「暇だ……」
アレルヤが独断専行をしたため独房に入っている、刹那とロックオンの2人は地上で介入行動をしているようだ、なので今の自分は特にやる事がない。
「こんな時は特訓だな」
娯楽はあってないような物なのでこんな時はシミュレーションに籠るに限る。
「いい心掛けね」
「こんな所で何してるんですか?」
早速機体に乗り込むとコックピットの前にミーアが立っていた。
「警戒終わりの気分転換かな」
「さいですか……」
「それで今からシミュレーションでしょ?」
「あ、はい」
「じゃあ今回は難易度を上げてみようよ」
「硬くしたりとか早くしたりとか?」
「いいえ、相手をするのは他のマイスター4人よ」
「……マジ?!」
「大マジよ、他のマイスターと連携する時に癖とか把握してると上手く連携できるでしょ?」
「まぁやってみます」
今までは他のマイスターと軽い模擬戦はした事があるが所謂本気で戦闘はした事がない、それに今まではミーアにデータが少ないしどうせ勝てないからしないように言われていた、恐らく他のマイスターに勝てるような実力では組織的に都合が悪いのだろう、それが今になって解除されたのだろうか、それとも考え過ぎだろうか。
「ボッコボコだわ……」
全く勝てなかった、まぁ転生者だし行けるかなーって少し軽い気持ちだったが、全く勝てなかった、そもそも1発当たったらほぼ撃墜されるような武装だらけなので、気がついたら撃墜されていたパターンしかなかった、何度かやり直してもシールドに少し当てられた程度で決定打になる攻撃は1つもできなかった。
ティエリアとロックオン相手だと遠距離で近づく暇もなく撃破されてしまい、こちらも遠距離で対応しようとしても向こうの方が素早く動いて撃破され、刹那は一気に近づかれてしまい反応する間もなく撃退、アレルヤは遠距離だろうと接近戦だろうと対応して撃墜されてしまった。
「まだまだねぇ」
「そうですね……」
ここまで手も足も出ない結果だったので流石に落ち込んだ、マイスターを相手にしないシミュレーションではいい結果が出せていただけにショックが大きかった。
「それで他のマイスターの癖とかわかった?」
「瞬殺されたので癖とかいわれても……」
「じゃあどんな装備があったらこの事態を防げたかな?」
「うーん、対ビームコーティングとかピンポイントでもGNフィールドなりでパイロットが意識しなくても防御できる機能とかいるかも?」
確かデュナメスだとハロが機体を制御して防御していたので自分の機体にソレが実装されればもう少しマシに動けるようになるかもしれない。
「そう、とにかく今回のデータを元に新しい装備でも考えておくわ」
「お願いします」
疑似太陽炉だから機体が弱い訳ではなく、単純に主人公が他のマイスターより弱いだけです。