ヤンデレの力って偉大だね   作:狼黒

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ベアトリーチェがマジでクズだった
待てよ?あんな性格なら生徒を実験体として使ってそうだな

そんな考えから生まれたオリ主です


因みにベアトリーチェは先生たちと対峙する前に死にます
早く死んで欲しかった、ただそれだけです



ところで何故ここが分かったんだろ

「ば、馬鹿な…貴女一体どうやって!」

 

驚愕に体を震わせる大人-ベアトリーチェ

アリウス自治区を支配して自分の領地とし、アリウス分校の生徒達に洗脳と言うべき教育を行っている

アリウス生徒の事を駒としか思っておらず、自分の計画のためなら何の躊躇もなく捨て駒にし、用済みになった生徒や邪魔者は排除すると言う考え

自身が『崇高な存在』となるために、長年の計画を実行に移した彼女

しかし、今、その計画は頓挫しようとしていた

目の前で銃を突きつけている、少女によって

 

「どうやってって…そりゃ無理矢理脱出してきたのさ」

 

そう言って銃を突きつける少女

彼女の体を見てみれば、傷がないところを探すのが不可能な程ボロボロであった

何より、根本から片腕がない

 

「そ、そんな筈は…見張りは一体何を!」

 

「見張り?あぁ、お前さんの指示でどっか行ったけど?」

 

目の前の少女の言葉に、ベアトリーチェは自身の失敗を悟る

少しでも到達を送らせるため、全生徒を向かわせると言う指示のせいで、監視の目が薄れた

 

「だ、だとしても念には念をいれて二重三重にも拘束していた筈!どうやっ『もう黙れよ』がほっ!?」

 

口の中になにかを突っ込まれて途絶える言葉

途端に口の中に広がる血の味、そして柔らかい感触

僅かに見える視界に飛び込んできたのは、手首

つまり-口の中に千切れた腕を捩じ込まれていた

 

「散々わめいて五月蝿かったのが静かになったねぇ…で、今まで私にしてきたこと覚えてるかな?」

 

「ーーーっ!ーーーーっ!」

 

「あぁ覚えてない…じゃあ教えてやるよ」

 

そう言った瞬間銃が目の前から消えたと同時に、何かが空に飛ぶ

それが自身の腕だと気づくのに、時間がかかった

それと同時に体全体に走る、激痛

 

「ーーーーーっ!ーーーーーっ!!??!」

 

「あぁ痛い?…でも、私が言っても止めてくれなかったよね?『痛い』って言っても、それに対して『黙りなさい』だったよな?それか嗤ってたよな?」

 

少女が手にしている銃をよく見れば、下からブレードが展開されている、恐らくこれで斬り飛ばしたのだろう

そう言って今度は足を切り飛ばす少女

またしても激痛が走って悲鳴をあげるが、口の中に突っ込まれている千切れた腕のせいで声にならない

 

「ーーーーーっ!!??!ー-----っ!!?」

 

「まだ死なないのか…まぁいいや、もっと苦痛与えてあげるよ…今までのもさぁ…!」

 

そう言って今度は体を切り裂こうと振り上げる少女

それが振り下ろされた時、またもや声にならない悲鳴が至聖所に響き渡った

 

 

 

 

「…死んだか…」

 

そう言って立ち上がる少女

足元には、ベアトリーチェだった亡骸が転がっている

最も損傷が激しく、判別不能だが

 

「取り敢えず…アツコ…助けなきゃ…」

 

そう言ってふらふらとした足取りで、十字に吊られている少女-アツコの元へ向かう少女

やがて足元にまで着くと、そこら辺に転がっている残骸を足場に、アツコの元へ辿り着き、アツコを拘束している蔦のようなものを引きちぎる

一応支えとなっていた蔦のようなものがなくなったことによって、アツコの体は地面に落ちそうになるが、少女が体をキャッチしたことによって事なきを得る

そのまま地面に着地すると、アツコを地面に横たえる少女

そしてここに来る道中に叩きのめしたアリウス生徒の制服を被せた後、その場から去った

 

 

 

 

 

 

 

「ヒャッハー!」

 

何時ぞやのヤンキーを思い出す叫び声をあげ、昔のスケバンみたいな服を着て、目の前で暴れまわる少女達

その手には銃が握られている

 

 

 

因みに模造品とかじゃなくて立派な実銃、実弾使用の本物

何だったら今襲われてるコンビニに普通に置かれてるし

今そこ、ここは世紀末かと思っただろう

だが残念だったな、ちゃんと文明は構築されてるし、治安は一応維持されてるぞ

銃持ってたら毎日死人が出るんじゃないかと思ったそこの君、安心しろ

この世界では『ヘイロ―』と呼ばれる謎の物体によってどんな攻撃を受けようとも「痛い」で済むぞ

まぁ多分そのせいで毎日毎日こういう騒ぎが起きてるんじゃないかとは思うけど

アリウスだったら文字通り『殺し合い』だったからね、これならまだ生温い方だよ

というか今更ながらあのクソババア、何処から『ヘイロ―』を破壊できる爆弾なんて用意してたんだろ

というかアリウスから脱出して初めての街だからな、ひょっとしたら私の常識がおかしいのかもしれん

まぁあそこで色々されたせいで痛覚はなくすわ、味覚はなくなるわで色々大変だったし

今話したのも絡まれたチンピラに聞いて初めて知ったもん

名前?あっちじゃ『実験体913』としか呼ばれてなかったから知らん

ただあの五人組のうちの「姫」って言われてた…アコだっけ?

まぁとにかくその子には『ミラ』って呼ばれてたから、まぁそうなんでしょう、知らんけど

というかあそこでまともな扱いしてくれたのあの五人組だけだったな、他は皆拷問だの実験だったし

そういや何時から四人になったんだっけな…まぁいいか

あのクソババアの指示だったんだろう、多分『ひたすら苦痛を与え続けなさい』とでも言ったんじゃないの

多分色々な拷問器具用意してたのも多分あいつだろうし

拷問されながら至近距離で銃撃たれるのってきついぞ?

腕切り落とされたり目を抉り出されたりしたし

え?じゃあ何でこんなピンピンしてるのかって?

それは、私の体質が関係してる

 

『超次元治癒能力』

 

あのババアはそう言っていた体質

まぁ名前のように、私は治癒能力や再生能力が異常に速い

軽い傷は塞がるし、例え腕を切り落とされても塞がる

まぁ早い話が、化け物

アリウスの連中は軒並みそう言ってたしね

まぁ腕を切り落とされたり目を抉り出されても、その傷口が塞がるだけで再生する訳じゃない

おまけに塞がると言っても塞がるだけで、傷口が無くなるなんてことにはならない

だから左腕はないし、左目はないから適当に包帯を巻いている

まぁそんな体質のせいか、人間らしい扱いなんて一度もしてもらったことはない

あの五人組も、誰かが近くにいるときは大体私に強く当たってたし

まぁあの五人も学校での立場があるだろうからそうせざるを得なかったってことは分かってるから恨んじゃいないし、そもそも言葉だけだったから問題ない

あの気弱そうな…ヒヨリはそう言うの慣れてないのか凄くたどたどしかったけど

周りにいなくなった後凄く申し訳なさそうに謝りながら看病してくれたけど、別に気にしてないから問題なかった、寧ろ申し訳なさそうにしてるのが逆に申し訳なかったまである

で、まぁ大分前に、いつもの様に実験が終わった後、隙を見て逃げ出した

具体的に言えば、切断された腕を、残ってた腕で振り回して無理やり突破した

腕ってのは凄いね、振り回したら立派な凶器になるし

で、逃げ出す際に隠れてた部屋にあった物を何個か拝借して、クソババアを殺した

あそこから逃げ出せたのも、拝借したもののおかげだし

で、まぁアリウスからの追手を撃退しつつも、一応生活してるわけですよ

生活と言っても路上生活だけど、牢屋の中で両腕吊るされてるよりはマシですよ

まぁそれはそれとして、目の前でコンビニ襲撃してるのどうしよかっな

なんか色々大変そうだけど…まぁ黒い制服姿の集団が来たし大丈夫かな、多分

しかしえらい手際がいいな、誰かが指揮でもしてるんだろうか

じゃあ私は今日の食料を…

 

 

「!危ない!」

 

 

そんな叫び声が聞こえたから振り向いてみると、吹き飛んだ車が少女に向かって飛んでいく

多分あの暴れてる連中の一人が投げた手榴弾か何かで吹き飛んだんだろう

『ヘイロ―』があるとはいえ、車が直撃したら多分耐えられんだろう

咄嗟の事で固まっているし、今からじゃ避け切れんだろう

 

「…仕方ないなぁ」

 

そう言いながらその女子生徒の元へ走り出すと同時に、腰に下げていた銃を右手に持つ

十字型のそれを持ちながら、下の方にあるボタンを押すと、下の方からブレードが伸びてくる

そして女子生徒の前まで来ると、目の前まで迫ってきていた車目掛けて上から降り下げる

そうすると車が真っ二つになって、両側に落ちて爆発する

近接武器と銃を合体させた複合武器―『ブレードガン』

あそこから逃げ出すときに奪った武器の一つ

説明書によれば、12発装填で撃ち尽くしたらレバーを引くだけで装填可能

さらに下にあるボタンを押せば、近接武器としても使えるらしい

こんなもん一体どうやって作ったのかと思う

まぁそれはどうでもいいとして、どうしよっかな

黒い制服連中がこっち向かって来てるからな

というかなんか一人大人がおるが…逃げるか

あんなクソババアと一緒の存在なんて信用出来ん

 

「あ、待って!」

 

誰が待つか、あばよう

 

 

 

 

「ふぅ…ここまでくればいいや」

 

そう言いながら『ブレ-ドガン』を持ち直す

威嚇射撃しながら逃げたし、そもそもこんな治安が悪そうなところ近寄らんだろ

まぁここもアリウスに比べたらましな方だね…いやそもそもあそこじゃ本気で殺しに来るから同じことか

私が逃げてる時も爆弾だのロケットランチャーだの平気でぶっ放してきたし

多分拝借した物がなけりゃ逃げ切れてなかったね

まぁ…

 

「今も逃げきれてないんだけど」

 

 

そう言って右に向けて引き金を引いて連射する

12発全弾打ち切った後に、呻き声が聞こえるから多分当たったんだろう

そして物陰から出てくるガスマスク姿の生徒ーアリウス生徒

最近制圧されたと言うのに何故こんなところに居るのやら…

第一あのクソババアは私が殺したと言うのに

 

「実験体913、大人しく連行されてもらおう」

 

「…嫌だと言ったら?」

 

そう言った瞬間、何処からか銃弾が飛んでくるのを顔を傾けて回避する

視線を向ければ、目の前で銃を構えている

『ヘイロ―』があるから撃って気絶させた後に連行する気なんだろう、どうやるのかは知らないが

まぁあんなところに戻るなんて御免こうむるけどね

というより元からこうするつもりだったんでしょうに…

 

「撃て」

 

そう言った瞬間、目の前の集団が構えていた銃から銃弾が飛んでくる

遠慮がないねぇ…まぁあそこで暴力や拷問しかやってこなかった連中だし当然と言えば当然かな

そう思いながら吐き気を堪えつつ、飛んでくる銃弾を何発か喰らいつつ、物陰に滑り込む

そして『ブレ-ドガン』を腰に戻した後、腰に着けていたもう一つの拝借した物を腰から取り外してトリガーを引く

何人かに命中して倒れたけど、次から次へと新手がやってくる

まるで地下にいるGのようだな、まぁ危険度は俄然こいつらの方が上だけど

そんなことを考えながら、『ブレ-ドガン』を逆手に持って、アリウス残党生徒連中に斬りこんだ

 

 

 

「はぁ…やれやれ…」

 

下水道に構えた仮拠点で、捨てられていたソファに座り込む

今日は本当に厄日だな、強盗に巻き込まれるわ

というより今日のご飯どうしよっかな…何にもない

またGでも食べるか…?いやでも最近見なくなったからな

しゃーない、また下水道の水飲んで我慢すっか

その後寝よ

 

 

 

 

『う、あああああああああああっ!?』

 

 

『や、やめっ、うあぁぁぁぁぁぁぁっ!?』

 

 

『あ、がぁ…うごっ!?』

 

 

『むぐーっ!むぐーっ!…んぐぅぅぅぅぅぅ!?』

 

 

「っ!」

 

飛び起きて近くに置いていた『ブレ-ドガン』を手に取って周りを見渡す

けど視界に入るのは、下水道の水が流れる音と僅かにある明かり、そして拾ったゴミで作った仮拠点

 

「夢かよ…クソッタレ…」

 

あそこで受けた実験や拷問などが、未だに脳裏にこびり付いている

そのせいでまともな睡眠がとれた試しがない

横になって目を瞑るだけであの時の事が鮮明に脳裏に浮かんでくるんだから

これどうにかならんのか…まぁなったら苦労せんか

多分生きてる間ずっとこれに悩ませ続けるんだ

 

「はぁ…本当もう…」

 

「じ、じゃあ、な、何か飲みますか?」

 

そう言われて差し出してきたペットボトルを受け取って、中の水を飲む

下水道の水と違ってちゃんと加工されてるからか、気持ち悪い粘り気とかがなくてすいすい飲める

あっという間に全部飲み干して空に…

 

待て、私は今誰からこれを受け取った?

そもそもここ私一人の筈

 

そんな考えが頭を巡った瞬間、ペットボトルを放り投げて渡してきた人物を床に組み敷く

それと同時に『ブレードガン』を持ってブレードを展開して、不審者の首目掛けて刺そうとした

 

「待って!」

 

けど、振り上げた右手に誰かが抱き着いてきたことによって、それは叶わぬ願いとなる

ならばと抱き着いてる奴を蹴り飛ばそうと向けた視界に飛び込んできたのは、紫色の髪と赤い目

その容姿に、私は見覚えがあった

 

「アツコ…?」

 

そう呟くと何度も頷く少女ーアツコ

何故という疑問を抱えながら、組み敷いた人物に視線を移せば、水色の髪に帽子を被って、首にはマフラーを巻いている

 

「や、やっぱり私を恨んでたんですね…と、当然ですよね…」

 

「っ!?ヒヨリ!?ごめん!」

 

慌てて少女-ヒヨリの上から退く

というか待って、この二人がいるってことは…

 

「…警戒しすぎだと思う、姫が止めてなかったら大変なことになってたよ」

 

「全くだ、危うく撃ちそうになったぞ」

 

「…や、やぁミサキにサオリ、久し振りだね」

 

「話をそらさないで…そこに正座」

 

「はい、すいません」

 

そう言って大人しく正座する私

そんな私を呆れた目で説教してくる少女二人ーミサキとサオリ

何気にこんな説教されるのも久し振りな気がする

ところでですね…

 

「何故アツコとヒヨリの二人はそれぞれ右腕と背中に?」

 

「ミラ、余計なこと言わないで話聞いて」

 

「ういっす」

 

アツコに言われて大人しくミサキとサオリの説教を聞く

相手を確認してから攻撃しろ、こんな不衛生な場所で暮らして病気にでもなったらどうするの、今まで何をしていたのetc…

そんな感じで説教されること…何分か分かんない

まぁ少なくとも足が痺れて立てなくなるぐらいには怒られた

 

「サオリ、ミサキ、説教もそろそろ良いと思う、ミラも反省してるみたいだし」

 

「…姫がそう言うなら」

 

そう言って私への説教をやめる

ありがとうアツコ、この恩はいつか必ず返すよ

というかサオリ達にも返さんといかんな…

 

「それに、どうせこれからズットイッショなんだから」

 

「えっ、それってどういうっ!?」

 

アツコの言葉に疑問を浮かべた直後、首筋に衝撃を感じて意識が遠ざかっていく

黒くなっていく意識で最後に見たのは、目のハイライトが消えて歪な笑みを浮かべる、サオリ達の姿だった




プロフィール欲しいなら書くよ
次回からヤンデレ出てくるよ
リアルが忙しいからいつになるかは分からないけどね

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