GT悟空が超の未来世界を救う話 【完結】   作:ゴジロット

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 読者の皆様は「がんばれ全王様」というカプセル玩具をご存じでしょうか?「可愛い全王様が大ハシャギ」っというキャッチコピーの1回200円で――、

ジタバタする全王様
おやすみする全王様
ゴロゴロする全王様
はしゃぐ全王様

 ――と、見た目は確かに可愛らしいカプセル玩具なのですが、正直言って作者である自分は可愛いと思わない上に、嫌悪感と恐怖を感じる時がありました。
 「嫌なら見るな!」とは言いますが、別のシリーズで集めてるカプセル玩具があってガシャポンコーナーに行く際に目的のモノの隣りにあって、その時に嫌でも目に入ってしまうんですよ…。
 大元の原因はザマスなのでヤツを攻めるのは御門違いなのかもしれないですが、文字通り世界を滅ぼした張本人でこんな独裁者顔負けするレベルのクソガk…神様の何が良いのか、自分には理解できませんでした……。

 最初に言っておく!この回は、少々懐かしい「お下品なネタ」がありますので、お食事中の方などはご注意ください……(後、侑斗くんをよろしく)。


※2026年7月13日〜2026年9月19日に内容を一部修正しました。主に地の文の書き加えと、登場人物のセリフを少し変更しました。


【第7話】ザマス逃亡!? ブルマの恐るべき秘策!!(※下品注意)

 

 

 空に大きな空間の裂け目がある中、赤い影と内側からマゼンタ・黒・紅の三層重なった光、更に紫の光と青白い光は後方に光の尾を引きながら空中で激突し、交差する度に発生した衝撃波と共に暗闇の空を照らす。

 

 

ブラック「はあああぁぁぁぁぁぁーーーー!!!!」

 

悟空(GT)「うおりゃあぁっ!!!!」

 

 

 超サイヤ人ロゼ進化に10倍界王拳を重ねて戦闘力を底上げしたゴクウブラックは、超サイヤ人4の悟空(GT)に両手の気の刃「双神裂斬」を振るう。

 その刃は内側がマゼンタで外側が黒、そこから更に紅の炎のような光を纏い、ほぼ紅蓮とも言える色をした両手の刃は予測不可能な程の複雑な起動で振るわれる度に紅い残像が残るが、それを丁寧に避けながら悟空(GT)は凄まじい威力を籠もった拳をブラックに放つ。

 無論ブラックも負けじと拳を躱しつつ、両手の刃を突き出していった。

 

 

ザマス「でぇああぁぁぁーーーー!!!!」

 

悟空(超)「だあありゃああああぁぁぁぁーーーっ!!!!」

 

 

 悟空(GT)とブラックが交戦している場所から少し離れた所では、不死身のザマスがブラックと同様に右手に紫のオーラの刃を纏わせながら、それと同時に超能力を発揮して超サイヤ人ブルーの悟空(超)に襲い掛かる。

 悟空(超)はザマスの「金縛りの術」に捕らわれないように超高速で翻弄しつつ、隙を突いて接近し打撃技の「超龍撃拳」を繰り出し、ザマスもまた接近してきた悟空(超)に「神裂斬」を食らわせようとする。

 強力な連続攻撃をぶつけるが、何方も決定打には成らず、戦いは苛烈を極めていた。

 

 

 

 

 

 

 空中で彼等が凄まじい戦いを繰り広げる中ベジータやトランクス、ブルマとマイ、そして界王神達が見守っていると、トランクスは過去の世界から来た自身の母に質問をした。

 

 

トランクス「あの……母さん、さっき悟空さんに何を渡したんですか?」

 

ブルマ「…――ん? ああ、アレの事…? アレは私が開発したとっておきの発明品よ。 上手くいけば、ザマスはもう二度と戦う事が出来なくなるわ!」

 

トランクス「ええっ!?」

 

マイ「ブルマさん! それは本当ですか!?」

 

ブルマ「実を言うとね、アレは――」

 

 

 ベジータ・トランクス・マイ・そして界王神達は彼女が悟空(超)に渡したあるモノの事と、そして彼女が考えたある作戦を聞く。

 その内容を聞いた彼等は、驚きを隠せなかった。

 

 

ベジータ「な…なんだと!? ブルマ、オマエ正気か!?」

 

ブルマ「そうよ。 当たり前じゃない」

 

トランクス&マイ「「えぇ……(汗)」」

 

シン「そ…そんな作戦を…!? 流石にちょっとそれは……少々やり過ぎだと思うのですが……」

 

ブルマ「何を言ってるのよ! 寧ろコレぐらいしないと、ザマスは止められないわ! それにアイツも、少しは『人間の力』で痛い目に遭うべきよ!」

 

ゴワス「う…うむ……それはそうなのだが……」

 

 

 ブルマが考えたとんでもない作戦を聞いたベジータ達は拍子抜けしてしまい、界王神達はそのあまりの恐ろしさに戦慄し、トランクスとマイは若干引き気味になった。何故ならブルマがやろうとしている事は、ザマスから神としての尊厳を粉々に破壊する行為(・・・・・・・・・・・・・・・・・)で、元とはいえザマスの師匠であるゴワスからしたら、これからザマスに起きる悲劇を想像すると、どうしても複雑になってしまう。

 これは絶対にいけるとブルマは確信しているが、ベジータは一つの疑問をぶつけた。

 

 

ベジータ「……だがブルマ、この状況でオマエの策にケチを付ける訳ではないが、ヤツは不死身だ。 通用する確証は無いぞ」

 

トランクス「確かに……アイツはどれだけ攻撃しても再生してしまう上に、痛みを感じる様子も無かった……。 もしかしたら、無効化されるかもしれません」

 

 

 正直言ってプライド高いベジータはこんな勝ち方は望んでおらず、どうせならなるべく実力行使で勝敗を着けたいという願望があるが、最早それを言うほど余裕が無いのは分かっているので敢えてそれは口にしない。

 彼が気になる点は、ブルマの作戦はザマスに通じること前提になっているという事だ。前述した通りザマスは不死身で、跡形もなく肉体を消し飛ばしても、驚異的な再生能力で失った肉体を元通りになる上、ダメージが通らない事から、ザマスは痛覚を失っている為にこの作戦は成功するとは思えなかった。

 

 

ブルマ「……確かにその辺はやってみなきゃ分からないけど、痛覚というのは生物にとって大事な身体機能だから、完全に失ってるとは思えないわ。 大丈夫よ、私を信用して。 今は私達の世界の孫君が、無事に成功する事を祈りなさい」

 

 

 しかし、2人の意見を聞いた上でブルマは成功するという自信があった。一体ブルマが何を企んでいるのか――それはこの後すぐに分かり、そしてザマスは太陽に落とされる方がマシな程の地獄を味わう事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃、超サイヤ人ブルーの悟空(超)と不死身のザマスの戦局は、悟空(超)の方が有利に傾いていた。いくら相手が不死身でも、悟空(超)はもう何度もザマスと戦闘を繰り返したおかげで既にザマスの必殺技と攻撃パターンを見切っており、更に超サイヤ人ブルーの穏やかで冷静に戦える特性も相まって優勢に戦えた。

 それに今共に戦っているのは、別次元からやってきた超サイヤ人4という未知なる変身をしたもう1人の悟空(GT)で、自分に背中を預けられるその安心感は計り知れない。

 

 ザマスは左手を翳して「金縛りの術」をかけようをするも、悟空(超)はそれを警戒して「瞬間移動」で回避し、ザマスの死角からミドルキックで攻撃する。それをザマスは右手の「神裂斬」でガードしようとするが、超サイヤ人ブルーのオーラを纏った蹴りの威力は凄まじく、ガードが崩される。

 

 

悟空(超)「だりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃっ!!!!」

 

 

 ガードが崩されたザマスが怯んだ所に悟空(超)は連続パンチを顔面と腹部に命中した後、怒涛のラッシュを叩きつける。目にも止まらぬ攻撃は肋骨や頭蓋骨、手や足の骨を砕き、ザマスに一切の反撃を許さない。

 最後に右腕のアッパーカットで打ち上げた後、左手を突き出して「フルパワーエネルギー波」を放ち、右半身をまるごと吹き飛ばした。

 普通ならばもう戦闘続行不可能だが、ビデオテープを巻き戻すかのように、ザマスの右半身は再生される。

 

 

ザマス「フフフフフッ……いくらやっても無駄だ。 多少怯ませるだけならともかく、キサマの攻撃など痛くも痒くもない! 何者だろうと決して滅びぬ存在、そうこれこそ…神っ!!」

 

悟空(超)「ヘヘっ、だろうな………オラだって効いてねぇのは分かってるさ…………けんどな、何時までもそうやって人間を舐めてっと、いずれオメェも痛ぇ目に遭う事になるぜ?」

 

ザマス「威勢だけは大したモノだな……だが、そうゆうキサマも何時までその無礼な態度が持つかな? …フッ!!」

 

 

 空気で停止しているザマスは念動力を発動して、周りの尖った瓦礫やガラスの破片、折れた外灯を手を触れずに持ち上げる。

 

 

悟空(超)(……よし、アイツは不死身の力で慢心しきって、回避が完全に疎かだ…! 後はブルマの言われた通りに、隙ができたらコイツ(・・・)を……)

 

 

 悟空(超)の読み通り、ザマスは太陽から戻って来た事もあって完全に自身の不死身に慢心し切ってる。もしこれが過去で試合した時のような――攻撃を受け流す技法を用いた戦法ならもっと戦い難かっただろうが、ダメージを気にしない為に悟空(超)の攻撃はほとんど当たる。

 先程ブルマから渡されたホイポイカプセルを、いつでも懐から取り出せるように準備しながらチャンスを覗う。

 

 

ザマス「はあっ!!! へあっ!!!」

 

 

 ザマスは念動力で大量の瓦礫を悟空(超)に向かって投げつけると同時に、右手を突き出して連続で放つ紫色の気功弾「神裂降矢」を撃つ。その無数の瓦礫と光弾を、悟空(超)は連続エネルギー弾を発射して対応、全て撃ち落とすがその隙にザマスは即座に右手に刃を宿して、気弾の雨の中をくぐり抜けながら急接近している。

 

 

悟空(超)「だだだだだだだだだだだだだだだだだっ!!!!」

 

 

 悟空(超)もまた更にエネルギー弾を撃って牽制するも、ザマスは左手から超能力で向かって来た気弾の起動を変えて、悟空(超)に跳ね返す。迫りくる気弾を冷静に躱していきながら、同時に突進してくるザマスに迎え撃つ悟空(超)。

 ザマスの右手が顔面に目掛けて突き出して来たが、悟空(超)は頭を横に反らして躱した直後に左手でザマスの右手首を掴んで気の刃を無力化し、更に右手でザマスの左手首を掴んで超能力を使わせないようにした。

 ザマスは無理矢理にでも振り解こうとするが、悟空(超)の方が力が強くて抜け出す事が出来ず、不死身だから自身の腕をちぎるという手段もあるが、この状態では自力で出来ない。

 

 

悟空(超)「ぐっ…! ぐぅんぬぬぬ………くっ………!!」

 

ザマス「くっ……! 気安く私に触るなぁぁーーっ!!!!」

 

 

 大声と共にザマスは眼を光らせながら見開いて悟空(超)睨みつき、そこから強力な「衝撃波」を放つ。この技は魔人ブウとの戦いでシンが使った技でもあり、界王神達全員が共通して使える技だ。

 

 

悟空(超)「ぐわああぁぁぁぁっ!!!!」

 

 

 至近距離からまともに食らってしまった悟空(超)は大きく仰け反って後方へと吹っ飛ばされ、倒れかけのビルに叩きつけられてしまう。其処へザマスが追い討ちをかけるように「神裂波」を撃ち出して攻撃、当たった瞬間に光の大爆発を起こしてビルが倒壊し、悟空(超)はそれに巻き込まれてしまった。

 瓦礫だけになったビルの跡地には煙と砂埃が舞い、悟空(超)が出てくる様子はなくまだ生きてると思うが、何時までも構っている余裕は無いザマスはブラックの元へと飛んでいく。

 

 

悟空(GT)「うおりゃあ!!! だありゃあ!!!!」

 

ブラック「ぐぅっ…!! はぁっ、はぁっ、はぁっ…!」

 

 

 先程までは辛うじて戦いの形にはなっていたブラックだが、今は激しく息切れして悟空(GT)の攻撃にほぼ防戦一方になり、界王拳の赤いオーラも勢いが無くなりつつある。唯でさえ変身を維持するだけでもままならない状態なのに、界王拳の反動で気がどんどん減っているのに対して悟空(GT)は余裕の笑みさえ浮かべて、ブラックの剣撃を容易くと躱しながら次々と拳を命中していく。

 

 

ザマス「チッ!!」

 

 

 人間0計画の実現の為に、ここでもう1人の自分を失う訳にはいかないので、ザマスはブラックの背後に周り、彼に復活パワーをかけようと手を伸ばそうする。しかし、その直前に「瞬間移動」で目の前に現れた悟空(超)によって阻まれた。

 

 

ザマス「なにっ!?」

 

悟空(超)「お返しだ!!!」

 

 

 先程のお返しと言わんばかりに、悟空(超)もまた眼を光らせながら見開いてザマスに睨みつき、同じく「衝撃波」を放って吹っ飛ばし悟空(GT)とブラックから遠ざける。またしても引き離されたザマスは、悟空(超)に対する苛立ちが増していく。

 

 

悟空(超)「おいコラッ! オメェも神様の前に1人の武道家なら、1対1の勝負の邪魔をすんじゃねぇよ!!」

 

ザマス「おのれ野蛮なサイヤ人…!! そんなに私に裁かれたいのなら、望み通りキサマから裁いてやる!!!!」

 

悟空(超)「自分達のやってきた事を棚に上げて、何を言ってるんだ? 今から本当に裁かれるべきなのはオメェの方だ、ザマス!!!」

 

 

 呼吸を整えて懐からホイポイカプセルを取り出し、壊さない程度の力で握りながら構えを取取り、ザマスを煽る悟空(超)。裁かれるべきは自分だと言われたザマスは、まんまとその挑発に乗ってしまう。

 

 

ザマス「人間如きが…調子乗るなぁぁぁーーーっ!!!!」

 

 

 歯を食いしばるほど頭に血が上ったザマスは、ブラックと同様に両手それぞれに気の刃を形成。今までよりもエネルギーを集中させて、更に刀身が約90cm近くは長くなっている。

 大技の「瞬神裂斬」を更に強化させた一撃を与えるべく、ザマスは超スピードで突撃する。

 

 

ザマス「はあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

 

悟空(超)「だああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

 

 

 負けじと悟空(超)も青白いオーラを全開にして、猛烈な速度で飛び出す。お互い凄まじい気合いと共にフルパワーで猛然と突撃していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、拳と斬撃が正面衝突するかと思いきや、悟空(超)が突如として急停止、ザマスを引き寄せる。そして約1mまで接近した所で、悟空(超)は頭部の前に両手を翳して技を唱えた。

 

 

悟空(超)「天津飯、また技を借りるぜ!! 太陽拳っ!!!」

 

 

 次の瞬間、目も開けられない程の眩い光が悟空(超)から放たれ、周囲が真っ白な世界に変わる。

 

 

ザマス「ぐあああっ!!!? しまった…!!! 目が……!!」

 

 

 約数秒でその強い閃光は消えたが、至近距離から直視してしまったザマスは一時的に失明して怯んでしまった。

 「太陽拳」とは天津飯が編み出した強い光を発生させて相手の目をくらませる新鶴仙流の技で、その使い勝手の良さから悟空を含めクリリンも使う。

 「残像拳」と同様に気を探る能力を持たず目で相手の動きを把握する相手には特に絶大な効果を発揮するが、たとえ気を探れる者でもいきなり使われると条件反射的に怯んでしまう為、要所要所で効果的な技として使われている。

 サングラスなど物理的に防ぐ手段さえなければ、目で物を見る相手であれば相当の格上にも通用する地味に強力な技だ。

 

 

悟空(超)「今だっ!!!」

 

 

 強い閃光ザマスが怯んだ所で、悟空(超)は手に持っているホイポイカプセルのスイッチを押し、投げた直後に「ボンッ!」という音と共に小さな赤い球体状のモノ(・・・・・・・・)が出現する。

 悟空(超)は即座に赤い球体を手に取り、それをザマスの口の中に放り込んだ。

 

 

ザマス「うぐっ!!??」

 

 

 突然口の中に入り込んだ異物にザマスは混乱し、すぐに吐き出そうとしたが、悟空(超)はそうはさせないと言わんばかりに右手でザマスの口を押さえる。

 

 

悟空(超)「だあああっ!!!!」

 

ザマス「んぐっ!?!?」ゴクンッ

 

 

 それでも尚抵抗しようとするも、更に追い打ちで左手でザマスの腹部を殴り、その拍子にザマスは中の異物を完全に飲み込んでしまった。その瞬間を確認した悟空(超)はザマスから約5mぐらい離れ、地上にいるブルマに向かって大声でその事を告げる。

 

 

悟空(超)「ブルマ!! 言われた通り飲ませたぞ!!!」

 

ザマス「ゲホッ!ゲホッ! ……キサマ、我に一体何を飲ませた!!」

 

 

 ようやく目が見えるようになったザマスは、咳をしながら飲まされた謎の物体に関して問いただす。

 すると――、

 

 

 

 

 

―ピーピーピーピーピーピーピーピーピーピーーッ!!!―

 

 

 

 

 

ザマス「……ん?」

 

ブルマ「ピーピーピーピーピーピーピーピーーーッ!!!」

 

 

 ザマスは声が聞こえた方向に目を向けると、地上にいるブルマがこちらに向かって「ピーピー」と言ってくる。

 頭がおかしくしたのか?――とザマスは思ったがその直後、ザマスに地獄の裁きが下った。

 

 

 

 

 

 

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロロロロロ…………

 

 

ザマス「あ……が……ぐあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛………!?!?!?」

 

 

 突如としてお腹から発せられた不気味な音が鳴った直後、身体の内側から信じられない程の激痛に襲われ、断末魔に近い悲鳴を上げ始めた。

 あまりの激痛に、ザマスは腹部を押さえる。

 

 

悟空(GT)「……ん?」

 

ブラック「お、おい…!! どうしたんだ!!!」

 

 

 苦しみながら上げるその悲鳴に、戦闘中の悟空(GT)とブラックもザマスに起きた異変に気づく。本人は腹部を押さえながら玉の汗を大量に流し、舞空術すら出来なくなって地上に降り、その場にうずくまってしまう。

 

 

ザマス「があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ……!!!! なんだ……これは……!!! 何故、私に…痛みが……!! 一体……私に何が…起きてぇ……!!!!」

 

ブルマ「オーホッホッホッホ!ざまぁみなさい!ソレは私が以前に発明したPPキャンディーの超強化版、その名も『超(スーパー)PPキャンディー・ストロベリーVer.』よ!!それを口にした相手は“ピーピー”という声を聞くと、たちまち強烈な下痢に襲われるわ!期間はなんとの約3ヶ月!思う存分に下痢で苦しみなさい!!」

 

ザマス「な、なんだとぉぉ……っ!!!?」

 

悟空(超)「PPキャンディーって……確か随分昔に聞いた事があるような……?」

 

悟空(GT)「う〜ん……あっ! 思い出したぞ! そういえば初めてドラゴンボールを探しに旅してた時、ウーロンを逃さねぇように食わせてたアレか!!」

 

 

 彼等の言う「PPキャンディー」とは、ブルマが悟空に出会う以前の時に発明した特殊キャンディーで、見た目はなんの変哲もないアメ玉だが舐めた人物の周りで誰かが『ピーピー』と言うと腹痛を催し下痢をしてしまうとんでもない効果が隠された代物である。

 最初にコレを使った時のは、初めてドラゴンボールを探しに冒険した際、その旅先で出会ったウーロンを言いなりにするための道具であった。

 そして今ブルマの指示で悟空(超)がザマスに飲ませたのは、その恐ろしいPPキャンディーが30年近く長い時間をかけて極限レベルまで進化した、ストロベリー味の超PPキャンディーだった。更に元のPPキャンディーの時点で効果の持続期間は1ヶ月もあるのに対し、超PPキャンディーはその3倍の持続期間がある。

 

 またザマスは不死身になって痛覚は無くなった筈だが、どうやらそれは攻撃を受けた時のみで、身体の機能の異常で生まれる痛みまでは無くなって無いようだ。それもその筈、痛覚はあらゆる生命体が生きていく上で欠けてはならない重要な身体機能で、もし完全に痛覚を失っていたら今のザマスのような身体の異常に気づく事無く手遅れになり、もっと悲惨な事に成りかねないからだ。

 

 

ザマス「ぐぐっ……!! 神の…偉大な贈り物である知恵を…このような…事の為に…利用するとは………愚かで野蛮な生命体が…っ!!!!」

 

ブルマ「アンタがあげた訳じゃないでしょ!! ……因みに、本来それは便秘で苦しむ恐竜や怪獣に排便を促す為に作ったモノだから、人間用じゃないわ! まだ試作段階だけど、元のPPキャンディーより100倍以上の効力があるから気をつけなさぁーーーいっ!!!」

 

ザマス「ひ、100倍だと!!?? ……あ……ぎぃやあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ………!!!!」

 

 

 猛烈な勢いで中の柔らかい便が外に出ようと、大腸を通っているのが分かる。もしこの場で漏らしてしまったら、神としての尊厳は修復不可能なまでにボロクソに破壊され、永遠の汚点として残ってしまう。

 その為今のザマスの取るべき行動は――ただ1つ。

 

 

ザマス「か……カイカイ!!!!」

 

ブラック「おい!! 待て!!! オレを置いて行くな!!!!」

 

 

 ブラックの声は届く事無く、瞬間移動の「カイカイ」を使ってザマスは地球から逃亡した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザマス「と、トイレ!!! トイレェェェェーーッ!!!!」

 

 

 自身の故郷でもある第10宇宙の界王神界まで戻って来たザマスは、急いで宮殿のトイレに向かう。

 ……百歩譲って荒れ果てた地球はともかく、何故近場の惑星や第7宇宙の界王神界ではなく、わざわざ彼は第10宇宙まで戻って来た。しかも悟空の使用する「瞬間移動」よりも体力を使う「カイカイ」を使ってまでである。

 そもそも仮にも彼は見習いとはいえ創造を司る界王神なので、その場でトイレを生み出す事だって出来た筈だろう。

 

 ――しかし、読者の皆様の中には「自宅のトイレじゃないと、あまり落ち着かなくて用を足せない」と、このように考える方が居るのではないだろうか?

 まさにザマスはその例に当てはまっていた。

 

 

ザマス「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……!!!」

 

 

 激痛に耐えながら宮殿に入り、1歩ずつ確実にトイレを目指すザマス。本当なら走って行きたいところだが、もう既に彼の下半身は限界を迎えようとしており、上手く力が出ず途中にある僅かな段差すらもキツく感じた。

 それでも最後の力を振り絞り、なんとかトイレが視線の先に見えるところまで来て、少しだけザマスの顔に安堵の表情になる。

 だが――、

 

 

ザマス「あ゛っ………」

 

 

 トイレのドアノブに手をかけようとした瞬間、ザマスの動きが止まってしまった。

 またその時のザマスは、今まで見たことない絶望のドン底に落とされたような表情をしていた事を、此処に書き記しておく。

 

 

 

 

 

※ここから先は流石に下品過ぎて見せられない為、彼がどうなったかは皆様のご想像におまかせ致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラック「あ……あ…………」

 

 

 宇宙を統べる神でありながら下痢で逃げ出すという、あまりにも馬鹿馬鹿しい理由でザマスが逃亡した事に、流石のブラックも呆気にとられる。

 同時に回復術を使える同志がまた居なくなった今、どんどん力を消耗していくブラックの勝機はほぼ途絶えたのも同然の状況となった。

 

 

悟空(GT)「回復が出来るもう1人の自分が居なくなった今、オメェの運もここで尽きたな」

 

ブラック「くっ…!! 使えない同志め………だが勝負はまだ終わってない!! オレだけでも計画を果たしてやる!!!」

 

 

 命運尽きた事を言われ、半ばヤケクソになりながらもブラックは赤いオーラを噴き出しながら大鎌を形成。それを両手で持って悟空(GT)に刃を振り下ろし、切り裂こうとする。

 しかし、当たる寸前に「ガキンッ!!」た何か硬いモノに阻まれて、刃がそれ以上動く事はなかった。

 

 

ブラック「なっ!? それは…! いつの間に……!!」

 

 

 ブラックの大鎌を防いだモノの正体は、約1m程の細長く特に装飾の無い真紅の棒で、それはどの世界の悟空が子供時代に共に戦いをくぐり抜けて来た神器「如意棒」だった。

 原理は不明だが超サイヤ人4に変身する際、子供の姿から大人になった時に一時的に無くなったと思われていたが、その如意棒を何処からともなく取り出して、ブラックの大鎌による一撃を防いだのだ。

 

 

ブラック「チッ…!! はああぁぁっ!!!!」

 

悟空(GT)「ふんっ!!」

 

 

 間髪入れず「悲憤の大鎌」で攻撃するが、悟空(GT)は如意棒に自身の気を纏わせて耐久性をアップさせる事で確実にガード。其処から続いて来る連続の斬撃も難無くいなし、如意棒を自由自在に使いこなしてブラックの大鎌による一撃を軽々捌く。

 

 

悟空(GT)「伸びろ如意棒おぉーーーーーー!!!!!!」

 

 

 一瞬の隙を突いて、かけ声に応えるように赤い棒は約3mまで伸びると悟空(GT)反撃、勢いよく振り下ろす。ブラックも防ごうとするが、そのガードも虚しく真っ二つに割れて砕け散ってしまった。

 この一撃で怯んだところにすかさず悟空(GT)は追撃、最初の一撃は如意棒の先端で腹を突き、二撃は横腹を殴打、三撃は頭をかち割り、最後は薙ぎ払うように叩きつけ、吹き飛ばす。

 

 

ブラック「ぐっ…!! ……神から与えられし神器をぞんざいに扱うとは……!!!」

 

 

 如意棒の連撃に踏ん張ったブラックは、両手を腰の右側で合わせて、内側がマゼンタで外側が黒の砲丸状の光球を作り上げる。10倍界王拳でパワーが底上げされて、宝石のように輝く美しい光の球は、より一層その輝きに赤みを増していた。

 

 

ブラック「波あああぁぁぁーーーーーーーーー!!!!!」

 

 

 全てを破壊せんといわんばかりの威力を秘めた極太光線「10倍ブラックかめはめ波」を悟空(GT)に目掛けて撃った。迫りくる破滅の光は、これまでのモノとは比べ物にならない程の威力で、例え破壊神が相手でも命中すれば致命傷に成りかねない。

 

 

悟空(GT)「かめはめ波…返しぃぃーー!!!」

 

 

 ――しかし、悟空(GT)は避けもしなければ防御の体勢も取らずに、如意棒を自身の目の前で回転させる。するとブラックが放った黒とマゼンタ色のかめはめ波は回転する如意棒に当たった直後、撃った側のブラックに向かって跳ね返した。

 

 

ブラック「ぐわああああああああああああああ!!!!?」

 

 

 まさか自分の技にやられるとは思いもよらず、ブラックはかめはめ波に呑まれていく。光が収まると、自身の技でボロボロになったブラックが、重力に従って真っ逆さまに落ちて行った。

 ブラックは地面に激突する寸前に、なんとか体勢を整えて着地する。

 

 

ブラック「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、…! ま…まだだ……! たとえアイツが居なくとも、このオレだけでキサマ等を始末して――!!」

 

 

 肩で息をするほど激しく息切れをするも、己の理想郷を実現させる為に、マゼンタ・黒・赤のオーラを噴き出して力を高めようとした。

 ――だがその時、周りに赤いイナズマが迸ると同時に、全身が引き裂かれるような激痛に襲われてブラックは絶叫した。

 

 

ブラック「ぎゃああああああああああああああああ!!!?」

 

 

 予兆も無く、いきなりその身がズタズタにされる感覚が全身に伝わり、ブラックは立っていられずその場で膝を付く。この突如ブラックに襲ったその現象を、2人の悟空達は冷静に分析した。

 

 

悟空(GT)「……どうやら、時間切れみてぇだな」

 

悟空(超)「……ああ。 オラもブルーに界王拳を重ねるのは相当キツかったんだ。 それを上回る超サイヤ人ロゼ進化でやれば、あんな風になるのも当然だ」

 

 

 2人の悟空の言う通り、ブラックは既に戦闘続行が不可能だった。急激なパワーアップの代償による魂と肉体のズレで能力が封じられ、新たな形態を扱い切れずに体力を激しく消耗、復活パワーで回復するものの連戦で精神的に疲労し、最後は「10倍界王拳」を無理に使用した事による反動ダメージが次々と重なって、限界を迎えてしまった。

 

 やがてブラックの髪はボリュームのある逆立ったマゼンタの髪型から、左右非対称にはねた黒髪に変化し、同じように黒い瞳孔の開いてキラキラした濃いピンクの眼はハイライトの無い黒目になる。

 悟空並にガッシリした体格も、元の全体的にやや細身の体格となってしまった。

 

 

トランクス「ブラックの変身が解けた…!!」

 

ベジータ「勝負あったな……」

 

 

 一段階前の超サイヤ人ロゼどころか、完全に変身前の黒髪状態へと戻ってしまったゴクウブラックを見たベジータは勝敗が決まったと悟り、トランクスは変身解除まで追い詰められたブラックの姿に驚いた。

 反動で全身が痺れてまともに動けないブラックは、最早勝ち目がなかった。

 

 

ブラック「ぐ……くっ……! そんな…バカな……! 最強の……神となった……オレが……負ける…筈など……!」

 

悟空(GT)「…………」

 

 

 もうブラックの気はほとんど残っておらず、悟空(超)やベジータがわざわざ変身する必要がないまでに弱っていた。それでも立ち上がって戦おうとするも、そこへ悟空(GT)が目の前に着地し如意棒を地面に突き刺した後、ブラックの腹部に左手の拳がめり込んだ。

 

 

ブラック「ぐあああっ!!!!」

 

 

 背中から衝撃波が突き抜けるほどの強烈な拳により、ブラックは腹部を押さえながらよろける。受けた痛みから怒りが伝わるその拳を、本人は今の一撃に込められた想いを言葉にした。

 

 

悟空(GT)「今のはな、オメェに身体を奪われて殺された孫悟空の分だ…!! そして――」

 

 

 続けて悟空(GT)は右手の拳で頬を殴り飛ばし、ブラックは後方へと飛ばされる。またこの時に思いっ切り殴られた事で、ブラックの歯が1本抜けた。

 

 

悟空(GT)「コレは、悟天の分だ…!!」

 

ブラック「がはっ…!! ぐぐっ…! くっそおぉっ!!!」

 

 

 衝撃に耐えて空中で急停止したブラックは、両手を前に突き出してヤケクソに「連続エネルギー弾(グミ撃ち)」を発射。気弾は全てに命中するが、もはやこの程度の攻撃でダメージを受ける筈がない。

 そして悟空(GT)は瞬時にブラックの目の前に移動し、次の攻撃を繰り出す。

 

 

悟空(GT)「コレは、チチの分…!!」

 

 

 愛する妻の想いを胸に右脚に力を込め、空気を切る勢いで回し蹴りを繰り出す。迫りくる悟空(GT)の回し蹴りをブラックは左腕で防ごうとするが、変身すらしてないブラックが超サイヤ人4の蹴りに耐えられるはずも無く「バキッ!!」という音と共にブラックの左腕が折れた。

 

 

ブラック「があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」

 

 

 あらぬ方向に曲がってしまった左腕を抑え、再び絶叫するブラック。今までは「ダメージを受ける度に強くなる能力」の力で、傷付いてもパワーアップした際に肉体もある程度の傷は治っていたが、流石に骨折レベルの重症を負ってしまえば例えブラックの能力が正常に機能していたとしても治せないだろう。

 もだえ苦しむブラックに、悟空(GT)は両手を合わせた拳を頭上に上げ、最後の一撃を与えた。

 

 

悟空(GT)「コレは、この世界のブルマの分だ…!!」

 

 

 勢いよく振り下ろされたダブルスレッジハンマーはブラックの脳天に直撃し、砂埃がを巻き上げながら大地に叩きつけられる。

 落下地点には半径約10mほどのクレーターが出来上がり、中心には意識がやや朦朧とし、身体が少し痙攣しているブラックが仰向けに倒れていた。

 

 

ブラック「があっ…………! うぐっ…………!!」

 

 

 必死に右手と両足を動かして身体を起こすが、立ち上がる余力など残っているはずも無く、膝立ちになってしまう。

 苦しむブラックに、其処へ背筋が凍るような冷たく鋭い視線を感じ、気配を感じた方ヘ目線を上げると其処には、赤き大猿の超戦士が必殺技の構えを取っていた。

 

 

悟空(GT)「これで終わりだブラック。 閻魔のオッチャンに頼んどいてやっから、今度は良いヤツに生まれ変われよ? どうせならオレも、正々堂々と勝負してぇからな」

 

 

 そう言って悟空(GT)は、指をたわめながら手首を合わせた両手の中に光球が宿る。必殺の光球は徐々に大きくなり、指の隙間から青白い光が漏れる。

 そして青白い光は少しずつ少しずつ紫の光に変化し、更に紫から赤い光へと変わっていくが、その時だった。

 

 

ブラック「ま……待って…くれ! オレが……オレが悪かった……!!」

 

悟空(GT)「っ!?」 

 

ブラック「た……頼む……! もう……降参だ……! オ…オレに……罪を…償うチャンスを…くれ……!」

 

 

 なんとここでブラックは、信じられない事に最後の最後に命乞いをしたのだ。自身を高貴な神だと信じて疑わず、散々人間を見下して来たブラックが、人間である悟空(GT)に対して命乞いをし始めた。

 辛うじて動く右手を前に出して待ったをかけて、弱々しくなったブラックの顔は実に情けない姿だ。

 その姿を見た悟空(GT)は手の中の光を消して、わなわなと手が震えながら構えを解いた後、歯を食いしばるほどの怒りをぶつけた。

 

 

悟空(GT)「……勝手な事を言うな!!! オメェ達はそうやって命乞いしてきた人間達を、どれだけ殺して来たと思っているんだ!!!!」

 

 

 トランクス達の住むこの未来の世界には、地球を除いて他の惑星に住む人間は既にブラックとザマスによって1人残らず抹殺されている。そして地球もトランクスが必死に戦ったとはいえ、嘗ての人造人間達が起こした惨殺の影響もあり、ただでさえ生き残った人間が少ないというのに追い討ちをかけるように殺戮したため、生存している者達はごく僅か。

 殺された人間達の中には、家族や仲間を守る為に立ち向かった兵士は勿論、抵抗する術の無い老人や子供、病に冒されながらも必死で生きる者、これから産まれて来るはずだった赤子等々、数えればキリがない。

 その全てを、その手で殺してきたブラックに、そのような言葉を言う資格は無い。

 そして何より――、

 

 

悟空(GT)「この世界にはもう……ドラゴンボールは無いんだぞ!!!!」

 

 

 人造人間によってピッコロと地球の神はもう死んでいるので、殺された人間達を生き返らせる唯一の術――どんな願いも叶える希望の星「ドラゴンボール」は既にこの世界には存在しない。

 当然ながらブラック達は新ナメック星を襲った際に、最長老(ムーリ長老)を含めたナメック星人達を全滅させたのは勿論、彼等が大切に管理していたポルンガのドラゴンボールも破壊しており、もう誰も生き返らない。

 ――たが、ブラックは衝撃的な言葉を口に出した。

 

 

ブラック「ド…ドラゴン…ボールを……復活…させる…手立て…は…ある……」

 

悟空(GT)「……何?」

 

ブラック「以前にお前が…15代前の界王神の…命を貰って……現世に蘇った事は…覚えているだろう……。 あの方法でナメック星の…最長老を…生き返らせば……、ナメック星の…ドラゴンボールが……復活する……。 そして…、ポルンガで…この…世界の…ピッコロを…蘇らせれば……、地球のドラゴンボールも…復活する………」

 

悟空(GT)「…界王神のじっちゃんがやった方法を、オメェも出来るって言うのか?」

 

ブラック「オレは…神だ。 老人如きに出来て、オレに…出来ない事は…無い。 それ…に、神の…瞬間移動じゃ…なければ、無人となった…ナメック星に…行くことも……出来ん」

 

悟空(GT)「……だがそれは、オメェの命が失う事に変わりは無ぇんだぞ?」

 

ブラック「だからこそだ……! 人間の手に……殺されるくらいなら、せめて……神として…天命を全うしたい」

 

悟空(GT)「………………………………」

 

 

 それは悟空(GT)にとっては信じられない内容だったが、同時にとても理に適った方法だった。確かにこの世界のピッコロはまだ地球の神と同化する前なので、ピッコロを生き返れば地球の神も同時に復活し、地球の神が生き返ればドラゴンボールも蘇る。

 またナメック星産のドラゴンボールは、基本的に叶えられる願いが3つもある代わりに1人しか生き返らせる事が出来ず、後にパワーアップして複数人でも可能になったが、この世界でも同じとは限らない。

 だが地球のドラゴンボールなら、一度生き返った人間を除けば複数人生き返らせる事が出来る。

 

 

悟空(超)「なぁ! 別次元のオラ!」

 

 

 ブラックの事は許せないが殺された人々が生き返るかもしれないと知って、どうするべきか悩む中、青く逆立った髪型をした過去の世界の悟空(超)が声をかけてきた。

 

 

 

悟空(GT)「………孫悟空、オメェもブラックと同じ意見を選ぶか?」

 

悟空(超)「……ああ。 別にブラックの肩を持つ気はこれっぽっちも無いけどさ、死んだ人間達を生き返らせる手段が有るんなら、オラはそっちを選ぶべきだと思うんだ。 ……この世界の今後の為にも、絶対にドラゴンボールは必要だからな」

 

 

 正直言って悟空(超)もブラック達がやった事を許す気はないが、ここでブラックを倒したとしても今の地球の人口では、復興はほぼ不可能なのは彼にも分かる。過去の世界からドラゴンボールを持って来るという手段もあるが、またいつゴクウブラックのような恐ろしい存在が現れるかも分からない以上、この世界のドラゴンボールの復活は必然。

 今の自分もドラゴンボールという存在があったからこそ、どんなに苦しくても諦めずに戦えたように、この世界にもドラゴンボールがあれば、人々はどんな困難にも立ち上がり、さらなる希望に繋がるだと、そう悟空(超)は思った。

 

 

悟空(GT)「………………………………」

 

 

 彼の言葉を聞いた悟空(GT)は目を閉じ、怒りを静めて心を落ち着かせる。冷静に頭の中で判断してしばしの沈黙の後、結論を出した彼は握り拳を解き目を開いてブラックに告げた。

 

 

悟空(GT)「………分かった。 それでオメェを許すつもりは無えが、今は死んだ皆を生き返らせるのが先決だ」

 

 

 上手くいくかは分からないが、少なくともこの世界の殺された者達が蘇るのなら、悟空(GT)だってそうしたい気持ちは同じだ。それに悟空(GT)は戦いこそ大好きだが、それと同じく平和を愛してるし、出来る事なら相手を殺したくない。

 

 だから悟空(GT)は此処で止めを刺すのを止めて、ブラックに背を向ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――だがそれを目にしたブラックは右手に気の刃を纏わせて、完全に無防備になった悟空(GT)に背後から襲いかかった。

 

 

ブラック「裁きを受けろおぉーーーーー!!!!」

 

 

 

《TO BE CONTINUED》





●超PPキャンディー・ストロベリーVer.

 ブルマが開発したPPキャンディーの超強力版で、本来は便秘になった恐竜や怪獣に排便を促す為に作られたモノで人間に使えばとんでもない事になる。
 どれぐらいヤバいかと言うと――大猿ベビーが体内でスーパーウーブの攻撃を受ける方がマシなレベルでヤバいです。

 因みに今回ザマスは攻撃では痛みを感じないけど、身体の異常では痛みを感じる事にしました。だってそうでもしないと戦闘中に気づかないまま便が垂れ流し状態になってしまって、この小説では書けない上に、何時までもザマスを攻略できないからです。

 因みに他にもグレープ味・りんご味・メロン味・オレンジ味・レモン味・ドラゴンフルーツ味・チェリー味・ブルーベリー味・バナナ味等も開発中らしい。



●悟空(GT)如意棒は何処から取り出した?

深く考えて無い。

 ほ…ほら、仮面ライダーやスーパー戦隊でどデカイ武器をどっからともなく取り出して来るシーンがあるじゃないですか。アレと同じですよ(苦し紛れの言い訳)
 そもそもの話、GT悟空が如意棒を持っているシーンって最終回のエンディングくらいで、その時は大人の姿だから、この小説のGT悟空が何故如意棒を持っているのかとか、結構矛盾しています。

だいぶ時空が歪んでいやがる……(汗)

 因みに何故今作で如意棒を持っている設定にしたかと言うと………それは最終回前にやりたい事があるからです。






しばらくはこちらの事情で、これから遅めの夏休みを満喫して来ようと思いますので、次回の投稿日は本当に未定です。

因みに旅の行き先はエアコンの効いた部屋です。
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