鬼人が英雄の盾になる!   作:ダレ狐

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久しぶりにアニメを一気見してハマりましたのでのんびりと書きます。
※注意
この作品はアニメ シーズン1 11『迷宮の楽園(アンダーリゾート)』からスタートになりますので、アニメまたは原作を見ていない方には分かりづらい所があるのですご了承お願いいたします。


邂逅 1

迷宮都市オラリオ──『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜める…しかし、その影には悲惨な現実があり、唐突な別れもある。

 

これはその絶望の淵の落ち諦めた青年が、再び歩き出す物語

 

 

 

 

 

 

ダンジョン18階層 『迷宮の楽園(アンダーリゾート)

 

 

 

ここはモンスターが蔓延る地下迷宮のダンジョンの中で数少ないセーフティポイントで、豊かな森と頭上には太陽の変わりになる。水晶がある。

 

そんなの森の一角にテント張る青年が居た。

 

「…もう、朝か」

 

青年は蓄えていた水飲み、パンをホシ肉に挟んで食べながらテント外の景色を眺めていた。 そこには先日ダンジョンの深層攻略に向かったロキ・ファミリア達が帰還してここに滞在していた。

その様子見ていた彼は若干嫌気が指していた。

 

「暫くはこの18階層に滞在するんだよな…しゃーね、俺が暫くダンジョンに潜り身を隠すか…」

 

彼はロキ・ファミリアとは関わりたくないのか、ダンジョンに潜り時間を稼ごうとしていた。

そう思いダンジョンに潜るための準備をして、17階層に向う洞穴に向かった。

 

迷宮の孤王(モンスターレックス)の出現までのインターバルはまだあるはず、とりあえず16階層辺りでミノタウロスでも狩るか…何だ?誰か来る?」

 

 

すると彼は17階層の「嘆きの大壁」の向こうの入口付近に気配を感じ、戦いの為、バトルアックスと大盾を出して構えていた。

 

「あぁぁぁ!!」

 

彼の視線を凝らすと入口付近に白髪の少年が叫びながらこちらに向かっていた。問題は彼の両脇には人を持っている状態でその後ろからミノタウロス数匹に追われていた。

 

「あいつ、あの状態で逃げてきたのか…チッ、このまま見捨てるのは流石に嫌だな」

 

彼は白髪の少年に向かって駆け抜けていた。

 

「少年! そのまま走り抜けろ!」

 

「!?  えっ! はい!」

 

青年の掛け声に気づいて少年は両脇に二人の人間を抱えながら必死に走り抜いて、こちらに向かっていた。 青年もそれに合わせて駆け抜けながら小言で何か言い始めた。

 

「刹那に吹き抜ける赫き月、その刃は烈火の如く燃え滾り、斬り裂く道を示せ」

 

走りながらの並行詠唱し、バトルアックスが炎を纏い始めた。

 

「赫月!」

 

 

青年は少年の頭上を飛び越えて、バトルアックスを横に薙ぎ払うと赫く燃え上がる三日月の斬撃が4匹のミノタウロスの胴体を真っ二つに斬り裂いた。

 

 

「凄い…一撃で4匹のミノタウロスが…」

 

「しかし、何なんだ…ここ数日で何故ミノタウロスがこんなにも発生しているだよ…っとミノタウロスの角がある。久しぶりのドロップアイテムだ」

 

青年が足元にある魔石とミノタウロスの角の欠片を拾うと改めて先程の少年の所に駆け寄った。

 

「さて、色々聞きたいが、まずは自己紹介しないとな、俺の名前はラサツ・(ホムラ)レベル3のフリーの冒険者だ」

 

「あっ! 僕はベル・クラネルでヘスティア・ファミリア所属でレベル2になります。先程はありがとうございました!」

 

「いや、お礼は結構…それよりもさっさとここを抜けた方が良いなそっちの赤毛の奴は俺が背負うから、とにかく走るぞ!」

 

「え!? どういう事!」

 

「説明は後だ! 急げ!!」

 

焰はベルから無理やり、赤毛の男を引っ張り出しおんぶして、走り出すように催促をした。その慌てように驚いていた、ベルだが、仲間を早く治療するために素直に聞きもう一人の仲間を背負い一緒に走り出した。

 

すると嘆きの大壁から、雄たけびが響き渡り壁の中から階層主ゴライアスが生まれ彼らを睨め付けて拳を振り上げた。

 

 

 

「グオォォォォ」

 

「走り抜け!」

 

「はいーーー!」

 

焰の必死の呼び掛けにベルも必死に仲間を背負いながら走り、ゴライアスの拳が振り押されるギリギリの所に出口の穴に滑り込んでそのまま攻撃を避けた。

 

そのすべり台の道で、先程の勢いで飛び込んだ為、すべりの加速が早く、そのまま18階層の入口に入って行った。

 

「…何とか間に合ったか おい、大丈夫か少年…?気絶してるのか?」

 

焰はベルに声をかけたが、ベルは走り切って疲れたのか気絶していた。 彼や仲間の状態を見てもギリギリの所でこの18階層に来たのは予想が出来る。 そんな彼らに驚かされていたが…目の前にある女性が近づき焰は驚いていた。

 

「ベル?」

 

「お前は…剣姫…アイズ・ヴァレンシュタイン」

 

彼等の眼の前に現れたのはロキ・ファミリアで活躍している冒険者で剣姫と異名がオラリオで知らないものが居ないほど有名人で、最近レベル6になったのが最近の話題だ。

 

「どうして、ベルとあなたが?」

 

「えっ…あぁ、先17階層で偶々見かけてヤバそうな状況だから、ここまで一緒に来ただけで正直名前以外は知らない…そういえば~このベルのことを知っている様だが知り合いなのか?」

 

「うん、最近まで稽古を付けていたから」

 

「稽古!? お前が?」

 

焰はアイズの口からよそのファミリアに態々稽古すること事態に驚いていた。 彼の印象では他人に無関心のイメージで驚きを隠せないでいた。

 

「そんなに意外?」

 

「まぁ〰意外というより、人に関心が有ることに驚いたというより…って!! 悪いけど、知り合いならこいつらの治療頼めるか?3人とも見た所怪我が酷いんだ」

 

焰が慌てるのも無理は無い、ベルを始め赤毛の男と小人族(パルゥム)の少女も酷い怪我をしている状態で早く怪我の治癒をしないと手を遅れになるっと思い、他所のファミリアだが、有名な魔法使いがいるロキファミリアにお願いした方が良いと判断し、アイズに打診をした。

 

「わかった、直ぐに団長とリヴェリアに連絡する」

 

「頼む、ベルとこの赤毛の奴は俺が運ぶから、そこの小人の少女を頼む」

 

「任せて」

 

そして彼等をロキファミリアのテントに連れて行った。

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