どもです。はい、前回の続きですね
本編どぞ
「「『ナ〜ハッハッハーィ!!』」
ロケット団に捕まったプラターヌやセレナ、ユリーカを街外れの廃屋で無事に助けたユウトたち。すぐさま廃屋からでると、その廃屋からロケット団が高笑いと共に巨大メカを携えて出てきた
「なんだ...あれ!?」
「ふっふっふ、見るがいい!メガシンカの能力をプログラム化して組み込んだ、メガシンカよりも更に進化した─<メガメガシンカ>のメカニャースを!」
「その名も<メガメガメガメカニャース>よ!!」
「え?悪い、もう一回言ってくれ」
「メガシンカよりも更に進化したメガメガメカに─」
「ユウト!今の状況で聞き直さなくていいから!?」
「あ、それもそうだな」
「にしても、敵ながらにして素晴らしい発明ですね」
「確かにそうだね。見てるだけで、その力強さを感じられるよ...マーベラス!」
「2人もなに感心してるの!?とりあえず今はあのロボットから離れるのよ!!」
[メガメガメガメカニャース 発進にゃ!!]
─ドドドドド
明らかに不味い状況で呑気に感想を言ったりする男陣にすかさずツッコむセレナ。彼女の言葉で気を取り直すと、ロケット団ニャースが操る巨大メカから逃げるように走り出す
『リマァッ!!』ドテッ
しかし逃げる途中で足が躓いたハリマロンは転んでしまい、その拍子にいつの間にか両手で持っていたバケットも落として中身をバラけてしまう
「っ!?...ハリマロン!」
「お兄ちゃん!!」
「シトロン、ハリマロン!!」
そして危険な状況にも関わらず、落としたバケットを拾いバラけたマカロンも拾うハリマロン。当然そんなことをしているとメカは迫ってくる。その様子を見たシトロンは誰よりも先に走っていき、ハリマロンを抱えて物陰に隠れていった
「ふぅ...無事に避けれたか」
「もう。お兄ちゃんってば無茶してぇ」
「あら、呑気に仲間の心配?」
「そんな暇があったら自分たちの心配をしな!やれ、メガメガメガメカニャース!」
[了解にゃ!ピカチュウ捕獲作戦、開始にゃ!!]
「そう簡単にやられるか!
─ピカチュウ、10まんボルト!」
『ピカァ!!』
ピカチュウは、メカが動き出す前に仕留めようと攻撃を放つ。その攻撃はなにも邪魔されることなく直撃したが...
─ビリリリ!!
『ピカァアアッ!?』
「なっ、ピカチュウ!?」
10まんボルトが直撃したにも関わらず、メカは無傷であった。その上、受けた攻撃を跳ね返し反撃してきた。咄嗟のことで避けることが出来なかったピカチュウはモロに喰らってしまう
「ざんねんだったな。このメカに10まんボルトなんて効かないのさ!」
「さぁニャース!今がチャンスよ!!」
[わかってるのにゃ!...ついにピカチュウを捕まえる時がきたのにゃ!!]
「(あんな巨体だと今ある<めかくしだま>も<ねばりだま>も意味なさそうだな)...なら、イヴ!!」
─ポカァン!!
『フィ!』
「リボンでメカを止めてくれ!」
『フィア!!』
─シュルル...ッガシ!!
メカがピカチュウ目掛けて腕を伸ばそうする。それを防ぐ為に、イヴは自身のリボン全てをメカの腕に伸ばし絡めるように縛り動きを止めさせる
「「はぁ!?」」
[にゃにぃ!?]
「イヴ、すっごぉーい!!」
「え、あの巨大メカを止めれるの!?」
「うんうん。凄まじい怪力だね!」
「サトシ!今のうちにピカチュウを避難させて!!」
「あぁ、わかった!!...大丈夫か、ピカチュウ!」
『ピィ、カチュ』
ユウトと予想外の怪力を発揮するイヴの時間稼ぎにより、瀕死状態に近いピカチュウを避難させることが成功。しかし、メカを操作するニャースが負けじと反撃に出る
[にゃんのこれしき!片腕を止められたなら、もう片方を使ったらいいだけにゃ!!]
─ズドーン!!
『フィアッ!?』
「イヴ!!」
メカニャースは、リボンで縛られていないもう片方の腕でイヴへと攻撃する。イヴは全てのリボンを拘束にまわしていた為に最低限の防御すら取れずに吹っ飛ばされてしまう
[ピカチュウを捕まえる前に、まずはオミャーから捕まえてやるにゃ!]
そして尽かさずメカニャースはピカチュウからイヴへと標的を変えて腕を伸ばす。ユウトは助けようと動こうとするも、先程の攻撃で飛ばされた分走っても間に合わない程に離されている。仮に間に合う距離感であっても、ムサシ&コジロウが妨害してくるだろう
しかしユウトは無駄とわかっていても走り出す。が、メカニャースの腕と倒れたままのイヴの距離は間近であり間に合わない。そのまま、メカニャースがイヴを捕まえる瞬間が
─...
『フ、フィー?』
「?」
─来ることはなかった
[にゃ、にゃんだ?動かないのにゃ!?]
「え?どういうこと?」
「っまさか、これは...」
「あれ?」
『ピカ?』
「急に動かなくなっちゃったよ?」
「ふむ。メカに何か異変でも起こったのかな?」
「ふっふーん!」
『リマァ!』
「(そうか。シトロンとハリマロンのおかげか!それじゃあ、無駄にする訳にはいかない)...っ!」
─ダダダダダ!!
何故動かなくなったのか。それはメカニャースの臀部から廃屋内までに延びているコンセントのプラグが、シトロンとハリマロンに抜かれて電源が行き届かなくなったからだった
2人の姿は、配置的にユウトだけが視認できた。ユウトは2人に内心で感謝しながら、隙が生じたロケット団を掻い潜りイヴを救出する
[にゃあ!?折角のチャンスが!!コジロウ!どうにゃってるのにゃ!!]
「メイン電源がやられたんだ!サブ電源に切り替えろ!!」
[了解だにゃ!サブ電源、ON!!]
「敵ながら抜かりありませんね!」
「だけど、おかげで一時のピンチは乗り越えれた!」
シトロンは、ハリマロンを連れてユウトたちと合流した後に再び動き出したメカニャースに険しい表情をしながらも感心する
『ハリハ!リィマ!!』
「ハリマロンっ?...一緒に戦ってくれるんですね!」
『リマァ!!』
「ではハリマロン、ミサイルばり!!」
ィイ...マァアア!!!』
メカを倒す為に戦うハリマロンは、ミサイルばりを全力でメカへ当て続ける。しかしそのメカは、大量のハリ攻撃を受けたにも関わらず無傷であった
「ダメだ...効かないっ!」
「サトシ!俺たちもやるぞ!」
「あぁ!!ピカチュウ、いけるな!」
『ピカ!』
「イヴ、もう少し頑張って」
『フィア!!』
「っよし。ハリマロン!メカにたいあたり!!」
「ピカチュウ、でんこうせっか!」
「...イヴ、でんこうせっか!!」
『リマァ!』
『ピカピカッ!』
『フィッフィア!』
3匹が息を合わせてメカへ突っ走り、そのまま全力で攻撃を当てる。しかし、それでもなおメカは依然と無傷のまま。先程から反撃しないあたり、かなりの余裕があるようだった
[ふははは!今のニャは無敵にゃあ!!]
「コジロウ、今回こそいけるんじゃない?」
「あぁ。例えジャリボーイたちのポケモン全員が攻撃しても、このメガメガメガメカニャースは倒されないさ!」
「(そろそろメカニャースって言えよ、言い難いぞ)」
[さぁ!諦めて捕まるのにゃ!!]
「くっ、どうすれば...!」
全力で攻撃しても無傷という鉄壁さ、逃げても追いつかれるだろう速力を持つメカに、ユウトたちは手も足も出なくなっていた
そしてメカニャースの両腕がポケモンたちを捕えようと動き出す─
─ドォーン!!!
[にゃっ、にゃんだ!!?]
「「「っ!?」」」
かと思ったその時、突如メカニャースに炎を纏った蹴りで襲いかかってきた者が現れた。その者はメカに蹴りを入れたあと後方へと下がり、大きな枯木の枝へ降り立つ。そしてその枯木には、もうひとつの影が─
「あれは、あの時のっ!?」
「<メガバシャーモ>と、そのトレーナー...」
その2つの影とは、カロス地方に降り立った初日に出会したメガバシャーモと、メガバシャーモに扮した覆面を被ったトレーナーだった
「バシャーモ!かえんほうしゃ!!」
『シャモ...ッシャアア!!!』
─ズドォオオン!!!
「(なんて威力っ)!?」
トレーナーから指示を受けたメガバシャーモは、枯木から飛び立ちメカニャースに向かってかえんほうしゃを放つ。その威力は普通のかえんほうしゃより何倍も凄まじく強力だった
そしてその技がメカニャースに命中すると激しい爆発と爆風が巻き起こる。それが収まると、3匹の力を合わせても歯が立たなかった鉄壁のメカニャースは黒焦げの状態となり、頭部のコックピット部分は剥き出しの状態となっていた
「ど、どういうこと...!?」
「同じメガシンカなのに、一発で!?」
『いやな予感がするのにゃ』
「今だピカチュウ!エレキボール!」
「ハリマロン!ミサイルばり!!」
「イヴ、全力で ようせいのかぜ!!」
『ピカピカッ、チュッピィ!!』
『リィイ、マァアア!!』
『フィアッフィー!!』
─ドカドカドカ...ビリリリッ!!
『これは...』
「メカの動力源が直撃されて、今にも爆発しそうだ」
「そ、それって...とっても─」
─ズドォオオン!!!
「「『ヤなカンジィイイ!!?』」」
─キラーン
メガバシャーモにより最大のチャンスを得たユウトたちは、それを逃す筈もなく全力で攻撃する。それを受けたメカは、ロケット団を巻き込み跡形もなく爆発。ロケット団はその爆発によって空の彼方へと飛んで行ったのだった
「っよし、二度と来るな!!」
「やったなふたりとも!」
「はい!」
「おう。でもまあ、メガバシャーモがいなかったら少しやばかったな」
「確かにそうだな...って、メガバシャーモは!」
サトシを最初に全員がメガバシャーモとトレーナーが立っていた枯木へ顔を向けるが、そこには既に一つの影もなかった
「行っちゃったか」
「直接お礼を言いたかったんだけどな」
「また会えたら言えばいいさ」
「っそうだ!さっきのバトルでイヴたち怪我とかしてたわよね?大丈夫?」
「あぁ、今ではもう大丈夫だ!な、ピカチュウ?」
『ピッカァ!』
「でも、念の為に研究所で診ておいた方がいいかもしれないね」
「ですね。ダメージ自体は結構受けましたから」
『フィ〜』
ユウトたちと少し離れていたセレナたちが近付いて、今回のバトルのケアについて話していく。そして、その話をひと段落終えた後、ユリーカが無邪気に元気よく声を上げる
「にしてもハリマロンもピカチュウもイヴもホンットにかっこよかったねー!」
「うん。みんな、とても勇敢だったよ」
「特にシトロンとハリマロン。メカの動力源のコンセントを抜いたのは大手柄だったな」
「ありがとうございます。でも、それを最初に見つけたのはハリマロンなんです。あの子がいなかったら気付けませんでした」
「へぇ、じゃあハリマロン大活躍だったんだな!」
『ハリ〜?...』ッグゥウ
「あらら。お腹空いたみたいだな。」
「ふふ。あっ、そうだ。セレナ!少しいいですか?」
「え、うん。なに?」
…………………………………
……………………
……………
『ハロォ...』
「ハリマロン」
『リマ?』
セレナと話し終えたシトロンは、疲労と空腹でフラフラのハリマロンに近寄り、ハリマロンの視線に合わせるようにかがみ込む
「大仕事をした後は、これでしょ?」
そしてバトル中にハリマロンから預かっていたバケットを取り出し、ハリマロンの前でバケットを開けて、中に入っていたマカロンを差し出す
「大好きなマカロン!」
『リマァ♪』
「セレナからは存分に食べてもいいと許可もとりましたから、遠慮せずどうぞ!」
『ハロ〜!!...』
「わざわざ言わなくてもいいのに」
「いえ。一応セレナがつくった物ですし、勝手にするのは良くないかと思いまして」
「まぁ確かにな」
『ハリハリ!』
「ん、どうしましたかハリマロン?」
『マァロ!』
マカロンを両手に一杯持っても何故か一向に食べなかったハリマロンは、そのマカロンをシトロンたちに差し出す
『リマ!』
「...ふふ、ありがとうございます!」
『リマリ!...ハァロ!』
「俺にもくれるのか?ありがとう!」
そうしてハリマロンは、シトロンやユウトたちにマカロンをあげて行ったのだが、後々シトロンから自分の分がなくなると言われて慌てるのであった
●○●○●○●
マカロンを食べた後、一同は研究所へと戻りジュンサーへの諸々の報告や、壊れた研究所の後片付けにポケモンたちのケアをして行った
そして、少し落ち着いてきた頃、プラターヌが後は大人の役目だからということで、ユウトたちを出発させるようにした。今は、その別れの挨拶をしている時だ
「今日は本当にありがとう!サトシくんたちのおかげで助かったよ」
「いえ...でも。また研究所、壊れちゃいましたね」
『ピカピカチュウ...』
「大丈夫!今度君たちが来るまでには直しておくよ」
「それにしても俺たちも何か手伝わなくてよかったんですか?」
「うん。後は大人の役目だからね。安心して」
「っはい、分かりました!また来ます!」
「次もお土産持ってきますね!」
「お世話になりました!」
「それじゃ、出発だな!」
「...待ってみんな!」
「「「??」」」
「どうしたユリーカ?」
「あそこ...」
出発のとき、ユリーカがシトロンたちに向けて声をかけた後、とある方向に指を指す。その方へ一同が顔を向けると、そこには茂みから顔を覗かせるハリマロンがこちらを見ていた
「ハリマロン?」
『リマァ...』
「見送りに来てくれたんですね。キミも今日は色々ありがとう。また会いましょう」
『ッリ、リマァ!ハリハリ!!』
「えっ?」
「...ふふっ。シトロンくん」
「は、はい」
別れの挨拶をするシトロンに、ハリマロンは寂しい顔を浮かべて彼に何かを訴える。何を伝えたいのかを逸早く察したプラターヌは、微笑みながらシトロンに声をかける
「ハリマロンはキミと旅をしたがっているんだよ」
「えっ?」
「〜!!お兄ちゃん!あたしもハリマロンと旅がしたい!ね?ね!」
『ハリィ...!』
「...っあの、プラターヌ博士。ハリマロンを連れて行っても大丈夫でしょうか?」
「もちろん!ハリマロンがそう望んでいるからね。
...これが、ハリマロンのモンスターボールだよ」
ポケットからモンスターボールを取り出したプラターヌは、それをシトロンへと渡す。ボールを受け取ったシトロンは、ハリマロンの元へと歩み寄る
「ハリマロン。僕と一緒に、旅をしてくれるかい?」
『リマァ!ハァロ♪』
「っこれからよろしくお願いします!ハリマロン!」
─ポォン!
「はい!科学が輝くイッツ・ア・グレート・サクセス
─ハリマロン、ゲットです!!」
「ハリマロン、キープです!!」
新たな仲間であるハリマロンをゲットしたシトロンたちは、新たな仲間ができた喜びを噛み締めながら、プラターヌへ別れの挨拶をする
「それじゃあプラターヌ博士。また!」
「あぁ」
「行ってきます!」
「お世話になりました...ちょっと!走る事かな!?」
「ぼうけん、ぼうけーん!!」
「それでは!」
一人ずつプラターヌへひとことを言った後、言った者から順に研究所から走って旅立っていったのだった
最後まで読んで頂きありがとうございます!
ちょい雑でしたけど許してください
さぁ、次はいよいよ、ユウトの残り一匹のポケモンお披露目です
サトシだけのバトル描写はいるか否か
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いる。セレナと同じくらい大事
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いらぬ。私はセレナを求む