自分はスーパー戦隊の中で爆竜戦隊アバレンジャーが超好きなんですよ。
戦隊ロボの見た目がカッコいい上にリアルに中実な恐竜のデザインでありながら、しっかり人型巨大ロボットに変形合体するから合体前も後もお気に入りだし、アバレキラーやアバレマックスの強さ、全員それぞれが持つアバレモードの無双感がたまらないです。
今回字面は多いですが、展開はあまり進んでいません。
何故なら今スランプ中で、先日までライザの太ももに夢中になってました…。
ザマス「ハッ!!セイッ!!!」
ザマスは右手に作り上げた紫色の刃「神裂斬」で連続突きを繰り出していくが、悟空(GT)は最低限に身体を左右に傾けて回避し、避けきれない時は攻撃を外側に受け流して躱していく。
悟空(GT)「今更そんな技、オレにはもう通用しねぇぞ!!」
ザマス「ぬうぅ……!おのれ人間如きが……!!」
更に左手にも同様の刃を形成して、目にも止まらぬ早さで攻撃していくが、数十発を超える攻撃は全く当たらず、頭に血が上るザマス。
元々ザマスは全宇宙で最強の界王であり、全ての宇宙の界王神を含めてもトップクラス。
悟空(超)と手合わせした時はまだ発展途上だったものの、その時から第7宇宙の界王神のシンじゃ敵わない程の実力者で、やがて破壊神レベルの強さになるかもしれない可能性の伸び代があった。
事実、この未来世界のザマスは、基礎戦闘力なら変身してない黒髪状態のブラックよりも上で、悟空(超)やベジータの超サイヤ人ブルーと対等に渡り合えるまでに至っていた。
だが、それだけの実力を持ってしても尚、悟空(GT)には全く持って当たらない。
もう彼は50を超える年齢にも関わらずここまで当たらないのは、単に実力の差だけではない。
それは悟空(GT)が「一度見たり食らったりした技は通じない」という独自のスキルを持っているからだ。
孫悟空という男は子供の頃パオズ山でたった一人で生活していた影響で、一般人と比べてやや常識が欠けていたりズレた認識があるが、決してバカという訳では無い。
寧ろ戦闘においては右に出る者はいない程の天性の才能を持っている。
彼は戦いや修行に関する事は忘れず頭だけでなく身体でも覚え、二度目は身体が本能的に察知して避けたり無力化させたりする事ができる。
無論だが全く当たらない訳では無く、不意打ちやどうしても避けられない場合は普通に食らったりするが、ザマスやブラックの神裂斬は既に何度も見た技なので、対処は容易かった。
悟空(GT)はザマスの右手の突きを左手で押さえ、右腕の肘でザマスのみぞおち辺りに肘打ちを炸裂。
悟空(GT)「ダアッ!!!」
ザマス「ぐあああっ!!!」
ザマスが怯んだ所を更に蹴り飛ばし、後方へと飛んで行く。
ブラック「ハアアアァァーーッ!!!!」
吹っ飛ばされたザマスと入れ替わるように、今度は超サイヤ人ロゼ進化のゴクウブラックが接近。
空中を飛びながら自分の周りにマゼンタ色の気の矢のようなものを無数に出現させ、それを悟空(GT)に目掛けて発射。
彼はコレを紙一重で回避するが、飛んで来た気の矢は追尾能力があり、避けても尚しつこく追いかけて来る。
悟空(GT)「…チィッ!!」
避けても無駄だと分かった悟空(GT)は、四方八方から向かって来る気の矢を次々と手刀で壊す。
パリンッとガラスが割れたような音と共に、マゼンタ色の気の矢は粉々に砕け散った。
しかしブラックも、アレぐらいの攻撃が通じるとは今更思ってない。
寧ろ、彼の狙いは他にあった。
悟空(GT)が動きを止めた瞬間の隙をついて、勢いに任せて突進しながらブラックは右手に纏わせた気の刃で突き刺そうとしてきた。
腹に突き刺さりそうになるが、悟空(GT)はなんとか両手で気の刃を鷲掴み、少し後退しながらも受け止めた。
だがブラックは直後に左手を突き出し、至近距離から煌々と輝くエネルギー波を撃ち、悟空(GT)は閃光の中に飲み込まれていった。
気の矢と斬撃、そして強力な気功波の合わせ技「神滅光破」が決まり、腕を組んでほくそ笑む。
そして閃光が晴れていくと、そこには半透明の悟空(GT)の姿があった。
ブラック「何っ!?」
どうやら気功波が当たる直前に「残像拳」で回避したらしい。
「残像拳」はすばやい動きで残像を残し、相手に自分の位置を誤認させる技で、基本的に気を探知できない相手にしか効果が無いが、それでも不意で使われれば例え気を探知できる相手でも充分に通用する。
悟空(GT)「だあぁりゃあっ!!!!」
そして残像が消えると同時に、ブラックから見て右上から悟空(GT)が強襲。
上空から斜めに急降下しながら、ブラックに正拳突きを浴びせようとする。
しかし、高速で放たれたパンチは、ゴクウブラックをすり抜けてしまう。
悟空(GT)「なっ!?」
一瞬動揺したが、すぐさま悟空(GT)はブラックも残像拳を使ったと理解した。
ブラックの行動や直前の体勢から予測して、実体がいるであろう方向に振り向く。
ブラック「引っ掛かったな!!!」
悟空(GT)予想通りブラックは真後ろにいたが、気付いた時には既に右手に持った大鎌を振りかぶっていた。
流石に対応が遅れてしまい、振り下ろされたブラックの「悲憤の大鎌」によって、悟空(GT)は一刀両断されてしまった。
今度こそ確実に決まった。
そう確信してニヤリと笑うブラックであったが、悟空(GT)から流血する様子は全く無い。
真っ二つにされたと思われていた悟空(GT)は徐々に透明になっていき、まるで最初からいなかったように消えてしまった。
ブラック「っ!!!」
まさかあの一瞬で更に残像を残したのかと、そう思った次の瞬間、真正面から頭突きと膝蹴りを浴びた後、肘で脳天を打たれてビルに叩きつけられた。
ビルの屋上に激突し縦に割れるようにビルは倒壊、ブラックは崩れていくビルの瓦礫に飲み込まれていった。
裏の裏のそのまた裏を読まれブラックは「爆発波」で瞬時に周りの瓦礫を吹き飛ばした。
ブラック「ハァッ…!ハァッ…!ハァッ…!ハァッ…!」
しかし、出てきたブラックは玉の汗を流しながら激しく息切れをし、全身はボロボロになっている。
たった数発の攻撃を受けたり、技を複数使っただけで、もうバテてしまったのだ。
悟空(GT)が追撃しようとするが、後ろから猛スピードで来たザマスの飛び蹴りを食らってしまい、横に吹っ飛ばされる。
悟空(GT)は受け身を取ってダメージを軽減するが、その隙にザマスがブラックに近づく。
ザマス「くっ…!体力の消耗があまりにも早すぎる…!」
早すぎると思える程にエネルギーを消耗したブラックを見たザマスは、肩に手を置いてエネルギーを集中させる。
ザマス「はあっ!!!」
エネルギーを集中させた手には光が宿り、それをゴクウブラックに流し込む。
背中から送られて来た「復活パワー」であっという間に全身に伝わり、ブラックの気が全回復した。
だが、それでもやはりパワーアップして強くなった様子は無い。
もし『ダメージを受ける度に強くなる力』が正常に機能していれば、いずれ天使や大神官が相手でも戦える程の実力になっていた可能性があっただろう。
そうなっていれば人間0計画はより完璧になっていたと思うと、ブラックの能力が防がれた事は想像以上に痛手だとザマスは思った。
悟空(GT)「あっ!きったねぇな〜アイツら。ちょっと疲れただけでもう回復させやがった…。」
ブラックがザマスの手によって回復させられた事に気付いた悟空(GT)。
このままだと戦闘を続けていても、ただのイタチごっこになって永遠に決着がつかない。
何か策を練りながらも、向かって来た二人に対抗して自分自身も突撃していった。
悟空(超)「界王神様!オラ達にも復活パワーをやってくんねぇか?なんとかしてブラックとザマスを引き離せねぇと、また回復させられちまうからさ!」
ザマスに回復術があると判明した以上、あのまま戦い続けてしまうと、また復活パワーでブラックの体力を回復させられ、いずれ別次元の悟空(GT)の方が先に力尽きてしまうと判断した悟空(超)は、自分達も戦う為に界王神のシンに回復術を要求する。
もう仙豆が無い以上、自分達がまた戦えるようになるためには復活パワーしか方法は無い。
同じ界王神なら、年齢的に年寄りのゴワスは無理でも、まだまだ若いシンなら出来るだろうと思っていた。
だがシンは暗い表情で返答する。
シン「……申し訳ありません。大界王神様の弟子だった頃や、キビトと合体してた時ならできたんですが、今の私では……。」
悟空(超)「えっ!?界王神様は使えねぇのか?」
ゴワス「復活パワーは元々界王神をサポートするために、界王神見習いや、従事する者に与えられる能力。正式に界王神に昇格すると消えてしまいます。」
悟空(超)「でも、ザマスも界王神になったらしいけど、なんで使えるんだ?」
ゴワス「いや、ブラックとなったザマスも、この世界のザマスも、界王神用のポタラを身につけただけで、正式に界王神になってはいない。正式に界王神になるには、破壊神と生命を共有する必要がある。」
悟空(超)「そんなぁ……。それじゃあオラ達、何にもしないままあっちのオラに全部任せて、ただ見てるだけしか出来ねぇのかよ……。」
シン「すみません!こんな事になるなら、あの時ナメック星のドラゴンボールで分離せず、ギビトとの合体を維持するべきでした!そうすれば界王神のまま、復活パワーが使えたのに……!!」
同じ界王神でありながら、復活パワーで悟空(超)達を回復させてあげられない事に、シンは申し訳無い気持ちで謝罪した。
第7宇宙と第6宇宙の戦士が集った武闘大会よりも少し前、どうしても違和感があるという理由でナメック星のドラゴンボールを使わせてもらい、キビトとシンに戻してもらったが、今思えば軽率な判断だったと悔やむ。
キビト界王神のままなら、悟空(超)達ほどではないにしろ高いスタミナを活かし、時間がかかったとしても彼らを全員回復できたし、時の指輪も問題なく使えてこの世界に来れただろう。
こんな肝心な時に皆の役に立てないなんて、ただの無能だ。
魔人ブウの頃から成長も学習も全くできてない事に、自分で自分を責め立てるシン。
トランクス「あっ…あの…!」
そこへ、トランクスが話しかけて来る。
シン「…?どうしましたか?」
トランクス「俺なっています!界王神見習いに…。」
シン「え!?本当ですか!?トランクスさん!」
トランクス「はい。魔人ブウの復活を阻止する際に、この世界の界王神様から修行をつけてもらっていたんです。」
ゴワス「確認しますが、その時に界王神見習いになるための儀式をお受けになりましたか?」
トランクス「儀式というのは…オレの周りを丸3日くらい変な踊りを踊ったアレですか?確かに受けました。」
実はトランクスは以前に界王神界のゼットソードを引き抜いており、剣を上手く扱うために界王神見習いという形で未来世界のシンとギビトに稽古をつけてもらっていた。
その後、修行が完了した直後にバビディ一味に戦いを挑んだため、そのままになっていた。
シン「そう!それです!ならばトランクスさんも、復活パワーが使える筈です!!」
シンから、自分には復活パワーが使えると言われたトランクス。
まだ実感がないが、超サイヤ人ブルーに変身できる悟空(超)とベジータを回復させれば、更に有利になるのは確実だろう。
トランクス「お…オレにも、復活パワーが…!?わかりました!すぐに二人の体力を回復させて…!」
シン「あっ!待ってください!」
早速二人を回復しようするトランクスを、シンは慌てて止める。
シン「超サイヤ人ブルー程の体力を全快にさせるとなると、すぐに回復できるのは恐らく一人。貴方の体力の事も考えれば、それが限度です!」
復活パワーは対象者の力量に応じて術者自身のスタミナを必要とする。
事実、嘗てキビトが悟飯にやった時もそれなりに時間と体力を消費したため、さらに強くなった今の悟空(超)とベジータを二人とも全快にさせるとなれば、相当のスタミナを消費するだろう。
ザマスの場合、不死身の力で体力が無尽蔵になったからこそ、破壊神をも超えたブラックの体力を回復させる事が出来たが、トランクスの場合はそうではない。
既にある程度休んだので動く分には問題ないくらいに体力も戻っているが、超サイヤ人ブルーをフルパワーにまでさせるとなれば、今すぐ回復させられるのは恐らく一人が限界で、休息を挟まなければトランクスの身が持たない。
トランクス「そんな……どうすれば……。」
すぐに二人とも回復させる事はできないと言われ、どうすればいいのか困ってしまったトランクス。
父親であるベジータか、それとも悟空(超)か。
どちらを選ぶべきか判断が付かず悩んでいる所に、見かねたベジータがトランクスに声をかける。
ベジータ「チッ……おいトランクス、先にカカロットの方をやれ!」
トランクス「えっ…!?どうして……。」
悟空(超)「いいのか?ベジータ。」
ベジータ「ザマス相手なら貴様の方が戦い慣れているだろう。貴様なら向こうのカカロットと連携して、ブラックとザマスを上手く引き離せると判断したまでだ。順番くらい譲ってやるから、さっさとフルパワーにしてもらえ!」
先に悟空(超)を回復させるよう、トランクスに促したベジータ。
本当なら自分がフルパワーになってブラックをぶちのめしたかったのだが、今の自分ではブラックに勝つ事は不可能だと分かっている。
ならば、ブラックの方は別次元の悟空(GT)に相手させ、ザマスには実力が近く戦い慣れている悟空(超)をぶつける事で復活パワーを使わせないようにするのが得策だと考えた。
まぁ、他にもあっちの悟空(GT)と共闘まがいはやりたくないという理由もあったが。
悟空(超)「そっか、そんじゃあトランクス、頼む!」
トランクス「はいっ!任せてください!!」
シン「気を分ける要領でやってみてください!今の貴方なら、そこまで難しいことではありません!」
トランクス「分かりました!やってみます!」
トランクスは悟空(超)の背中に手を置き、ありったけのエネルギーを集中させた。
エネルギーを集中させた手には光が宿り、それを悟空(超)に流し込む。
トランクス「ハアアァァァーーーッ!!!!」
悟空(超)「おおっ!きたきたー!!」
光はあっという間に悟空(超)を包み込み、背中から伝わって来たエネルギーで気と体力がどんどん貯まっていく。
ブルマ「う〜ん……。」
一方、トランクスが悟空(超)を回復させている横で、ブルマはズボンや白衣のポケットなどをまさぐっていた。
マイ「…ブルマさん?…何を探してるんですか?」
ブルマ「私にも何かできないかと思ってね……。」
戦う事は出来なくとも、ただ見てるだけでは忍びないと思い、非力な自分でも出来る事が無いかと思い、何か使えそうな物を探していた。
ブルマ「あら?確かこれって……。」
そして白衣のポケットから取り出したホイポイカプセルのケースを開き、カプセルの番号を確認してみるとその中に、あるモノが入ったカプセルがあった。
コレを上手く使えれば、もしかしたら……。
そんな事を考えてる内に、トランクスの手によって背中から送られて来た復活パワーはあっという間に全身に伝わり、悟空(超)の体力は一気に全回復した。
トランクス「はぁ……はぁ……ぐっ…。」
だがその代わり、トランクスは力尽きて膝から崩れ倒れそうになる。
ベジータ「トランクス!」
マイ「トランクス!!」
しかし、寸前の所でベジータとマイが受け止める。
初めて使った術なため加減が分からず思いっ切りやった事で、短時間で悟空(超)を全回復出来たが、そのせいで急激にスタミナを消費してしまった。
シン「大丈夫ですか!?」
トランクス「はぁ……すみません…。今のオレでは……コレが限界出した…。」
悟空(超)「そんなことないさ。おかげでオラすっかり元気になったぞ!サンキューな、トランクス!」
立ち上がった悟空(超)は回復してくれたトランクスに礼を言い、さっそく気を高めて金色のオーラを纏う。
それと同時に、自身の気を破壊神や天使、そして超サイヤ人ロゼのブラックと同じように、戦闘力を表面に出さないクリアで質が高い神の気へと変換していきながら、更に力を上昇させていく。
悟空(超)「ふんっ!……………ハアああああああああああああああ!!!!!!!」
気のオーラは金色から水色へと変化して、全身が見えなくなる程の輝きを放つ。
足元から光の殻が破れるように、変身した姿を現す。
アイスブルーに近い色の青眼と、同様の色をした逆立った髪型。
全身を包む穏やかになびく水色のオーラを纏っている。
超サイヤ人ゴッドの上をいく力を持った神次元の蒼神戦士「超サイヤ人ブルー」
今までの超サイヤ人のような精神の興奮状態や、超サイヤ人3のような急激なエネルギー消費はなく、穏やか心で冷静に戦え、気のコントロールを極めた事で攻撃時に超絶的な力を発揮できる形態。
超サイヤ人ゴッドになってその神の気を体内に取り込み、気のコントロール技術を向上させる事で変身可能になり、超サイヤ人ゴッドの神の気を纏っている状態で、更に超サイヤ人に変身するとこの姿になるが、これらは別に必要事項ではない。
わざわざ超サイヤ人ゴッドにならなくても神の気は修行次第で習得可能で、ゴッドを経由しなくても直接この姿になれる。
大猿の力という関係上、危険すら伴う超サイヤ人4とは違い、こちらは習得が大変である事は変わらないものの、比較的簡単に変身できるのだ。
大きなデメリットこそ無いが、強いて弱点を言うならば、通常の超サイヤ人・2・ゴッドより気の消耗が大きい事や、気のコントロールを極めた形態故に戦闘力を限り無く0にして気の消耗を抑えられるが、そうなると肉体が完全に無防備になってしまい、不意打ちなどで大きなダメージを負ってしまう事がある。
因みに正式名称は「超サイヤ人ゴッド超サイヤ人」というやたら長い名前で、悟空(超)は「超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人」と言っているが、一々それを言うのも大変なので、その青い姿から後に彼等は超サイヤ人ブルーと呼ぶようになった。
悟空(超)「よし!バッチリだ!!」
変身を遂げて自身を確認すると、しっかりフルパワーになっていると分かり、今戦っている悟空(GT)とブラック達を青く輝く瞳で見据える。
目線の先で繰り広げられている戦いは想像を絶しており、自分が行ってもかえって悟空(GT)の邪魔になりそうだ。
しかし、だからといってこのまま向こうの自分だけに任せてしまうなんて事は、どうも納得がいかない。
トランクスが最初に助けを求め訪れて来たのは、過去の世界に住む自分達だ。
彼の思いに答えられないまま引き下がるなんて、とても出来なかった。
せめて自身ができる最大限の事はしようと、意を決した悟空(超)は身を低くして早速戦場へと飛び立とうとした。
ブルマ「…あっ!待って孫くん!!」
だが、寸前の所でブルマが呼び止め、悟空(超)に駆け寄って来る。
悟空(超)「ん?どうしたブルマ。」
ブルマ「私に考えがあるの。コレを渡すからよく聞いて!」
ホイポイカプセルを渡しながら、とある考えを思い付いたブルマは悟空(超)に説明をしだした。
このまま戦っても勝ち目が無いと分かったザマスは右手に宿した刃で斬撃を繰り出す戦法に加えて、自身の肉体と界王神特有の能力を余すことなく発揮させた戦闘スタイルに変える事にした。
ブラックが悟空(GT)の注意を引き付けている間に、ザマスは周囲にある無数の瓦礫を念動力で浮かせ、それを悟空(GT)に向けて飛ばした。
向かって来る瓦礫に気付いた二人。
ブラックは直前で離れて避け、悟空(GT)は無数の瓦礫をパンチやキックで一つずつ破壊していく。
だが、最後に鉄筋コンクリートを砕いた直後にザマスが後ろに回り込み、悟空(GT)の脇に腕を通して拘束する。
悟空「チッ!……ふん!ぐぬぬぬ……!!」
ザマス「ぐううぅぅ……!!!」
振り解こうとするが、ザマスは自身の不死身の肉体を利用し、例え骨が折れようともしがみついたまま離れなかった。
その間に10m先にいるブラックはエネルギーをフルチャージして、両手を右腰辺りにひいて気を手に集中させる。
このままザマスもろともかめはめ波で撃ち抜かせるつもりなのだろう。
不死身ゆえに「肉を切らせて骨を断つ」事へのリスクがないので、多少の攻撃を受けてでも悟空(GT)を取り抑える事を優先し、その間にブラックに攻撃させ確実にダメージを与えようという寸法は容易に想像できた。
ブラック「波あぁっ!!!!」
やがてエネルギーが溜まったブラックは、渾身の「超ブラックかめはめ波」をザマスもろとも悟空(GT)に向けて放った。
抵抗できずこのまま閃光に飲まれるかと思えるが、無論そう簡単にやられる悟空(GT)ではない。
彼は力を込めて身体を裏返し、逆さまの状態になって後ろにいるザマスの方を前の方に向ける。
ザマス「っ!?」
結果、ザマスが先にかめはめ波を受けしまい、悟空(GT)の拘束が解かれる。
その直後に悟空(GT)はかめはめ波の横スレスレを移動しながらブラックに急接近し顔面を殴り飛ばす。
ブラック「ぐうわあぁっ!!!」
更にそこから攻撃の手を緩めずに連続で打撃を繰り出していく。
弾丸のように目にも止まらぬ早さでありながら、一撃一撃があまりにも重たく、非常に鋭い拳は、信じられないくらいの勢いでブラックの体力を削っていった。
そしてちょうど100発目の拳が放たれようとした時、死角から再生したザマスが「金縛りの術」で再び悟空(GT)を拘束した。
悟空(GT)「うぐっ……!?」
一瞬だけ硬直したが、この程度なら気合いで簡単に消し飛ばせるので、力を込めようとするが、その隙にブラックが両手からマゼンタ色をした稲妻状の光線を発射した。
悟空(GT)「ぐあぁっ!!」
光線は悟空(GT)の身体を包むように縛り付け、身動きを取れなくしていた。
二重に動きを封じる技を重ねられてしまい、流石の悟空(GT)もそう簡単に拘束を振り解けなかった。
そしてザマスは金縛りの術を掛けながらブラックの背中に手を置いて、もう一度復活パワーを使った。
ザマス「はあっ!!!」
せっかくブラックを追いつめたものの、またしてもザマスの手により全回復されてしまう。
力を取り戻したブラックは両手にエネルギーを集中させて、拘束力をより強固にする。
悟空(GT)「くっそ〜……このままの状況が続いちゃあ、いくら超サイヤ人4でもエネルギーが先に切れちまうな…!!」
超サイヤ人ロゼ、更に進化した超サイヤ人ロゼ進化をも圧倒する悟空(GT)の超サイヤ人4だが、決して無敵の形態という訳では無い。
いくら激しいエネルギー消耗を克服したとはいえ数日間ずっと変身を維持したり、大技の連発や強すぎる強敵から受けたダメージを受け続ければ当然変身が保てなくなる。
またゴッドやブルーよりも頑丈で摂氏6,000℃の超高温も大した事ない(熱さは感じる)ほど強固な肉体を持つが、逆に頑丈過ぎる肉体が災いして自身のダメージに気づきにくい側面がある。
またそれ以外にも、このまま戦い続けていればゴクウブラックが今の肉体にも慣れていって、再び『ダメージを受ける度に強くなる力』が戻ってしまう可能性だってある。
あまりのんびりしていられないのは分かっているが、ブラック達は悟空(GT)に反撃の機会を与えまいと言わんばかりに金縛りを掛ける。
ブラックは気の波を飛ばしながら「魔封波」のように体を操って地面へ激突させた。
更にそこから薙ぎ払うようにいくつものビルに叩きつける。
最後に巨大な気弾を投げつける「神縛裂光弾」を撃とうとした。
悟空(超)「ブラックゥゥゥーーーーーッ!!!!ザマスゥゥゥーーーーーッ!!!!」
だがその時、超サイヤ人ブルーに変身した過去の世界の悟空(超)が手の平に光球を作りながら、猛スピードでブラック達に迫って来る。
ブラック「何!?」
ザマス「なっ!?…孫悟空!!」
悟空(超)「波あああああぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!」
悟空(超)は青白い必殺技を撃ち、ブラックとザマスはその光に飲まれた。
ブラックにはダメージが入らなかったが多少なりとも怯ませる事に成功し、比較的実力が近いザマスはかめはめ波をモロに受けた事で肉体が消滅した。
そのおかげで金縛りが解かれ、悟空(GT)は身体を起こして立ち上がる。
そこに、この次元の過去から来た悟空(超)が地上に降りて別次元のもう一人の自分に近づいて声を掛ける。
悟空(超)「よっ!危ねぇ所だったな。別次元のオラ!」
悟空(GT)「ああ、おかげで助かったぜ。サンキューな、この次元のオレ。」
彼は助けに来てくれた悟空(超)に礼を言い、お互い見つめ合う。
孫悟空(超)と孫悟空(GT)。
超サイヤ人ブルーと超サイヤ人4。
本来交わるはずのない二人の同一人物と、対極とも言えるサイヤ人のみ到れる二つの最強の変身形態が並び立つ。
悟空(GT)「そいつがこの次元の…新しい超サイヤ人なんだな。青くなるなんて初めて見るな。」
悟空(超)「ああ、超サイヤ人ゴッドのパワーを持ったサイヤ人の超サイヤ人……その名も『超サイヤ人ゴッド超サイヤ人』って言うんだ。」
悟空(GT)「…?ん~っと…超サイヤ人ゴッドの、超サイヤ人…?なんかやけにややっこしくて長ぇ名前なんだな。」
悟空(超)「やっぱオメェもそう思うか?オラも長ったらくて噛んじまいそうでよ、だから今は『超サイヤ人ブルー』って呼んでいるんだ。」
悟空(GT)「そうか。確かに、そっちの方が分かりやすくていいな。」
悟空(超)「ヘヘっ!そうだろ?」
やはり同じ人間であるが故に、意気投合し合う孫悟空達。
二人共もっと聞きたい事はあるが、今は目の前の敵に視線を向ける。
そこには体勢を整えたブラックと、肉体を再生させたザマスが睨みつけていた。
ザマス「孫悟空…!貴様いつの間にフルパワーに……!」
ブラック「バカな…いくら休んでいたとはいえ、仙豆の無い状態でこんなに早く回復するなど有り得ん…!」
悟空(超)「トランクスに回復させてもらったんだ。オメェ達と同じように、復活パワーでな!」
ザマス「トランクスが…復活パワーを!?」
ブラック「チッ……まさかアイツも界王神見習いになっていたとは……!そうと知っていればもっと早目にアイツを始末すべきだった……。だが、今更来た所でオマエに出る幕など無い!」
ザマス「学習能力の無い身の程知らずが……万物を裁く神の技を思い知れ!!」
そう言うとザマスとブラックは上空へと移動した後、二人の悟空達に右手を突き出して、それぞれ紫色と濃いピンク色の気弾を作る。
「神裂光弾」
連発はできない代わりに殺傷性が極めて高い二つの気弾を撃ち、合わさる事で巨大な闇のエネルギー弾となり、着弾すると大爆発を起こし広範囲のあらゆるものを消し飛ばすザマスとブラックの強力な合体技。
悟空(超)は身構えようとするが、もう人の悟空(GT)は余裕の表情で彼に告げる。
悟空(GT)「ちょうどいい。オレ達も二つのかめはめ波を合わせるんだ!そして撃ち返したら一気に間合いを詰めて、アイツらを引き離すぞ!」
悟空(超)「分かった!ザマスの方はオラに任せてくれ!よ〜し、いくぜ!!」
悟空(超)が右腰に両手を持って行き輝く光の砲弾を作り上げ、そこへ悟空(GT)が左手をかざしてエネルギーを込める。
「「かぁ~…!めぇ〜…!はぁ〜…!めぇ〜……!」」
掛け声を合わせながら、その光球のパワーをどんどん上げて行き、既に普段の悟空(超)が全力で撃つ時よりも数倍近くにもなっている。
双方は気を高めていく中、ブラックとザマスが先にチャージを終えて気弾を撃った。
「「消え失せろ!!サイヤ人共っ!!!」」
放たれた二つの気弾はある程度真っ直ぐに飛んだ後、お互い引き寄せられるように一つに融合し、直径50mぐらいの巨大な気弾へと膨張する。
猛烈な風圧と共に巨大なのエネルギー弾が迫って来るが、二人の悟空は臆する事無く更に力を溜め込む。
そして強力な気弾との距離が半分を切った時、チャージし終えた悟空達は腕を気弾に向けて突き出して、エネルギーを解き放った。
「「波あああああぁぁぁぁぁーーーーーーー!!!!!」」
次の瞬間、信じられない程の威力を秘めた周りに赤い渦を巻いた青白い極太の気功波が放たれた。
超サイヤ人ブルーの神の力と、超サイヤ人4の究極のサイヤパワーの二つが合わさった「合体超かめはめ波」は、ブラックとザマスの神裂光弾と激しくぶつかった。
凄まじい衝撃波を発生させながら全てを滅ぼす闇の力と、それを阻止するように光の力はせめぎ合う。
悟空達は一瞬押し切られそうになるものの、底力を引き出して徐々に闇の光弾を押し返して行く。
遂には悟空達の気功波がブラック達の超巨大気弾を貫き消滅し、そのままブラックとザマスに襲い掛かる。
無論、そのまま受けるつもりは無く、ブラックは向かって左へ、ザマスは右へと避けて回避するが、彼らが分断されたのを悟空達は見逃さなかった。
悟空(GT)「今だ!!!」
悟空(超)「行くぞぉぉーー!!!」
赤い影と青白い光は目にも止まらぬスピードで急接近し、ブラックとザマスの間に割り込んでほぼ同時に打撃を与えて引き離すようにふっ飛ばした。
ザマスはまともに受けてビルを三つ貫通しながら地面に激突し、ブラックはガードしたものの衝撃を受け止め切れず、ザマスと同様に建物に叩きつけられ崩壊時の瓦礫に埋もれて行く。
起き上がったザマスはブラックと離れてしまった事に気付き、すぐに合流しようとするが、それを阻むように悟空(超)が行く手を塞ぐ。
悟空(超)「ザマス!!オメェの相手はオラだ!!アイツの戦いの邪魔はさせねぇ!!!」
ザマス「神に指図するな!!愚かで野蛮なサイヤ人め!!封印する術を失った今、私を倒す事など不可能だとまだ分からんのか!!!」
悟空(超)「そいつはどうかな?オラだって何にも策無しでオメェに挑む訳じゃねぇさ!」
一方、気を放射状に爆発させて瓦礫を退かしたブラックはまずい状況だった。
ザマスと分断され彼の元に向かおうにも、目の前には超サイヤ人4の悟空(GT)が居て行く手を阻んでいる。
今のブラックは超サイヤ人ロゼ進化の激しい体力の消耗で、定期的にザマスの復活パワーで回復しないと短時間でエネルギー切れを起こしてしまう状態。
超サイヤ人ロゼ進化を解いて超サイヤ人ロゼに戻る事も考えたが、それでは勝ち目が無いので今の状態を解く訳にはいかなかった。
だからザマスの復活パワーで回復しつつ、肉体の能力は失ってはいるものの実力の高い自分が攻撃して、少しずつでも悟空(GT)の体力を削る寸法だったが、今の状況ではそれも出来ない。
悟空(GT)「これで1対1になったな。勝負はこっからだ!」
目の前の悟空(GT)を見ると、ブラックと違って一度も回復をしてないにも関わらずピンピンしている。
このままではダメだと判断したブラックは、奥の手を使う事にした。
ブラック「くっ……!こうなったら…奥の手だ!!」
激しく黒とマゼンタのオーラを吹き出し限界まで気を高めると、突如としてオーラが消えて目を瞑る。
腕を垂らして素立ちになり、少しの沈黙の後、ブラックは目を見開いて叫んだ。
ブラック「……10倍界王拳っ!!ハアアアアアアアァァァァァァッ!!!!!!!!」
次の瞬間、内側が鮮やかなマゼンタで外側は漆黒のオーラに加え、それを覆うように沸き立つガスバーナーの炎の様な赤い光を纏った。
ブラックが発動させた「界王拳」は、体から赤いオーラを出して自身の戦闘力を界王拳の倍率分上昇させる能力で、倍率分負担がかかる代わりに上手くいけば力・スピード・破壊力・防御力が全部何倍にもなる強化技。
超サイヤ人との併用は身体への負担が大きすぎる為に基本的にできないが、穏やかな心を持ちながら気のコントロールを極めた超サイヤ人ブルーの時のみ使用可能となり、戦闘力の底上げに成功した。
そしてゴクウブラックもまた、孫悟空の肉体を持っている事や、元々超サイヤ人ロゼ自体が超サイヤ人ブルーの色違いとも言える為、悟空(超)のように界王拳を重ねるような事ができてもおかしくないが、それでもリスクの高い技。
ブラックもリスクを恐れて使用しなかったが、もうそんな事も言ってられなかった。
悟空(GT)「何をするかと思ったら界王拳か…。そんな事をやっても、余計にオメェの体力が無くなるだけだ。」
ブラック「黙れ!!このオレを舐めるな!!!こんな所で、我らの理想郷を諦めてたまるか!!!!」
ブラックは歯茎をむき出す程に気を高めながら激昂し、悟空(GT)に襲い掛かる。
ロゼ進化·界王拳のブラックVS超サイヤ人4の悟空(GT)
不死身のザマスVS超サイヤ人ブルーの悟空(超)
果たして勝つのはどちらか。
⚫超サイヤ人ロゼ進化·界王拳(名前がなげぇw)
本作のオリジナル形態。文字通り超サイヤ人ロゼ進化に界王拳を上乗せしたものです。
慣れないロゼ進化の時点で体力の消耗や肉体への負担が大きい為、更に界王拳を上乗せしてしまったせいで、パワーアップより肉体への負担の方が上回ってしまっている。
ブラックはせいぜい10倍が限界で、これ以上は上がりません。
因みにブルー界王拳は、ブルー×界王拳なのか、ブルー+(通常戦闘力×界王拳)なのかで意見が割れますが、ひとまずこの小説では後者の方だと思ってください。
※すみません、当初はそう考えていたのですが、後になってやっぱり「ブルー×界王拳」の方が合っていると思い、この発言は撤回します。
⚫超サイヤ人4と超サイヤ人ブルーのパワーバランス
今作ではパワーアップの上昇率はだいたい同じくらいで、圧倒的なパワーとスタミナで強敵を正面からねじ伏せるのが超サイヤ人4、穏やかで冷静な性格と判断力で敵の技をみきり、極めた気のコントロールで瞬間的に爆発した一撃を与えるのが超サイヤ人ブルーという事にしてます。
まぁ個人的には超サイヤ人4の方が絶対に強いと断言したい所ですが、その辺は人によって意見が別れるので、どう思うかは読者の皆様の想像におまかせします。
ただしGT悟空の超サイヤ人4は特別で、変身せずとも既に技術面がカンストしきってるため、超サイヤ人4でありながらブルー以上の気のコントロールと冷静さを持ち合わせています(なので実質的に超サイヤ人4ブルーみたいな感じです)
因みにこの戦いの後でGT悟空がゴッドやブルーを習得するかは未定ですが、少なくとも彼ならわざわざゴッドになるための儀式をせずとも、コツさえ掴めば簡単に変身できると思います。
⚫合体超かめはめ波
オリジナル技という訳では無いですが、取り敢えず此処に書いて置きます。
それぞれ最強の変身形態になった二人の悟空が力を合わせて撃つ技。
イメージとしては『ゴジラVSキングギドラ』のゴジラの必殺技「スパイラル熱線」のように、赤い渦を巻いた青白い光線状の気功波です。
よく超サイヤ人ゴッド悟空の強さが6、ビルスが10、ウイスが15だから、ファンの間でブルーは予想で7〜8くらいと聞きますが、あの数値は劇場版『神と神』の方で、アニメの活躍やウイスの助言などを考慮して、
超の悟空とベジータ=アニメ版は全力でブルーになっても5以下(超の本編終了後でようやく6〜7くらい)、漫画版は更に低い?
ビルス=アニメ版は破壊の力と不完全版の身勝手の極意を含めると12以上、漫画版は更に高い(と思う)
ウイス=身勝手の極意を含めると16以上
なのでないかと個人的には思います。
恐らく時系列的に原作漫画の最終回ぐらいまで話が進んでも、超の悟空達がビルスを超える事は多分もう無いんじゃないかと最近思って来ています。
ただそうなると色々とややこしくなってしまうため、この小説では劇場版神と神のゴッド悟空6、ビルスが10、ウイスが15を基準に考えています。
7月上旬から暑い日々が続いてやる気が出ない上に、ちょっとスランプ気味なので、誰かタコ科学者にやる気と文章力を自由にコントロールできる装置を作らせて、私に譲ってくれませんか?(割とマジで)
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