鬼人が英雄の盾になる!   作:ダレ狐

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邂逅5

18階層 ロキ・ファミリア テント

 

俺はアイズ達にここ居るリヴェリアに呼び出しを受けて、このロキ・ファミリアのテントで、彼らが居る司令部のテントに入った。 そこにいるのはロキ・ファミリア創設メンバーの3人の三首脳、 リーダの 小人族(パルゥム)勇者(ブレイバー)のフィン・ディムナ、そして、オラリオでも珍しいハイ・エルフで九魔姫(ナイン・ヘル) リヴェリア・リヨス・アールヴ、 ドワーフで重傑(エルガルム)のガレス・ランドロック

 

現在、オラリオで最強と言われてるファミリアで、この3人はレベル6と言う、俺の2倍のレベル差…、間違っても喧嘩を売るべき相手では無いな。

 

「やぁ、久しぶりだね」

 

「えぇ、俺が出所後の謝罪以来ですね」

 

「何じゃ、まだお主は気にしとんのか? ガハハハハ デカい図体の割には女々しいの~」

 

「ガレス、茶化すな 彼を呼んだのは我々なのだから …済まないな 」

 

「まぁ〜事実なので、 それで用件は?」

 

 

「担当直入に言うと、僕達のファミリアに来ないかい?」

 

薄々、予想はしていたが、勧誘されるとは…色々事情も知りたいような知ると面倒な予感だから、こちらの事情を話すか

 

「気になることは色々あるが、回答は上に戻ってからで良いか? 今、別のファミリアからも誘いを受けて返答待ちなんだ」

 

「なるほど、ヘスティア・ファミリアからも誘われてるんだね」

 

「まぁ〜あくまで保留ですが」

 

「なんじゃ、煮え切らん男だな」

 

「よせ、彼にとっては重要な事だ。他人の私達が、とやかく言う資格は無い」

 

「いきなり断らない回答よりかは望みはあるんだ。 今はそれで良いさ」

 

「どうも、ありがとうございます」

 

正直、こんなに悩むとは思わなかった。 普通に条件面から考えればロキ・ファミリアに移籍して方が俺にとってはメリットが多い。特にこのメンバーなら、俺の暴走した時に対応が出来る……頭では解っているのに何故、俺はベル達のファミリアを気にするんだ……

 

「では、俺はコレで失礼します」

 

俺はテントを出て、街に戻ろうとしていたが、目の前に奴が居た

 

「あぁー? 何でテメェがこんな所に居るんだ?」狼人族(ウェアウルフ)ベート・ローガ、2年前のあの時、以来か

 

「気にするな、挨拶に来ただけだ」

 

「待てよ、テメェーいつまで、レベル3で居座る気だ?」

 

「俺のレベルにお前と何の関係が有るんだ?」

 

「気に食わねぇーんだよ、レベルが下のやつが俺に一撃当てたのがよ」

 

「その事かよ……アレはスキル暴走の一時的なブーストだ、制御が効かないんじゃ話にならねぇーよ 」

 

確かにあの時、『鬼化』のスキルで俺の戦闘能力はかなり底上げされたから、戦えただけなんだが...コイツしつこいからな〜どうしたものか...

 

「なぁ!?」

 

「ん? どうした? あれベル? 何してるんだ」

 

考え事をしていたら、ベートが何かを見てあたふたしていて、視線を見るとそこには、ヘルメス様に誘導される様に着いていくベルの姿があった。 どうやら、ベート知り合いなのか?想像がつかないが今の内にズラがるとしますか

 

「やぁ〜ベート、助かったよ」

 

「何で、アイツがココに居るんだ!」

 

「あはは、いや〜それは〜」

 

何かやり取りしてるが面倒なので退散退散〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森 テントの近く

 

「さて、明日出発だから先ずは要らないもの捨てて、必要な物を買うか〜回復薬また値上がりしてるだろうな〜」

 

「焔!」

 

ベートから逃れて、ようやくテントに戻ると、そこには桜花が居た。

 

「桜花、何だ? 俺のテント前で 何の様だ?」

 

「俺と模擬戦をしてくれないか?」

 

「はぁ? お前明日出発なんだろ? ここで無駄に体力使ってどうするんだよ?」

 

「無茶なことは解っている...けど、俺が強ければそもそも今回の事を引き起こす事は無かった。 あの判断は間違いでは無い...けど、そのせいで皆に余計な罪悪感を与えてしまった...それだけが」

 

「んで、俺と模擬戦やれば少しは強くなると? この大バカ野郎!!」

 

「!?」

 

「そんな自己満足の為に付き合うか、お前が今、やるべきは次に同じことを繰り返さないために、どうするか? 考えることだろ?」

 

「それは...」

 

「少なくとも、お前は仲間を死なせなかった。 2年前俺に出来なかった事をしたんだ。 そこだけは誇れ!」

 

「焔...」

 

「リーダー1人強いだけで、ダンジョン攻略は出来ない、仲間との連携や、相手の能力の把握 それらを今回の失敗から学んで次に活かせ」

 

「解った...」

少し凹んでいたが、ちょっとは自信が着いたみたいだ、もうタケミカヅチ・ファミリアのリーダーはお前なんだからな

 

「模擬戦は断るが、今の桜花の動きを確認するための稽古位は付けてやる」

 

俺はテントからかなり太い木刀を二振りを出し、1本を桜花に、もう一本を俺が所持した。

 

「掛かり稽古だ、俺に攻撃当ててみろ?」

 

「お願いします! うぉぉー!!」

 

こうして、俺は久しぶりに桜花に稽古を付けていた。 何だかあの頃に少し戻ったみたいで楽しかった。

 

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