なおRTA要素はないので関連タグはありません
人間社会って人間関係が複雑骨折する事はよくある事ですので、問題ないです
本作のりーさんは原作と違いアグレッシブです
その日俺達の世界は一変した
良くファンタジー系小説なんかで使われる表現だ
テンプレじみた表現法と言ってもいいかも知れない
でも実際経験してみると、そうとしか言えない。いや言いたくない程の虚無感と絶望に襲われるのだ
世界なんて大袈裟だ。俺達が見ているのはごく一部
とたまに言う奴もいる
そうだろう。だが人とは『自分の見るものが世界の全て』に過ぎない
仮に今遠く離れた所で平穏な生活を送っている人達がいたとしても、それを知る術はない
知覚していないものはその人の世界から『外れたもの』なのだ
人の気持ちを考えろ。他人の立場になって行動しろ
なるほど素晴らしい事だと思う
が、自分にとって他人の内面とは見えぬもの。知覚出来ないが故に『自分の世界』から外れている。だから『自分の世界』で分かる相手の言動で推し量るしかない
そして『自分の世界』は自分自身で広げようという努力をしなければ拡がる事はない
狭める事は出来るだろう。目を閉じ、耳を鼻を塞げば自身の世界は閉じてゆく
もしかしたら諦め、絶望する方が楽な道かも知れないとも思う
誰かの為に戦える程に俺は強くない
でも、それでも俺は生きていたいのだ
浅ましくても、卑怯と言われようとそれでも最後まで『ヒト』として足掻き続ける
幸いと言うべきか我らが学び舎である巡ヶ丘学院高等学校は予想以上に堅牢な様だ
学食からくすねた食料も自分一人分としてはそれなりの量
更に周囲から嫌われる要因となっているこの肥満体型。これもこの様な食料の確保すら覚束ない事態にあっては有利に働く
多少食べなくとも、水分と塩分さえ摂取していれば早々命の危機はないだろうから
友人に半ば強引に連れられて始めた剣道もまたこの状況下にあっては護身という意味で役に立つ
異変を感じてから天井裏に身を潜めているが、観察する限りどうやら感染型のウイルスではないかと感じている
一部の生徒が緩慢な動きをしている元人間?に噛まれると個人差こそある様だが噛まれた人物も感染し、ゾンビの様な状態となる様に見えた
ともあれ、知能自体は大幅に低下しているらしく徘徊する事はあっても走ったり飛び跳ねたりする事はない様にも見える。加えて転倒したとしても起き上がる動作は緩慢であり、下手をすればそのまま他のゾンビ共に踏みつけられ活動を停止する個体もいた
だが、気をつけねばならないのはどうやら彼等は音に反応するらしく、下手に音を立てるというのは死に繋がる行為であるという事だ
パニックになった同級生達は大声で泣き叫ぶかせっかく隠れていても啜り泣く声を漏らした事で彼等に気付かれ命を落としている
助けるつもりなど毛頭ない
俺はクラスどころか学院内においても嫌われている人間だ。誰が自分を嫌っている人間を命の危険をおかしてまで助けようとするのか?
(治孝)
っ!
脳裏によぎったお節介焼きの幼馴染の声を俺は必死に振り払う
俺の幼馴染であり、本当にいつも俺なんかの事を気にしてくれるお人好しだ
悠里は俺と違い、人柄も良く身なりも整っている
豚に真珠
と良く周りから陰口を叩かれていたが、全くその通りだろう
否定する要素なぞない
あのお人好しの幼馴染が生きているか?
それだけが今の俺の気掛かりだった
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よし、一先ずはこれで安心かもな
そうね。このバリケードがあれば少しは安心できるわ
私は数少ない生き残りの一人であるくるみと一緒に屋上につながる階段下のバリケードを作って息をついていた
昨日から高校の様子がおかしくなり、人だった者達が人を襲うという恐ろしい事が起きている
今のところ私達は生きている。でも生存者は
この高校の教師である
今一緒に作業している同級生の
屋上で待っている
それに私を含めた僅か4人だ
そう、これだけ大きな高校なのに生存者はたった4人
もしかしたら他に生存者がいるのかも知れない
でもね?
それがどうしたって言うの?
私は若狭悠里は別に同級生達が死んだとしても、はっきり言ってどうでも良いと思っているわ
今は非常時だから協力するけど、本音で言えば教師なんて視界に入れるのすら嫌になる程嫌っているの
くるみやゆきちゃんは悪い人ではないのでしょうけど、それでも私にとっては同級生であり、それ以上のものではない
私がこの高校で唯一拘るとするなら
(治孝)
私はあの気が弱くて、不器用で、それでも優しくなろうと必死で前を向かうとしていた幼馴染を思い浮かべる
私にとって物心ついた頃からの付き合いになる大事な、大切な
小さかった頃の私は引っ込み思案で、周囲に溶け込むのが苦手だったわ
治孝はいつもそんな私の隣にいてくれた。私は治孝が居てくれた事が何よりも嬉しかったの
1人じゃない、貴方がいる
それがどれだけあの頃の私に救いだったのか?多分彼は知らないでしょうね
私は小学校4年生くらいになると治孝を異性として意識する様になったわ。彼はお世辞にもカッコ良い訳でも頭が良かった訳でもない。スポーツができた訳でもなかったのよ
容姿だって私は気にしないけど、あまり頓着していない事もあってか整っているとはいえなかった
別にそんな事は私にとってどうでも良かった。私はただ彼に異性として意識して欲しかったの
私だけを見つめてほしかった
だから私はオシャレに気をつかい始めた
そうしたら、今まで私と距離を取っていた女子や男子が私に声をかけてくる様になったのよ
はっきり言えば、彼から受ける評価以外私にとって全てが等しくどうでも良かったわ
でもアイツらは私と彼の間を裂こうとしてきた
私が誰と仲良くしようがアイツらには関係の無い話なのに
そんな空気を彼は察したのか、学校で彼は私と距離を置き始めた。言わなくても分かったの
自分が私のそばにいれば私の迷惑になる
そう彼が考えた事は
私はそれでも彼のそばに居たかった
だから私は彼がどれだけ言っても学校で彼のそばを離れようとしなかったわ
それが何を引き起こすかも知らないで
あの時も私はいつもの様に彼と一緒にお昼を食べていた
お弁当は私の手作り。私にとって息の詰まる学校生活の中で唯一心の休まる時だった
でも
なぁ、悠里。悠里の気持ちは本当に嬉しいんだよ
でも俺なんかと居たら悠里に迷惑がかかるんじゃないか?
呼吸が止まるほどの衝撃を受ける
なんて良く言うけれど、あの時私が受けたショックは本当にそうだったのね
え、え?どうして、どうしてそんな事を言うのよ?
私は貴方と一緒にいたいの!貴方は私の事が嫌いになったの?
私は何とか涙を堪えて彼に怒鳴った
でもそれが悪かったのよ
そうだ!お前なんかと若狭さんが釣り合う訳ないだろ!
最低!若狭さんはアンタを気にかけていたのに、何様のつもりよ!
近くで私達のやり取りを聞いていた連中が一斉に彼を責め立て始めた
あ、ちがっ
私は必死に彼に謝ろうとしたけど、言葉が出てこなかった
そして
ごめん、
私はあの日大切なものを失った
その後、彼はクラスの人間だけでなく同学年の人達からも陰で嫌がらせを受ける事になり、生傷が絶えない日々が続いていった
私はそんな彼に学校で話しかける事すら出来なくなってしまったわ
家はお隣同士だから、私は家に帰ると時間の許す限り彼の家に行き彼の怪我の手当てをしながら
ごめんなさいっ、本当にごめんなさい
まるで壊れたラジオの様に彼に謝り続けたのよ
本当に今思い返したら吐き気すら覚える程にあの頃の私は自分本位だったわ
学校で孤立するのが怖くて、彼が日々弱っていくのを黙って見ているだけ
そして何食わぬ顔で家に帰れば、彼の怪我の治療をしながら彼に許しを乞う
そんな地獄の様な中学生活を終えた私は治孝のご両親から聞いた彼の進路に合わせて此処巡ヶ丘学院高等学校に入学した
私は中学生活の頃の悪夢を振り払う様に彼と一緒にいる事にしたわ
でも彼は小学校の中学校で受けた嫌がらせの数々で傷つき過ぎた。殆ど会話をする事もなく、会話をしたとしても最低限
肌の露出があるプールや体育は可能な限り欠課していたの。何せ彼の身体中は嫌がらせの結果傷だらけになっていたのだから
最低限のコミュニケーションと体育に対する不真面目な態度
学校側が彼を問題生徒と認識するのには充分な理由だったようね
別にそれ以外の授業については真面目に取り組んでいたし、体育だって最低限の出席数は確保していたのだけど
部活は何を思ったのか剣道を始めたのだけど、殆どが経験者である剣道部において初心者で運動神経が良くない彼は格好の案山子だった
初心者であるから小間使いの様に扱われ
運動神経が良くないから稽古と称してボロボロにされ
人付き合いも良くないから不満の捌け口にされた
でも誰一人として彼を庇おうともしない
剣道部の蛮行は近くで練習している他の部活の人間も目にしていたのに誰一人として関わろうとしなかったの
私は何度も教師に訴えたわ
でも決まって
本人から何も話は来てないから
と返ってくる
彼に話をすれば
まあ、ウチは県下でも有数の強豪校みたいだし、表沙汰になるのは不味いんだろうな
と苦笑するばかり
中学と同じで彼の周りに友人なんていない
いるのは友人のフリをした彼をおもちゃにしようとしている者達と彼を助けたつもりになって悦に浸る連中だった
当然そんな彼が噂にならないはずもなく、誰もが素知らぬ顔をして日常を過ごしていたわね
だから、私は彼等の成れの果てを殺す事に躊躇いなんておぼえない
佐倉慈は何やら葛藤している様だが知った事か
私にとってこの高校の人間は敵でしかない
寧ろ公然と殺せる機会をくれた事に感謝しても良いとすら思っている
大丈夫か?りーさん
…ええ。大丈夫よくるみ
渾名で呼んでくる恵飛須沢に内心吐き気と苛立ちを覚えながら、それを押し隠して屋上に戻る
私はまだ死なない
(治孝、私は生きているけど貴方はいきているのかしら?)
私を守ってくれた人ともう一度逢うまでは
という訳で何故か始めてしまったがっこうぐらし!の小説
こちらは病み成分を補給次第のんびり書いていくのであまり期待せずに待ってもらえると嬉しいですね
一応マスクデータの一部を貼っておきます
興味があればスクロールしてご覧ください
新田治孝
スキル 剣道 建築知識
備考 人間不信レベル5(最大)
若狭悠里
スキル 料理 栽培
備考 人間不信レベル6(限界突破)
湿度マシマシのIFルートりーさん見たい?
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見たい
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怖いから勘弁
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ジェジェノサイドでなければ