ガンダムのいる西暦に生まれてしまった   作:愛…戦士

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変わる物変えられる物

「ついに来たか」

 準備は万全ではないもののそれなりに用意はできた、報道にも出ている通りにタクラマカン砂漠での3国合同軍事演習だ、ダブルオー本編でスローネの3機が初めて出てくる所で、物語が大きく変わってくる所だ、もちろんそれとなく調べてみたがそんな情報は一切なかった、もっとも自分が閲覧できる権限でいえば大した事はないが……。

 自分がこの世界に加わった事でどれくらい変える事ができるのか、もしかしたら介入を順調に進めて行けばスローネ達が出てくる前に終わらせるのではないかと思っている、コレが上手く行けばプトレマイオスのみんなを助けられる可能性がある。

 そんな希望と共にプトレマイオスにありったけの武装を搭載して出発する。

 

 

「アレルヤさんお願いします」

「了解」

 飛行形態に変形したキュリオスの背部に乗り込んで大気圏を突入していく、もちろんガンダムアンジェ単独で突入できるが、そこは粒子節約の為と大気圏突入の摩擦熱で武装を傷つけない為だ。

 それから地上で一旦合流する、自分は作戦プラン的に4機のバックアップ要員だがすぐに出る事になるのは分かっているのでそのつもりで待機する。

 

「それじゃあ私はコッチでみんなと待ってるから、アディンがどうしてもって言うから重武装になってるけど心配しすぎだからね、あなたが書いている小説とリアルは違うのよ?」

「分かってますよ……、それくらい……」

 妄想と現実は違う、それこそ自分の知っているアニメの方と今直面している事が別物だってことは、理解してるつもりだ……。

 

 

 

「アディン君、残念だけどあなたが持ってきた装備をフル稼働する事になりそうよ」

「了解です、ガンダムアンジェ、介入行動を開始します」

 心と機体の準備を済ませていたのですぐに出撃する、今までで一番重装備だが、機体バランスやシステム周りは更新してあるので一番扱いやすくなっている。

 

「まずはココ」

 最初はヴァーチェとエクシアに砲撃している拠点を攻撃していく、両足に装備したGNミサイルを発射して砲台を潰して脱出できる隙を作っていく。

「2人とも大丈夫ですか?」

「問題ない」

「作戦の継続に支障はない」

 どうやらまだまだ無事なようだ。

「敵機接近、敵機接近」

「ハロ、マルチロックシステム起動!」

「了解了解」

 追加装備を敵機に向ける、両肩両手両足から合計6門の銃口を構えて撃ち落としていく、別世界のフルバーストをイメージした物だが、照射ビームではなくGNライフルを増設しただけの単発の物になるので威力と迫力に欠けるのが少し悔しい。

 

 

「粒子残量は?」

「アト70%70%」

「相変わらず燃費が……」

 向かってきた機体を全て撃ち尽くした所でもう3割も使ってしまったようだ、マルチロックをして1対多に対処できるようになったのは良い物の、エネルギー消費が早くなってしまっては意味がない。

 3国の大規模の軍隊に攻撃を仕掛けているので途中で補給もできないだろうし、アニメ通りに時間が進んでしまえば粒子切れで撃破されてしまう可能性が出てくる。

 

 

「……あ、というかそもそも無理じゃね?」

 タクラマカン砂漠全域に通信網が張り巡らされているので仮に撤退できたとしてもすぐに追跡されてしまう、結局この領域から安全かつ確実に脱出するにはスローネドライの広域散布が必須だという事に気付いてしまった。

「とりま合流しよーっと」

 エクシアとヴァーチェは早めにミサイルの猛攻から解放されたのでそれぞれ武力介入を続けているようだ、なのでこちらもミサイル基地などの砲台を中心に攻撃して撤退しやすいようにしておこう。

 一応拠点攻撃用にGNミサイルはまだあるのでそれらを撃ち尽くしてから近くにいるガンダムと合流しよう、敵側の物量やら通信網やらで用意した作戦はもはやあって無いような状態になりかけている。

 一応自分の主任務は4機のガンダムを撤退するための退路を用意する事なので遂行は出来ているだろう。

 

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