桜井と岩泉は、ある男が鳥取から帰ってきた男に会った。
「はい、あのー内に何か用ですか。」
「あのー、すみません。」
「ここの家の方ですか。」
と、岩泉は言った。
「えっ、そうですけど。」
「私、鉄道公安隊の物ですが。」
「ああ、鉄道の警察ですか。」
「はい。」
桜井は、男に言った。
「それで、話と言うのは。」
「実はですね、京都発の特急「はしだて」で殺人事件がありまして聞きたいのですが。」
「えっ、殺人。」
と、男は驚いていた。
「えっ、鳥取ですか。」
「はい、私は山下和也です、この日私、鳥取と出雲へ行っていました。」
「なるほど、鳥取と出雲は2泊3日ですか。」
「はい、私は特急に乗って鳥取へ行き、次の日に出雲へ行って、帰りは「やくも」と「ひかり」に乗って東京へ帰りました。」
「なるほど、山陰へ行く時は列車に乗って行ったんですね。」
「はい、間違いありませんよ。」
「そうですか、このサングラスとキャップ帽を被った男に心当たりありますか。」
「さぁね、心当たりありませんね。」
「そうですか、あまり心当たりありませんか?。」
「ええ、申し訳ありませんが。」
桜井と岩泉は、家に出ると。
「何かありましたら、連絡をください。」
「ええ。」
早速、桜井と岩泉は高杉に報告した。
「何、事件当日は鳥取に言っていた。」
「はい、山下は2泊3日で鳥取と出雲へ行っていたそうです。」
「なるほど。」
「と言う事は、京都から鳥取へ行って、次の日に出雲へ行ったって事だな。」
「はい、確認取っています。」
鳥取県警は彼が泊まったホテルで確認したが、間違いなく19日に市内のホテルでチェックアウトされていた、又島根県警にも彼は玉造温泉で20日にチェックアウトされていた事が分かった。
「アリバイ成立ですか。」
「ええ、2泊3日で山陰へ旅行し、21日に出雲から特急「やくも」に乗り、岡山で新幹線に乗って東京へ帰京した事が分かった。」
早速、高山は時刻表で調べて見ると。
「ありました。」
「今、乗るとしたら。」
出雲市13時55分発 特急「やくも18号」に乗車
岡山17時01分着 下車
岡山発17時09分 東海道・山陽新幹線「のぞみ22号」に乗車
東京着20時24分 下車
「やはり、出雲から特急に乗って岡山から新幹線に乗って帰京したのは確かだな。」
「ええ。」
「桜井と岩泉が、山下に会ったのは21時15分頃でしたからね。」
「ええ。」
「間違いなく、京都から鳥取へ行ったって事になりますね。」
「うーむ。」
「どうした、高山。」
「でも、何か引っ掛かるんだよな。」
と、高山は言った。
「それ、どういう事。」
「本当に京都から鳥取へ行ったのかな。」
遂に、列車トリックが解かれて、彼のアリバイは崩れるのか?。