天井裏から見る世界   作:鞍馬エル

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これは治孝と悠里が幼馴染で、お互いを想い合っている世界線の話


まぁ、前回のルートの可能性のカケラ達


残酷な描写を多分に含みます
予めご了承ください

なおりーさんは2人きりなので、自重する事を忘れています
キャラ崩壊注意です


 若狭悠里(りーさん)

「…りーさん、どうして?」

そう悲しそうに呟いた後くるみは物言わぬ屍になった

 

「どうして?

それは貴女達が邪魔だからよ

私にはハルさえ居てくれたらいい。でもね?ハルの視界に私以外の女が映る事なんて耐えられなさそうだもの」

 

「…お互い歪みきったもんだなぁ、悠里」

私はくるみとゆきちゃん、それに役立たず(佐倉慈)を私は手にかけた

そんな私にハルは苦笑いしながら話しかける

 

「そっちはどうだったかしら?」

私の問いかけに

 

「ん?ああ

どうやらウチの生徒が態々此処まで逃げて来たらしいな

ま、コチラに攻撃を仕掛けてきたから問答無用でそこら辺のシミになって貰ったがな」

なんて事のない様に話すハル

 

「…どっかで見た気もするんだがな、あのふわふわした髪の奴は」

 

むっ、私以外の女に興味を持つなんて

少し

いえかなり不満ね

 

「…そう膨れっ面をするなって

俺が好きなのは悠里だけ。他の女なんざ視界に入ったとしてもそう言う対象にはならないよ」

 

「…それなら、良いんだけど」

 

「全然納得していない件について、どう思われますか?若狭悠里さん」

 

「あら?新田治孝くんの愛情が足らないのではないかしら?」

私とハルはまだ温かい死体の転がっている屋上で笑い合った

 

歪んでいるでしょう?

悍ましいでしょう?

でもね?

 

私もハルも誰からの理解も祝福も要らないのよ?

私とハル

それだけ有れば私達は満たされる

 

「とりあえず、学校の出入り口の封鎖と非常階段の扉について殺意マシマシの罠を仕掛けた

先ず入って来れないだろうし、よしんば入って来たとしてもその時がそいつの最期になるだろうよ」

 

「となると2人で学内デートかしら?」

 

「だな。まさか2人っきりで学内デートに洒落込めるとは思わなかったが」

 

私とハルは楽しそうに笑い合うとおもむろにお互い武器を持って階下へと降りていった

 

 

----

 

「先ず手掛かりとなるのは佐倉慈が連絡を受けたということだろうな」

 

「ええ。屋上に避難する事を推奨した

それはあくまでも屋上に近い所にいた事を彼女が口にしたからだと思うわ」

 

「そして、後ろ暗い事をする奴ってのは基本的に自分以外を信じようとする者は少ない

常に目に届きながらも手を出せない所に何らかの手掛かりがある公算は高いだろう」

 

「…職員室ね、きっと」

 

「職員室の中にあって、非常時に迅速に取り出せる。しかも目に付きやすい場所となると」

 

「本棚やキャビネットかしら?

流石に校長や教頭の机の中とは考えにくいわね」

打てば響く

そんな軽快なやり取りをしながら私とハルは職員室へと向かう

 

「ところで聞きたいことがあるのだけど?」

 

「どした?」

 

「せっかく2人きりなのだから、別に制服にこだわる必要はないんじゃないかしら?」

 

「???」

ハルは私の真意を掴みかねているらしく、混乱を顕にしていた

 

「たとえば水着とか体操服が普段着でも私は構わないのよ?

貴方が望むなら」

 

「却下

俺の理性的な問題もあるけど、それ以上にアイツらが仮に中に残っていた場合出来る限り肌面積は少ない方が最悪の事態を回避できる可能性は上がる

俺はいっときの欲望の為に悠里を失うリスクを高くしたくはないんだが」

 

「…そうね、私が軽率だったわ

ごめんなさい」

私の精一杯のアピールを即座に切って捨てられたのは悲しいけど、それ以上に彼が私の事を大切に思ってくれている事が知れて

しかも、滅多にそういう事を言わないのに態々口に出してくれた事が私は嬉しかった

 

「…つうか、学校指定の水着だと悠里の魅力が全然出ないじゃないか?それこそキチンとした水着なら

…まぁ一緒にシャワーを浴びるなりくらいは

してもいいけどよ?

 

「別にスクール水着でも大丈夫じゃないかしら?

確かに少しばかりニッチな方向性かも知れないけど」

 

「…むぅ」

あ、これは自分自身の中で葛藤しているわね

…もしかして

 

「…ねぇ

もしかして私のそんな姿も見たいのかしら?」

 

「…否定はしない

俺だって男だ。好きな女性の艶姿を見たいと思うのは自然だと思うけどな」

あ、艶姿

相変わらずどこか古臭い物の言い方をするのよね、ハルは

 

勿論それも含めてのハルなのだから、私はその全てを愛せるのだけど

 

 

「…いっそ裸エプロンとかどうかしら?」

 

「淑女としての自覚を持ってどうぞ?」

ううん

あわよくばハルの劣情を煽って私を食べて(意味深)貰おうかと思ったのだけど、流石ね

 

鉄壁にして絶壁を誇るのがハルの倫理という壁

正面突破も壁をよじ登る事すら叶わない

かと言って最終手段(お薬)に頼るのは女として負けた気分になるから嫌ね

 

「なら、着物を着て時代劇みたいに『あーれー、お戯れを』とか言ってやっている帯をぐるぐるしてみるのとかはどうかしら?」

 

「……………ダメに決まっているだろう」

ダウト

成程ね。ハルは剣道を嗜んでいた事を少し軽視していたわ

和服や胴着などが好みなのかもしれない

 

…くっ、もしそれをもっと早くに知っていたなら私は茶道や華道などに手を出していたのに

…いえ、剣道や柔道も良いわね

 

ハルと叩き合う

ハルと組み付き合う

 

 

逃した魚は大き過ぎたのかも知れないわ

 

 

----

 

「『緊急避難用マニュアル』だとよ

確かに此処巡ヶ丘はこの名前に名を改める前、人口減少があったみたいな話を郷土資料で見た気がするな」

 

「…そうなの?」

 

「確か、な?

ランダルが一枚噛んでいるって事はもしかしたら、細菌兵器みたいなのでも研究しててそれが漏れたのかもな」

 

「…流石に突拍子無さすぎる気がするわね」

私は珍しくハルの予想に異を唱える

 

因みにマニュアルは普通サイズなので、私はハルに背後から抱きついて彼の肩越しに読んでいる

所謂『あててるのよ』状態だ

 

それでも動揺している事を一切表に出さないハル

流石と言わざるを得ないわね

 

 

…因みに食糧が不足してきた場合、私としては色々考えている

いたのだが

 

「どうやら地下に大規模な食糧貯蔵施設があるらしい

自分達が生き残る為だろうから、さぞや良い物がある事だろうな」

 

「なら久しぶりに一緒に料理したいわね」

 

「…別に構わんけど、手に調味料わざとつけて俺に舐め取らせようとしたらすぐやめるからな?」

そんな!

せっかく資料(女性向け雑誌)を見て参考にしたのに、ダメだったというの!?

 

「…もしも俺が同じ事をしたらどうするよ?」

 

「勿論、丁寧に丹念に綺麗に舐めとるわ」

 

「…マジかよ」

ああっ!

ハルが明らかにドン引きしているわ

どうしてなの?好きな人相手ならそれくらい(・・・・・)普通だと思ったのに!?

 

若狭悠里

少しだけ恋人となった治孝から精神的距離を取られた瞬間であった

 

 

----

 

 

「死んでんな」

 

「此処に来て自殺するなんて何を考えていたのかしらね?」

地下にある食糧貯蔵施設に向かうとそこで校長が首を吊っているのを私達は見た

別に何とも思わないけどね

結局のところ、逃げ込んだのには間違いないのだから

 

「此処にシャワーとか寧ろ作れよ」

 

「そうよね。その方が余程安全を確保しやすかったでしょうに」

これで当面の食糧問題も解決したわ

 

…ふふ

ハルと2人きりで長い間過ごす

私が密かに願っていた夢は叶ったのだ

 

「これから楽しみね?」

 

「そうだな

悠里と一緒なら死ぬのも悪くはないけど、やっぱり触れ合いたいからなぁ

…水着はシャワーを浴びる時だけだからな?」

 

「…もう」

しっかりと釘を刺されてしまったが、それはそれで嬉しいのでセーフだと思う

 

 

 

----

 

私達はこの牢獄の中で生き続けるわ

幸せな夢に浸りながら、やがて来るであろう死

 

それすらハルと一緒なら何も怖くないのだから

 

 




2人きりの世界

湿度と欲望を解放した肉食系りーさんでした
なお、それでもハルは揺らがない模様

湿度マシマシのIFルートりーさん見たい?

  • 見たい
  • 怖いから勘弁
  • ジェジェノサイドでなければ
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