実は今回想定していた内容が倍近くまで膨れ上がり、それで長くなって時間が掛かってしまいました……。
他にも、ブルアカに里浜ウミカというキャラで「彼女の瞳の中にパラガスが居るww」と知って、実際に確認してみると、ポットに乗り込んだ状態のパラガスに激似で大爆笑していたら、時間があっという間に過ぎていたのもありますが……。
しかし、なかなか文字打ちが進まない中、遂にスパーキングZEROでGT組が参戦決定したのを知って、モチベーションを取り戻す事が出来ました(超17号もきっと出るはず…)!!
それにドラゴンボールダイマの新PVで、超サイヤ人に変身するシーンが公開されて、テンションが上がりまくっています!!
……ただ、どうもダイマの悟空の超サイヤ人……なんか顔つきに違和感がある気がするのですが、それはGTの悟空が見慣れ過ぎたのが原因か……?
とはいえPVでは微妙だとしても、実際に戦う映像を見たら格好良く見えるかもしれないし、アニメ超における界王星でのビルス戦みたいな作画にはならないでしょう。
そして……遂にこの時が来た………。
増殖した合体ザマス達も、あと数分の運命だ。
ビルや施設は破壊され、爆煙が舞い、火の海へと化したコントン都では、歴史の守護者たるタイムパトローラー達が壮絶な攻防を繰り広げていたが、それもしばらくすると徐々に追い詰められていった。
男サイヤ人「クッソ〜…!全然数が減らねぇ……!!」
女サイヤ人「寧ろ…あの死ぬほどムカつく顔が、増えていく一方だなんて……!」
疲れて片膝立ちになっている男女のサイヤ戦士二人が、目線の先にいる無数の敵達に対して愚痴をこぼす。
倒しても倒しても再生して蘇り、倒せば倒すほど増えていく合体ザマス軍団の前に、手加減なしの総力戦で挑んだものの、ずっと戦い続けたせいで流石の彼らも疲労困憊になってしまった。
無論その中には、コントン都で最強の戦士である
他の隊員達がなるべく長時間戦えるように交代して入れ替わり、休憩を挟みながら戦っているのに対し、貴方は全く休憩を挟まずにずっと最前線で戦い続けていた。
もうどれだけ倒した事か――、200体目を仕留めた辺りから正確に数を数えておらず、無我夢中になってひたすら爆発技で一網打尽にしたり、気功波系の技で撃墜したり、打撃技で木っ端微塵に粉砕したりと、ワームホールから溢れ出る歪な邪神どもを駆逐していったが、それも限界に近かった。
それでも、貴方を含めた隊員達の気力と闘志はまだまだ消えておらず、このまま無慈悲なエンドレスバトルになろうとも、増殖する合体ザマス達に戦い続ける気満々である。
だがここで、事態は急展開を迎える。
合体ザマス「消え失せr――――」シュン
合体ザマス「神を仇なs――――」シュン
合体ザマス「人間どもg――――」シュン
合体ザマス「調子に乗r――――」シュン
合体ザマス「冒涜者がk――――」シュン
なんと、あれほど存在していた合体ザマスの軍団が突如、その場から消えてしまったのだ。
まるで最初からいなかったように、次々と身体が透明になりながら存在が消滅していく。
これには貴方を始め、戦っていたタイムパトローラー達は呆然とする。
やがて合体ザマス達は一人残らず消えて、破壊されたコントン都だけが残った。
その時であった。
―ガアァオオオオォォォォォォォォッ!!!!!―
上空に浮かぶ空間の穴の奥の暗闇から微かに、大猿と思われる巨大な獣のような咆哮が聞こえてきた。
他の隊員達は聞こえなかったようだが、比較的ワームホールの近くだった貴方には確かに耳に入った。
ワームホールの先の、絶望の未来世界において、運命を変える戦いに挑む二人の紅い超戦士達の咆哮を――。
悟空(GT)「かめはめ……波あああぁぁぁーーー!!!!!」
ベジータ(GT)「ファイナルゥゥ……フラァァァッシュッ!!!!!」
暗雲が立ち込めるこの未来世界において、戦いの流れが明らかに変わり始めた。
悟空(GT)の協力の元、クロノアとトランクス(ゼノ)の力で次元を越えたもう一人の戦士――ベジータ(GT)の登場が、そのキッカケとも言えよう。
ベジータ(GT)はこの世界に来て早速、血の滲む努力と修業の末に自力で到達する事に成功した超サイヤ人4及び超フルパワーサイヤ人4へと変身を遂げると、悟空(GT)と共に合体ザマスの軍団へと突撃して戦闘開始。
その瞬間、陽炎のように揺らめく赤熱のオーラを纏った悟空(GT)とベジータ(GT)のタッグは戦場を駆け巡りながら、信じられない勢いで次々と邪神達を撃破していく。
短時間で一人につき約10体は倒して、20体、40体、60体、80体、100体と――。
嘗てメタルクウラ戦で初めて共闘し、魔人ブウの体内、ジャネンバ、超一星龍と回数を重ねてきた彼らのコンビネーションは、この次元の
そして今二人が同時に撃った強力な必殺技により、さらに撃破数が加算されて、約数千人以上の邪神達が、二色の閃光に飲まれて消えていった。
合体ザマス「諦めの悪い野蛮な猿どもめ……!!」
合体ザマス「キサマらは真っ先に始末してくれる!!」
そんな圧倒的な二人の連携攻撃の前に、合体ザマス達は悟空(GT)とベジータ(GT)に対して警戒心が高まり、全体の半数以上が一斉に襲い掛かる。
だがその程度、この二人には恐れるに足らない。
悟空(GT)「オレ達は最後まで、絶対に諦めねぇっ!!!」
ベジータ(GT)「キサマら神如きに、このオレを倒せると思うなっ!!!」
気のオーラを纏って、大猿の超戦士は猛スピードで世界を蝕む異形の邪神達に立ち向かう。
赤と銀が混じった光を纏う悟空(GT)が神の御技で先陣を切って、合体ザマス達の光輪から繰り出される「裁きの刃」と「絶対の雷」を、最低限且つ目にも止まらぬ高速移動で回避。
そのまま接近して右腕の剛腕「崇高なる鉄槌」と赤紫色の刃「激烈神烈斬」を受け流し、弾いて無力化させると、身勝手の極意で反撃。
飛んできた強力な闘気を込めた拳圧で粉砕され、瞬時にすれ違った直後に衝撃が突き抜け、バック宙返りしながら目にも止まらぬ速さでカウンターを仕掛けるなど、極意により強化された接近戦で連続攻撃をしかける。
神の極意を使い続けた悟空(GT)の技は既に、もう一人の悟空(超)の「身勝手の極意“
ベジータ(GT)「……フンッ!はあああああっ!!!!」
突撃して合体ザマス達に猛攻撃を仕掛ける悟空(GT)に続いて、ベジータ(GT)も同じく変身で手にした超パワーで、容赦なく邪神に一撃必殺の蹴りをおみまいする。
また自分が知らない所で
寧ろ己のライバルはこうゆうヤツだからこそ、自分はアイツを「No.1」だと認めた理由の一つなのだから、憎たらしく思うも何処か誇らしかった。
武道家型な戦闘スタイルの悟空(GT)とは違い、ベジータ(GT)は実戦で培われた攻撃的な戦い方で、合体ザマス達の邪悪な刃を左手ごと正面から殴って砕き、巨大な右腕を蹴っ飛ばしてへし折る。
さらに向かって来た敵もダブルスレッジハンマーで頭部をかち割り、飛び蹴りを腹部におみまいした。
合体ザマス「がああっ!!!?」
合体ザマス「ぐうぅ――!!!」
強烈な打撃で、邪神は痛みによって怯む。
すぐに攻撃を受けた箇所は再生され始めるが、ベジータ(GT)は間髪入れずに邪悪な笑みを浮かべながら無言で右手を合体ザマス達に突き出し、至近距離から特大の「ワイルドバスター」を放って、纏めて消滅させる。
今ので進路方向上にいる大勢の敵が飲まれて消えていったが、その後も四方八方から次々と合体ザマス達が襲い掛かってくる。
数にして約100人以上はいるが、ベジータ(GT)は合体ザマス達を一網打尽にするために引き寄せる。
直前までお得意の「超連続エネルギー波」を撃って撃墜しつつけん制、大勢で向かって来る合体ザマス達に悟られないように注意しながら全身に力を集中させる。
そして合体ザマス達が十分まで距離が縮まったのを確認すると、ベジータ(GT)は全身から力を爆発させた。
ベジータ(GT)「があああああああああああああ!!!!!」
気を全身から放射状に放出させて、周囲もろとも大爆発を起こす「超爆発波」を発生させ、向かって来た大勢の合体ザマス達はその爆発に巻き込まれた。
防御や回避をする暇もなく、邪神達は爆発した気に肉体を焼かれてボロボロになり、残りカスも残らずに消えた。
爆発が収まると、灼熱の赤い光を纏う超フルパワーサイヤ人4のベジータ(GT)のみがいた。
同じ細胞から分裂して増えた自分達が次々と倒されていくが、尚も合体ザマス達は彼らへの攻撃の手を緩めない。
ある合体ザマスは禍々しい光輪に紫色の電撃を、ある合体ザマスは赤い刃状の気弾を、そしてある合体ザマスは巨大な火球を作り上げる。
辺り一帯の邪神達が大量の気功波を発射しようとするが、光の尾を引きながら悟空(GT)はベジータ(GT)と合流すると、わざわざ言葉を交わす必要も無く、二人は必殺技の構えを取る。
ベジータ(GT)「スーパー……!!!」
悟空(GT)「10倍ぇ……!!!」
右腰辺りに揃えた悟空(GT)の手の中には紅蓮の光が、対照的に左肩辺りで揃えたベジータ(GT)は紫色のオーラに包まれて手の中に青白い光球が宿る。
嘗て死力を尽くして撃ち合った必殺技は、時を越えて大幅に強化されて、共に解き放たれようとしている。
合体ザマス軍団『裁きの刃っ!!!!』
合体ザマス軍団『絶対の雷っ!!!!』
合体ザマス軍団『聖なる逆鱗っ!!!!』
世界に災いを振り撒く邪神どもが、神の裁きを体現した気功波を二人に向かって撃つ。
無数の赤い刃状の気弾と紫色の雷は嵐のように、そして数十を超える巨大火球は灼熱の太陽のように、正しく神が人間に天罰を下すような光景だ。
しかし、その邪悪な神に盾突き歯向かう二人の大猿の超戦士は、極限まで高めた人間の力で対抗する。
ベジータ(GT)「ギャリック砲おおおぉぉぉーーーーー!!!!!」
悟空(GT)「かめはめ波あああぁぁぁーーーーー!!!!!」
二人の最強必殺奥義――悟空(GT)の赤き「10倍かめはめ波」と、ベジータ(GT)の青紫色の「スーパーギャリック砲」が同時に放たれた。
この「スーパーギャリック砲」という技は本来、大猿ベビーが使用していた必殺技だったのだが、ベジータ(GT)は厳しい修業の末に己のモノにした上で、悟空(GT)の「10倍かめはめ波」と同等の究極技にまで昇華させたのだ。
別次元の戦士達が撃った二つの強力な気功波は、猛烈な速度で一直線に飛んでいくと、合体ザマス達の放った赤い気弾や稲妻の気功波、そして太陽の如き巨大な火球と激しくぶつかり合う。
邪悪な神の力と最強の人間の力が、莫大なパワーを以ってしてせめぎ合う。
だがそれも僅かな時間で、人間の力である悟空(GT)とベジータ(GT)の気功波が、合体ザマス達が撃った神の天罰である気功波の嵐を一気に押していく。
赤い刃状の気弾も、紫色の電撃気功波も、巨大な火球も全て飲み込み、押し切るとそのまま勢いが衰えずに合体ザマス軍団に照射される。
閃光に当てられた邪神どもは悲鳴を上げる間もなく、肉体は消し炭にされて消滅していった。
今の必殺気功波によって、大量の合体ザマス達が撃破されるが、彼らの快進撃は止まる気配がない。
二人の猛攻は、まだまだ続く。
トランクス(ゼノ)『他の歴史に侵攻していた合体ザマス達が消え、改変前の状態へと修正されました。コントン都は特殊な場所故に破壊された状態のままですが、こちらも一人残らず消えています。』
クロノア「そう、分かったわ。やっぱりあの二人を揃えて正解だったわね。」
時の界王神クロノアは舞空術でトランクス(未来)の元へ戻りながら、彼女の住まいで働いているトランクス(ゼノ)から報告を聞く。
ベジータ(GT)が時空転送されて、超サイヤ人4及び超フルパワーサイヤ人4となって悟空(GT)と共に大暴れし始めたと同時に、全ての歴史の世界から合体ザマス達が消えて歴史改変が週背された。
それは即ち、合体ザマス達が上空に浮かぶ空間の裂け目を通って、他の世界に侵攻する未来が完全に無くなったという事である。
後はこの大量の敵達を、完全消滅させるだけ。
また彼らの活躍により、界王から「元気玉」を教えてもらっているトランクス(未来)の所まで流れ弾が飛んで来なくなり、周りに気を付けてればそこまで危険ではなくなった。
五星龍「この様子じゃ、もうオレ達が此処を守る必要は無さそうだな。」
六星龍「ならば妾達も行くとしようぞ。そろそろ効果も出てくる頃じゃ。」
もうこの場に居てもあまり意味が無くなったと判断して、自分達も戦場に出ようとする六星龍と超五星龍。
丁度クロノアが戻って来るのを目にしたので、後は彼女に押し付けようと思った六星龍は、トランクス(未来)に話し掛ける。
六星龍「トランクスよ、妾達は此処を離れる。せいぜい巻き込まれて死なぬよう気を付ける事じゃ。」
トランクス(未来)「え?は、はい。」
突然言われた事にトランクス(未来)は思わず返事をしてしまい、それを聞いた六星龍は飛翔し、超五星龍はズシンッズシンッと足音を立てながら戦場に出向いて行った。
しかし、2体は戦場のど真ん中に行って参戦するのではなく、少し離れた場所へと向かった。
一体何処へ行くのかと疑問に思っている所に、彼らが行ってしまった後、程なくして大人の姿のクロノアが戻って来る。
彼女はトランクス(未来)の前にふわりと着地すると、2体の邪悪龍がいない事に気付く。
クロノア「あら…?トランクス、六星龍と五星龍は何処に行ったの?」
トランクス(未来)「時の界王神様!それが2体は此処を離れると言って、向こうの方へと行ってしまい…。」
クロノア「えぇ〜…何をする気なのかしら?……そういえばトランクス、貴方の方はどう?」
自分に何も言わずに行ってしまった事に彼女は一言文句言いたくなるが、彼らも考えがあって行動しているようなので、その気持ちは土留ておく事にしたクロノア。
それはさておき、トランクス(未来)の方は「元気玉」を使えそうなのかを尋ねる。
トランクス(未来)「はい。界王様から元気玉の作り方を、ひと通り教えてもらいました。ですが先ほどから、界王様が何やら悩んでいるようで……。」
クロノア「北の界王が?」
どうやらトランクス(未来)の方は、北の界王から「元気玉」の使用方法をひと通り教わり終えたようだ。
彼の様子から見て、元気玉を扱う分には問題なさそうだが、北の界王が何か悩んでいるらしい。
何か問題でも起きたのかと思っていたら丁度、北の界王から通信が来た。
北の界王『時の界王神様、聞こえますか?』
クロノア「――あっ、北の界王。トランクスに元気玉は扱えそうなの?」
北の界王『それが〜……彼自身には十分に素質はあるんでそこは大丈夫なんじゃが、問題は〜……。』
クロノア「………なるほど、言いたい内容は分かったわ。要するに『ザマスを倒せる元気が足りない』って事ね?」
クロノアは北の界王が言いたい事を察した。
いざとなれば無限に威力を上げられる最強にして究極技の「元気玉」だが、その力の源となるのは生きとし生ける全ての生命が持つ元気だ。
しかし、この世界では人間は合体前のブラックとザマスによって絶滅寸前であり、地球以外ではほとんど残っていないのでその分の元気を集められない。
一応、人間でなくとも他の生物から元気を集められるし、生命の塊でもある惑星や、強力な力を持った太陽すら味方にする事も出来るが、これから初めて元気玉を使うトランクス(未来)にはハードルが高く、その場合は元気を集めるのに時間が掛かるだろう。
北の界王『はい。今、私の方で閻魔大王や、南・東・西の銀河をそれぞれ担当する界王達にも声を掛けて協力を要請し、あの世からも元気を集められるようにしていますが、それでもザマスを倒し切れるかどうか……。』
また、例え元気を集められたとしても合体ザマス達は非常に強力な敵であり、不完全になったとはいえ不死身の肉体と異常な再生能力の持ち主だ。
中途半端に集めた元気では到底足りず、とても倒し切る威力は出せない。
それこそ「本来の歴史」よりもさらに強力な……膨大な元気が必要になる。
クロノア『それなら私に任せてちょうだい。ついさっき裂け目に細工をしといたから、ありったけの元気を届けてみせるわ!』
だがそれも、クロノアはとっくに想定済みだった。
実は先ほどの時空転送をした際に、彼女は自身の能力で上空の裂け目に細工をしてあった。
後は体勢を整えてトランクス(未来)が元気を集め始めれば、この戦いは勝利という終着駅に超特急で向かって行く。
合体ザマスの増殖により、一度は遠く離れた希望の未来は、再び目の前にまで近づいてきた。
この次元の存在ではない、平和を取り戻す為に駆け付けた別次元の戦士二人による快進撃。
神の力とは対極的な――極限まで極まった人間の力。
赤熱に燃えるオーラは肉を焦がし、赤く輝く固い拳と蹴りは骨ごと砕き、強力な閃光を放てば跡形もなく消し飛ばす。
あまりにもその勢いが凄まじく、尚且つ技の切り替えも早くて隙が無い。
故に合体ザマスの軍団は再生して増殖するよりも、彼らの力の前に撃破される方が上回っていた。
悟空(GT)とベジータ(GT)は合体ザマス達の気功波を回避しながら周りを高速で移動しつつ、大量の残像を作り出す「多重残像拳」を発動。
無数にいる邪神達に負けないレベルの数の残像が、超スピードで翻弄する。
合体ザマス「また残像拳か――!!」
合体ザマス「もうその手は、我らには通じぬ!!」
この戦いで既に何度も見てきたため、合体ザマス達は一瞬だけ撹乱するもすぐに冷静さを取り戻して、本物の気を探り始める。
合体ザマス「そこっ!!!」
瞬く間に悟空(GT)の気を感じ取り、一人の合体ザマスが動きを読んで左手に纏った刃を振り下ろそうとする。
しかし――、
ベジータ(GT)「であああっ!!!!」
合体ザマス「ぎゃああっ!!!?」
刃を振り下ろそうとした瞬間、そこにベジータ(GT)が別方向から赤き飛び蹴りを炸裂、合体ザマスは顔面が大きく歪みながら吹っ飛ばされた。
本物が姿を現したので、すぐに他の合体ザマスがベジータ(GT)に攻撃を仕掛けようとするが――。
悟空(GT)「だりゃあっ!!!!」
合体ザマス「ごはあぁっ!!!?」
今度は何処からともなく悟空(GT)が突撃して来て、合体ザマスの懐に強烈な紅蓮のパンチを叩き込んだ。
固い拳を受けた異形の神は、体勢がくの字になって大きく後方へ飛ばされる。
今までの残像拳による戦法は悟空(GT)のみだったが、今回はベジータ(GT)も加わっているので、片方を攻撃しようものなら隙を突いてもう片方が先に攻撃し、お互いにカバーしながら合体ザマス達に反撃の余地を与えさせなかった。
悟空(GT)とベジータ(GT)は無数の残像の中から飛び出しては超高速で襲い掛かり、次々と邪神達に強力な一撃をおみまいする。
二人のコンビネーションアタックを食らい、吹っ飛ばされた合体ザマス達は巧みな技術で一箇所に集められていく。
重たい攻撃により全身が痺れて、合体ザマス達は身動きが出来ず無造作に積み上げられた。
そこにベジータ(GT)が右腕を引いて、超強力なエネルギーを手の中に一点集中させて、翠玉色の輝きを宿す。
翠玉色の光球はバチバチとイナズマが迸り、先の「ファイナルフラッシュ」や「スーパーギャリック砲」とは比べ物にならないレベルでパワーが高まっている事を物語っていた。
ベジータ(超)が新しく「ガンマバーストフラッシュ」を習得したように、ベジータ(GT)がさらなる特訓で手にした別の必殺技。
この次元の過去の自分とはまた違う究極技を、積み上げられた邪神達に向けて撃った。
ベジータ(GT)「ファイナルシャイン……アタァァァックッ!!!!!」
右腕を突き出してたその瞬間、片手では収まらないほど溢れんばかりの体内エネルギーが解放されると、膨大且つ強力な翠玉色の超絶特大気功波が発射。
ファイナルフラッシュ以来の新技にして、ベジータ(GT)の大技「ファイナルシャインアタック」が放たれ、山積みにされた合体ザマス達に一直線に照射された。
翠玉色の光が着弾すると巨大なエネルギードームが形成され、邪神達はドームの中に飲み込まれる。
さらに――、
悟空(GT)「龍ぅぅぅぅぅぅ拳んんっ!!!!!!」
そこへ、右の拳に力を集中させてながら、ベジータ(GT)が撃った気功波の中を突き進む悟空(GT)の姿。
悟空(GT)もまた拳を突き出して、巨大な光のドームに大技の「龍拳」を叩き込んだ。
すると翠玉色のドームに炎が発生、太陽のプロミネンスの如く舞い上がると徐々に形作り、黄金の龍へと変わった。
黄金の龍はその長い長い胴体を活かして、トグロを巻ように――そして世界ごと包むかの如く瓦礫の都市跡を覆いった後、光のドームに食らいついた。
これによって生み出された巨大なエネルギーの爆発はさらに広範囲へと広がり、周りの邪神ごと全てを消し飛んだ。
やがて爆発が収まると半径約数kmものクレーターが出来上がって、そこには悟空(GT)の姿だけが残っており、合体ザマス達は跡形のなく消滅していた。
合体ザマス「ゼェッ…!ハァッ…!」
合体ザマス「ハァッ…!ハァッ…!ゼェッ…!ゼェッ…!」
合体ザマス「ハァッ…!ハァッ…!ハァッ…!」
その凄まじい攻撃の前に、まだまだ残っている合体ザマス軍団も流石に息切れをし出すほどに、疲れ掛けていた。
――否、明らかに可怪しいくらいに息切れをしている。
しかもそれだけでなく、少し前の時と比べて彼らの人数が減って、強さも少しずつ弱くなっているような気がしていた。
悟空(GT)「……なぁベジータ、コイツらちょっとずつ数が減ってきてねぇか?それに何だか弱くなってる気がすっぞ……。」
その事は当然、ずっと戦っていた悟空(GT)は気付き始めており、ベジータ(GT)も勘付いていた。
最初こそ激戦の長続きで体力を消耗したのかと思っていたが、まだ倒してない個体を含めて、全体的にほぼ同時に発生している事から、それは考えにくい。
一体何が起きたのかと―――疑問を浮かべる悟空(GT)に対して、ベジータ(GT)は過去の戦いから似たような事例を思い出した。
ベジータ(GT)「……カカロット、オマエは魔人ブウがデブとガリガリのヤツに別れた時の事を覚えているか?」
悟空(GT)「そういや、そんな事もあったなぁ~。一応覚えているけどよぉ、オレはそん時の瞬間を直接見た訳じゃねぇんだ。確かベジータは、あの世から見てたんだよな。」
ベジータ(GT)「そうだ。ブウが二人に別れたあの時、デブの方の戦闘力は明らかに半分以下になっていた。そして無くなった分の戦闘力はガリガリの方に移り、それが原因でデブは負けてチョコにされて食われたんだ。」
悟空(GT)「別れて戦闘力が半分以下に……?それって前にも何処かで………―――あぁっ!!!」
ベジータ(GT)との会話で、悟空(GT)もまた邪神に起きた異変の原因が理解した。
これは、天津飯の「四身の拳」や、先代の地球の神様とピッコロ大魔王、そして善と悪に別れた魔人ブウと、同じ例だと言う事に――。
悟空(GT)「そうか!コイツら分裂して増える度に能力が分散されて、戦闘力や不死身の力が弱くなっているんだ!!」
合体ザマス達に起きた異変―――それは、分裂した事による「能力の分散現象」だった。
それは嘗て、第22回天下一武道会の準決勝戦において、天津飯が使用した「四身の拳」という技で最初に発見された。
「四身の拳」は残像拳とは違って身体が四人の実態を持った分身を作る強力なモノだが、戦闘力を四等分してしまうためパワーもスピードも1/4になってしまうという弱点があり、そこを突かれて天津飯は悟空に負けてしまった。
その次に、先代の地球の神とピッコロ、善と悪の魔人ブウの例だ。
彼らは元々一人の存在だったのだが、あるキッカケで「善良の心」を持った者と「悪意の心」を持った者に別れてしまい、どちらも能力が半分以下になった事がある。
そう、つまり合体ザマス達は「増殖し過ぎた」事が原因で、再生能力が徐々に失い始めたのだ。
今の合体ザマス達は再生能力が急激に活性化されているとはいえ、既に不死身の力そのものは不完全な状態なので、あの技と彼らに起きた現象が、現在の合体ザマス達に起きているのだ。
一星龍「
悟空(GT)「一星龍!」
するとそこに、最強の邪悪龍である一星龍が二人の目の前に現れて、さらに付け加えた。
一星龍「こっちもそろそろ頃合いだと思っていた。何せヤツらは既に、我々邪悪龍の
ベジータ(GT)「毒牙だと?」
彼の言葉によると、どうやら合体ザマス達に起きた異変には、さらに邪悪龍達の巧妙な作戦が関わっているらしい。
事実、増え過ぎた事が原因で合体ザマス達の再生能力が失っているのは確かだが、元は超ドラゴンボールで叶えた不死身の力なので、これだけでは時間が掛かっただろう。
なのに実際はそこまで時間が掛からずに、合体ザマス達は弱体化をし始めているのは、邪悪龍達のとある作戦が関係していた。
その証拠に、一星龍はその事を「邪悪龍の毒牙」と例えた。
悟空(GT)「毒って……まさか――!!」
毒牙という単語に思い当たりのある悟空(GT)は、確認の為に周りの気を探る。
すると、現在探している者の気を見つけてキャッチし、その方向に目を向けると、一星龍の言う毒牙の正体が判明した。
それは―――、
二星龍「ヌハハハハッ!!いいぞいいぞ!!!もっとオレ様の毒でどんどん苦しむがいいーー!!!!」
そこには、破裂した水道管から水が溢れている傍で、自身の能力による毒で汚染して毒霧を撒き散らす、二星龍の姿があった。
徹底的にボコボコにされたのか、二星龍はあちこちにたんこぶが出来て、赤く腫れ上がって酷く痛々しい姿になっているが、どうにか合体ザマス達の追跡から逃れた後に運良く水道管から噴き出す水を発見して、自慢の猛毒能力を使って毒を戦場に撒いていた。
毒霧は戦闘で起きた爆風や、六星龍が発生した竜巻や暴風に乗って満遍なく広がり、それが
これこそ、彼ら邪悪龍達の真の作戦。
邪悪龍達はただ戦っているように見せかけて、本当の狙いは二星龍の猛毒による弱体化能力で弱らせる事だった。
一星龍を含めた他の邪悪龍達は、あくまでも弱体化の効果が発揮されるまでの時間を稼ぐのが目的で、最弱と思われていた二星龍こそが、ある意味この戦いにおける勝利の要を握っていたのだ。
しかも現在バラ撒いているこの猛毒の霧は以前と違って、同胞の邪悪龍は勿論、悟空(GT)達にも特に身体の調子に異変が起きてない。
邪悪な神の気を纏う合体ザマス達にだけ、弱体化の効果を発揮していた。
悟空(GT)「二星龍のヤツ姿が見えねぇと思ったら、あんな所でこそこそと頑張ってたんか!」
一星龍「キサマらの言っていた増殖による能力の分散と、二星龍の毒の力が合わさった事で強く効果が発揮されたのは予想外だったが、いずれにしても我々に好都合な展開だ。ここまでやれば、知らない内に追い込まれていた愚かな神どもを根絶やしにするのも難しくないだろう。」
ベジータ(GT)「なら、話は早いな。このまま増えたザマス達を倒し続ければ、ヤツらは再生して増える力も失って、いずれ消滅するって訳だ!」
悟空(GT)「いよっしゃあー!!勝利が見えてきたぞ!!!」
合体ザマス軍団『……ッ!!!』
思わぬ出来事であったが、これによって悟空(GT)達はようやく勝ち筋が見え始めて士気が高くなり、逆に合体ザマスの軍団は増えた事が自身の首を絞める結果になっていたのを知って、明らかに焦りの表情になる。
ベジット「……オメェ達、今の聞いたな?」
ゴジータ「ああ、当たり前だ!」
悟飯(未来)「はい!もちろんです!!」
悟空(GT)達の会話はもちろん、少し離れた所に入る赤と青のオーラを纏う二人の合体戦士であると、凄まじい潜在パワーと神の力が合わさって強くなった悟飯(未来)の耳にも届いていた。
無限に続くであろうと思っていたこの死闘は、既に終わりに向かっていた。
ならば少しでも勝利に近づくために、悟飯(未来)は額に当てた二本指の先の一点に気を集中させる。
エネルギーが充填完了するとバチバチとスパークが入る二本指を突き出して、己の師匠から受け継いだ必殺技である「魔貫光殺砲」を繰り出した。
悟飯(未来)「魔貫光殺砲ぉぉぉぉぉーーーー!!!!!」
指先から放たれる、螺旋を纏ったような貫通に特化したオレンジ色の超高速ビームは、真っ直ぐと進路方向上にいる邪神達を次々と貫いていく。
さらに悟飯(未来)は撃ったまま手を横に振るい、他の合体ザマス達の身体を切断しつつ薙ぎ払った。
合体ザマス「くっ……!!」
合体ザマス「おのれぇ……!!」
無論、敵達もただやられるだけではなく、二人の合体ザマスが赤い刃状の気弾と紫色の雷を撃って反撃に出る。
――だがそこへ、ゴジータが両手にそれぞれ青白い気弾を作り上げると、気功波を撃って来る邪神達に向かって突撃してきた。
ゴジータ「はあああああああああああああああ!!!!」
迫りくる破滅の光を上手く回避しながら恐れる事なく、咆哮を上げて勇猛果敢に向かう。
二人の合体ザマスはさらに気功波を撃って弾幕の密度を増すが、そこにベジットがさらに「スプリットフィンガーショット」を撃ってゴジータを援護。
両手を合わせて十本の指から放たれた気弾は、ゴジータを越えて先行し、二人の合体ザマスの気弾を相殺。
気と気がぶつかった事で発生した爆発で、他の気弾もまた連鎖的に爆発して爆煙がと埃が舞い上がる。
すると、ゴジータが高くジャンプしながら爆煙の中から出てくると、合体ザマス達を飛び越えて背後に回って二つの気弾を投げつける「スターダストブレイカー」を発射。
強力な二つの気弾の直撃を受けて二人の合体ザマスは爆散してしまい、増殖した事による能力の分散現象と二星龍の猛毒によって、再生する事もなく消滅した。
一星龍の攻撃でもないのに増殖も再生もせずに倒された事から、やはり合体ザマス達は弱体化しているのは確かであった。
合体ザマス「バカな……!こんな事が……!!」
合体ザマス「ヤツらよりも前に、あの毒龍を何としてでも始末せねば……!!」
圧倒的に有利な状況だったはずが、いつの間にか追い詰められていた。
その事実に合体ザマス達は到底受け入れしがたかった。
もう手遅れなのだがこれ以上悪化するのを阻止すべく、大勢の邪神が群がって原因の猛毒をバラ撒く二星龍に攻撃を仕掛ける。
何としてでもあの毒を操る龍を倒すのに必死になり、ありったけの気功波を撃ち、赤い刃に雨のを降らせ、邪悪な雷を放つ。
しかし、合体ザマス達の撃った気功波は、突如として割り込んだピンクのスライムで構成された巨体によって阻まれた。
合体ザマス「何ぃっ!!?」
その正体は電気スライムで巨大な分身に身を包んだ超五星龍で、強度と弾性に優れたその身体で合体ザマス達の攻撃を受け止める。
五星龍「ぐぬぬぬぅ〜……!!受け止め切ったぞ…!!」
流石の超五星龍も、これだけ一度に大量の気弾や気功波を受け止めるのは危ういと感じていたが、合体ザマス達が弱体化したのが幸いして完全に防ぐ事に成功した。
そして受け止めた強力な気を、その巨体の弾性によって逆に跳ね返した。
合体ザマス「ぎゃああああああ!!!!」
合体ザマス「ぐわああああああ!!!!」
跳ね返された暗黒の気功波は勢いよく合体ザマス達に命中し、次々と撃ち落とされていく。
それでも尚ヤツらは攻撃しようと企むのだが、そこへ風を操る六星龍も現れて、超五星龍と共に攻撃を開始した。
五星龍「ドラゴンサンダー!!!!」
六星龍「旋風回転刃!!!!」
超五星龍が両手の人差し指から放つ電撃光線と、六星龍が高速回転して周りに竜巻のバリアを展開し、鋭利な無数の空気の刃を飛ばす。
合体ザマス達は龍の雷に焼かれ、風の刃に切り裂かれ、そして突風によって毒霧を全身に浴びてしまう。
さらにそこから畳み掛けるように三星龍・四星龍・超七星龍の3体も加勢し、それぞれ得意の必殺技を発動。
三星龍「シャアアッ!!!!」
四星龍「はあああっ!!!!」
七星龍「死ねええぇぇっ!!!!」
三星龍は目から冷凍光線「フリージングアイ」を、四星龍は必殺火球の「バーストアタック」を、そして超七星龍は地面から「ギガンティックブレイズ」が一斉に放たれる。
灼熱の炎と凍てつく冷気、さらに大地のエネルギーが襲い掛かり、それが広範囲に広がり一気に倒していく。
運良く逃れられたのもいるが、とどめに一星龍が「聖なる逆鱗」を模倣して巨大火球を作り上げると、合体ザマス達に向けて振り下ろした。
一星龍「お遊びはもう終わりだ!!消えろっ!!!!」
投げられた火球は凄まじい破壊力を誇り、一人の邪神に当たった瞬間一気に膨張して大爆発を起こす。
猛烈な熱とエネルギーが周り広がって他のヤツらも巻き込み、骨の髄まで焼き尽くながら消滅させた。
合体ザマス「おのれ願望器風情がああーーっ!!!!」
一人の合体ザマスが憎悪の込めた言葉を叫びながら、跡形もなく龍の業火によって燃やされ消えていった。
悟空(GT)「しっかしこのままの状態で戦い続けんのも、やっぱちっと厳しいかもな……。」
あちこちで仲間達がどんどん合体ザマスを倒していき、少しずつだがこの長い戦いが終わりに向かっているのを自覚してきた悟空(GT)だったが、彼はそれでもと厳しいと呟く。
いくら弱体化しているとはいえ、現時点でも脅威的な強さであり、まだまだ目の前には数え切れないほどの合体ザマス達が存在している。
自分達はまだ残りのエネルギーに余裕があるが、あまり時間が掛かり過ぎると他の仲間達が限界を迎えてしまうだろう。
やはりここは、大量の敵達が相手だろうともろともしない、さらなる圧倒的な力が必要だ。
その力は、もう考えるまでもない。
数多の激闘と絶え間ない修業の果てに二人が辿り着いた、天下無双にして全宇宙最強の力。
アレならば絶対神を自称する愚かな神も、赤子の手をひねるように駆逐するのも容易い。
早速、悟空(GT)はベジータ(GT)に提案しようとした。
悟空(GT)「よし、ベジータ!」
ベジータ(GT)「断る。」
悟空(GT)「そうか!――って、いいっ!?」
――が、まだその事を口に出す前に、ベジータ(GT)から即刻断られてしまった。
昔とはだいぶ変わったライバルならば、その提案に乗っかると思って疑わなかっただけに、言う前に却下されて悟空(GT)はズッコケる。
悟空(GT)「なんだよ~まだちゃんと言ってねぇだろ?」
ベジータ(GT)「フュージョンをしたいって言いたいんだろ!キサマの事だから、概ねそう考えてるのはお見通しだ。」
ベジータ(GT)は悟空(GT)が言いたい内容は概ね分かっており、それが「フュージョン」だという事も予想していた。
究極最終形態となった二人のフュージョン――その強さは言葉で言い表せないほどに絶大で、以前合体した時はあの超一星龍を赤子同然に軽々とあしらい、終始翻弄させてしまうレベルの想像を絶する戦闘力を有している。
あまりにも強すぎて、融合した本人達でさえ全力を発揮した時の実力を把握していない。
それ故にエネルギーの消費が激しいのか、強大過ぎてフュージョンそのものが保たないのか、制限時間は本来の30分よりも短く約10分しか持たないのが弱点だが、既にその事を知っている今の二人ならば最早弱点でもないだろう。
なので自分達も再びフュージョンして、一気に合体ザマス達を倒しまくろうと思っていたのだが、肝心のベジータ(GT)はそれらを把握した上で却下した。
悟空(GT)「…そこまで分かってるんなら、何で断るんだ?前はオメェから『フュージョンするぞ』って言ったくせによぉ…。」
ベジータ(GT)「あの時はどうしようもない力の差があったからそうしたんだ。コイツらも数としつこさならある意味、超一星龍よりも厄介かもしれんが、別に今のオレ達なら勝てん相手でもないだろ。」
悟空(GT)「そりゃあ、そうだけどさぁ~……このままず〜っとちまちま倒し続けたって、むちゃくちゃ時間が掛かってただ疲れるだけだぞ?他の皆んなも限界が近いんだし、前の反省も含めて、今度は最後キッチリ決めようぜ!!」
ベジータ(GT)「そうやってオレを促そうとしても無駄だ。誰が好き好んで、またあんな恥ずかしいポーズをしなければならんのだ!クソッタレ!!」
なんとか説得しようと試みるが、ベジータ(GT)にフュージョンする必要はないと言われてしまって拒否される。
地球に移住したのをキッカケに昔に比べてだいぶ穏やかになり、共闘はわざわざ言わずとも自然と動きが合わさるようになったが、やっぱりあの恥ずかしいポーズをする融合技にはまだ抵抗感があった。
こうなってしまってはもう仕方ないと、あまり無駄な時間を掛ける訳にもいかないので悟空(GT)はフュージョンを諦め、このまま再び合体ザマスを倒しに行こうとする。
すると――、
ベジット「おいおいおい、ちょっと待てよ!」
ゴジータ「オレ達はプライドを捨てて合体したんだ!オメェ達だけ合体しないなんて、それは不公平じゃねぇか?」
遠くから会話が聞こえていたブルー進化20倍界王拳のベジットとゴジータが、赤と青のオーラを噴き出しながら高速で二人の前に現れる。
彼らもフュージョンするのかと思っていたら、結局やらない感じになってきたので大急ぎでやって来たのだ。
ベジット「合体する時間は稼いでやる。だからオレ達や、
ゴジータ「この世界で誰も見た事がない……最強のオメェ達が合体した、サイヤ人の究極の姿をな――!!」
悟空(GT)「ほら、まだ若いコイツらだってこう言ってるんだからさ、やろうぜベジータ!」
ベジットとゴジータも、ベジータ(GT)にフュージョンするように促す。
合体戦士二人も見てみたいのだ――超サイヤ人4及び超フルパワーサイヤ人4に変身した別次元の彼らが、フュージョンした姿を――。
文字通り最強と最強が合わさった、この次元で誰も見たことない
そんな戦闘力インフレの頂点が誕生するかもしれないと、果てしない高みを目指す同じサイヤ戦士としてベジットとゴジータは心が躍る故に、悟空(GT)とベジータ(GT)には是非ともフュージョンしてほしかった。
ベジータ(GT)「オマエ達まで……全く、次から次へと嫌になるぜ……。」
若い頃の自分達が合体した戦士二人まで加わり、鬱陶しく思うベジータ(GT)。
流石に観念したのか、彼はため息をつくと、三人が一番望んだ言葉を口に出した。
ベジータ(GT)「良いだろう……ただし一回だけだ。それ以上はやらん。」
ゴジータ「よしっ!!」
ベジット「ヘヘっ、これは面白くなってきたな!」
悟空(GT)「フフフッ…やっぱ最高だぜベジータ!」
ようやくベジータ(GT)が折れて、悟空(GT)とフュージョンする事にした。
それを聞いた悟空(GT)はやはり最高のライバルだと言い、二人の合体戦士はこれから起きるであろうとんでもない奇跡を目撃する事にワクワクする。
しかし、早速行動に移ろうとしたその時、それを良く思わない邪悪な神々が邪魔しに来た。
合体ザマス「そうはさせんぞ!!!!」
合体ザマス「キサマら外来種どもを、絶対にフュージョンさせぬ!!!!」
合体ザマス「危険因子をこれ以上増やしてたまるか!!!」
四人の周りに群がる合体ザマス達も、悟空(GT)とベジータ(GT)が合体する事を恐れていた。
もし合体してしまえば――もう何もやっても無駄になり、合体ザマス達がどんな手段を使って足掻いても止める事は出来なくなる。
それだけは何としてでも阻止したく大勢で妨害しようと企むが、別次元の二人が安心してフュージョン出来るように、ベジットとゴジータが前に立つ。
ゴジータは気を右手のみに一点集中し全身を覆う赤と青のオーラがその拳のみに纏わせ、ベジットは中腰の姿勢になって両手を腰の方に持っていくと両手に気を集中させ、手には溢れんばかりの膨大なエネルギーが帯びる。
ゴジータ「オメェ達、早くフュージョンするんだ!!!破壊っ!!!!!」
ベジット「絶対に失敗するんじゃねぇぞ!!!ガンマバーストォォ……フラァァァァッシュッ!!!!!」
合体前に
威力は合体前の時とは比べ物にならず、ゴジータの「破壊」は一度に数十人以上を完全消滅させ、ベジットの「ガンマバーストフラッシュ」は扇状に広がって直径百m級にまで超巨大化し、邪神達を破壊し尽くす。
悟空(GT)「ベジット、ゴジータ、頼んだぞ!!ベジータ、行くぞ!!」
ベジータ(GT)「……チッ!」
過去と未来の自分達が合体したベジットとゴジータが時間稼ぎしている間、悟空(GT)とベジータ(GT)はその場から離れる。
ある程度の距離まで離れると二人は地上に降りて、ひび割れたアスファルトに立つと、超フルパワーサイヤ人4から赤い光が無くなって、元の超サイヤ人4に戻る。
1段階変身を下げたのは、超強化された状態で合体したのが原因でさらに合体時間が短くなってしまう可能性があるので、万が一を考えてわざとパワーダウンさせたのだ。
いつもの超サイヤ人4の状態でも、合体が成功すれば十分過ぎるほど超絶パワーアップするし、もし仮にそれでも実力が足りないなんて事があったとしても、その時は合体した状態で超フルパワーサイヤ人4に再度変身すれば良いので、寧ろ丁度良いくらいだろう。
ベジータ(GT)「どいつもこいつも、合体が好きなくだらん連中だ…。」
悟空(GT)「まぁそう言うなよ。恐らく今回でオレ達のフュージョンは、本当に
そんなに乗り気でないベジータ(GT)に、悟空(GT)はこれが最後のフュージョンだと伝えた。
その言葉に込められた意味も理由も、当然彼は理解している。
なら、最後らしく思いっ切り派手に暴れる事にしようと、今度はベジータ(GT)から切り出した。
ベジータ(GT)「……ならさっさとやるぞ、カカロット。最後の――!」
悟空(GT)「ああ、ベジータ。最後の――!」
「「フュージョンだぁっ!!」」
悟空(GT)とベジータ(GT)は互いに、超サイヤ人4の状態で戦闘力を最大まで高めた上でピッタリ同じに揃えると、一定の距離を保って並んで指を揃えた両手を水平に真っ直ぐにする。
彼らにとっての、最後のフュージョンが始まった。
悟空(GT)「フュ〜〜……!」
ベジータ(GT)「フュ〜〜……!」
両者は横を向きながら相手の方向へ細かく3歩歩くと同時に、指を揃えた腕を上から回すように反対側へ動かす。
「「ジョン!!」」
二人は相手とは反対側の足を、膝を出して相手の方へ上げながら、同時に手をグーに変えつつ腕を反対へ水平に動かす。
「「ハッ!!!!」」
上げた足を反対へ目一杯突き出し、相手の方向へ体を反らせ、また同時に手を人差し指を出した状態にし、二人の指と指が合わせる。
完全に左右対称となってフュージョンポーズを成功させ、指と指が合わさったその瞬間、二人から強い光が放たれて、その中で悟空(GT)とベジータ(GT)の身体が解け合い、身も心も一つの存在になっていく。
最初は敵同士という事もあり、お互い嫌い合っていた二人の関係。
何時かまた拳を交えるその時まで、絶対に負けない為にそれぞれ己を磨きつつも、時間の経過とともにお互いライバルとして認め合い、何時しか彼らの間には、友情や信頼をも越えた絆が生まれていた。
その二人のサイヤ戦士が指を合わせ、心を重ねて、溶け合い、一つになる時、超サイヤパワーに溢れる力に夢が宿り、この世界でまだ誰も見たことない凄い戦士へとなる。
あまりにも凄まじく、限りの無いそのパワーの前に、全ての神々すらも驚くだろう。
もう一度その名を呼べは、再び伝説が始まる。
数多の戦いの歴史を変える、復活の最強フュージョン。
合体ザマス「どけえぇぇーー!!!!」
ゴジータ(超)「っ!?しまった――!!」
ベジット「マズい――!!!」
隙を突いてベジットとゴジータ(超)の防衛線を突破し、フュージョンをしている別次元の二人に突撃する大勢の合体ザマス達。
禍々しいオーラを噴き出して、全速力で悟空(GT)達の方へ向かって急接近し、四方八方から左手の邪悪な刃を振り下ろそうとした。
しかしその時、邪神達の必死な足掻きは無駄となり、悟空(GT)とベジータ(GT)がいた所から――虹の銀河が生まれた。
煌びやかに光り輝く虹色の銀河はあまりにも眩しく、荒廃した都市跡はおろか、地球のみならず、宇宙すら余すことなく照らす。
上空を立ち込める絶望の暗雲が、全て吹き飛ばされる。
それだけに留まらず、銀河の中心から発生する巨大な炎の如き黄金の光の柱。
大気圏を越えて燃え上がる黄金の光は虹の銀河と合わさって、神々しく、力強く、人々に希望を与え、悪しき神達を震え上がらせる。
やがて光の中心から現れる、一人の人間。
ゴジータ(超)と同様にメタモル星人特有の民族衣装を着込んでいるが、黒いベスト状の服に付いている肩と襟の輪っかはオレンジ色、白いズボンに巻いている帯はより鮮やかな青色。
手首に装着しているのは腕当てではなく、リストバンドへと変わっていた。
だが最も目に引くのは、その者の赤い髪であろう。
超サイヤ人4の悟空(GT)とベジータ(GT)の髪型を併せ持ち、従来の黒髪ではなく朱よりの赤髪になって特別感を感じさせ、他にも肉体を覆う赤い体毛は濃い赤茶色に変化。
そして全身から溢れる黄金の気は、今までの戦いが小さく見えるくらいに巨大で、極限まで極まった証拠にキラキラと光の粒子が舞い上がっていた。
合体ザマス「だ…誰だキサマは――!?」
恐怖の混じった声で、合体ザマスは目の前の存在に問う。
その問いに対してその者は、周りが黒く縁取られた瞼をゆっくり開いて、黒い瞳孔が宿る鋭い碧眼の瞳が敵を睨む。
???(GT)「オレか?オレは孫悟空でも、ベジータでもない…。」
その者こそ、全ての銀河、全ての宇宙、全ての時空、全ての次元を通じて、最強の超パワーを持った強大無比のサイヤ人戦士。
その者の存在こそ究極であり、無敵を超えた天下無双の絶対的輝き。
ゴジータ(GT)「オレは、キサマを倒す者だ!」
超サイヤ人4・ゴジータ(GT)
遂に天下無双にして、全宇宙最強の究極合体戦士が、
ゴジータ(GT)が目を見開いた次の瞬間、彼を中心に凄まじい黄金の気の嵐が巻き起こる。
それに当てられた周りの合体ザマス達は、あっという間に身体が光の粒子と化すと弾けて、浄化されていった。
たったこれだけで、合体ザマス達は全体の3分の1が消滅し、一気に激減した。
合体ザマス「なっ……!?」
合体ザマス「何が起きたんだ……!!?」
ゴジータ(GT)「おやおや?神様ともあろう者が、今何をされたのか気づかなかったのか?なら今度はキサマにも分かりやすいように、ゆ〜っくり見せてやるよ。」
先ほどの現象から逃れた合体ザマス達は、一体何をされたのか分からず混乱する。
それに対して、ゴジータ(GT)は見下した態度で邪神達を小馬鹿にして煽る。
しかしそれは思い上がりではなく、己が決して負ける事がないと絶対的な確信を持って言っている。
彼の言葉で合体ザマス達は、怒りのあまり歯を食いしばって血が頭に上る。
だが攻撃を仕掛ける間もなく、一人の邪神の背後にゴジータ(GT)が背中合わせで回っていた。
ゴジータ(GT)「何処を見てんだ、バ~カ。」
合体ザマス「――っ!!!?」
馬鹿にした言葉に反応して合体ザマスが振り返るが、振り返った瞬間にゴジータ(GT)が肘打ちをぶちかました。
ゴジータ(GT)からしてみれば、全く力を入れず軽く小突いた程度なのだが、その威力は単体の超フルパワーサイヤ人4による全力の一撃の数十倍以上。
攻撃どころか、ただのちょっとした動き一つ一つが本気の必殺技を遥かに上回っていて、肘打ちを食らった合体ザマスに衝撃が突き抜け、身体に風穴が空く。
合体ザマス「が……あ……!!!!!」
さらに風穴からキラキラとした光の粒子が全身へと広がり、合体ザマスは苦しみながら光となって浄化される。
力の差を徹底的に見せつけて余裕の表情をするも、以前の反省を活かして決して油断も隙も見せず確実に仕留めるゴジータ(GT)は、次なるターゲット達に目を移す。
ゴジータ(GT)「キサマらもボヤボヤしてっと今みたいに、あっという間にケリが付いちまうぜ?」
敵側からしたら恐ろしい事この上ないゴジータ(GT)の言葉に、他の合体ザマス達に戦慄が走る。
どうにか逃れようと先に攻撃をしかけるようとするが、その前にゴジータ(GT)が群がる合体ザマス達の間を瞬時に通り過ぎる。
直後、数百を超える数の邪神が一斉に光になって排除された。
どんな強者だろうと動きが見えない無敵の連撃「アルティメットインパクト」が、情状酌量の余地すらない悪そのものである合体ザマス達に、時間差で容赦なく襲ったのだ。
合体ザマス「ぐっ……!!この――!!!」
それでも遠くの攻撃範囲外から他の合体ザマスが勇敢にも、闇のオーラを噴き出して猛スピードで接近しつつ、右の剛腕から繰り出す「崇高なる鉄槌」で殴り掛かる。
しかしそんな攻撃も、ゴジータ(GT)からしてみればしょうもないパンチにしか見えず、避けもせず防ぎもせずにわざと顔面で受けた。
強烈な拳が入ったにも関わらず、全く微動だにしない。
ゴジータ(GT)「ほれ――!」
そしてゴジータ(GT)は御返しに、虹色に輝く光球を左手で握り締め、至近距離で煌めく星屑「アルティメットパニッシャー」を押し付けた。
避けようとした合体ザマスだが既に手遅れで、光の粒子と化して爆散した。
邪神の軍団を、僅か数秒で半分以下まで滅する圧倒的な実力と、全てを浄化させる神秘の輝き。
これこそが――超サイヤ人4ゴジータ(GT)である。
ベジット「こいつはすげぇや…!近づくだけでオメェのパワーがビリビリと伝わってきたくるぜ…!!」
ゴジータ(超)「超サイヤ人4でフュージョンすっと、そんな姿になるのか。変身が違うだけでここまで変わるとは、サイヤ人ってのはまだまだ可能性を秘めていやがるな…!」
その凄まじき強さの片鱗を目撃したベジットは感動するほどにテンションが上がり、ゴジータ(超)は何処からか取り出した手鏡でもう一人の自分と姿を見比べる。
二人とも元は同じサイヤ人及び同じ人間故に、超サイヤ人4のゴジータ(GT)に興味が湧かない訳がなかった。
ゴジータ(GT)「ヘヘっ、オレの力はまだまだこんなもんじゃないぞ?オレも自分の力がどこまで上がるのか、完全に把握し切れてないんでな。」
だが、ただでさえ今の状態でも大神官すら軽く超えていると思われる強さなのに、当の本人はまだ全然本気を出していない。
そもそも今のゴジータ(GT)の変身は「超サイヤ人4」であり、上位形態の「超フルパワーサイヤ人4」ではない。
つまり彼はその気になれば、さらなるパワーアップするという切り札を残している。
何せ前回は、合体時間が約10分しか持たないという事を把握していなかったのもあるが、我ながら遊び過ぎたのが原因で本気を出さないまま終わってしまったからだ。
なので今回、彼はこの10分間を余すことなくフル活用し、合体ザマス達を殲滅し尽くそうと思っている。
神であり、願望器の力で人間の肉体を奪ったり不死身の身体を手にしたり、神の神器で合体して誕生した合体ザマスとは対照的に、人間であり、努力の末に人間として限界を超えた上で、人間の合体技で誕生したゴジータ(GT)。
対極的な彼の存在は合体ザマス達にとって、今まで行なってきた己の行動を全て否定されたような気分で、非常に不愉快極まりなかった。
それと同時に、合体ザマス達は心の底から恐怖で震え上がっていた。
アレは最上級の神々はおろか、大神官を含めた天使達をも簡単に滅ぼせてしまうだろう。
唯一勝てる存在と言えば全王が思い浮かぶが、もしかしたら全王が相手でも対抗出来てしまう可能性があると――、そう思わせてしまうくらいにゴジータ(GT)は強大だ。
合体ザマス達の心に、警告音がうるさく鳴り響く。
早く逃げろ――アイツには絶対に勝てない――。
今の合体ザマス達は頂点捕食者たる恐竜相手に、全く対抗手段を持たない雑魚と同類であった。
合体ザマス「あ…ああ……!!」
合体ザマス「ま…マズい……!!」
合体ザマス「マズいぞ……!」
合体ザマス「に……!」
合体ザマス「逃げろ……!!」
故に彼らは、無様な姿で散り散りに逃げ出してしまった。
地の果てまで全力で飛んでいったり、神の瞬間移動の「カイカイ」を使って別の惑星へと移動したりと、今まで散々人間を見下してきたとは思えないほど情けない姿を晒していた。
まさにブザマスである。
ゴジータ(超)「あ〜あ。オメェが合体して強くなり過ぎたせいで、アイツらビビって逃げちまった。」
ベジット「どうすんだゴジータさんよぉ。バラバラに遠くの星まで行っちまったら、全員を探し出す前に合体時間が無くなっちまうぜ…?」
こうなってしまうと一人一人追い掛けて仕留めるのは、時間が限られている合体戦士達には良くない状況だろう。
しかし、こんな面倒くさい事態でも、目の前の最強戦士ならば簡単に対処出来ると確信を持てる。
ならばどんな方法で宇宙にも散らばった邪神達を倒すのか、青い合体戦士の二人はお手並みを拝見する事にした。
ゴジータ(GT)「フッ、今さら何をやっても無駄だ。宇宙の何処にいようと、このオレから逃れる事は出来ねぇさ!」
その言葉通りにゴジータ(GT)は、既に逃げていった合体ザマス達の気を全員捕らえており、一気に片付けるべく一人、また一人と、どんどん数が
一星龍「……フンッ、猿どもめ…!また合体したのか……ならば――!」
悟空(GT)とベジータ(GT)がフュージョンで再び合体し、ゴジータ(GT)になった事は、その放たれる強大な気によって邪悪龍達にもとっくに気付いていた。
彼らが合体したという事は、どうやらこの戦いにスパートを掛けるつもりなのだろう。
最早合体ザマス達は、二星龍の毒によって十分に弱り切っているし、ヤツらもその気なのであれば、一星龍達もまた全力で畳み掛ける事にした。
一星龍「全ての邪悪龍よ!!今こそ、我らは再び一つになる時だ!!」
邪神達を蹴散らしていた他の邪悪龍達は、一斉に一星龍の号令に反応し集まっていく。
七星龍「どうやらオレ達の役割は終わったようだな。」
四星龍「オレ自身は気が乗らんが……悟空を助ける為なら、またキサマに取り込まれてやる……!」
三星龍「私はその方が気が楽ですがね。後は頼みましたよ一星龍。」
五星龍「二星龍、オマエ酷い顔だぞ?取り込まれる前に鏡でも見らどうだ?」
六星龍「だから出てくる前に言ったであろう!お主は前に出ず後ろで毒を撒いてろと…!」
二星龍「ゼェッ…ゼェッ…ゼェッ…!し、真の強者というのは、そんなコソコソとセコイ真似をするだけじゃなく、自ら前に出て戦うもんだ…!」
ボロボロな二星龍の言葉に「どの口が言うかっ!」と総ツッコミしたくなるが、今回は決着を付ける為の最も重要な役割を成し遂げたので、全員敢えて口には出さない。
6体の邪悪龍は一星龍を囲うように並ぶと、神龍が出てくる時の金色の光を纏う。
その光に包まれた龍達は肉体を手放し、球体状になって徐々に小さくなっていくと、彼らは元のオレンジ色の願い玉――ドラゴンボールへと戻った。
一星龍「ハアアアアァァァァーーーーーーーッ!!!!」
残った長たる一星龍が吠え、周りの空気を思いっ切り吸い上げると、ものすごい吸引力で六つのドラゴンボールが一星龍の口の中に吸い込まれていく。
やがて六つ全てのドラゴンボールを取り込むと、一星龍から青緑色の眩い輝きを放った。
一星龍「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
気がどんどん膨れ上がり、戦闘力が急上昇していくと額から核である一星球が無くなり、胸部から七つの輝きが出現―――一星球を中心に残り六つが囲むようにドラゴンボールが浮かび上がる。
体格や角がひと回り大きくなり、新たに両肩と手の甲にも小さな角が形成され、胸板の形状も若干変化した。
そう――嘗て別次元の世界にて、悟空(GT)達を完全敗北寸前まで追い込んだ、滅びと破壊の権化。
超一星龍「恐怖するがいい!!全ての邪悪龍と一つになった、オレの真の姿にな!!!」
真の最強の邪悪龍―――「超一星龍」の降臨である。
最強の超サイヤ人と最強の邪悪龍が、最低最悪の邪神達に牙を剥く。
そして時を同じくして、北の界王から「元気玉」を教わったトランクス(未来)は、いよいよ元気玉を作り出そうとしていた。
クロノア「裂け目の向こうにいる者達よ。数多の歴史と次元の壁を越えてこの声が聞こえたら、どうか彼に答えて!!」
力の全てを解放したクロノアが手を空に向けて唱えると、巨大な魔法陣のようなモノが出現して空間の裂け目と重なる。
すると――、次元と次元、世界と世界、歴史と歴史の境界線があの裂け目の部分だけ無くなり、一時的に数多の世界と繋がった。
その証拠に、あの裂け目の向こうから、生きている人間の気が感じられる。
クロノア「トランクス、準備はいいわね?」
トランクス(未来)「はい!何時でもいけます!」
クロノア「オッケー!それじゃあ、早速始めちゃって!!」
トランクス(未来)の準備が出来たのを確認し、クロノアは彼に早速元気玉作りを始めるよう伝える。
クロノアがやろうとしている事――――それは以前、この世界とは
今回クロノアは不安定な空間の裂け目に細工して、一時的に可能な限り他の世界とこの世界との境界線を取っ払い、あの時の再現をして大量の元気を集めようとしているのだ。
……こんな事を下手にやってしまったら他の世界の歴史にも大きく影響を及ぼし兼ねないのだが、既に正しい歴史に戻すには程遠い状態になってしまったので、細かい部分は後で徹夜で修正し、今は合体ザマス達を倒す事だけに全力を注ぐべきとクロノアは判断する。
トランクス(未来)「皆んな!!ザマスを倒す為に、オレに皆んなの元気を可能な限り分けてくれーー!!」
クロノアの言葉にトランクス(未来)は早速、両手を天に掲げて、生きとし生ける全ての生命に元気を分けてもらえるように声を張り上げる。
その声は、北の界王を始めとした東西南北の界王達の協力で第7宇宙全体に、さらには閻魔大王の計らいであの世の住人達に伝わる。
そして――時の界王神クロノアの力で、裂け目を通して他の世界にも声が届き、距離も時も超えて、元気が集まり始める。
孫悟空(GT)の介入によって齎された、世界を消滅から救う為の戦い。
誰もが願った奇跡は今、形を変えて
⚫ベジータ(GT)のスーパーギャリック砲
スーパーギャリック砲は原作GTやゲーム作品で結構色が違うのですが、今回は構えの時に纏うオーラは従来と同様に紫色で、作り上げた光球はアニメGTと同じく青白い色。
そして発射すると、紫色の光を纏った青白い光線が放たれるという感じになっています。
⚫能力の分散現象
勝手にこう呼んでいますが、要は原作での「四身の拳」で力が四分の一になったり、地球の神とピッコロ大魔王、善と悪の魔人ブウで起きた現象の事です。
漫画版の超における合体ザマス軍団では、超ドラゴンボールで願った力なのか特にこういった事は起きませんでしたので、漫画版以上に倒し続ける事でどんどん再生と増殖を繰り返させ、徐々に願った力を分散させて合体ザマスを倒すという解釈をしました。
正直、漫画版みたいにあれだけ増えたら、流石に個々の戦闘力も再生力も薄まっているだろうし、彼処で悟空達が頑張ればワンチャン未来消滅は回避出来たかも……?
……ただ、実はこの攻略法は他の方が書いた別の小説で既にやっているので、この小説では(パクリにならない為にも)+αとして、さらなる攻略方法を編み出しました。
それが↓のヤツです。
⚫二星龍の毒による弱体化
そう、二星龍の毒による弱体化作戦です。
邪悪龍達は無策に戦っていると見せかけて、二星龍が猛毒の霧を撒き散らして弱らせるのが真の狙いです。
これをする為に第13話で、水道管が破裂して水が溢れ出る描写を入れ、二星龍が能力を発揮出来る状況を作らせました(明言されていないけど、あの能力は水が豊富な所じゃないと使えなさそうだし…)。
こうする事で、大した事ないヤツが実はヤバかったというお約束が出来るし、何よりGTで最初に倒された二星龍に花を持たせる事で、改めて邪悪龍の恐ろしさを再確認させられます。
……因みに合体ザマスのみ効果があるのは、GT悟空と同化した事で毒の性質が変化したと考えれば良いのですが、まぁ本音を言うとご都合展開でございます。
無論、自然界の影響も極めて少なく、能力が解ければ蝕まれた敵以外は全て消えて無害化されるので安心です。
⚫超サイヤ人4ゴジータ(GT)
遂に登場せし、GTファンにとって文句無しの最強戦士――我らのゴジータ4。
語らせてほしい……彼の魅力を――!
先ず、ビジュアルが格好良すぎる!!
本来だったら通常のゴジータの髪型をベースに、通常の色合いの超サイヤ人4になっていたでしょう(現にベジット4がそれ)。
しかしゴジータ4は、超サイヤ人4の状態の悟空とベジータの髪型を良い感じに合わせた上で赤髪にするという、神を超えた発想とデザイン。
その上メタモル星人の服装が、良い味を出しているのが凄い!
こんなに格好良いビジュアル……好きになるしか選択がないじゃん!!
そして強い、強い!強すぎる!!
設定的にも作品的にもラスボスに相応しい超一星龍を相手に、明らかに本気になった描写も無く、指一本で十分だと言ってしまうレベルで強い!
敵を徹底的に煽り捲った上で、本気にならず圧倒的な力の差を見せ付ける所が、原作ベジットを彷彿とさせて痺れる憧れるぅ!!
アレこそ、悟空とベジータが合体した戦士の理想でもあり、最強の鑑!!
「舐めプしたり遊び過ぎたせいで合体解除されてダサい」とか、「旧劇場版と比較して、ゴジータというキャラの魅力が出てない」とか散々言われていますが、そんな事はどうでもいい。
「悟空とベジータが合体した戦士が絶対に最強である事」―――それが伝わってくるだけで私はもう充分に満足だ……!
個人的にあの二人の合体戦士の描き方は、原作のベジットとGTのゴジータ4のように「敵を徹底的に煽った上で力の差を見せ付ける」か、または新旧劇場版のゴジータのように「完全に圧倒して敵をキッチリ倒す」かの2パターンな気がします。
だからこそ、超のベジットブルーに対して否定的な意見があるのも、この2パターンに当てはまらないからなのかもしれません(ただしビジュアルはゴジータ4に並んで最高ですが)。
最後に、フュージョンするまでの過程。
ベジータ(GT)「フュージョンするぞ、カカロット!」
↑がもう最高……!
あのベジータが自分から「フュージョンをするぞ」って言ってくる時点で特別感が半端ない……!!
そして悟空が「いやぁおかしいんじゃねえ、嬉しいんだ。フュージョンしてぇなんて、オメェの口から聞けたのがよぉ。最高だぜベジータ!」が言うのもたまらないです!!
最高なのは……オマエ達二人なんだよ!!!
あの最高のやり取りから誕生したゴジータ4が、負ける気がしないし、絶対に負けるはずがない!!
フィンとか言う、何処ぞのゲームオリジナルキャラに吸収されるなんて、本来そんな事あるはずが無いんです!!(←コレ大事)
なので次回はゴジータ4を徹底的に無双させて、合体ザマス軍団を駆逐させます!
⚫他の世界から元気を集める
これはゼノバース2をやった人なら分かると思いますが、未来トランクス編の最終章で裂け目を通じて他の歴史から元気が届けられたシーンのヤツです。
あの世界の元気が足りないのであれば、他の世界から集めれば良いんだ。
さぁ今こそ!元気をトランクスに届けよう!!
皆んな元気の力で、今度こそ未来の世界を救うんだ!!
おや?そういえばお笑いサイヤ人達はどうなった?
編集長26「イエイッ!!よく頑張ったがとうとうブ
タコ科学者「ブロリー様、あちらをご覧下さい。」
編集長26「ん?」
作者代行の親父ぃ「…………。」チーン
編集長26「親父ぃっ!!どうした!?ブ
タコ科学者「どうやらコンピュータが弾き出したデーターによりますと、パラガス様は完全に燃え尽きたようですじゃ。」
編集長26「なんてことだ……とりあえず、親父ぃは一人用のポッドに入れとくか……。」