「それじゃあアンジェの改造にかかりましょうか」
「いきなりですね」
ミーアを回収してからそのまままっすぐにプトレマイオスに戻り、荷物を整理し終えると満足した表情のままこちらに戻ってきた。
そのまま近くのコンソールを操作していく、まずはミッションレコードから見て行った、それから使用していた武器のデータを眺めて行く、その時のミーアさんは顔を一切動かさずに瞳だけを動かして画面を見て行く、その姿を横目に見ているとなんだか怒られる一歩手前のような雰囲気になってしまっている。
「うん、機体運用は問題ナシね」
「よかったぁ」
別に怒られている訳でもないのに大きく安堵した。
「別に合否とか審査している訳じゃないからね、というかそんなに変な顔してた」
「すごく真剣な顔で緊張感がありました」
「え、そうなの、まぁいいやそれでさっきの改造なんだけどね」
「はぁ……」
「それで今のアンジェの運用についてそろそろ最適化していきたいのよ、一応出撃ごとにソフト面ではちょくちょく更新してたんだけどそろそろハードの方も調整したいのよ」
「ハードって機体の方ですか、確かに他の機体と比べたら急造ですけどまだまだ戦えるのでは?」
所詮自分はこの世界においては異物だいうのは理解しているので、あり合わせの機体とはいえ自分がガンダムが扱えるのだからこれ以上の贅沢は求める物じゃないと思っている。
「そうなんだけどね、そろそろ機体もしっかりとした方が良いんじゃないかと思ってね、もしからしたらそろそろ撃墜されるかもしれないし」
「えっ?!」
記憶ではジンクスとかが来るのはもうちょっと後だったハズなのでまだ撃墜はされないと思ってはいる。
「まぁまだ予想でしかないのだけど、いくらGN粒子による優位性があっても時間切れで鹵獲されちゃうんじゃないかな?」
「あーなるほど」
確かジンクスが出てくる前のスローネが初登場した時は24時間以上継続で戦闘していたような描写があった、確かに24時間連続戦闘は粒子切れを起こしかねないので、その時点で撃墜ないし鹵獲されてしまう可能性がある。
「そんな訳で丁度オーバーホールするし、そのついでに改修していきましょう、そこで小説家のあなたは何かアイデアはあるかな」
「えっとですね……」
改めてダブルオー以外のガンダム作品の話だったり寧ろ他のロボット作品の物も、心苦しいが自分のアイデアとして出してみる、大体は「さすがに無理かなぁ」や「うーん出力が100倍くらいあればいけるかな」など、「うーんそれは別になくても大丈夫かな」といった物で即採用されそうな物は特になかった。
「それでも一応記録だけはしておくね、もしかしたら今後使えるようになるかもしれないからね」
「あ、はい」
それと技術的な事以外で使用感とかいろいろ話していたらそっちの方が良いとか言われてしまった。
なんにせよ実際に強化改修するのは自分ではなくミーアさんやイアンさんなので自分はしっかり休んで次に備える事した。