世界になったり、続いて絶えずマグマが迸る火山地帯、さらに1滴の水も存在しない砂漠の世界、無限の闇に輝く星々が浮かぶ宇宙空間など景色がどんどん変わっていく。

 

 

ブラック「し…信じられん……!!」

 

ザマス「ただの気を込めるだけで空間が………あいつは人間なのか……!?神の気を纏っていないのに、何故これほどの力を…!!」

 

 

 やがて、赤混じりの黄金の気が天に向かって竜巻のように発生し、悟空(GT)の全身を包み込む。

 

 

悟空(GT)「だああありやああああああああああああ!!!!!」

 

グオオオオオォォォォォーーーー!!!!!

 

 

 気合いが最高潮に達した瞬間、目が真っ赤に染まり、獣のような咆哮が混ざった甲高い雄叫びと共に竜巻は内側から弾け飛び、地球はおろか宇宙の全てを照らすほどの光の大爆発が起きる。

 

 やがて光は収まり、その中から現れた悟空の姿は大きく変わっていた。

 

 

ザマス「なんだ!?あの獣のような姿は……!?」

 

ブラック「ほう……サイヤ人には神の気を纏う以外にも、あのような変身が存在するのか……」

 

ベジータ「あの姿は何だ…!?アレも超サイヤ人なのか……!?一瞬だけ金色の大猿が見えた気がしたが……!」

 

悟空(超)「デケェ…なんてデカい気だ……!デカ過ぎて…大気と一体化してるみてぇだ……!!」

 

トランクス「凄い……!父さん達の超サイヤ人ブルーや、ブラックの超サイヤ人ロゼとも違う……なんて言う変身なんだ?」

 

 

 子供の姿から打って変わって大人の身体になり、背中まで伸びた左右非対称の黒髪、鋭い金色の目には黒い瞳孔が浮かび、目の周りが赤く縁取られている。

 

 上半身は服が弾けて、胸部や腹部を除いて全身が赤い体毛に覆われていた。

 

 腕には青緑のリストバンド、黄土色のズボンを履き腰と裾に青い帯と布で締め黒い靴を履いている。

 

 そして身に纏う黄金のオーラは、悟空(超)やベジータが変身する超サイヤ人ブルーのような戦闘力が表面化されない穏やかでクリアかつ質の高い神の気とは違い、戦闘力が表面化されながら極限レベルまで高まった巨大で圧倒的な気で、烈火の如く燃え盛っていた。

 

 あまりにも気が巨大過ぎて世界そのものと化したような感じになり、この場にいる全員が悟空(GT)の正確な力量を測れなかった。

 

 

悟空(GT)「フフフッ……驚くのも無理はねぇさ……コイツは『超サイヤ人4』だ。大猿の力を制御する事で変身できる究極のサイヤ人さ!」

 

 

 変身した影響なのか、孫悟空という人間とは思えない鋭さのある低く冷たい声で、この世界には存在しない超サイヤ人の説明する。

 

最強を誇る超サイヤ人の究極最終形態
「超サイヤ人4」

 

 超サイヤ人に変身出来るほどの実力を持ったサイヤ人が、大猿化した時に理性を取り戻し、制御することでパワーアップ変身する形態。

 

 大猿時の怪力を利用した超パワーと、大猿には無い超スピードを兼ね備え、さらには超サイヤ人(特に超サイヤ人3)の従来の弱点でもある激しいエネルギー消耗、肉体への負担、短い変身時間などを克服。

 

 変身を維持するだけなら1週間近くはその姿を保てる桁外れのスタミナとエネルギー量を誇る。

 

 

ブラック「なるほど、大猿の力が由来か……どうりで見るに耐えん見た目をしている訳だ。例えその力を手に入れたとしても、到底変身する気にはなれん」

 

ザマス「なんと醜悪でおぞましい……ある意味人間という野蛮な生命体を最も体現した姿ともいえるな」

 

 

 ブラック達はその獣のような姿をした超サイヤ人4に生理的に嫌悪感を抱く。

 

 超サイヤ人4孫悟空(GT)は、そんな二人の言葉に対して全く表情を変えず纏った金色のオーラを消し、構えを取って戦闘態勢に入る。

 

 

悟空(GT)「さあ、始めようぜ神様!オメェ達はぜってぇに許さねえ!!!」

 

ブラック「……フンッ!その言葉、そっくりそのまま返してやろう!!」

 

ザマス「次元を越えた外来種め……神である我らに歯向かった事を後悔するがいい!!」

 

 

 

 

 

 最強の希望と最強の絶望が、今ぶつかり合う。

 

 




本当は戦いながら超サイヤ人→2→3→4となっていくように書いてましたが、グダグダになってしまう上に戦闘描写が上手く描けなかったので、いきなり超サイヤ人4で戦わせる事にしました。


作者はまず思いついた場面から書いていき、それを繋げるように修正、追加、削除しながら書いています。

その書き方の都合上、会話の内容や地の文がツギハギ状態になってしまう事が多々ある上、非常に時間がかかってしまうんです。

もし無事に第3話が書けるとしたら、最短で半年後になるかもしれません。

グリッドマンとダイナゼノンを見る時間が欲しいので、誰か代わりに書いても良いんですよ?(責任転嫁)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。