高町なのはくん   作:わず

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一章
魔法との出会い


 

 幼いヴィヴィオは二人の母と暮らしている。

 過ごす時間は幸せな日々。

 

 ふと、思うことがある。

 

 パパがいたら、

 もっと、幸せなのだろうか。

 もっと、楽しいのだろうか。

 

 ただ、純粋に想う。

 

 ヴィヴィオの元には青い石。

 拾い上げ、想う。

 

 幸福を願う心に、青い石が反応した。

 

 光り輝き、その光は純粋な想いを乗せて世界を飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 目が覚める。

 同時に携帯のアラームが鳴り響く。少年はアラームを止めようと携帯に手を伸ばす。

 しかし掴むことができずに間違えて落としてしまう。

 

 仕方なく床にまで手を伸ばし拾い上げる。アラームを止めてベッドから起き上がる。目をこする手からは気だるさを感じさせた。

 

「眠い」

 

 だらしない声が出る。眠いのは遅くまでゲームをしていたせいだろう。

 洗面所に立ち歯を磨き始める。一通り身支度を済ませてリビングへと向かう。

 

「おはよう。なのは」

 

 キッチンから母に声を掛けられる。

 その横に並び、なのはがいつものように手伝いを始めた。

 

「これ、お願い」

「うん」

 

 家族全員のカップが乗ったお盆を運ぶ。

 それらをテーブルへと並べ席に着く。

 

「なんか疲れてる? 寝不足?」

 

 先に座っていた姉と兄が話しかけてくる。

 

「昨日遅くまでゲームしてたんじゃないか?」

 

 図星を突かれる。

 誤魔化すのは無理だと感じ、首を縦に振った。

 

「ちゃんと寝ないと大きくなれないぞ」

「はいはい」

 

 適当に返事をしておく。鉄面皮な兄だが、少しムッとしているように感じた。

 謝ろうとも考える。けれど下手に話が長引くのも嫌だと思い、気づかぬふりをして朝食を食べ始めることにした。

 

 朝食を食べ終え、玄関へと向かう。

 

「じゃ、行ってくる」

「行ってらっしゃい」

「気をつけてな」

 

 母と兄に見送られる。靴を履き、外に出る。

 ドアが閉まる直前、隙間から仏壇が目に映る。

 

 写真に写るのは父、高町士郎。

 口には出さず、行ってきますと伝え学校へと出かけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 近場の乗り場でバスを待つ。

 数分待ち、時刻通りに来たバスに乗る。一番後ろの席には知った顔がいた。

 

「おはよ」

「おはよう、なのは」

 

 金髪の少女、 アリサ・バニングスである。

 

「なのは」

「うん?」

「なんか疲れてる?」

 

 家族にも聞かれたことだ。わかりやすいほど顔に出ているのだろう。

 

「昨日遅くまでゲームしてて」

 

 ちなみにゲームはアリサに借りたものである。

 

「ふーん。どのくらいでクリアできそうなの?」

「昨日クリアした」

「え?」

 

 ゲームを借りて三日目。

 ゲームを貸したアリサはクリアに一週間ほどは掛かっていた。

 

「速いわね。あのゲーム難しかった気がするけど」

「レベル上げてるだけだと時間掛かるけど、敵に合わせて装備変えたり、バフを上手く使ったりすればすぐ攻略できたよ」

「相変わらずゲーム得意なのね」

 

 褒められたせいか調子に乗り、さらに喋り始める。

 

「初期に覚える弱い魔法でも、強い敵に使える魔法があるんだよ。防御力下げる魔法なんだけど、確定数値下げるんじゃなくて二十パーセント下げたりとかあってさ。あとは攻撃が当たる確率が高いのを使うようにしたりとか!」

 

 話に熱が入り始める。それを聞いていたアリサは呆れた様子を見せていた。しかし嫌な顔は一切しない。どちらかと言えば呆れつつも楽しそうに聞いていた。

 

 学校に到着し、二人が同じ教室に入っていく。アリサとは同じクラスで一年生からの仲である。

 

 ホームルームが終わり授業が始まる。

 一限目は国語。

 あまり得意ではなく、教科書に載っている話は右から左に抜けていた。

 

(う……)

 

 眠気が襲って来る。ただでさえ苦手な授業なのに、夜更かしも相まっては耐えることなど不可能だった。

 それからは数秒も持たなかった。なのはは机に突っ伏し、すぐに眠りへとついてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 放課後。

 アリサと一緒に街のほうへと歩いて行く。

 なのはは帰宅、アリサは塾へ向かう途中である。

 

「なのはは塾に通わないの?」

「通わないけど」

 

 即答だった。

 嫌なことを進んでやりたくなどない。

 

「理数系は成績良いんだから、文系を塾で補うとかさ……もったいないわよ」

「うーん」

 

 悩む。

 悩むふりをする。

 

「いやそもそも勉強嫌いだし、ゲームする時間なくなるし」

 

 全面的に行く気がないことを出す。このやり取りも何度目だろうか。

 それでもアリサはなぜか食い下がってくる。

 

「塾は知っている子がいないからつまらないのよ」

 

 そう言いながら、アリサは指で髪をクルクルといじくっていた。

 

(塾でも友達作ればいいじゃん)

 

 そう思ったが口には出さなかった。多分、機嫌が悪くなる。

 

「いや、俺はいいよ」

 

 アリサはふんっとそっぽを向く。どちらにしろ機嫌は悪くなっていた。

 どうしても行きたくないので、あーだこーだと言い訳を続ける。

 

 そうしているうちに分かれ道へと差し掛かる。いつもは通らない道だ。

 だが話を途切れさせるには良いタイミングだった。

 家に帰るには少し遠回りだが、今日はこっちから帰ると告げてアリサと別れることにした。

 

 左右に並ぶ木々。

 カラスが鳴き、少し不気味さを感じさせていた。

 

『助けて』

 

 立ち止まる。

 

「え?」

『助けて!』

 

 気のせいではなかった。

 ただ、どこから聞こえてくるのかがわからない。

 

「ど、どこ?」

 

 現実的ではない。そう思いつつも声に出して聞いてみる。けれども返事はない。

 とにかく歩き出して探してみることにする。

 しばらく歩いていると道に一匹の動物を発見した。

 首には赤い玉をぶら下げている。

 

「フェレット?」

 

 フェレットと思われる対象は苦しそうにしていた。

 いくつか傷がついている。野生の動物にでもやられたのだろうか。

 

「……まさかな」

 

 このフェレットが自分を呼んだのだろうか。

 そんな考えが頭をよぎる。

 

 怪我をしてて、それで助けを呼ばれた。このフェレットに。

 いやいやと首を振る。そんなわけがない。

 

「どうしよう」

 

 怪我をしている。助けるべきかと悩む。

 良心がなのはに訴えかける。しかし、助けるとなると家族にも迷惑が掛かる。

 それはよろしくないことである。

 

「どうしようもない」

 

 悩みは良心と共に消し去った。自分にはどうしようもない。

 そう思い、帰ってゲームでもしようと考える。

 かわいそうだがフェレットは置いていくことにした。

 

 立ち上がり、歩き出そうとする。

 その瞬間だった。近くでとてつもなく大きい音が鳴り響く。

 辺りを見れば土煙が舞っていた。

 

「なんだっ!」

 

 しかも先ほどの衝撃のせいか、木がこちらに向かって倒れてきていた。

 

「うわっ!」

 

 反射的にフェレットを抱える。

 それから大急ぎでその場から離脱した。

 

「あっぶな」

 

 回避に成功する。運動は人並み以上にできるほうだ。

 その証拠に間一髪ということもなく、余裕を持って避けれていた。

 木が倒れてきたほうを見てみる。徐々に晴れていく土煙の中に何かの影を見た。

 

「えっ!?」

 

 黒く、丸い形をした何か。

 

「なんだあれ!!?」

 

 黒い物体。

 目は赤く、触手みたいなのが生えていた。

 恐らくだが何かの生き物である。サイズは大人よりも大きい。

 

「嘘だろ」

 

 ありえない。現実のものではない。

 口が渇き、鼓動が速くなる。

 思考と体は完全に停止していた。

 

 黒い物体がゆっくりと動き、なのはを睨む。

 

「うっ……!」

 

 恐怖で後ずさる。

 とても正常ではいられない。大声を上げそうになる瞬間、先ほどの声が聞こえてきた。

 

『聞こえますか? 僕の声が』

 

 辺りを見渡す。しかし声を発している思われる人は見当たらない。

 

『こちらです。あなたの手の中です』

 

 フェレットを見る。やはりこの生き物が話しかけてきていたらしい。

 

『僕を助けてくれませんか』

(俺を助けてくれませんか)

 

 オウム返ししそうになる。

 

「助けるって……」

 

 どうすれば、そう言い終わる前に魔物がうねり声を上げる。

 

『逃げてください!』

 

 話しかけられて意識が逸れたおかげか、体が動くようになっていた。

 魔物が触手を伸ばしてくる。それを横に走って避ける。そのままここから遠ざかるように走り抜けた。

 

「なんなんだ一体!」

 

 必死に逃げる。とにかく足を動かす。少しでも安全な場所に行く必要があった。

 ある程度距離を取る。そして道路の角に差し掛かったところで、電柱の陰に隠れるように座った。

 

「あれは忌まわしい力の元に生み出された思想体。封印して元の姿に戻す必要があります」

「しゃ、喋った!」

 

 実際に口から声を聞くと驚いてしまう。次から次へと起こる驚愕の出来事。

 もはやなのはの頭では処理しきれなかった。

 

「君には資質がある。お願い。僕に少しだけ力を貸して」

 

 まだ頭の整理がついてない。

 しかしそんなことはお構いなしにフェレットは話を続けていく。

 

「僕はある探し物のために、ここではない世界から来ました。でも僕一人の力では思いを遂げられないかもしれない……だから」

 

 話がどんどん進んでいく。質問をする暇がない。質問を考える時間すらない。

 

「迷惑だとはわかっているのですが資質を持った人に協力して欲しくて……」

「ま、待って」

 

 フェレットからは悲壮感が出ていた。困っていることだけはハッキリとわかる。しかし詳しい内容など右から左に通り抜けてしまっている。

 

「今色々言われてもわからないよ。詳しい話は後で聞く。とりあえずアレをどうにかしよう」

「協力してくれるの!?」

 

 どうにかしなければいけない。それはわかる。

 フェレットはアレの正体については知識があるみたいだ。ならば対処方法も知っているはずである。

 なのはが協力してどうにかなるとは思えないが、何もしなければおそらく死んでしまう。

 

 ――死。

 

 一瞬、胸の中でざわつくものがあった。

 頭を振って考えないようにする。今すべきことに思考を集中させる。

 

「協力する。どうすればいい?」

「これを!」

 

 フェレットが赤い玉を差し出してくる。

 

「それを手に取り、目を閉じて、心を澄ませて、杖を強くイメージして」

 

 赤い玉を握りこむ。それから言われたことを実行に移していく。

 

『Stand by ready. set up』

 

 赤い玉が光り出し、やがて手元いっぱいに溢れ出していた。

 

「落ち着いてイメージして――君の魔法を制御する魔法の杖の姿を。そして君の身を守る強い衣服の姿を!」

 

 心に浮かぶはデバイスの名前。

 それから昨日プレイしたゲームのキャラクターを思い浮かべる。白い衣服を纏った魔法使いのキャラクター。

 杖が構築され服が変わっていく。

 

 杖の先端には赤い玉があり、それを囲むように四分の一ほど欠けた金色の輪があった。

 服は白を基調とし、長ズボンに長袖となる。そして腰から足まで伸びる前開きのマント。

 近未来的なデザインだが、オーソドックスな魔法使いにも見える。

 

「ゴオォォ!」

 

 魔物が見えるところまで来ていた。

 体が震える。どうにか逃げ出したい気持ちを抑える。

 

「ふぅ、ふぅ」

 

 息は浅く、速い。

 異形を改めて目の前にする。なのはに再び恐怖が戻ってきていた。

 足が動かない。まるで地に根を張ったようだった。

 

「来ます!」

 

 フェレットが叫ぶ。

 魔物は高く跳び上がっていた。その勢いを利用して落下してくる。

 

 足に動けと命令するが言うことを聞いてくれない。ただ腕だけはかろうじて動かすことができていた。

 

「このぉ!」

 

 杖を振り上げ思いっきり自分の足を叩いた。

 殴打音が響く。激痛が襲う。

 そのおかげか足は動くようになった。すぐさま横に回避行動を取る。

 

「うわっ!」

 

 回避には成功する。

 だが勢い余って壁に突っ込んでしまう。ガラガラと壁が崩れる。

 

「今君の体は魔力によって強化されています。反応速度や純粋な力も上がっているはずです」

 

 そういえば、と思い返す。

 なのはは敵が落下してくるときその動きを遅く感じていた。

 

(これなら!)

 

 行けるかもしれない。わずかだが希望を湧いてくる。

 魔物のほうに体を向ける。自らを奮い立たせ、四肢に力を込めて踏み込んでいく。

 

「だあぁぁぁ!!!」

 

 声を上げて突き進む。不安と恐怖を押し殺すために。

 そもそもなのはは戦い方なんて知らない。心得だってない。とにかく杖で殴ることだけを考えていた。

 

「ゴオオオオォォォォォ!!!!!」

「うぐっ」

 

 咆哮により、一瞬ひるんでしまう。

 魔物からは触手のようなものが伸びてくる。

 

「わっ!!!」

 

 頭を下げてギリギリで避ける。まだ距離は開いているが、地面を蹴れば杖が届く距離である。

 今引けば死ぬ。そんな直感を信じ、気合で踏み込んで距離を詰めた。

 そしてバットをスイングするように杖を振った。

 

 攻撃が当たる。魔物の体がえぐれて、黒い物質が飛び散る。

 苦悶の表情が見て取れた。

 

(効いてる!?)

 

 攻撃が効いていることを実感し高揚感が生まれる。それと同時に油断も生まれていた。

 下から奇襲される。触手が真っ直ぐ顔へと向かっていた。

 当たる直前、咄嗟に体を半回転させる。触手が頬をかすめ血が飛び散る。

 構わず、続けざまに杖を振り続ける。

 

「こんのぉ!!!」

 

 横、縦、斜め、力の限り振り続ける。

 

「グオォォ!」

 

 殴る。

 

 殴る。

 

 殴る。

 

 グチャっと嫌な感触が伝わってくる。右目を粉砕したらしい。

 ひたすら攻撃を続ける。溢れかえりそうな恐怖。それを振り払うように杖で攻撃し続けた。

 魔物の体が削がれていく。ビチャビチャと黒い物質が床に飛散していく。

 

「ハァ、ハァ」

 

 息が上がる。すでに敵の原形はなかった。

 

「レイジングハート! 封印魔法を!」

 

 フェレットが杖に指示を出す。

 

『Sealing』

 

 魔物を囲むように光の帯が現れる。封印魔法が施されていき、魔物の姿は徐々に消えていった。その場には残ったのは青い石だけである。

 

「ジュエルシード」

 

 フェレットが駆け寄る。

 

「レイジングハートで触れて」

 

 おそらくこの杖のことだろうと思い、指示通り杖で青い石に触れる。すると青い石は赤い玉に吸い込まれるように消えていった。

 

『Receipt No, XX』

「れ、れし? なんて?」

「受け取ったって言ってます」

「そ、そう」

 

 レイジングハートは赤い玉へと戻り、服装も普段着へと戻っていた。

 

「終わったのか?」

「はい。あなたのおかげで」

「……ふぅ」

 

 フェレットはなのはを見上げお礼を言った。

 

「ありがとう」

 

 そう言うとフェレットは力なく倒れてしまった。

 

「え、ちょっと? しっかり……」

 

 しゃがみ込みフェレットの様子を見ようとする。

 それと同時にパトカーのサイレンが聞こえてくる。

 

「やばっ」

 

 壊れた壁、えぐれた地面。

 こんなところにいたら何を聞かれるかわかったものではない。

 到底信じてもらえる話ではないので、フェレットを抱えその場から逃げるように立ち去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょ、ちょっと休憩」

 

 公園のベンチに座る。暗くなってきたせいか周りに人はいない。

 

「すみません」

「……起きた?」

 

 フェレットが目を覚ます。

 

「怪我、大丈夫?」

「怪我は大丈夫です。もうほとんど治っているから」

 

 傷口はほとんど消えていた。

 

「ほんとだ」

「助けてくれたおかげで残った魔力を治療に回せたんです」

 

 回復魔法もあるんだと感心する。他にも魔法があるのかと興味がわき始める。

 だが、それらは後にしておいたほうがいいだろう。

 

「名前、なんていうの?」

「あ、はい。僕はユーノ・スクライア。スクライアは部族名だから、ユーノが名前です」

「俺は高町なのは」

「わかったよ。なのは」

 

 なのはが苦い顔をする。つい顔に出てしまった。ユーノは何かまずいことを言ったのかと慌てる。

 

「どうしました?」

「いや、別に」

 

 高町なのはは名前で呼ばれるのがあまり好きではなかった。

 女っぽいと思われるのが嫌なようで、できれば名字で呼んでほしいと思っている。ただすでに呼び方が定着している家族や友達に関しては諦めていた。

 

 ユーノは頭を垂れて急に静かになる。猫背になり、再び悲壮感を漂わせる。

 

「すみません……あなたを」

 

 巻き込んでしまった、とでも言いたかったのだろう。

 

「気にしないでいいよ」

 

 それ以外思いつく言葉がなかった。恨んでも憎んでもいない。

 恐怖は味わった。それでもユーノを悪く思う気持ちはなかった。

 

「でも……」

 

 そう言われても気にしないほうが無理である。

 

「じゃあさ」

 

 なのはが少しでも空気が重くならないようにと思い話す。

 

「何かお礼でもしてもらおうかな。すんごいとびっきりのやつ」

「……はい! 必ず!」

 

 声が明るかった。

 少しは元気が戻ったようだった。

 

「とりあえず、帰るか」

「あっそうですね。夜ですしご家族も心配しているでしょうから」

 

 夜になっていた。帰ったら叱られるなと覚悟する。

 歩き出すとユーノは動かないままベンチに残っていた。

 

「ユーノは帰らないの?」

「はい。僕はこのままここらへんで休みます」

 

 ユーノはここではない世界から来たと言っていた。

 家がない。そもそも帰る場所はここにはないのだろう。

 

「うち、来る?」

「えっ、僕も行っていいんですか?」

 

 バレなければ問題はない。野生ならいざ知らず、意思疎通できるフェレットなら大丈夫だろう。

 

「まあ大丈夫だよ。聞きたいこともまだあるし」

「……なのは!」

「みんなにはバレないようにね」

「うん!」

 

 嬉しそうにしていた。流石に野宿は嫌だろうし、心細さもあったのだろう。

 ユーノが肩に乗る。それからなのはとユーノは高町家へと帰っていった。

 

 

 

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