昨日の夜の内に投稿しようとしたら、いつの間にか寝落ちしてましたよ、ははは
えー、今回はミアレシティ回です。アニポケだと、本来ならトリミアンがでるポケモントリマー回があるんですが、省略させて頂きました。自分の力ではどう考えても変なことになったので...
では、本編どぞ!
「ついたな、ミアレシティに!」
「長かったようで、あっという間だったな」
サトシが最初のジムバッジを手に入れた事で、次のジムがあるショウヨウシティに向かう為に、その通り道であるミアレシティについたユウトたち
サイホーンレースのある村からここに来るまでに、全員の手持ちポケモンたちの紹介も済み(シロア除く)。そして、有名なポケモントリマーが居るとある町でひと騒動あったりしたが、ここでは割愛させて頂こう
「この前はゆっくり観光できなかったけど、世界のファッションをリードする街っていうだけあるわね!街も人も、みんなオシャレ!!」
「...観光。っあぁー!!!」
「うわぁ!?ど、どうしたんですかユウト?」
「もう。急に大声ださないでよ〜」
「それはごめん。ミアレシティに観光って言葉を聴いてコイツとの約束を忘れてた...」
そう言ったユウトは、罪悪感を持った表情をしながらモンスターボールを投げる
─ポカァン!!
『フィア!!』
「ニンフィアのイヴね。いつ見てもかわいい!」
「それで、イヴとの約束って?」
『ピィカ?』
「実はここに来た初日に、イヴとミアレシティを観光しようって約束したんだ。でも色々あって出来なくてさ、そのままこの街から旅立ったんだよ」
『フィ〜』ジトリ...
「あはは...ごめんってば。そ、そうだサトシ!ここにもポケモンジムがあるって知ってるか?観光の後ジムに挑戦したらどうだ!」
「へぇ〜。ここにもあるのね」
イヴの呆れや責めの視線にいたたまれなくなったユウトは、話題を逸らすようにサトシに提案をする。しかし提案をされたサトシはというと、困ったように苦笑いを浮かべながら返事をする
「あ〜...実はカロス地方に着いた初日に、もう行ったんだよ。でも、ジムバッジ4個持ってないとダメって言われて、結局ジム戦出来ずに追い出されてさ」
『ピィカチュ...』
「あらら。そうだったのか」
「ポケモンジムの中には、バッジを4個持ってないとダメなジムとかあるのね...」
「そそういう訳なので、この街は素通りしませんか?バッジ集めた後に来たらいいですし!」
「そうそう!!」
「えぇ!?私じっくり見ていきたいんだけど!!」
『フィアフィーア!!』
「またお預けは勘弁してくれってイヴが言ってるぞ」
「お、お兄ちゃんがさっきも言ったでしょ?バッジ集めたらまた来るんだし、そのときにしよっ!ね!!」
突然話を終わらせるようにしたシトロンとユリーカは焦りの感情を見え隠れしながらも、この街から次の場所へ行こうとユウトたちの背中を押す
「ちょ、ちょっと!?」
「お、おい。そんな焦んなくても」
「ほらっ!はやくはやく!」
そんないつもと様子が明らかにおかしい2人を、ユウトはジトリとした目で見詰めて問いかける
「...ふたりとも、なんか隠してないか?」
「「ギクッ!?...そ、そんなわけ─」」
「おぉ!!シトロンとユリーカじゃねぇか!!!」
「「っ!!?」」
「「「??」」」
『『??』』
ユウトの言葉に動きを止める兄妹。すぐに言い訳のような言葉を繰り出そうとするが、後ろから兄妹を呼ぶダンディーな声が聞こえる
その方へ振り向けば、レトロなバイクに乗った大柄の中年男とポケモンがいた。その姿を見た兄妹は驚いた表情で声を出す
「パパ!?」
「それにデンリュウ!!」
「えっ、パパ?」
『ピカァ?』
「なんか豪快そうな人だな」
兄妹が父親と呼ぶ男とデンリュウは、バイクから降りてユウトたちの前に立つ
「あーえっと、紹介しますね」
「アタシたちのパパの...」
「<リモーネ>だ!
俺はこの街でデンリュウと一緒に電気屋をやってる」
『リュウ!』
「へぇ、デンリュウと電気屋を...」
『ピカピィカ』
「パパ、この人たちはね!アタシたちの新しい友だちなんだよ!!」
「なぁに!!?...っく、くぅっ」
ユリーカの発言でリモーネが突然顔を俯かせ唸り出す
「え、急にどうしたんだシトロンたちのお父さん」
「あ、あぁーこれはですね...」
「お、おぉ...俺はっ
俺は猛烈に感動している!!!
嬉しいぞシトロンにユリーカぁ...っ!」
「「うわぁ!?」」
大の大人があまりの感動に涙を流して、雄叫びのように声を上げながらシトロンとユリーカに抱きつく。その姿をみたユウトたちは苦笑いをしながらも話を進める。普通は軽く引きそうなものなんだが...
「俺、サトシです!こっちが相棒のピカチュウ」
『ピィカチュウ!』
「っおぉ、ピカチュウか!いい電気袋だな!」
「はじめまして、ユウトです。それと、ニンフィアのイヴです」
『フィーア!』
「へぇ〜!?そのニンフィア色違いか。珍しいな!」
「セレナです。はじめまして!」
「ほぉ〜。こりゃまた別嬪さんじゃねぇか!シトロンも隅に置けないなぁ〜、このっこのっ!」
「そ、そんなんじゃないってば」
「それでこっちがデデンネ!アタシのキープポケモンなんだよ!!」
『デネネー!』
「おう、お前もでんきポケモンだな!また仲間が増えて父さん嬉しいぞ!!っとそうだ─」
ひと通りの紹介も終えたところで、リモーネはシトロンに近づき言葉を放つ
「シトロン、たまには店にも顔出せよ?」
「えっ、あぁ...いや。そのぉ」
「なんだ?何か来れない理由でもあるのか?」
「そ、それは─」
リモーネの問いかけに言い籠もるシトロン。それを見兼ねたユリーカは慌ててシトロンに近寄り手を掴むと
「あっあー!じゃあパパ!!あたしたちこれから用事あるからバイバーイ!!!」
「っうわぁ!?」
「あー待て、シトロン!」
ユリーカがシトロンの手を引っ張り、逃げるようにこの場から去ろうする。しかし、それをリモーネが声を張って引き止める
「何度も言うようだが。
頼むぞ。街が誇る
ミアレジム ジムリーダー
それじゃあな。
サトシくん、ユウトくんにセレナちゃん。シトロンとユリーカをよろしく頼むよ!あと、暇があったら俺の店にも寄ってくれ!」
─ブロロロロ!
「街が誇る...」
「ミアレジム」
「ジムリーダー...?」
「「あ、あのー...」」
ユウトたちにとっては衝撃的なことを言ったリモーネは、バイクにデンリュウを乗せて走り去って行った
そして取り残されたユウトたちは、半分唖然とした感じに先程リモーネが言ったことを繰り返すように呟く。その様子を見た兄妹は気まずそうに彼らに声をかけると
「どういうことだよシトロン!?」
「ミアレジムのジムリーダーって!?」
「あぁいや!そのですね!!」
「っはぁ...お兄ちゃん。もう無理っぽいよ?」
「う、うん。
すみませんサトシ、ユウト、セレナ。全部話すので、場所を変えましょう」
正気に戻ったサトシたちに問い詰められた兄妹は、もう限界かと悟る。そして場所を広場に移し、そこで全てを話すのだった
「...正直に言います。さっきパパが言ってたように、僕はミアレジムのジムリーダーなんです」
「なんで黙ってたんだ?」
「黙ってるつもりはなかったんです!っごめんなさい
実はいろいろあって...その。ジムリーダーって忙しいので、大好きな発明とかの時間が殆ど作れないんです
そこで、僕と一緒にジム戦の手伝いをしてくれる優秀なジムリーダーロボットをつくろうと考えました」
「まさか、それが暴走とかでもしたのか?」
「それって、サトシのジム戦特訓の時に出したロボットみたいに?」
「あはは、そうなんです。爆発はしてませんけどね
ハード...身体の部分は完成して、次にソフト...頭脳の部分を作ったんです。AIに僕の理想とするジムリーダー像を設定して。その時に
「でも、実際に動かしたら思うように動いてなかったらしくてさ。お兄ちゃんの言うことも全然聞かなかったんだよ」
「あらら。そういう不具合とか、故障とかしたときの対処法は用意してなかったのか?」
「もちろんしてました。ご主人様認識バトルモードというものがあって、そのバトルに勝つことでプログラム設定などを変更出来るようしていたんです。でも、そのモードにする為の音声コードがあるんですが、どうしてか設定した筈の音声が間違ってるというふうになっていてですね...」
「それでどうすることもできなくて、ジムから追い出されちゃったんだよね」
「そういうことだったのか...」
「そのあと何度かトライしてみたんですけど、そのロボット<シトロイド>はバトルフィールドに引っ込んだままで、行けるのはジムのエントランスまでなんです。しかもジムがあるプリズムタワーのシステムは今シトロイドに制御されていて、システム権利を取り戻そうにも外からでは無理で...はぁ」
ひと通りの説明を終えたシトロンは、自分の不甲斐なさにため息を零す
「なぁシトロン。とりあえず様子だけでも見に行ってみないか?」
『ピカピィカ!』
「そうね。行ってみましょう!!」
「あっ...はい」
シトロンを少しでも助けてやりたいと思ったサトシたちは、早速プリズムタワーへと足を運ぶのだが...それはつまり、観光をお預けするということで
「ごめんなイヴ。いまはシトロンたちを優先させてくれ」
『...フィア』
「ありがとう」
残念そうに頷いたイヴに感謝するユウトはイヴをモンスターボールに戻した後、シトロンたちと一緒にミアレジムがあるプリズムタワーへと向かった
○●○●○●○
「どうなってんだよこのジムは!!?」
プリズムタワーへ着くと、なにやらその建物の前でひとりで文句を言っている少年がいた。その少年の様子を見たシトロンは、嫌な予感がしてすぐさま少年のもとへ駆け寄る
「あの、なにかあったんですか?」
「このジムすっげぇ乱暴なんだよ!!」
「もしかしてバッジ4個持ってなくて追い出されたとかですかっ!?」
「あぁいや、4個持ってたからジム戦は出来たんだけどさ。変なロボットが対戦相手でメチャクチャ強くてよ。おまけに、負けたらいきなり電撃されて!その後床がバーンって抜けて放り出されたんだ!!」
「えぇ!?」
「ホントに頭にくる!こんなジム二度と来るか!!」
怒り心頭に言葉を吐いた後、少年はイラつきを隠さずにこの場から去っていった。その姿を見送ったシトロンは、父親から言われた言葉を振り返る
「...厳しいだけでは、良いトレーナーは育たないっ」
「パパが言ってたの、こういうことだったんだね」
『デネェ』
「シトロン...これからどうするの?」
「それはっ─」
言い淀むシトロン。そんな彼の代わりに答えたのは─
「決まってるだろ?そのロボットを止めようぜ!」
「っでも、音声コードがわからないと!」
サトシだった。彼は当然とばかり言い放つが、シトロンはそれに対して反論をする。その様子をみたセレナは宥めるように話を続ける
「落ち着いて、考えてみて」
「そうは言っても...仮にわかったとしても、ご主人様認識バトルに勝てる見込みが...」
「そんなのやってみなきゃわからないだろ!!」
「わかりますよ!シトロイドが使うのは僕のパートナーポケモンです!!まだ未熟なホルビーだけでは勝てないのは明白なんです─」
「シトロン!勝てなくても、相手に思いっきりぶつかってみようぜ!!」
「っ!」
不安や悔しさという気持ちで占めていたシトロン。そんな彼は、サトシの発言でその感情を払拭される。そのままサトシは、彼を励ますかのように発言を続ける
「俺はロボットのことはよくわかんないけど、シトロンがつくったんなら、ぶつかって分かり合える事だってあると思うんだ」
「ぶつかって、わかりあえる...」
「ねぇ、シトロンはなんでジムリーダーに?」
「僕は...古今東西のでんきタイプを極めたいと思ってジムリーダーになりました
でんきタイプ専門のジムをつくれば、
「このポケモンジムに、そんな思いが詰まってるのなら、やることはひとつだな」
「うん。その大切なジムを、取り返さないとね!」
「そうだな!シトロンを成長させてくれる大切なジムを取り戻すんだ!」
「っ!」
3人の言葉に感嘆と息を呑むシトロン。やがてその3人に背中を押されたことで、先程から俯き気味だった表情が覚悟が決まった表情へと変わる
「っはい。シトロイドのところへ行きましょう!!」
「(みんなが居てくれて、よかった)」
そんな兄の様子を見たユリーカは、ユウトたちと出会えたことに感謝するのだった
最後まで読んで頂きありがとうございます!
えっと...次回はプリズムタワー奪還ですが、まぁ案の定長くなっています。7000文字くらいには抑えときたいなぁ...
1週間以内には投稿しまーす
サトシだけのバトル描写はいるか否か
-
いる。セレナと同じくらい大事
-
いらぬ。私はセレナを求む