「我々の疑念を晴らす為にも、正体は白状してもらおうか……」
全機体が島に帰還しミーアを取り囲むように並んでいる、銃口こそ向けられていないがいつでも発砲できるようになっている。また手にはいつも使っている物とは別の通信端末があり、そこにはプトレマイオスのブリーフィングルームが表示されていた。
「アディンについては無実が証明されているわ、いろいろあるけど何より証人がいるしね」
通信機器の向こうでスメラギさんが自分は問題ないと言った事で警戒している視線が全てミーアに向けられる。
「しかしミーア、貴女は単独行動している事が多く疑わざるえないわ」
「……あー1つみんな誤解しているみたいだけど私は別にあなた達と敵対する気はないし、何かのスパイとかそんなのじゃないし……」
「それを簡単に信じろとでも?」
「まぁ、そうだよねぇ、とりあえず私の正体、というかガンダムアンジェの太陽炉についても白状するから……、そんな敵を見るような視線は辞めてほしいなぁ」
ミーアの諦めたような気の抜けた声で何人かは警戒している姿勢を崩す、ティエリアと刹那は警戒を続けたままだ。
「えっとね、あのGNドライブはいわゆる試作品とか規格落ちをかき集めて私が組み立てた物になるわ」
「ちょっと待って、そんなの約150年前から生きてるって事になるわよ!」
「もちろん私自身はそんなに生きてないわ……、でも当時の余り物をかき集めて作ったのは私」
「それはいったい……」
「……GN粒子を大量に浴びると人体に影響が出るのはみんな知っていると思うけど……、それでは私は寄せ集めから作っていた時に大量の粒子を浴びてしまった結果、特殊能力に目覚めたの…………。本当よ嘘はついてないわ」
「……あのそれで、その特殊能力っていうのは何ですか?」
ミーアが突拍子も無い事を言い出して空気が変になったので勇気を出して聞いてみる。
「それはね」
ミーアはゆっくりと下腹部に手を当てて続ける。
「生まれた子供に母体の記憶が丸写しされるの」
「そんな魔法のような事があるわけが……」
「でも、現実として私はこうして300年以上の記憶を持ってココにいます、それに私がソレスタルビーイングに参加している事も信用できる判断材料じゃないかな。流石に当時と別人ですが記憶に関してはしっかりとあります。もうバレてしまったので私のラボとか記録とか全部開示するから信用してほしいなぁ~って」
それからミーアが白状した場所に向かうと歴代のミーア達が残したであろう記録や研究データがあり、ソレスタルビーイングのクルーに共有された。それから設備をソレスタルビーイングのラボに移された。
それからロックオンと刹那の間でひと悶着あったようだったが、自分はミーアさんの引っ越しの手伝いもあって見逃してしまった。
「そもそもソレスタルビーイングに参加しているのならどうしてこうコソコソしてたんですか?」
「自分で言うのもなんだけど、私の状況って説明し辛いしそもそも信用してくれると思う?」
「それはまぁ、確かに……」