ブラッド、レベッカと共に行動開始。
【アバドン】、暴れまくる。
さて、車両内を進み続けるブラッドとレベッカだったが.......二人はとある車両に入ったところで、とある光景を目の当たりにし、言葉を失っていた。
それもそのはずで.......何せ、数体の人型のバッタ.......【アバドン】達が、ゾンビを生きたまま喰らっていたため、二人が呆然としていたのも、無理もなかった。
レベッカ「ブラッド!!」
ブラッド「あ、あぁ!!」
レベッカの掛け声によって、我に返ったのか.......【アバドン】達に向け、銃を構えるブラッド。
その瞬間、【アバドン】達はクルリとブラッド達の方を向き
「「「「「ごはんだ〜!!」」」」」
と叫んだ後、ブラッドとレベッカの方にそのまま向かって行くのだった。
ブラッド「来やがったぞ!!」
そう叫んだ後、銃弾を放つブラッド達。
しかし.......硬い体を持つ【アバドン】達にその攻撃は通じなかったのか
「「「「「アハハハハハ!!」」」」」
笑いながらブラッド達に近づいていった。
レベッカ「弾丸が通じない!?」
ブラッド「どんだけ硬いんだよアイツらは!!」
弾丸を放ちながら、そう言うブラッド達。
アバドン2「いただきま〜す!!」
そう言った後、レベッカに飛び掛かる一体の【アバドン】。
レベッカは、その攻撃を避け、再び銃を放つものの......強固な肉体に弾丸が通じるわけもなく、再びレベッカに攻撃を仕掛けようとしていた。
ブラッド「させるかよ!!」
そう言った後、【アバドン】に体当たりをするブラッド。
その体当たりをくらった【アバドン】は、その勢いで他の【アバドン】達とぶつかり、倒れてしまうが......ムクリと起き上がると、ブラッド達の方へ向けて、ジリジリと歩いていった。
ブラッド(ここまでか......)
ブラッドがそう覚悟を決めた時、突然、後ろのドアが蹴飛ばされたかと思えば、瓶を持ったとある男が車両に入ると
ビリー「オラッ!!」
【アバドン】達に向けて、その瓶を投げつけた。
すると、その瓶が割れるのと同時に【アバドン】達の体に火が付き
「「「「「ギャアアアア!?」」」」」
【アバドン】達は炎に包まれ、苦痛の声を上げるのだった。
レベッカ「な、何!?」
突然の出来事に対し、ポカーンとするレベッカ。
一方、ブラッドの方はというと
ブラッド「アイツら.......炎に弱いのか!?」
炎の熱に苦しむ【アバドン】をみながら、そう呟いた。
そんなブラッド達を尻目に、男は銃を構えると
ビリー「喰らうなら鉛玉でも喰らうんだな」
そう言った後、一体の【アバドン】に対して弾丸を放った。
その瞬間、その弾丸は【アバドン】の頭を貫き.......そのまま倒れ、ジタバタと動いた後、動かなくなるのだった。
それを見た【アバドン】達は
「「「「逃げろ〜!!」」」」
と言いながら、別の車両へと逃げていった。
ビリー「たくっ........炎に弱いとはいえ、やっぱり耐久力が高いな」
【アバドン】達の後ろ姿を見つめながら、そう言う男。
そんな男に対し、ブラッドとレベッカは近づくと.......こう言った。
ブラッド「助けてくれてありがとう。俺はブラッド・ヴィッカーズ。こっちはレベッカだ」
レベッカ「レベッカ・チェンバースです。さっきは助けてくれてありがとうございます」
二人の言葉を聞いた男は、ブラッド達の方を向くと
ブラッド「俺はビリー。ビリー・コーエンだ」
レベッカ「ビリー.......ですって!?」
ビリーという言葉に聞き覚えがあったのか、驚いた顔になるレベッカ。
一方、そんなレベッカの反応が引っかかったのか....ブラッドはレベッカに対し、こう尋ねた。
ブラッド「おいレベッカ。ビリーについて何か知ってるのか?」
その言葉に対し、レベッカはしばらく黙った後......こう言った。
レベッカ「ビリー・コーエン。元軍人で23人の民間人を殺した罪で死刑判決を受けた男です」
レベッカがそう言うと、ブラッドの目は見開いたかと思えば
ブラッド「........冗談だろ?」
思わずそんなことを呟いた。
それを聞いたビリーはため息を吐いた後、銃をブラッドたちに構えると
ビリー「.......まさかお前らがお巡りさんだとはな」
引き金に手をかけながらそう言った。
ビリーのその行動に対し、レベッカとブラッドは銃を構えたのだが
「「「!?」」」
動いていないはずの列車が動き始めたため、お互いに銃を下ろすのだった。
ブラッド「な、何だ!?」
レベッカ「あなた、何かしたの!?」
ビリー「おいおい、俺みたいな奴が列車を動かせると思うか?」
そんなことを口々に言いながらも、ビリーを加えたブラッドたちは動き始めた列車内を移動し始めたのだった。
☆☆☆
リリス1「ミリー、どう?」
リリス2「うん、バッチシ!!列車は動いてるよ!!」
黄道列車が動き始めた頃、その様子を遠目で確認する女達.......もといリリス達。
そして、その場から立ち上がると
リリア1「それじゃあ、撤退しましょうか」
そう言った後、その場から立ち去っていくのと同時にとある人物に向けて連絡を行った。
リリス1「もしもし?ジェイミー様?」
???『あぁ、聞こえている。計画は順調か?』
リリス1「もちのろんで〜す!!今さっき列車が動くのを確認しました〜!!」
リリス1がそう言うと、声の主はフッと笑うと
???『それで良い。客は待たせるのはマナー違反だからな』
そう言った後、通話を切るのだった。
リリス3「.......にしてもさぁ、何でまたリサ様はあのヒル女と手を組んだのかな?」
リリス2「ヒル女じゃなくて、ジェイミー様ね」
リリス3「細かいなぁ」
やれやれという様子でそう言うリリス3。
そんなリリア3に対し.......リリア1はというと
リリア1「リサ様はね、アイツを利用してアンブレラに打撃を与えるつもりなのよ。だからジェイミーとかいう奴には情なんか持ってないわよ」
フフッと笑いながら、そう言った。
その言葉を聞いたリリスsは
「「「「あ〜」」」」
納得したような声を上げた。
リリス1「んじゃ、任務に戻りましょ」