ガンダムのいる西暦に生まれてしまった   作:愛…戦士

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合流の試験

「コレは困った……」

 この時代にファーストガンダムを出すには前提条件が違った、まずこの世界には原子力発電は既に過去の物になっているし、ファーストの冒頭にあった増えすぎた人口を宇宙に移すという話もこの世界では考えもしないだろう。

 つまり原作のガンダムよりも詳しく世界観の説明が必要だ、少なくともこの世界での350年以上前の第二次世界大戦位から分岐した事を説明しないといけない、この世界で教えている歴史よりもさらに詳しく調べる必要がありそうだ。

 しかも設定を思い出したり記録にするにしても「ガンダム」や「ソレスタルビーイング」などに類する単語で検索したり、ネットワークにつながった機器で保存するのは危険な気がするので前世よりも割高になっている紙と鉛筆でアナログに書き記す方が良いだろう。

 それにもともと自分は小説家でもなんでもなかったので、しっかりと時間をかけて初代を作り上げる、構想やらはあるから形にするだけでも1年の時間がかかってしまった、書こうと進めるたびにガンダムが作りこまれているか実感させられる。

 

 それでも何とか書き上げたので投稿する、もちろんタイトルは「機動戦士ガンダム」だ、劇中の固有名詞はほぼそのままだ。

 後は消されない事を祈りながら読者の反応を待つだけだ。

 

 

 

 

「始めまして、私はこういう物です」

 小説を公開してから少しすると、緑色の髪毛の女性が出版社の名刺を提示してやってきた。

 そういえば本編開始の100年以上前からイノベイドが無自覚の内に情報を集めているという設定を今思い出した、もっと早く思い出していればいろいろ警戒できただろうに……、ちなみに自分はそんな感じはないのでイノベイドとかでもないようだ。

「何の用でしょうか?」

「君が書いたお話がとても面白くてね、是非とも話を聞きたいんだ、いいかな?」

「まぁ、はい」

 

 コレが町中だったりすると逃げたりできたかもしれないが、現在自分は両親と共に出版社に来ている、つまり逃げる事ができないのだ。

 一応両親がいるので下手の事はできないと思うのだが、どうも目の前にる女性に対して腰が低いので両親の上司的な存在なのだろう。

 話の内容は宇宙世紀のガンダムのストーリーを深堀する程度だった、その中で永久機関やらの話をしていく、女性の方は興味深そうに頷いてメモをとっていく。

 

「ありがとうございました、本日はとても有意義な時間でした」

 設定を根掘り葉掘り聞かれただけで出版されるとかそんな事はなかった、幾ばくかのお金はもらえたが両親は安心したような落胆したような表情をしながら帰宅していった。

 

 

 

 

 

 後日、自分の個人宛にソレスタルビーイングからのお誘いがきた、内容を見ると先日の質問の時にいろいろテストされていたようだ、それで合格したようだ。

「いきなりすぎでは?」

 何はともあれこれでソレスタルビーイングに合流ができた。




誤字報告ありがとうございます。
評価もしていただけましたので、更新する活力になりました。
今後も少しづつですが、更新してみたいと思います。
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