ガンダムのいる西暦に生まれてしまった   作:愛…戦士

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初めての出撃

 

 ついに武力介入が始まった、といっても自分は緊急時に備えてプトレマイオスで待機だ、自分だけ初陣が後回しになっている、しかも待機なのでブリッジではなく機体の中で待機しているのでボッチの状態だ。

「始まった……、んだろうなぁ」

 自分だけ機体に表示されたモニター越しなので始まった実感がない。

 

「作戦は無事終了しました」

「あ、そうなの」

 張っていた気が抜け始める頃にフェルトから終了を知らせてくれた、戦闘モードを解除して機体を降りる。

「……次だな」

 出撃することはなかった自分の機体を労う。

 

 

 自分がこの世界に来た事によりいくつか変わった所が無いかと警戒半分期待半分で待機していたがそんなことは無く自分の知っている通りにファーストミッションが進んでいった。

 変わった状況といえば自分がいる事とプトレマイオスの後ろ側に自分の機体が収容するためのコンテナが追加されている、それから合計5つコンテナに武装が追加されている。

 ファーストシーズン後半に出てきた武装コンテナと比べるとやや劣るほどだが、無いよりかは良いだろう。

 それから自分をソレスタルビーイングにスカウトしたイノベイドも一緒にプトレマイオスに乗り込んでいる、役回りとしてはプトレマイオスの砲撃担当だ、ずっとお世話になっている所があるのだが、あのリボンズ・アルマークと同型の女性型イノベイドなので完全に信用しきれない所もある。

 

 

 

 

「3300を持ってセカンドミッションが開始されます」

 艦内に流れるクリスティナの声で次の作戦の準備を始める、と言ってもほとんど何もしていないのでそのまま機体に乗り込むだけだ。

「アナタだけ待たせてごめんね」

 乗り込む寸前にスメラギさんが声をかけてくれた、この人はしっかりと周りを見てくれるので自分が仲間だと感じさせてくれる人だ、後アニメで見るよりも胸の迫力がとてもあるので初見の時に思わず声が出てしまった。

「待機して非常時に対応するのが任務ですから」

「がんばってね」

「はい」

 どうも扱いが他のマイスター達と違い子供に対する物に思えるが悪い気はしない。

 

 

「ガンダムアンジェ、発進準備完了、タイミングを譲渡します」

「アディン・スパレス、行きます」

 日本に生まれたがつけられたコードネームにはアジア系の面影が一切なかった、ちょっと抗議したが軽く受け流されて終わってしまった。

 それから自分は後ろのコンテナから発進するので初出撃はカタパルトを使用しない形になったので情緒がちょっと足りなくてモヤモヤしてしまった。

 

「いやこわいな」

「降下ポイントに到達、大気圏に突入する」

 シミュレーションとは違う実際の状況に恐怖を感じていたが、ティエリアが先行して降りてくれたので気持ちが少し楽になった。

「全く、度胸が良いっていうか……」

「それじゃあアレルヤさんお願いします」

「了解」

 自分の機体はキュリオスに捕まって大気圏に突入する、もちろん単独で突入できる機能はあるが疑似太陽炉のこの機体だけは粒子量が有限なので大気圏突入するとなるとGN粒子を大きく消費するため、基本的には他のガンダムと一緒に降下する事になっている。

 

「最大散布モードから通常散布モードへ移行」

「ありがとうございました」

「さすがキュリオスだよ」

 大気圏突入が終わりキュリオスから離れる、単独飛行程度なら問題なくできるので後は地上にいる2人と合流するポイントに向かう。

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