「ん。あ、あぁ?」
一人の男が林の中で目を覚ました。
彼はコンドラキ博士。イカれた研究員だ。
(おい、どこだよここ······· またジャックのいたずらか? 今度あったらクソにまみれたDクラスに首飾りつけてやる)
そんなことを思いながらコンドラキは辺りを見渡す。
(良かった。蝶たちはついてきてるな)
この蝶たちは SCP-408 主にコンドラキ博士が研究しているSCPオブジェクト(scip)だ。
このscipは高い知能を持ち、体を透明にしたり、集団で様々なものを模倣することができる。コンドラキ博士との間には深い絆があり、自身の能力を使用してコンドラキ博士をサポートする。
(さてと、スマホは····圏外か)
スマホを使って仲間と連絡を取ろうとしたコンドラキだが圏外だったので繋がらなかった。
「あ"ぁ〜めんどくせぇなァ! ったく余計なことしやがって。ブライトめ。クレッフィーがいたら退屈はしないんだがな」
ジャック·ブライト、ブライト博士。
優秀だが心が壊れてしまった問題児。とんでもないことをいつもやらかすが、財団には忠実。いざというときに頼りになる。
·クレフ、クレフ博士
怪しさ満点のウクレレ男。女に嫌悪感を抱かれやすい体質で、卑猥な論文を大学で発表したところ追放され、その論文にscipが関係していたことで財団に雇用された。ブライトまではいかないが優秀な研究員で、様々なscipに関わっている。
戦闘スキルはコンドラキ以上で、コンドラキとは殺り合う仲。コンドラキだけに打ち明けた秘密がある。
(とりあえず開けた場所に行くか)
コンドラキは光が多く差し込んでいる方向へ進んだ。
「おぉ!これは綺麗だな」
林を抜けると大きな湖が広がっていた。そう感嘆の声を出すとコンドラキは自前の カメラで写真を取り始めた。
そうこのカメラもscip。しかも自作の。SCP-515-ARC 魔改造が施されたカメラ。本来撮ることができない異常存在を撮るため(という建前で)コンドラキが作成した(なお対人戦闘でも使える模様)
「しっかしどこだここ?····ん?」
一通り写真を撮ったところでコンドラキは湖の向こう側に[紅い館]があることに気がついた。いや、館というよりは[城]と呼んだほうがしっくりくる大きさだ。
コンドラキは笑っていた。なにしろ半年もクレフと殺り合ってなかったからだ。城の見た目からコンドラキは吸血鬼の類がいるだろうと予想していた。前回吸血鬼を殺した際はある程度他のscipがいたから勝てた。しかし今回は単独だ。スリルを味わえるかもしれないとわかったコンドラキの顔は輝いていた。だが、
(まずはあの山に登るか)
ひとまず地形を確認したいと思ったコンドラキは天まで届きそうな大きな山に登ることにした。
CC BY-SA 3.0の基づき作成
クレフ博士の人事ファイル
著者:Dr.Clef
URL:https://scp-wiki.wikidot.com/forum/t-100224/drclef-member-page
作成年:2008
ブライト博士の人事ファイル
著者:Dr.Bright
URL:https://scp-wiki.wikidot.com/dr-bright-s-personnel-file
作成年:2008
コンドラキ博士の人事ファイル
著者:Dr.Kondraki
URL:https://scp-wiki.wikidot.com/forum/t-98754/dr-kondraki-s-personnel-file
作成年:2008
(SCP-408 SCP-515-ARCもコンドラキ博士の作品の為割愛)