SHIN KAMEN RIDER ~The Re:Build~   作:フォレス・ノースウッド

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サソリオーグをどうするか悩んだ壁を乗り越えたら思いのほか次の話がとんとん書けました。
前半は、シン本家でのサソリオーグパート最大の問題点
『サソリさんの最後に対し、本郷がノーリアクション問題』
に対するせめてもののアンサー。

真の安らぎ読めば読むほど、サソリさんの本編の扱いがもったいない(汗


怪異:ハチオーグ編①/支配

 東京都某所、日本各地に点在する《A.S.U》所有のセーフハウスの一つたる二階建ての一軒家。

 一見すると、周囲に隣接する他の家々らに馴染んで住宅街の景観と空気に溶け込んでいるかの施設には地下があり、その区域の一部屋にて本郷とルリ子、立花と滝がいた。

 彼らは今、昨晩に起きた《A.S.U》と《SHOCKER》の上級幹部(オーグメント)との戦闘に関して落ち合っている。

 

「本郷くんたちがコウモリオーグのアジトに乗り込んでいる間、私が仕切る部隊とは別の班がサソリオーグの猛毒性化学物質を用いた大規模テロの情報を掴んでいてね、一刻を争う状況もあり強襲せざるを得なかった」

 

 立花は本郷らに、彼らの助力を借りずに《サソリオーグ》を対処するに至った経緯を説明する傍ら、滝は再生機器と繋げた円筒状のプロジェクターを立ち上げ、部屋の電気を消すと、スクリーン代わりの白い壁面に、武装した部隊員のヘルメットに備えられたカメラによる疑似主観映像が映し出された。

 彼らが銃器を構えて臨戦態勢で進んでいるのは、どこかの地下駐車場と思わしき施設。

 いくつか停車している車両があり、大型のトラックが数台。

 

「SAA……」

 

 本郷の強化された目は、アプコンされても粗さが残る映像でもはっきりと、トラックのコンテナ後部の扉に堂々と刻まれた《SHOCKER》の鷲とサソリのエンブレムと、危険物標識(ハザードランプ)ともに刻まれた文字が読める。

《SAA》はニット帽に擬態してる自身の仮面(マスク)のロゴの法則性から『SASORI AUG(サソリオーグ)』の略だと直ぐに分かった。

 

「KAWAII……DOKU?」

 

 だが次に横並びする英字……否、ローマ字に対して隠しきれない戸惑いが湧き、自分の視覚を思わず疑った。

 立花と滝を見ても二人は平静な真顔、隣にいるルリ子に目をやると、彼女は本郷の心情に賛同してると言わんばかりに溜息をして頷く。

 部隊に同伴しているサーチライトを乗せた四輪駆動の陸上型ドローンが、珍妙なローマ字付きだが危険物がたっぷり積まれているであろうトラックの巨体以上に目立つ高級車(リムジン)を照らし、隊員たちは円状に取り囲むと、後部席のドアが射出された。

 ドアを蹴飛ばした張本人が銃口を向けられている状況でも構わず降車し。

 

『さあ―――Let’s Party~~♪』

 

 カメラが捉えた《サソリオーグ》の姿を見た本郷は――。

 

「っ……」

 

 最早どっから突っ込んでいいか皆目見当がつかない超絶インパクトたっぷりな彼女の容姿を前に、開いた口が塞がらずにいる。

 自分とクモオーグの体質と服装(スーツ)諸々を下に、本郷の予想ではサソリ状のフルフェイスのサソリを模したの仮面とスーツを着想し、甲殻型の盾を携え、先端に毒針の付いた蛇腹の鞭で標的の血肉を裂いて毒を流し込んで粛清するものと考えていたが、実態は彼の想像の斜め上の遥か彼方を行くものだった。

 クモオーグ――マサの記憶(プラーナ)で見た過去の彼女も相当奇抜だったが、そこから時を経た現在の姿は――。

 

 鮮やかだが毒々しい血の色をした露出の多いドレスを着こみ。

 左腕とはその名に相応しくサソリの甲殻に覆われ、手は五指からハサミに変化されており。

 両目と顔の右側と赤いメッシュの入った黒髪の一部を残して、顔面と頭部の大半をサソリのオブジェ(絶えず尾が彼女のテンションに比例して、いやらしい動きでうねり続けている)が取りついた乳白色の仮面を取り付け。

 

 ―――一度見たら一生忘れられない、過激な外見(ビジュアル)をしていた。

 

「《サソリオーグ》――本名《松方詩織》、幼少時より母親と共に父親から日々ドメスティックバイオレンスを受け―――」

 

 

 滝が手に持ったファイルに記された彼女の素性を淡々と述べる傍ら、プロジェクターは《A.S.U》の実働班と、サソリのエンブレムが象られた防弾盾を持ち、レオタード風の黒装束とあの無機質な仮面を被る女性戦闘員を引き連れた《サソリオーグ》の戦闘が繰り広げられていく。

 

『ECSTASY~~ECSTASY~~スゥゥゥ~~パァァァ~~~―――ECSTASYィィィ~~!!』

 

 記憶(プラーナ)で見た過去の彼女同様、英語混じりの口調と快感に酔いしれる破顔が組み合わさったハイテンションで、部隊の銃撃を戦闘員たちを盾に防ぎつつ。

 

『さあ!もっと私をHAPPYにしてぇぇぇ~~~!!』

 

 恍惚に高ぶり過ぎてとち狂った笑い声を上げ続けながら、左手のハサミを振るい、手袋を嵌めた右手とヒールから伸びた毒針で一人、また一人殺傷していくサソリオーグ。

 対する実働部隊員たちも、昨日の本郷(ライダー)とSATに偽装したクモオーグ配下の戦闘員との戦闘の様な、一方的にサソリオーグの殺戮ショーに蹂躙されるばかりでもなく、彼女の専属戦闘員たちを全員撃ち抜く。

 

『貴方たちも好きね~~♪ いいわ~~~Very Good―――』

 

 床一面、トラック外装一面、壁一面におびただしい量の血がこびりついた駐車場(せんじょう)で、サソリオーグは独り、まさに四面楚歌の状況下に陥りながらも、まるで恐怖など根本から消し去ってしまったかの如く、不敵かつ歓天喜地な態度(たいせい)のまま。

 

『好きなだけENJOYし果てましょう~~ッ!!』

 

 部隊員らの銃口から注がれる弾丸の驟雨へ、飛び込む。

 サソリオーグ――松方詩織の命運はこの時点で尽きたと、本郷は悟っていた。

 いかな常人を超越した戦闘能力を有するオーグメントと言えど、この短時間で生命線(プラーナ)を出し惜しみもせず大量消費する戦い方は、自滅行為に他ならない。

 

『ああ~ん♪ はにゃにゃ~ん♪ うぎゃぎゃ~~ぎゃにゃ~ん~~♪』

 

 本郷が見立てた通り、実働部隊の物量と時間に物を言わせた消耗戦によって、撃ち込まれた弾丸を体外へ排出するだけの再生能力に使うプラーナすら残らず使い切ったサソリオーグ。

 

『ガクッ……』

 

 血生臭い殺し合いとはミスマッチにも程がある、珍妙(ギャグ)染みた断末魔を置き土産に、最後まで高笑ったまま事切れ、肉体は泡となって消失したところで映像が止まった。

 

「………」

 

 何とも形容しがたい表現(ことば)に詰まる《松方詩織(サソリオーグ)》と、彼女と戦った部隊員たい全員の死に様に対しても黙祷を送り、地下室に明かりが灯ったと同時に顔を上げた。

 

「本郷くんが直接手を下したわけじゃないでしょうに?」

 

 ルリ子は立場上敵対していても、オーグメントである以前に人間であった構成員に弔いの意を贈る本郷の行為を理解している上で、直接交戦せずに終わった相手にも祈った彼に問いかけ。

 

「確かにな」

 

 当の本郷も自覚している上で。

 

「けど……彼女のあらゆる〝艱難辛苦〟を笑い飛ばす姿は、それだけ底なしの〝絶望〟を味わってきた裏返しだ」

 

 先ほど滝が述べていた通り、松方詩織は幼少期より父親から母親とともに虐待を受け、母はそれに耐え切れず薬物の過剰摂取で自死を選び、詩織は自身の精神を守る為にもう一人の人格(じぶん)――《サソリ》を生み出した、後天的な二重人格者だった。

 本郷の推察通り、ルリ子も昔にて実際に目にしたことのある彼女のムードメーカーな性格は〝絶望〟に対する自衛手段であり、それでも時折フラッシュバックが起きては組織から支給された向精神薬でやり過ごす程に創傷(トラウマ)は深いものだった。

 

「だからせめてものってやつさ……甘ちゃんなのは自分でも承知してる」

「そうね、優し過ぎるわ」

 

 彼女の魂が安らぐことを心から願う自身の意図を本郷は打ち明け、ルリ子も言葉こそ苦言を呈するものだったが、そこに込めた心情は本郷に同意を示し、そんな彼らに立花も滝も、敢えて何も言わない形で尊重していたのだった。

 

「すみませんおやっさん、本題に入ってもらえますか?」

「分かった、次の依頼目標だが、ルリ子お嬢さんはお察しだね」

「ええ、相手は《ハチオーグ》でしょ?」

 

 次なる相手の名(コードネーム)をルリ子が口にしたと同時に、滝はプロジェクターを再操作すると、レンズから部屋中央のテーブル上に立体映像(ホログラム)を映し出す。

 投影されたのは、どこかの地方都市の地図。

 

「この観音像……群馬の高崎か」

「当たりよ本郷くん」

 

 市街地付近の山にそびえる巨大な観音像の形状から、本郷は場所が《群馬県高崎市》だと見抜いた。

 

「今この街はハチオーグの〝テリトリー〟、住民のほとんどは彼女に意識を乗っ取られ、支配下にあると言っていいわ」

 

 ルリ子と立花からの説明を端的に要約すれば、そのハチオーグが求める〝願望(しあわせ)〟の為に、この地方都市に住む市民全員が、プラーナを用いた洗脳装置が発する常人には知覚不可能なレベルで微細な低周波によって、精神を支配されている状態にあると言う。

 

「その洗脳装置があるアジトは?」

「亡き緑川博士からの情報提供で、観音山のどこかに偽装して建てられたそうだが、具体的な地点までは……迂闊に近づけば住民同様洗脳される危険性が高く」

「ドローンや衛星のカメラでもジャミングで映らない、現状は高崎市内に留まっているが、ここ数週間から低周波の範囲が急速に広がっている、このままでは――」

「いずれは日本全域も飛び越えて、世界中の人間全てを支配下に置き、自分はその頂点に立つ〝女王蜂〟となる目論見ですか……独裁主義極まれりですね」

 

《A.S.U》が現状突き止められたのはここまで、ハチオーグの支配領域がこれ以上広がる前にアジトを突き止め、その施設内どこかにあるであろう洗脳装置を密かに破壊するには、耐性のある本郷とルリ子が直接現地に赴いて探り当てるのが最善手だった。

 

「今回は洗脳装置の破壊が最優先事項だが、ハチオーグ当人の処遇に関しても、君らの一存で排除行動に移っても構わない」

「分かりました」

 

 密会(かいごう)はこれにてお開きとなり、本郷たちは高崎市へ向け、サイクロンを走らせ出した。

 

 

 

 

 

 太平洋側の冬特有の淡い青空の下で乾いた風がほどよく流れる関越自動車道の上り方面の高速道路上を、常用形態のサイクロン号が他の一般車両とともに北へと走っていた。時と場合と天候諸々を踏まえた道路状況にもよるが、大体東京の練馬ICから出発すれば約一時間前後で高崎ICに到着できる。

 

「(サイクロン、ルリ子くんとハチオーグの関係性について、何か知ってるか?)」

 

 速過ぎず、遅すぎない、高速道路上に適した塩梅でサイクロンを走らせながら本郷は、脳波通信で愛機に話しかける。

 

「(本名は〝ヒロミ〟、博士たち遺伝子の通った肉親以外の構成員の中で、一番付き合いが長いってデータにあった、う~ん……いわば〝幼馴染〟みたいなものかな?)」

「(なるほど……)」

 

 ルリ子本人は胸の内に隠し通しているつもりだろうが、本郷の強化された五感と洞察力は、先の立花たちとの会合で《ハチオーグ》の名を切り出した時から発する違和感を汲み取っていた。

 昨日の初対面時より一層、眉間に皴ができそうなくらい表情は硬く険しいと同時に、涙(かなしみ)を必死に押し殺そうとしている雰囲気が垣間見え、本郷の腰に回されているルリ子の華奢な細腕からも、これまでのタンデムでは見られなかった震えも感じられた。

 友達……。

 

〝主要構成員の大半は知ってる人たち、特に彼女とは友達に一番近い存在だから〟

 

 ルリ子の人柄と、あのような組織内で生まれ育った環境下なら、彼女はこう答えるかもしれない。

 いずれにしろ、彼女の個人的(プライベート)に関するエリアに、まだ下手に踏み込まない方がいい………いくら組織に洗脳されて〝個人のエゴ〟の為に多くの人々に絶望をまき散らす所業を行う《オーグメント》とは言え、見知った相手との〝殺し合い〟など、どれだけ覚悟を決めようと心痛まぬ筈がない。

 

〝洗脳〟

 

 ふと本郷は自分の心中(しこう)の内で使った言葉から、あることを思い至り、これをオブラートに使うくらいならルリ子に聞けると踏み。

 

「ルリ子くん、一つ聞いていいか?」

「なに?」

「例の〝パリハライズ〟とやらで、構成員にかかった洗脳は解けないのか?」

 

 人間の精神にハッキングを仕掛けると言う彼女特有の能力――《パリハライズ》。

 完全に自我を奪われて体のいい捨て駒として消耗される下級構成員ならばともかく、自身の願望を手段はどうあれ実現しようと推し進められるだけの意志は残された上級幹部ならば、その能力でハチオーグ――ヒロミにも掛けられているであろう洗脳を解ける可能性はあるのでは?と本郷は思い至り、〝幼馴染〟を殺さなければならない現実に葛藤する彼女への気遣いと言う本音を秘めて、本郷は問うてみた。

 

「理論上は可能、けどそれを使うくらいなら一思いに排除した方がマシよ」

「なぜ?」

「ヒントなら、貴方がさっき口にしているわ」

 

 さっき――会合の時の自分の発言を反芻してみる本郷は、サソリオーグ――松方詩織の最後を見た直後に発した言葉と。

 

「〝絶望〟の源泉となった悲しき記憶を封印して、多幸感で上書きする……」

 

 今まで見てきたオーグメントの様相から看破した。

 

「その通り、それがSHOCKERの辿り着いた洗脳スタイル、もしパリハライズでそれを解こうとすれば……その全てを思い出すことになる」

 

 よくネガティブな感情が発露する様を、濁流で決壊するダムで例えられるが、構成員の洗脳を解くことは、その心(ダム)に感情の大洪水が押し寄せるに等しい。

 

「SHOCKERに選ばれる程の絶望を抱えた人間が、そんな悲しみの洪水に耐えられると思う?」

「良くて精神崩壊、最悪ショック死か……」

 

 洗脳自体、人の自由意志を簒奪する悪行だと言うのに、SHOCKERが見出したやり方の、なんと悪辣で残酷だろうか。

 

「例外は私が知る限り……洗脳するまでも無かったバカ父と、洗脳を受けずにオーグメントとなっても〝良心〟を見失わずにいる貴方くらいよ、本郷くん」

 

 自分を引き合いに出されては、とても洗脳解除を渋る彼女に返す言葉が出てこない。

 確かに精神を過剰に甚振った挙句になぶり殺しにするくらいなら、まだ拳の一発で楽にする方がまだ情けになると、納得できずとも理解するしかない。

 

「それにハチオーグ……ヒロミの支配願望は幼少期からの筋金入り、もし本郷くんが保育士だとして、預かった子どもの一人が遊具で〝パノプティコン〟を作っている様を見たら、どう思う?」

 

 パノプティコン。イギリスの哲学者ミシェル・フーコーが考案した〝支配の塔〟。

 最小の運営(じんいん)で大多数の囚人(どれい)を監視し、使役する監獄。

 ハチオーグが目指す幸福とは、そんな独裁体制となった社会(せかい)。

 

「その時ヒロミは、同じ組の園児たちに堂々と『断然私は独裁肯定』とドヤっていたわね」

 

 ルリ子の方から直々に、ハチオーグとの思い出話を打ち明けてくれたことと、そのエピソードの時期がまだ現在のSHOCKERの洗脳手段へと確立する前だとすれば、彼女が抱える思想の危険度合がいかに高いものか、本郷は痛感させられる。

 

「世界の為にも彼女の為にも、消えてもらうしかない……」

 

 この言葉は本郷に向けたものと言うよりは、自分自身への戒めの言葉のようだった。

 その覚悟は本物だと、ルリ子が羽織るコートの裏側にも存在する。

 本郷の超感覚は、彼女が懐に隠し持つ拳銃が二つあることを感づいていた。

 一つは腰のホルスターに付けているコウモリオーグのアジトに乗り込んだ際にも携行していた《H&K VP9》。

 もう一つは、ショルダーホルスターに、感触からして……ベレッタP4Xのサブコンパクト当たりか、わざわざ拳銃をもう一丁有していると言うことは、サソリオーグ排除と同時に彼女の猛毒性化学物質を押収できた点と、自分が先に外で待っている間の余白を踏まえれば……対オーグメント用の〝切り札〟だと見当がついた。

 

「分かった、その〝罪〟は、僕も相乗りする」

 

 背中越しに伝わる彼女の〝友殺し〟の決意(かくご)をはっきり受け取った本郷はそう応じ、目的地の高崎市へとサイクロンを走らせ続けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 本郷の推理は、見事に当たりを引いていた。

 先に彼が席を外した後、滝は拳銃保管用のハードケースを机上に置き、ショルダーホルスターを身体に付けているルリ子に差し出した。

 ルリ子が箱を開けると、中身はベレッタP4Xストームのサブコンパクト本体とマガジン。

 

「お嬢さんも、本郷くんの敵が相手でも哀悼の意を忘れぬ優しさは強みではあるが――」

「弱点でもある―――分かってるわ、だから彼に内緒でこの特殊弾頭を貴方たちに頼んで用意させたのよ」

 

 マガジンから弾丸を一つ取り出すと、先端の弾頭は赤く、〝SVI〟と銘打たれている。

 

「サソリオーグの猛毒性化学兵器は、彼女の死亡と同時に無害化されたが、殉職者の血液には効力が残っていた」

「元よりそういう仕組みだもの、長く毒の苦痛を味あわせた上で死に至らしめる、虐待の記憶を封印したと引き換えに蘇った〝サソリ〟おばさんらしい嗜好」

 

 縦弾が全てサソリオーグ自身の毒(のこりが)から生成した特別性である代物だと確認し終えたルリ子は、マガジンを本体に装填し、ホルスターに収納させる。

 

「お前に撃てるのか?」

「ええ、私は常に〝用意周到〟なの」

 

 滝からの忠告に対し、ルリ子は涼しいすまし顔を崩さぬまま、日頃の口癖を発した。

 

 

――――

 

 テッテテ~~デデデン~~♪

 

 




ハチオーグ編の舞台が高崎市なのはロケ地もそうだから(オイ

ただ野営してた場面は茨城県神栖市なんですがね。
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