善意で改変したら、改変してしまった   作:空白の語り部

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んんー。筆が進まないねぇ

遅れたことはすみません。なにぶん気分屋さんなので、でもエタりはしない。精々半年~数年の間が空く時があるだけさ(それはエタるのと変わんねぇよ)

それでは本編どぞ!!


14話 研究所、またもや壊される

 

 

 

 

 

「よく頑張ったなシロア!!」

『...っ♪』

 

「うん。よく初対面の僕にも勇気を出して接してくれたね。この調子なら、人に対して恐怖を持ってるのも改善されそうだ」

 

 

 

ミアレシティで観光や人助けをしていたユウトは、全員と合流する時間になるまで研究所にいた。そこではユウトの3匹目のポケモン<シロア>を、プラターヌの協力のもと人に慣らせる練習をしていた

 

 

 

「ところで、サトシくんたちは来るのかい?一緒に旅をしているんだよね」

 

「はい。サトシたちも来ますよ。合流した後は博士に挨拶をしようってみんなで決めてましたから。多分そろそろ合流の時間が...って、過ぎてる!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●○●○●○●

 

 

 

合流時間が過ぎていたことに気付いたユウトは、慌てて集合場所に行きサトシたちと合流。そして遅れたことを謝った後全員で研究所へ向かい、到着しプラターヌに挨拶し終わった今は、研究所の客間に通され少し寛いでいた

 

 

 

 

 

 

「もうユウト。先に研究所に行ってたのはいいけど、時間は確認してよね?時間になっても来ないから心配したじゃない」

 

「あはは、ごめんなさいっ」

 

 

「因みになんですけど、どうしてユウトは先に研究所へ行ったんですか?」

 

「あぁ、それはシロアを人慣れさせる為の練習。前に研究所来たとき博士に手伝ってもらう予定だったんだけど、色々あって出来なかったからさ。この時間にやってもらってたんだよ」

 

「えぇ!!ユリーカたちには!?」

 

「もちろん会わせるよ。近いうちにな」

 

「ホント!?」

 

「あぁ、ホントホント!とりあえず、今はお茶にしよう。セレナが焼いたマカロンも食べてみたいしさ」

 

 

 

 

「みなさん、お茶が入りましたよ!」

 

「ありがとうございます!ソフィさん」

 

 

 

不満気味のユリーカを宥めた後ユウトは、挨拶ついでにプラターヌや助手のソフィとも一緒に食べようとしていたマカロンへと話を変える。生憎とプラターヌは別の仕事がある為一緒にすることはできなかったが、後で食べるとのこと

 

 

 

「みんなの口に合うといいんだけどね」

 

「大丈夫だって。さっき見せてもらったとき、見た目とか香りからでも美味しそうだったんだしさ」

 

「だな。はやく食べよう!」

 

「博士のことも考えて食べろよ?」

 

 

 

 

プラターヌ用に残すことも考えながら食べようとマカロンが置かれているテーブルへ視線を向けると...

 

 

 

 

「あらら?」

 

「マカロンがないぞ?」

 

「え、うそ!?さっきまでここにっ...!」

 

 

「?...っあ」

 

 

 

マカロンが入ったバケットごとなくなっていた。困惑しながらも消えたマカロンを探す一同。やがてソフィが、部屋の隅の方でなにかがモゾモゾと動いているのを視界に捉える

 

なにか察しがついた彼女は呆れるように苦笑いしながらそちらの方へ近付き声をかける

 

 

 

「やっぱりあなたね<ハリマロン>!」

 

『ッリマ...ムグ!?』

 

 

 

ソフィに声をかけられたハリマロンは、凄い勢いで食べていたモノを喉に詰まらせた。ハリマロンの傍にはマカロンが入ったバケットがあり、ユウトたちの目を盗んで取って、見つからないよう食べていたようだ

 

喉の詰まりをなんとか解消したハリマロンは、見つかってしまったことに苦笑いを浮かべながら彼女たちの方へ振り返る

 

 

 

「へぇ、ハリマロンっていうのか」

 

「新人トレーナーとして初めてもらう3体のポケモンの内の1体よ」

 

 

[ハリマロン いがぐりポケモン]

[普段は柔らかい頭のトゲは、力を込めると鋭く尖り岩をも貫くことができる]

 

 

「(いがぐりポケモンか...いがぐりってどんな意味だったっけ?)」

 

「このポケモンかわいい〜!」

 

『リマ...っ』

 

 

「にしても、キミはマカロンが欲しかったんですね」

 

「ふふっ、言ってくれたらあげたのに」

 

 

 

マカロンを手にしているハリマロンを見て、シトロンとセレナはそう言う。

 

因みに、いがぐりとは漢字で毬栗と書き、収穫前の栗がトゲトゲの殻に包まれているアレである。語彙力皆無で申し訳ないね

 

 

 

 

「こっちでみんなと一緒に食べませんか?」

 

 

『...ッリマ!』

 

 

 

─チクリッ!

 

 

「イタッ!?」

 

 

 

『ムグムグムグ...っ!』

 

─タタタタタ!

 

 

 

手を差し伸べるシトロンのその手に、ハリマロンは頭のトゲを尖らせ攻撃する。突然の痛みに後退るシトロン、その隙にハリマロンは口いっぱいにマカロンを詰め込み中庭の方へと走り去った

 

 

 

「大丈夫かシトロン?」

 

「は、はい。チクッとしただけですから」

 

 

「ごめんなさいねシトロンくん。それにセレナちゃんも、ハリマロンが殆ど食べちゃって」

 

 

「「いえ、大丈夫です」」

 

「ちょっとあの子は、イタズラ好きなのよ」

 

「(食い意地が張ってるだけでは?)」

 

 

「でもそういう奴って、凄く可愛げがありますよね。俺も似たようなヤツを知ってるからわかります」

 

「そう言ってくれると助かるわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、いたずらん坊が何処かに行っちゃったし、どうする?俺はお茶したいから暫くここでゆっくりしとくけど」

 

「俺もそうしようかな。小腹も空いてるし」

『ピカァ』

 

 

 

「私は博士のところで見学に行ってみようかな?ユリーカもどう?」

 

「っうん!行く行くー!そうだ、お兄ちゃんは?」

 

「...あ、僕はここでゆっくりするよ」

 

「そっか、わかった!」

 

「それじゃあマカロンはお皿に取り分けとくね。残りの分は博士のとこに持っていくから」

 

「あぁ、わかった」

 

 

 

そう言葉を交わしたセレナは、テーブルに備え付けてあったお皿にマカロンをある程度乗せた後、ユリーカを連れて中庭の方へと向かって行った

 

 

 

 

「では食べましょうか」

 

「そうだな。いただきます!...あむ」

『ピィカ...ムグ』

 

「いただきます!」

 

 

「おぉ〜、美味いな!」

『ピカァ♪』

 

「はい。しつこくない丁度いい甘さです!」

 

「確かに美味しいな...お茶にも凄く合う」

 

「博士もきっと気に入るわね」

 

 

 

 

 

 

─ドガッシャーン!!

 

 

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

 

 

 

セレナの焼いたマカロンを絶賛していると、突然どこからか大きな爆発音とガラスが割れた音が研究所内に響いた。その音に驚いたユウトたちは飲食の途中ということもあってか、喉に詰まらせたり噎せたりと苦しんでいた

 

 

 

「っごほ!...なんだ、いまの音っ!」

 

「中庭の方からだわ」

 

「そこって、セレナたちがいる方じゃ」

 

 

 

『ルリル〜!?』

『エリィリィ!!』

 

 

 

─ダダダダダ!!

 

 

 

ユウトたちが噎せりなどから回復すると、中庭に繋がるガラス扉からポケモンたちが酷く慌てた様子で入ってくる

 

 

 

 

「どうしたんでしょうっ」

 

「きっと今の爆音に驚いて逃げてきたのね」

 

「中庭で何があったんだ?」

 

「セレナたちが心配だな...ソフィさん!ポケモンたちをお願いします!」

 

「わかったわ。ここは私ひとりでも平気だから、2人もユウトくんと行ってちょうだい!」

 

 

「「はい!!」」

 

 

 

 

ポケモンたちをソフィに任せたユウトたちは、中庭の方へと走って行った。そして中庭へ辿り着くと、最初に目に映ったのは、裏門へと繋がっているガラス製の入口が大きく割られている光景だった

 

 

 

「なっ、入口が壊されてる!?」

 

「外にある門も随分と派手にやられてますね。大きなもので突撃でもされたかのような」

 

「あれ、そういえばセレナたちはどこだ?」

 

「確かに、見渡す限りいませんね...」

 

 

...──

 

 

 

「っまさか!」

 

 

 

 

裏門よりも遠くの方で、車が走って行く音を聞き取ったユウトは、顔を険しくしながら壊された入口から外へ出ていく

 

外へ出たユウトは、左右に延びる道を左へ右へと視線を向ける。そして右の方に走って行くトラックと、それを追いかけようとしたのだろうハリマロンが転んでいたのを視界に捉えた

 

 

 

 

 

「ハリマロン!」

 

 

『リマッ...ハリハリ、マァロ!!』

 

「あのトラックにセレナたちが居るんだな?」

 

『リィマ!』

 

 

 

 

「おーい、ユウト!!」

 

「なにかあったんですか?って、ハリマロンも」

 

 

 

「あそこの走ってるトラックにセレナとユリーカが乗ってるらしい。攫われたのかもしれない」

 

「そんなっ!?」

 

 

 

「大変よみんな!」

 

 

 

ユウトと合流したサトシとシトロンに続き、ソフィも慌てた様子でこっちに向かってきた

 

 

 

「どうしました?」

 

「プラターヌ博士がどこにもいないの!」

 

「そんな!?」

『リマァ!?』

 

 

 

「じゃあプラターヌ博士もあのトラックに乗せられたのかもしれませんね」

 

「っとりあえずトラックを追おう!

 

 

─ヤヤコマ!キミに決めた!!」

 

 

 

─ポカァン!

 

 

 

『ヤッコォ!』

 

 

「ヤヤコマ!あのトラックを追うんだ!」

 

『ヤココ!!』

 

 

 

 

「俺たちも追おう!」

 

「はい!」

 

「私はジュンサーさんに知らせてくるわ!」

 

「お願いします!」

 

 

 

トラックをヤヤコマに追わせた後、ソフィと別行動を取ったユウトたちもすぐに追おうとする。此方が走りで相手がトラックである以上いずれ見失ってしまうのだが、それは上空から追うヤヤコマを視界に捉えながら行けば解決することなので問題はなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●○●○●○●

 

 

 

トラックを追うヤヤコマを追ったユウトたちは、─途中、それに乗せられたであろうセレナが、目印となる為にマカロンの欠片を落としていたので、それも目印にして行った。─街外れにある廃屋へと辿り着いた

 

 

 

 

「ここか?ヤヤコマ」

 

『ヤッコ』

 

「いかにもそれっぽいところだな」

 

「いったい何のためにユリーカたちを...」

 

『マロォ...』

 

 

 

「とりあえずヤヤコマ、助かったぜ。お前は戻って休んでくれ」

 

『ヤココ』

 

 

 

「さて、まずは廃屋の中の様子を探るか」

 

「そうですね」

 

 

 

サトシがヤヤコマをボールに戻したのを確認した後、一同は犯人に気付かれないように廃屋へ近づき中の様子を窺う。すると、そこには縄で縛られ身動きが取れなくなったセレナとユリーカ、プラターヌ。そして彼女たちの前には<R>の文字が入った服を着た2人組と一匹のポケモンがいた

 

 

 

「あれは、ロケット団っ...!」

『ピィカ』

 

「アイツらの仕業だったのか」

『ハリィ...ッリマ』

 

「...ほんと、どこにでもいるな」

 

 

 

 

 

 

「もぅ〜!なにすんのよ!!」

 

「我々の作戦が成功するまで大人しくしてもらう」

 

「むぅー!!」

 

「メガシンカのデータが入ったメモリを使って、何するつもりなの!」

 

「見てればわかるさ」

 

 

 

 

 

 

 

「なるほどな。メガシンカのデータを利用する為に博士を攫ったのか...」

 

「セレナとユリーカを攫ったのは?」

 

「近くにいたから口封じか、それとも博士を助けようとして逆に返り討ちに遭ったかの二択」

 

「ですが、今の状況はかなり不味いですね。もうそのデータはロケット団に渡っていますし...それに、みんなが捕まっているのも何とかしないと」

 

「じゃあまずはみんなを助けよう!その後ロケット団を倒そうぜ」

『ピィカッ!』

 

「ですがいきなり突入しても捕まるだけです。ここはタイミングを見計らって─」

 

 

 

─カロロン!!!

 

 

 

 

暫く中の様子を窺った後、相手に自分たちを発見されないよう身を引いて作戦会議をしていたが、その途中に突然廃屋の中から、空き缶か何かが倒れた音が鳴り響く。その音に驚いたユウトたちは再び廃屋へ顔を覗かせると

 

 

 

 

 

「「『っ!?』」」

 

 

「「「ハリマロン!!?」」」

 

『リィマ...』

 

 

 

 

 

 

 

「なっ、アイツ!!」

 

「...っほんとに食いしん坊!!」

 

「すみません2人とも!作戦変更です!!」

 

 

 

ロケット団の至近距離で尻餅をついたハリマロンと、それに驚いている一同の様子が。

 

因みに、何故ハリマロンがそんな所にいるのか、それはロケット団の傍にあるテーブルに、ヤツらがセレナから没収したであろうマカロンが入ったバケットがあるからだ。つまりは食べ物に釣られたのだ

 

 

そしてバレたも同然と察したシトロンは、2人に一言告げて廃屋の中へと突っ走り声を張り上げる

 

 

 

「いきなりの突入だァ!!!」

 

 

「行くぞピカチュウ!」

『ピッカ!!』

 

 

 

─ダダダダダ!!

 

 

 

「(いや人質いること忘れてない!?人質を盾にされたらなんも出来なくなるんだが!!)...あぁもう!」

 

 

 

 

中へ入りロケット団と対峙する2人に、ユウトは文句を心に秘めながら二人のあとを追うように廃屋の中へと入る。その際に、パーカーの大きい袖口に手を入れてあるモノを取り出す

 

 

 

 

「サトシ、シトロン!ロケット団の注意は引かせるから、ソイツらは構わず救助を最優先!!

 

─っせい!!」

 

 

 

そしてそれを、ロケット団目掛けて放る

 

 

 

 

─シュッ!!...ポシュウゥ

 

 

 

「おわぁ!?な、なんだァ!!」

 

「ちょっと、何にも見えないんだけど!!?」

 

『煙幕だにゃあ!!』

 

 

 

 

「おぉ、スゲェなユウト!そんなの持ってたのか!」

 

「ミアレジムの時といい、なんだかニンジャみたいですね...」

 

「忍者じゃないって!いいから早く助けるぞ!」

 

 

 

 

ロケット団にだけ命中するように調整して投げたのか、サトシたちは視界を奪われることなくセレナたちを救助する

 

 

 

 

 

「大丈夫かみんな!」

 

「助けに来てくれたんだ!」

 

「ありがとう!」

 

「今すぐに縄を解きますね!」

 

「なんか、博士だけ拘束が複雑ですね...」

 

「もともとヤツらはメガシンカのデータを持ってる僕が目的みたいだったからね。2人は僕を助けようとしてくれたんだけど、ヤツらの方が一枚上手だったというわけさ」

 

「なるほど、2人の拘束は急拵えだったわけか」

 

 

 

そしてユウトたちはセレナたちの救出に成功。その後ひとまず安全確保として廃屋から脱出する

 

 

 

 

「よし!みんな無事だな!!」

 

「「うん!」」

 

「後はロケット団ですね!」

 

「そろそろ煙幕の効果が切れる頃だから、反撃されても大丈夫なようにして─」

 

 

 

─ドゴォオオン!!!

 

 

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

 

 

「「『ナ〜ハッハッハーィ!!』」」

 

 

 

ユウトがサトシたちに指示し終える前に、大きな物音と笑い声が廃屋から聞こえた。それに驚く一同が煙幕が薄くなってきた廃屋の中へ視線を向けると、そこにはムサシとコジロウ、そしてその傍には巨大なニャース型ロボットが佇んでいた

 

 

 






最後まで読んで頂きありがとうございます!

次の話は1週間以内には必ず出来上がります。なぜなら、本来この話は一話で終わらすつもりで書いていましたから。なのに気付けば1万字を超えそうだったので、急遽前編後編に分けたんです

それでは、また!

サトシだけのバトル描写はいるか否か

  • いる。セレナと同じくらい大事
  • いらぬ。私はセレナを求む
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