ジンとベルモットの息子は人々を幸せにしたい   作:アルトリア・ブラック(Main)

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pixivで投稿してたけど、こっちで投稿することになりました。



第0話『プロローグ』

ー??ー

 

「娘はいじめられて殺されたんです。いくら学校に訴えたってうやむやにされる…どうして?あの子はただ、普通の()()()だったのに…」

 

目の前の女性は泣きながらにそう話す。

 

半年ほど前に小学校でいじめにより命を絶ったらしい。

 

「………」

 

男は母から渡された少女の遺書を見ていた。

 

そこには誰にいじめられていたか、どんな事をされたかつらつらと書かれていた。

 

所々泣きながら書いていたのか、それとも、母親がその手紙を見ながら見て泣いたのか分からないが、濡れている跡があった。

 

「…貴女の娘さんは死ぬ直前まで学校に通っていたんですか?」

 

穏やかな声に女性は頷き

 

「そうですか…」

 

男は泣く女性を見つつ、遺書をしまう

 

男にあらかた吐き出したことに落ち着いたのか『すみません。泣いてしまって…』と謝って来る。

 

男性は「いえいえ」と微笑み

 

「その学校の処分は()()()を退学処分にしてその親子も貴女に謝罪しに来ていないというのは確かなんですね」

 

「…はい」

 

拳を握り締める女性を見て

 

「いじめというのは未だに刑罰がない()()なんですよね、それに相手が未成年だからというのもありますし、何よりも()()()()()大人達も単なる戯れにしか見ていない。教師も軽く注意する程度で本気にはしませんし」

 

男は組んでた足を直し、相手の目を見る。

 

「注意すればいいという慢心がいじめの継続にも繋がるんですよね、いわば()()()()()()()()と取られてもおかしくない行為」

 

「………」

 

女性の目に戸惑いと共に暗い炎がチラつく

 

「私の考えなんですが…」

 

そう言って立ち上がり、カーテンを少しズラすと光が入って来る。

 

「いじめもれっきとした()()心だけでなく精神をも破壊する殺人行為。殺人鬼にはきちんとした刑罰がありますが、いじめにはない。それは()()()()()()()()()()ものですから、なおたちが悪い」

 

男は深いため息をつき

 

「ーーさん。今回の依頼の件ですが…私の方も娘さんのために、学校側に非がないか、加害者達の行動を逐一報告します。だから…」

 

カーテンを僅かに開けたまま席に座る。

 

ちょうど男の背後から光が当たるように

 

「加害者達に罰を与えましょう」

 

力強い言葉にハイッと頷く

 

女性を送るためドアの前まで行くと

 

「…あの、ありがとうございました。愚痴まで…」

 

深々と頭を下げる女性に男は慌てて

 

「そんな!頭下げないでくださいよ、私だって時々思うんですよね、小学生とはいえ…()()()()()()()()()()事なんて出来ませんから」

 

女性の目に強い光が宿ったのを見て男は微笑む

 

「あの、今日はありがとうございました。また、何かあれば相談しに来てよろしいですか?ウィリアム先生」

 

「はい、是非」

 

笑顔で頭を下げる

 

 




ウィリアム・ルーキン
【性別】 男
【年齢】??
【容姿】ストレートな金髪に深緑色の眼。
【国籍】ロシア
【身長】180
【職業】心理カウンセラー片手間に探偵
【趣味】読書(過去に起こった事件に関する本など)
【好きなもの】自由な時間
【嫌いなもの】銃

【出生】
ロシアの養護施設(アクマーテイン養護施設)で育った。
両親の元で生活して育った記憶もあるが、ある日を境に両親はいなくなり、養護施設で面倒を見られていたが…
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