ミーアとのひと悶着も終わり、荷物を移動しているとある事に気が付いた。
「ん、アレ? 300年前ってまだ宇宙開発とかしてない頃じゃないんですか?」
「よく調べてたわね、確かに今から300年前は貴方の調べた通りよ、GNドライブは無かったしGN粒子自体は発見はされていたけど、まだ見つけたばかりで何もわかっていなかったわ」
当時を思い出したようで少しだけ懐かしむ表情する。
「ま、いろいろあるのよ、これ以上は説明が面倒だから割愛するわね」
「あ、はい……、とりあえず味方だってわかればいいかな、僕は疑ってなかったですが……」
「そういうのは行動から分かってたから大丈夫よ」
こうしてミーアさんと少し向き合えた気がした。
「これからは、ガンダム同士の戦いになるわ……」
荷物を移動が終わったタイミングでブリッジに入ると、スメラギさんの一言と共にとても重苦しい空気が流れてた。
ガンダム同士の戦い、確か時間制限がある太陽炉が搭載されている機体が出て来たハズだ。
(疑似太陽炉が手に入るかもしれないのか……)
重苦しい中なので声には出さないが、アンジェの強化には使えそうなので鹵獲できないか考えていた。
そんな事を考えている画面に人革連のジンクス部隊がスローネを撃退している動画映し出されていた。
そんな重苦しい雰囲気のまま解散し待機となった、とりあえずニーアさんの資材等を活用してもう何度目か分からない改修を行っていた。
ミーアが太陽炉周りの事を白状してデータを開示した事で、元々やろうとしていた事とかみ合ったようで歓迎されてた。
「総員、第一種戦闘準備、敵部隊は疑似太陽炉搭載型、19機と断定!」
整備の途中だったが、スメラギさんの放送を受けてから中断して出撃をする、すぐ出撃できるように本体は手をつけてないのですぐに出撃できる。
出撃してロックオンの号令と共に迎撃に向かう、機体性能はほぼ同じなので武装はシンプルにして機動力を優先した構成にしている。
「同じ性能だってやれるハズだ、今まで何度もトレーニングしてした来たんだ!」
気合を入れてジンクス部隊と応戦する、数が多いものの刹那と一緒に先行する。
「キッツい、でもシミュレーション程じゃない!」
機体のスペック的にほぼ同じなってしまったので、純粋な技量での勝負になっている。
難易度も最大化させたシミュレーションを何度もやって来たんだ、……クリアはできてないけどこんな所で負ける訳にはいかない。
「ついに来たか……」
戦闘を続けていると機体のシステムが突然機体が動かなくなった、確かガンダム達がヴェーダからのバックアップが無くなってしまい操作不能になってしまった。
「一旦、落ち着こう……」
今は何もしても機体が動かないので今のうちに心を落ち着かせて機体が再起動するのを待つ。
「……あれぇ」
モニターは生きているので外の様子はわかる、エクシアが再起動して動き出したのでソロソロ自分の機体が動き出すハズだが、動き出す様子はない……。
エクシアは再起動して早速ジンクスと相対していたが、こちらがまだ動いていないのをバレてしまったのか、1機がこちらを仕留めようと向かってきた。
「いやいや、動いてよぉ!」
刹那はもちろんこちらにジンクスが向かっているのをわかっているのだが、残っている武装ではどうする事もできず、エクシアを撃破しようとするジンクスがいるせいで助けに行くこともできない。
「本当に、動いてぇ!」
パニックになりつつある状況に対して、冷徹に抜刀したジンクスのGNビームサーベルが目の前に迫って来た、さすがにもう無理かもとあきらめかけた瞬間に、いきなり頭上後方から砲撃があり、それによりGNビームサーベルを持った腕が破壊された。その砲撃の色は確実に味方の物だが、エクシアが再起動した時間的にも他のガンダムがこちらに来れないハズだ。
腕を破壊されてから驚いてしまい反応が遅れたようで、再びの砲撃で下半身が撃ち抜かれる、確かジンクスのコックピットは下半身にあったような……。
目の前の事に驚いていると砲撃した正体がこちらに向かってきた、それがアンジェの背部に接続されるとようやくシステムが起動していく。
「何とか間に合ってよかったわぁ」
「ミーアさん、助かりましたよ」
おそらくミーアが助けてくれたのだろう、システムが復旧したので戦線に復帰しようとすると照明弾の光が見えてジンクス部隊が撤退していった。
「とりあえず助かった……あ、あれは」
戦闘も終わってこちらも帰ろうと動かそうとすると、目の前に太陽炉部分だけは無事のジンクスが浮かんでいた、いつか鹵獲しようと思っていた物がこんなに早く手に入れられるとは思ってなかったが、とりあえずありがたく頂いておく。
少し気分良く帰還すると、ロックオンが負傷しておりプトレマイオスが騒然としていた。