TS美少女が百合ハーレムを作ろうとして雌にされる話   作:カラカラダ

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筆が乗ったので


ツナガルコネクト

 ……ど、どうしよう。いくらりなりーもアニメやゲームが好きとはいえ、まさかこんなところでは会うと思わなかったな。

 

「「…………」」

 

 き、気まずい…。一応言っておくが、りなりーは無愛想に見えて心の中は感情表現豊かで可愛らしい女の子だ。きっと私が話しかけても邪険には扱わないだろう。

 

 とはいえ、初対面の相手にどんな話を振ればいいのか分からない。

 

「……それ、欲しいの?」

 

 そんな風にオロオロしていると、先に口を開いたのは意外にもりなりーの方だった。

 

「えっ? あぁうん! ちょっと前からずっと欲しかったんだよ! ゲームはいつもここで買ってるんだけど、前作はいつも売り切れでさ〜……」

 

 私はなんとか会話を繋げようと、ゲームの話題を必死に振り続けた。

すると、私の話を聞いているもりなりーの表情がどんどん明るくなっていくのがわかる。

そして遂には……

 

「……私もそれ、発売日だから買いに来た」

「ほんと!? じゃあさ、一緒に買おうよ!」

「うん」

 

 次は何を……あっ、自己紹介まだだ!

 

「えぇっと、制服的に虹ヶ咲の子だから後輩だよね? 私、2年生の蓮 美鈴! よろしくねっ」

「私は情報処理学科の天王寺 璃奈」

 

 ……よ、よかったぁ……! りなりーって結構おしゃべり好きな子なのかな? まぁいきなり声かけられても困っちゃうもんね。

 

「……美鈴さんでいい?」

「もちろんOKだよ。璃奈ちゃん」

 

 本当はりなりーって呼びたいけど、呼んだら引かれそうだから名前呼びにしておく。私はどこぞの宮下愛(やらしいの天才)と違ってそこまでのコミュ力はない。

 

「ありがとう」

「うぅん、気にしないで! あと敬語もいいから気軽にタメ口にしていいからね〜」

「分かった。そうする」

「うん。それでさ、もし良かったらこの後どこかでお茶しながらお話しない?」

 

 せっかく出会えたんだし、もっと仲良くなりたい。私はりなりーをデート(?)に誘った。

 

「ごめんなさい。今日はこの後予定があるから」

「そっかぁ……。残念だけど仕方ないかぁ。ちなみに用事って?」

 

 りなりー普段親が家に帰ってこないらしいから用事は無さそうだと思ったんだけどなぁ……

 

「家でゲーム。だからもし良かったら家にく……」

「行きまぁす!!」

「食い気味……」

 

 

 

 

 

「おおっ、広い……」

 

 午後4時半辺り。私はりなりーの家にお邪魔していた。両親が世界レベルの研究職?なだけあってかなりいいマンションに住んでいる。

 

 とはいえ、綺麗すぎてあまり生活感がないというか………

 

「美鈴さん、人の家はあんまりじろじろ見ない方がいいと思う」

「ごっ、ごめん! そういうつもりじゃ………」

「ならいいけど……」

 

 りなりーの家についた私は、早速部屋を物色していた。おっ、あそこのパソコンゲーミングpcだし、しかもトリプルディスプレイだ。周辺の機器も高級仕様で高そうだな……

 

「……」

「………ははは、ごめんごめん」

 

 いや、だってりなりー(前世からの推し)の部屋だよ!? そりゃ気になるじゃん!!

 

「……なに?」

「い、いやなんでも……! それより早くゲームしよ!」

「うん……。このゲームのシリーズ結構あるけど、美鈴さんは得意?」

 

 このゲームというのは某大乱闘ゲームのことだ。ちなみに前世の時はxから最新作までやっており、ガチってはないから特別強くはないけど決して弱くはないだろう。

 

「もちろん! インターネット対戦でブイブイ言わせてたから! 100連勝したことだってあるし!」

 

 ただしインターネット対戦じゃなくてCPとだけど。あんな廃人ばかりのゲームで100連勝なんてできるわけないだろ!

 

「すごい……。私でも70回くらいしか勝てたことなかったのに……」

「ま、負けず嫌いなんだねぇ……」

 

 怖ぁ…。去年までjcだったはずなのにとんでもないこと言い出したよこの娘………

 

「今日は負けないよう頑張る、むんっ!」

「おっ、やる気満々だねっ」

 

 相手にとって不足はなし。私はゲームカセットをス◯ッチに入れ、ダウンロードを待つ。

 

「ちなみにスイッチのソフトって舐めると苦いらしいよ。知ってた?」

「……知らなかった。教えてくれてありがとう」

「いえいえ」

 

 こんなゴ◯情報でもわざわざお礼を言うなんて、りなりーは本当にいい子だなぁ。妹に欲しいかも。

 

「よしっ、準備できた」

 

 おおっ、ゲームが始まったと同時に曲が流れてきたっ! あぁ…そこ(主題歌)飛ばすんだりなりー………。

 

 

 

 

「最初は8キャラかぁ、少ないね」

「プレイしてる内にキャラが増えていくみたい」

「へぇ、そうなんだ」

「それじゃあゲームスタート」

「よしっ、最初は……ちょっ、えぇっ!?」」

「………」

「ちょ、そのコンボは反則っ! 地上に帰らしてっ!」

「……」

「ストップ! ストップぅぅぅ!!」

「……」

「あ………」

「はいっ、私の勝ち」

「ぐぬぬ……」

 

 

 おかしい。りなりーに勝ってかっこいいところを見せるはずが、一方的に私がボロ負けしているなんて。

 

「もう1戦やる?」

「当たり前! 次は勝つもんね!」

 

 久しぶりだからブランクがあるだけ。だから次こそは必ず……!

 

「……」

「ああぁぁぁぁぁ!!!」

「……勝った。ぶいっ」

 

 嘘でしょぉ……。あとりなりーはサラッと勝利のポーズ(vポーズ)取って煽ってんじゃないよ。さっきとは違った意味でいい性格してるな。

 

「インターネットでぶいぶい言わせてたんじゃなかったの?」

「うぅぅ〜……」

 

 結局、2時間ぶっ通しでやって30連敗。りなりーは3戦目からキャラを変えてきて、私も対抗しようと有利そうなキャラを使ったけど、それでも惨敗してしまった。

 

「……ふぅ。そろそろ休憩する?」

「まだやれる! って言いたいけど、そろそろご飯の時間かなぁ」

 

 お腹が空いてきちゃったし、これ以上負けると先輩としてのメンツがマズいので今日はこの辺にしておこう。

 

「それじゃあピザでも頼む?」

「ん〜」

「ハンバーガーやお寿司とかは?」

「手作りって選択肢はないの?」

 

 両親がいないから、手料理とかのクセはついてないんだろうか。……そういえばアニメとかで弁当を作ってるシーンは見たことないかもしれない。

 

「…料理できない」

「お弁当とかはどうしてるの?」

「学食……」

「……じゃあ今日は手作りにしよっか!」

 

 宅配ばかりだとはりなりーの体や栄養バランスにも悪いし、少しずつだけど自炊を覚えさせよう。そう思った私は、多少手間だけど今から自炊の準備を始める。

 

「えっ? 美鈴さん料理できるの? 意外……」

 

  りなりーが目を丸くしながら驚く。失敬な、これでも前世はお昼の弁当毎日作ってたし、家庭科の成績は常に5を取れるんだよ?

 

「まぁそんなことよりさ、せっかくだし一緒に作らない? 料理も意外と楽しいよ」

「うん、分かった」

 

 ふむ、冷蔵庫を見た感じ本当に最低限のものしか入ってないな。これなら……

 

「じゃあ今日はオムライスにしよう!」

「トマト缶ないけどチキンライスはどうやって作るの? 」

「トマト缶はトマトジュースで代用できるんだなぁこれが」

 

 トマトジュースはジュースなのに調味料としても使える超優良飲み物だ。リゾットやピラフなどガチれば応用も効くしね。

 

「そうなんだ……」

「まずは玉ねぎとニンジンと鶏肉を切るんだけど、りなりーはどれくらいの大きさにする?」

「……このくらい」

「おっけー。次にフライパンにバターを入れて熱したら、みじん切りにした野菜類を入れます。焦げないように気をつけてね」

「うん」

 

 りなりーも意外と手際良く料理できてるし、このままだと早く終われそう。最初は慣れないIHコンロやら最新の調理用品が多くて不安だったけど、慣れるとこっちの方が使いやすいかも。

 

 次の休みにでも菜々と買い物しに……いや、菜々は料理できないからなぁ。……買い物は歩夢と行くか。

 

 

 

 

 

「というわけで、卵を乗せ終わったので完成ー!」

「……美味しそう」

「でしょー」

 

 我ながら上手くできたと思う。味見した時は卵もいい感じにトロトロしてたので大丈夫だろう。

 

「璃奈ちゃんケチャップかける?」

「んっ」

「はい、どうぞ」

「ありがとう」

 

 ケチャップをりなりーのオムライスにかけて、私のも同じようにする。

 

「いただきまーす!」

「……いただきます。はむっ」

「ど、どうかな?」

 

 りなりーは味覚肥えてそうだからなぁ、口に合うといいんだけど……

 

「美鈴さん凄い、まるでお店で食べるみたい」

「それなら良かったけど、流石にそれは褒めすぎだって」

「ううん、本当。私には絶対こんなに上手に作れない」

「また機会があったら教えてあげるよ」

「うん、お願い」

 

 りなりーが嬉しそうに頬張る姿を見てると、作った甲斐があるってもんだね。今度はお菓子でも作って持ってってあげようかな。

 

「ごちそうさまでした」

「はい、お粗末様でした」

 

 食事を終えた私たちは洗い物をするべく台所へ。

 

「食器洗うの手伝うよ。これぐらいはしないと申し訳ないし……」

「食洗機があるから大丈夫」

「ハイテクだね……」

「……美鈴さん」

 

 真面目な顔つきで私を見つめてくるりなりー。

 

「ん?」

「今日は楽しかった。色々とありがとう」

「こちらこそ。誘ってくれてありがとう」

 

 まさか2日目で会って家で遊ぶなんて思わなかったけど、りなりーが楽しんでくれたようで何より。

 

「本当にありがとう…」

「……えっと、どうして2回言ったの?」

「…………大事なことだから」

 

  うんうん、お礼は大事なことだよね。それよりなんか残念そうな顔してるけど私何かした…?

 

「じゃあ、また明日!」

「うん、気をつけて」

 

 りなりーの見送りを受けた後、私は自宅へと帰る。それにしても今日も色々なことがあったなぁ……。

 

 …………やばいっ、今何時!? 

 

「今の時間は……19時30分!?」

 

 侑との約束の時間まであと30分しかない。りなりーの家から自宅までは結構遠いから、急いで帰らなきゃ。

 

 

 

 

「ただいまー!……って、誰もいないんだった」

 

 慌てて時間の10分前に帰ってきたものの、玄関を開けるといつも通り静まり返っていた。

 

「……とりあえず着替えなきゃ」

 

 朝からずっと制服のままだから、少し汗臭い気がする。帰ったらすぐにシャワー浴びないと。

 

「侑〜、いるー?」

「うん、待ってたよ」

 

 私がノックをするとドアが開いた。なんだかこうして面と向かって話すの久しぶりかも? 最近は進級して忙しかったからなぁ…

 

 まぁいいか。今はそれよりも…

 

「話したいことって何?」

「……ええっと、その……」

 

 あれ? なんでモジモジしてるんだろう。……もしかしてトイレか? いやでも流石にそれはないか。

 

 もしかすると、すごく言いにくい内容なのかもしれない。例えば……

―――進路のこと、とか。

 

 まぁでも考えてみれば当然だ。もう2年生になったんだし、そろそろ将来のことを考え始める時期でもある。

 きっと、そういう話をするためにわざわざ時間を作ってくれたんだ。なら、私はそれに真剣に向き合わなきゃいけない。

 

「ゆっくり話していいよ。ちゃんと聞くから」

「……ありがと。……あのね、実は……」

「……うん」

「こないだ美鈴がシてた時、声が漏れてたって話なんだけど……」

 

 …………………………は?

 

「ふぇっ?」

 

 一瞬何を言われたのか分からず素っ頓狂な声を出してしまう。そして数秒経って理解した瞬間、私の身体は熱を帯び始めた。

 

「ちょ、ちょっとやめてよ! そもそももうその話は終わったんだし、わざわざ蒸し返さなくていいじゃん!」

 

 なんで今更そんなことを言われなくちゃならないの!? というかそれ完全に侑のせいだよね!? 確かに侑に聞かれたのはショックだったけど、でもそれは既に解決したことであって…!

 

「……ごめん。あれ、声が漏れてたんじゃなくて私が盗み聞きしたからわかったことなんだ」

「……はい?」

 

 えっ、どういうこと? 全く意味がわからないんですけど。

 

「つまりね、偶然聞こえてきたってわけじゃないの。私が美鈴の壁の方に耳を近づけたから、それで聞いちゃったんだよ」

「えっ、じゃあ立て付けが悪いから声が聞こえやすいってのは……」

「大丈夫だと思う。安心して」

「なぁーにぃーがぁー『安心して』だよ!! だったらなんで嘘ついたんだよぉ!!」

 

 恥ずかしくて死にそう……穴があったら入りたい。というか絶対埋めて欲しい。そのあと誰か掘ってください。

 

「ご、ごめん……でも私だって聞こうと思ってやったわけじゃないし、まさか美鈴があんなに乱れてるなんて想像できなぐひゃあっ!?」

「うぅ、うるさい……」

「ご、ごめ……」

 

 も、もう……私の不注意かと思ったら侑のせいで聞こえてただけとか、訳がわかんないよぉ…。私は侑の胸元に飛び込んでグリグリと顔を押し付ける。

 

「み、美鈴……」

「……なに!?」

「その……今日は積極的だね」

「へ?」

 

 顔を上げるとそこには赤くなった侑の顔。

 

「あ……」

 

 そういえば私勢いで抱きついてしまった。しかもなんか変な感じになってるような……

 

「い、今のは違うから! 別にそういうつもりじゃなかったし!」

「……うん」

「ほら、早く離れよう?」

「嫌なの?」

 

 嫌とかそういう問題じゃなくて! 変な感じになっちゃうから!

 

「当たり前でしょ……って、え?」

「私、もう少しこのままがいいかな……って」

「…………」

「だめ?」

「…………別にいいけど」

 

 ……はぁ。……なんかもう、疲れてどうでも良くなってきたかも。…………侑の匂い、嗅いでるとなんか落ち着く。

 

 それにしても、なんで()がこんな辱めを受けなきゃいけないんだよぉ…。でもなんか眠くなってきちゃったな。それにしても色々あったし……。

 

「……ねぇ、美鈴」

「んー……?」

「ごめんね……」

「……いいよ、気にしないで」

 

 まぁ、侑が謝る気持ちもわかるし。……よし、決めた。私は侑の背中に手を伸ばしぎゅっと抱きしめる。

 

「えっ、ちょっ!?」

「私は本当に気にしてないから、侑も気にしないでくれると嬉しい」

「で、でも……」

「その代わりと言っては何だけど……」

「うん……」

「寝させて…………」

「………え?」

 

 その言葉を皮切りに私はベッドに倒れ込む。色々あって疲れてたのか、私の睡眠欲はもう限界だった。

 

「…………おやすみ、美鈴」

「……」

 

 

 

 

 

 翌朝、目が覚めると目の前には見慣れた天井が広がっていた。

 

「……知らない天じょ――」

 

 ――ではなくて良かったぁ〜……って、隣で侑が寝てる!? 

 

 そういえばあの後寝ちゃったんだっけ…。昨日の出来事を思い出したらまた恥ずかしさが蘇ってきてしまう。

 

 ………とりあえず侑を起こすか

 

「おーい、起きろ〜」

「むにゃ……おはよう、美鈴……」

「うん、おはよう」

 

 まだ半分夢の中なのか、目を擦りながら挨拶をしてきた。最近はいつも歩夢に起こしてもらってたから、こういう姿を見るのは久しぶりかもしれない。

 

「それじゃあ、私は学校の準備とかしにそろそろ帰るね」

「そっか……」

 

 名残惜しそうな表情を浮かべる侑だが、まぁ仕方がない。私だって寝れるならもう少し寝てたいし。

 

「あ、美鈴!」

 

 部屋を出てドアに手を掛けようとしたところで後ろから呼び止められたので振り返る。

 

 えっと……持ってるスマホに映されてるのは私の写真…? これは…………寝顔!?

 

「昨日の寝顔、可愛かったからつい撮っちゃった」

「えっ……あ、あっ………ありがと……」

 

 不意打ち気味に投げかけられた褒め言葉に動揺してしまい、うまく返事ができなかった。……いや、でも待てよ!?

 

「ちょっ、なんで撮ってんの!? ってかニヤニヤすんな!!」

「ありがとって……本当こういう時だけ素直だね美鈴は」

「消せぇぇぇぇぇぇ!!!!!」




あとがき

◯蓮 美鈴(レズちゃん)
 最近コミュ力の低さが如実に現れている。大抵なんでもできるが、女の子を堕とすことだけは無理(逆に堕とされる)
ちなみに好きなゲームのタイプはキャラクターゲーム(アクション)。

◯天王寺璃奈
 ゲームを買いに来たら一緒にプレイして料理も作ってくれる先輩ができた。嬉しいね♡ ゲームがそれなりに強いはずのレズちゃん相手に連勝しまくる強い子。

◯高咲侑
 盗み聞きを謝罪したことでレズちゃんと今まで通りの関係に戻った。たまに幼馴染を揶揄ったりするけど不意打ちには弱い。

◯宮下愛
 やらしいの天才。りなりーの初めての友達枠をレズちゃんに奪われてしまった可哀想な人。



 感想とか感想とかいっぱい欲しいな♡(定期)

蓮美鈴(レズちゃん)のスクールアイドル化ってどう思う?(あくまで意見を聞くだけなので、アンケート結果は参照するとは限りません)

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