職員+αの幻想入り   作:3125

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第七話 COG、歯車人間の幻想入り 第八話 摂氏-7度と高度な運転技術の幻想入り

 一人の小太りの男が身長の高い男を問い詰めていた。

 

「彼は自分を撃った? 事実か、ギアーズ? 事実なのか?」

「はい」

「…私の目を見ろ。私の目を見て、そう言ってみろ」

「彼は、自分自身を撃ちました」

「ホラ吹き野郎にホラを吹くような真似は、お前にはできない、ギアーズ」

「…」

「…あれは、少なくともお前にとっては、簡単なことではなかったのではないか?」

「…」

「いや…答えなくていい。知りたくないんだ、本当に」

 そう言うと問い詰めていた男は部屋を去り、思いっきりドアを閉めた。

 部屋の外から男の咽び泣く声が聞こえた。

 

 「はっ、ッ·········」

 ギアーズ、人間とは思えないほどのポーカーフェイスの中年の男が目を覚ました。

 (ここは······)

 辺りを見渡すとここはどうやら山の中腹らしく、下の方に川が見えた。遠くには集落のようなものが見えた。

 (オブジェクトによって移動させられたか、空間そのものがオブジェクトで取り込まれたか。どちらにしても用心したほうが賢明ですね)

 ギアーズはとりあえず川まで下ることにした。

 (水に異常はみられませんね)

 川の水は澄んでいた。ギアーズは少量口に含み、異常が無いと判断してから飲んだ。喉がとても渇いていたからだ。

 「···ゴク·····ゴク」

 何度も何度もギアーズは水を飲んだ。別に脱水症状が出ていたわけではない。でも無性に喉が渇いていた。

 〘------何故彼らは大量の水を摂取しているのですか?グラス〙

 〘人はストレスや緊張を感じると喉の渇きを覚えるのですよ、ギアーズ博士。常に命の危機と隣合わせの彼らはなおさらです〙

 ギアーズは昔グラスと交わした会話を思い出していた。自分はよく『感情がないのか?』と問われるがそんなことはない。ギアーズにも心がある。喜び、悲しむこともある。[[rb:死を思う > メメントモリ]]ことも忘れてはいない。

 「·······」

 コンドラキ博士を殺害した時、クレフ博士に問い詰められた時のことはよく覚えている。とても辛かった。普段の任務の時より沢山のことを感じた。クレフ博士、彼こそ感情がないのではと思っていた。それぐらい冷酷な男が泣いていたのだ。

 ・・・・・数日後彼は死んだ。原因は分からなかった。だがコンドラキ博士が死んだことが原因の一つだろう。私はとても、とても申し訳なく思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しばらくボーッとしていると。

 「貴方大丈夫?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「チルノちゃーん!待ってよ〜!」

 ガバッ「·······」

 なんやかんやあって昇進出来ない不遇な博士、アイスバーグは近くで聞こえた声を聞いて目覚めた。

 (あ“?ここはどこだ?)

 アイスバーグはお世辞にも良い性格の持ち主とは言えない。困惑よりも怒りの感情が出てきた。

 (またあの男根主義者のクレフか?それか糞首飾り?)

 とりあえずアイスバーグは自分が憎んでいる奴らを思い浮かべる。すると···

 「お兄さーん!危なーい!」

 「なんだ!? っ!!」

 なんと大きな氷塊がアイスバーグめがけて飛んできていた。

 「くそっ!なんなんだよ!」

 アイスバーグは悪態をつきながら懐から金属の塊のようなものを取り出して投げつけた。すると

 バンッ!

 銃声のような爆発音がなり、氷が砕け散った。

 (危ない·····なんなんだよ一体······)

 「お前すごいな!新入りの妖怪か?」

 「あ”?」

 アイスバーグの顔がひきつる。とんでもないぐらいにひきつる。まず目の前に”飛んできた“少女。どう見たって人型アノマリーだ。さらに“妖怪”と言われたことで、なんだかクレフやブライトと同類にされたようでさらにムカついた。

 「ごめんなさい!あ、あの······お兄さんは妖怪じゃないんですか?」

 アイスバーグの尋常じゃない雰囲気を感じ取ったのか緑色の少女が謝った。

 「俺は正真正銘人間だ。それよりここは何処なんだ?」

 アイスバーグは一旦落ち着いて情報を集めることにした。財団にとっても情報は大切だ。

 「ここは幻想k「うわぁぁぁぁ!!!」

 「「!?」」「なんだ〜?」

 いきなり叫び声が聞こえたかと思うと

 ゴッ バギッ !「いっったっ!」

 空から男が降ってきて木に突っ込んで地面に落ちた。普通なら死ぬだろうが、男はボロボロになりながら落ちてきた。

 「いたたたた。あっ!」

 その男は腕を押さえて前を向くとアイスバーグと目があった。アイスバーグの顔がまたひきつる。

 「や、やぁアイスバーグ。げ、元気か?」

 アイスバーグは懐から手榴弾を取り出し、目を痙攣させながら返事をした。

 「お陰様でね、ロドニー。あ”い”た”か”っ”た”よ”」

 

アイスバーグの人事ファイル

著者:Iceberg 7

URL:https://scp-wiki.wikidot.com/iceberg-personnel-file

作成年:2008

 

ジェラルド博士の人事ファイル

著者:Dr Gerard

URL:https://scp-wiki.wikidot.com/dr-gerald-s-personnel-file

作成年:2010




CC BY-SA 3.0の基づき作成

SunnyClockwork's Artwork Hub
著者:SunnyClockwork
URL:https://scp-wiki.wikidot.com/sunny-s-black-and-white-art
作成年:2014

クレフ博士の人事ファイル
著者:Dr.Clef
URL:https://scp-wiki.wikidot.com/forum/t-100224/drclef-member-page
作成年:2008

コンドラキ博士の人事ファイル
著者:Dr.Kondraki
URL:https://scp-wiki.wikidot.com/forum/t-98754/dr-kondraki-s-personnel-file
作成年:2008

グラス博士の人事ファイル
著者:Pair Of Ducks
URL:https://scp-wiki.wikidot.com/dr-glass-personnel-file
作成年:2009

ギアーズ博士の人事ファイル
著者:Dr Gears
URL:https://scp-wiki.wikidot.com/dr-gears-s-proposal
作成年:2008

王は死んだ
著者:Dr Gears
URL:https://scp-wiki.wikidot.com/the-king-is-dead
作成年:2010
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