ブラッド、レベッカと再会する
ゾンビ「ヴァァァァ!!」
ブラッド「クソッ!!休む暇も無いな」
ブラッドがレベッカと合流し、探索を再開してから数十分後、二人は、迫り来るゾンビ達と戦っていた。
レベッカ「でも、列車内に装備品が落ちてあって良かったですね!!」
ブラッド「あぁ!!」
しかし、何故か列車内に弾丸などがあったため、二人はゾンビ達を銃で狙撃しながら、先に進んでいた。
ブラッド「これでトドメだ!!」
そう叫ぶのと同時に、最後のゾンビを倒すブラッド。
ブラッド「ふぅ...........倒しても倒しても出てくるなんて、まるでゾンビの入れ食い状態だな」
レベッカ「ですね」
自分達という餌が、ゾンビを惹きつけていると自覚しているのか、皮肉気味にそう言う二人。
レベッカ「....................さっきから思っていたんですけど、この人達って、アンブレラの関係者なんですかね?」
ブラッド「.....そういえば、確かにそうだな」
何故、アンブレラ関係者がいるのか?
そんな疑問を頭に浮かべながら、そう呟くブラッド達。
ブラッド「ひょっとして、この列車はアンブレラ関係者の極秘の車両なのか?」
レベッカ「...........それなら、説明がつきますね」
乗客の物であろう、アンブレラのマークが付いたカバンを見つめながら、そう呟くレベッカ。
すると..........その時、どこからか大きく、激しい音が聞こえた。
ブラッド「な、何だ!?」
レベッカ「今の音..........この先から聞こえたような?」
ブラッド「何だと!?」
音の正体が何なのか。
当然ながら、そのことが気になった二人は...........音のした方へと向かったのだった。
☆☆☆
さて、黄道鉄道内には、ヒルともう一種類のB.O.W.が放たれていた。
主に、ヒルは鉄道内の制圧用として使用されたが..............そのB.O.W.は、黄道鉄道の調査にやってきたU.S.S.の隊員を排除するために、送り込まれていた。
そのB.O.W.の名前は【アバドン】。
皆さんご存知、リサ・トレヴァーによって生み出されたB.O.W.である。
彼らの特徴は、高い知能と尋常ではない食欲。
その証拠に、彼らは一部の人の言葉を喋ることが出来るのだ。
そんな彼らは今現在
アバドン1「おなかすいた〜」
アバドン2「ごはんだ〜」
U.S.S.隊員1「ギャアアアア!?」
U.S.S.の隊員達を襲い、喰らっていた。
何故、【アバドン】達がU.S.S.を襲っているのかというと.......リサから【アバドン】を購入したとある人物によって、意図的に絶食状態にさせられていたため、列車に放った瞬間に食欲が爆発。
その結果、彼らを列車内にいる人間を餌だと見なしたのか、U.S.S.の隊員を襲いまくっていたのである。
U.S.S.隊員2「クソッ!!あの鳥から逃げられたかと思えば、今度はバッタかよ!?」
U.S.S.隊員3「しかも、コイツら喋るぞ!?」
【アバドン】の襲撃により、混乱状態となるU.S.S.隊員達。
そして、何とかして【アバドン】を倒そうとするが
アバドン3「おいしそう〜」
意外と耐久力が高かったのか、【アバドン】達はU.S.S.の隊員に向け、そのまま攻撃を続けるのだった。
U.S.S.隊員4「来るな......来るなぁ!!」
アバドン達「「「「「アハハハハハ!!」」」」」
まさに悪魔の名にふさわしい声を上げながら、U.S.S.の隊員達に襲いかかる【アバドン】達。
その食欲は収まることはなく.......あっという間に、その車両にいるU.S.S.隊員達を喰い殺していった。
アバドン1「まだたりない〜」
アバドン2「おなかすいた〜」
アバドン3「またたべたいな〜」
そんなことを言いながら、移動していく【アバドン】達。
この後、【アバドン】達は二人組の人間に遭遇し、戦うことになるのだが..........そのことを知らない【アバドン】達は、他の車両にいたゾンビ達を喰いまくるのだった。
☆☆☆
一方その頃.......とある研究所にて、哀れな.U.S.S.隊員の末路を見たウィリアム・バーキンはというと
ウィリアム「あり得ない.......あり得ない..........あんなB.O.W.がいて............たまるか!!」
【アバドン】というアンブレラも真っ青なB.O.W.に対し、そうブツブツと呟いていた。
それもそのはずで........何しろ、虫系のB.O.W.は巨大化する上に、凶暴化する傾向が多く、仮に、非人道的な方法で人の遺伝子を加えたとしても、その知能は変わることがなかったため、虫系のB.O.W.の研究は進んでいなかったのだが..........【アバドン】の登場によって、アンブレラ内のその常識は崩れることになったため、無理もなかった。
ウィリアム「しかし......一体どうやってあそこまでの知能を........?」
【アバドン】の知能の高さに対して疑問を持ったのか、そう呟くウィリアム。
ちょうどその時、ウィリアムの元に通信が入り
ウィリアム「私だ」
彼は、その通信に出たのだった。
ウェスカー『.......ウィリアムか』
ウィリアム『ウェスカー!!無事だったのか!!』
ウェスカー『あぁ......何とかな』
いつもの淡々した様子で、ウィリアムに向けてそう言うウェスカー。
一方、ウィリアムの方はというと
ウィリアム「ウェスカー!!君の元に新型のB.O.W.が来ていないか!?」
【アバドン】のことが気になったのか、そう尋ねていた。
一方、その言葉を聞いたウェスカーはというと
ウェスカー『..........何?』
寝耳に水だったのか、そんな言葉を漏らした後、こう言った。
ウェスカー『......まさかとは思うが、鉄道内に入ったU.S.S.に何があったのか?』
ウェスカーがそう尋ねると.......ウィリアムは悔しそうに唇を噛むと
ウィリアム「............車両に新型のB.O.W.が放たれていた』
さっき、車両内で起こった事実をウェスカーに伝えた。
ウェスカー『........その新型は例の女の作ったB.O.W.か?』
ウィリアム「.....その可能性は高い」
ウィリアムがそう言うと、ウェスカーはしばらく黙った後
ウェスカー『私はしばらく森の周辺を調査する。お前は例の女について何か分かったら、すぐに連絡しろ』
と言うと、通信を切るのだった。
ウィリアム「あぁ.....あの女め、一体どうやってあんなB.O.W.を作ったんだ......?」
通信を切られたウィリアム自身は、そんな同期のことを尻目に、新型のB.O.W.に対して、執着し始めていたが........当の本人は、そのことを理解する暇もなかった。
というわけで、今回は【アバドン】の初お披露目回でした〜。
.......我ながら、地味に怖いやつを生み出してしまった。