善意で改変したら、改変してしまった   作:空白の語り部

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ポケモンSVゼロの秘宝、まさかのヒスイポケモン登場。まぁ絶滅とか言われてないですもんね...どうしよ。まぁ、まだなんとかなるか

そして前回、ゾロアのイリュージョンの特性。ゲームやアニメなら自分自身が化けるだけで何も無いところから幻を見せる描写はありません。ですが、進化後のゾロアークならそれが可能らしき描写が映画でありました。つまり、クロアは普通のゾロアよりイリュージョンに長けているということでよろしくお願いします!!


さぁ、今回の本編は幼稚園ということで...相も変わらず前編後編に分けてしまいました。コンパクトにしたいのにできないんですよねー

それでは本編どぞ!


19話 目が合う前に対処しよう

 

 

 

「目と目があったら、ポケモンバトル!

 

それがトレーナーのルールよ」

 

 

「えぇ、わかっていますよ」

 

 

 

ポケモンのゲームでは慣れ親しんでいるも、時々うんざりしてしまうこともある言葉。それを言い放ったのはユウトの前で対峙している赤髪ポニーテールの女性だった

 

 

 

「(あー、サトシの方に目を合わせて欲しかった)」

 

 

 

彼女と遭遇したのはショウヨウシティへ行く道中の分かれ道に出たところだ。分かれ道前でユウトを除く全員がどの道を行くべきかをセレナが持つマップで確認していたのだが、ユウトは自然豊かな景色をのんびりと眺めまわしていた。そして、そうしていると分かれ道の片方の道からこっちへ歩いてくる女性に気が付き目を向けると、女性の方も立ち止まっているユウトたちに気が付きユウトと目が合った直後に

 

 

 

─そこのキミ!ポケモンバトルをしましょう!!

 

 

と言われ、ユウトは断る特別な理由もなく仲間たちも大丈夫ということで了承して、バトルしやすい広場へと出て、そして今に至る

 

 

 

 

「そういえば、自己紹介がまだでしたね。俺の名前はユウトです。よろしくお願いします!」

 

「私は<プルミエ>、よろしく!ユウトくん、バトルをする前に、ひとつだけ約束してくれる?」

 

「?えぇ。内容によりますが」

 

「そんなに難しいことじゃないわ。ただ、私がこのバトルに勝ったら、付き合ってもらうってだけ」

 

 

「...(あれ?この勘違いしそうでしない言葉って...)

 

はい、いいですよ」

 

 

 

「えっ。つ、付き合う!?ユウトと...え、え!?」

 

「どうしたセレナ?」

 

「な、なんでもない!!」

 

 

 

プルミエの約束の内容にどこか既視感を覚えるユウトだったが、後ろから少し慌てた様子のセレナとそれを疑問に思い問いかけるサトシの姿を見て思い出す

 

 

 

「(あぁ、なんかどこかの話で出てきてた人か。本来ならサトシが言われる言葉で、それでセレナが慌てるっていうニヤニヤシーン。それでその後はこの人が勤めてる幼稚園に行って...ってダメだ。思い出さないようにって決めたじゃんか!)」

 

 

 

カロス地方に上陸初日に宣言した、原作知識はなるべく忘れるというのは、どうやらあまり上手くいってないようだった。というのも、恐らくサトシとセレナのやり取りシーンといえば...という回を繰り返し視聴しすぎてそのシーンがある回は完璧ではないが覚えてしまっているようだった

 

 

 

「決まりね。それじゃあ...

 

出てらっしゃい!ニンフィア!!」

 

 

─ポカァン!

 

 

『フィア〜!』

 

 

 

「あ、ニンフィアだ!」

 

「へぇ、あれが本来の色なんだな」

 

 

 

「ニンフィアか...なら─」

 

 

─ポカァン!

 

『フィア!』

 

 

「あらら...出てきちゃったよ。まぁいいか」

 

 

プルミエが出したポケモンがニンフィアということに触発されたのか、モンスターボールに自分から出てきてしまったイヴ。そのことにユウトは呆れるも、元々イヴを出そうとしていたこともあり咎めはしなかった

 

 

 

「へぇ〜!ユウトくんもニンフィア持ってるのね!それに私のニンフィアと色が違う...色違いってヤツね」

 

「はい。折角のニンフィア同士のバトルです。勝たせてもらいますよ!」

 

「それはこっちもよ!それじゃあ、始めましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○○○●●●

ユウト

イヴ 

VS

プルミエ

 ニンフィア

○●●●●●

 

*ニンフィア同士な為に、今回だけニンフィアのセリフ前に、わかりやすいように<普><色>を書きます。色の方がイヴとなります

 

 

 

「まずは、ニンフィア ようせいのかぜ!」

 

「ならこっちも ようせいのかぜ で向かい撃て!」

 

 

普『フィアッ!』

 

色『ッフィーァ!!』

 

 

開始と同時にプルミエが先制をとり指示したのはフェアリータイプの基本技でもある<ようせいのかぜ>。それを聞いたユウトは、イヴに同じ攻撃をするように指示をして攻撃を放たせる

 

同じポケモンの同じ技、同じ威力ということで互角で打ち消し合うのかと思われたが

 

 

 

普『フィッ〜!!?』

 

「ニンフィア!?」

 

 

 

そうはならずに、プルミエのニンフィアがイヴの攻撃に押し負けて吹き飛ばされていた

 

 

 

「同じ技でも、極めれば変わってくる。俺のニンフィアのイヴは、他のニンフィアとは一味違いますよ」

 

色『フィアッ!』

 

 

 

「やるわね...ニンフィア、まだいける?」

 

普『フィ!』

 

「よしっ。ニンフィア、ムーンフォース!」

 

普『フィ〜...アァッ!』

 

 

 

「でんこうせっか で避けてそのまま直行!」

 

色『ッ!...フィッ─』

 

 

 

フェアリータイプ技の中でも高威力であるムーンフォースを放つニンフィアに、イヴは指示を聴いて冷静に対処し、でんこうせっか を維持したまま攻撃を放った後のニンフィアへ接近する

 

 

 

「ニンフィア、リボンで受け止めて!」

 

 

普『フィアッ!』

 

色『ッ─!』

 

 

 

しかし、近付くイヴに対してニンフィアは攻撃を防ごうとリボンを駆使してイヴを縛り上げてしまう

 

 

 

「っニンフィア、今よ!メロメロ!!」

 

「イヴ、リボンを使って全力で防げ!!」

 

 

 

色『フィッ...!』

 

 

普『フィア〜♪』

 

 

色『...っ』

 

 

 

<メロメロ>という技は、容姿や鳴き声を駆使して性別の違う相手を誘惑し攻撃出来なくさせる技である。

その技を近距離で拘束から抜け出す暇もなく繰り出され、避けることができなかったのだが

 

 

 

色『...っモゴ』

 

 

「えっ?」

 

普『フィっ?』

 

 

 

メロメロを直撃してしまったイヴは、何故かニンフィアに拘束されたまま自身の全てのリボンを使って顔や耳をぐるぐる巻きにしていた。パッと見た感じでは、ミイラの様だった

 

 

 

「よしっ、イヴ!相手のリボンを振りほどけ!!

 

色『っプィア...ィイイッフィ!!』

 

普『フィフィッ!?』

 

 

「うそっ!メロメロが効いてない!?」

 

 

 

先程まで指示を出していた声よりも何倍もある声量でユウトはイヴに指示する。それを聞いたイヴはミイラ状態を解除した後、解いたリボンで相手のリボンを掴み力尽くで振り解き拘束から抜け出した

 

何故メロメロ状態にならなかったのかは、バトル後で

 

 

 

「イヴ、逃げられないように拘束!」

 

 

色『フィッ─!』

 

普『フィア!?』

 

 

 

「さぁ...イヴの魅力に、心の底からふるえな!

 

 

 

 

 

 

イヴ、ムーンフォース!!」

 

 

 

 

 

色『フィィ...ッァアア!!』

 

 

 

普『ッ!?』

 

 

 

 

 

 

─ドォオオオン!!!

 

 

 

 

イヴのリボンで拘束されたニンフィアは、イヴの力強くも美しく滑らかな攻撃する前動作に魅了されたのか、拘束から抜け出そうと抵抗せずにただイヴを見つめていた

 

そして抵抗しないニンフィアに、イヴは全力でムーンフォースを放ち相手に直撃させる

 

 

 

「ニンフィアっ!?」

 

 

 

『...』ぐるぐる

 

 

 

先程の攻撃の余波で発生した砂埃が収まると、その中から出てきたのは悠々と立つイヴと、力尽きて目をぐるぐるとさせて気絶してしまったニンフィアだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○●○●○●○

 

 

 

「お疲れ様ニンフィア。さぁ、オレンのみよ」

 

普『フィア...』

 

 

 

気絶から目覚めても弱っているニンフィアに介抱しているプルミエに、バトル後の挨拶と感想を言いに歩み寄るユウトと、バトル観戦をしていたサトシたちが近付いてきた

 

 

 

「いいバトルでした。プルミエさん」

 

「えぇ。少し自信があったのだけど、強いのね」

 

「俺とイヴは昔からずっと一緒にいますし、ニンフィアが覚える技とか動きは把握してましたので...負けるつもりはありませんでしたよ」

 

「まさかメロメロが効かなかったなんて...一応聞くけど、そのニンフィアって男の子よね?」

 

「はい。イヴはオスですよ」

 

「じゃあなんでメロメロが効かなかったんだ?プルミエさんのニンフィアはメスだから、メロメロは効くはずだろ?」

 

「簡単なことだよ。メロメロは容姿や声を駆使して使う技、だから相手の姿や声どちらも遮れば防ぐことができるってわけだ」

 

「じゃあイヴがリボンで顔をぐるぐる巻きにしたのは技を防ぐ為だったのね」

 

「ユウトもイヴもすごーい!」

 

「メロメロという技の特徴と、ニンフィアを熟知していることで得た勝利なんですね」

 

 

 

 

 

ある程度バトルの感想戦を終えた後、ユウトはプルミエの方へ向きある事を聞く

 

 

 

「それで、プルミエさん。何に付き合えばいいんですか?」

 

「え?それは私が勝ったらの話だったのだけれど」

 

「俺たちは同じニンフィアをパートナーにする者同士なんですし、悪事とか以外で無理のないモノでしたら付き合いますよ」

 

「でも、他のみんなは?」

 

「あぁそっか。みんな大丈夫そう?」

 

 

「俺は大丈夫だぜ!ジムが逃げる訳でもないからな」

『ピィピカ!』

 

「僕も問題ありませんよ」

 

「ユリーカも!!」

『デネネ!』

 

「私も全然大丈夫よ...(付き合うって、そっちの意味だったのね。ビックリしたぁ)」

 

 

「ということなので、大丈夫です!」

 

「そう。それじゃあ、お言葉に甘えようかしら!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●○●○●○●

 

 

 

「みんな、ただいま〜!」

 

 

「あ、プルミエ先生!!」

「せんせーだ!」

「おかえりなさい!!」

 

 

 

ユウトの提案のもと、プルミエにある事を付き合うことになったユウトたち。そして、そのある事のために彼女から案内されたのは、小さな子供たちで賑わっている幼稚園だった

 

 

 

「いい子にしてた?」

 

「うん!」

「今日はどんなポケモン連れてきたの!?」

「はやくはやく!!」

 

 

「先生?」

 

「子どもたちの言葉から察するに、プルミエさんはここの幼稚園の先生か...」

『フィ...』

 

「なるほど。付き合って欲しいっていうのは、子どもたちにポケモンを触れ合わせたい事だったんですね」

 

「へぇ、子どもにとってはすげぇ嬉しいことだな!」

『ピカァ』

 

 

「?...っあ!ピカチュウだ!」

「ホントだ!!」

「ニンフィアもいる!!」

「せんせーのニンフィアと違う色だ!」

「青色だ〜!」

 

 

 

ユウトたちが話していると、珍しくサトシの肩ではなく傍で立っていたピカチュウとニンフィアがいることに気付いた子どもたちは、二匹へ駆け込み囲い始めた

 

二匹が子どもたちにしどろもどろとなっている様子を見ていると、幼稚園の建物の方から老いた女性がこちらに歩いてきた

 

 

 

「ご苦労さま、プルミエ。今日は野生のポケモンではないみたいねぇ」

 

「そうなんです園長先生!野生ポケモンを探そうと歩いていたら、このユウトくんたちと偶然出会って」

 

「そう...わざわざありがとうございます」

 

 

「いいえ!それでプルミエさん。この様子から察するに、子どもたちと僕たちのポケモンを触れ合わせればいいんですかね?」

 

「えぇ!そうしてくれると凄く助かるわ!!」

 

 

 

「なぁユウト、折角だし俺たちのポケモンもみんな出してみないか?」

 

「おぉいいねそれ!!」

 

「えっいいの?サトシくん」

 

「はい!その方が楽しいに決まってます!」

 

「では僕も出しましょうか」

 

「私も!」

 

「ありがとう、みんな!!」

 

 

 

サトシの提案に全員が賛成し、それぞれがモンスターボールを用意して放り投げる

 

 

 

「ケロマツ、ヤヤコマ!出て来い!!」

 

「フォッコ!出てきて!」

 

「ハリマロン、ホルビー!お願いします!」

 

「デデンネも!」

 

「(この大勢の中、シロアは無理だな...)クロア!!」

 

 

 

─ポポポカァアン!!

 

 

 

シロア以外のポケモンたちが一斉にボールから出されて、そのポケモンたちに歓喜の声を上げながら子どもたちが駆け寄っていき触れ合っていく

 

 

 

「俺たちはみんなにポケモンたちのこと教えようぜ」

 

「うん!」

 

「そうですね」

 

「さんせーい!」

 

「あぁ。それじゃあ早速...ん?」

 

 

 

ユウトたちも子どもたちにポケモンのことを教えようと歩き出すが、その直前ユウトの視界の端にポケモンから離れていくニット帽を被ったひとりの子どもを発見する

 

 

 

「どうしたユウト?」

 

「いや、ひとりだけどこかに行ったから」

 

「え?」

 

「あぁ...あの子はランディ。本当はポケモンが大好きなんだけど、ちょっと怖がりさんでね」

 

「私が呼んできましょう」

 

「お願いします園長先生」

 

 

 

園長が去って行った子ども<ランディ>のあとを追っていくのを見送った後、ユウトたちは他の子ども達にポケモンの生態や特徴等を教えていく

 

 

 

 

「せんせーのニンフィアもかわいいけど、このニンフィアもかわいい!!」

 

『フィア〜♪』

 

「そのニンフィアは色違いのポケモンでね。色違いは4000匹以上の中からたった1匹しか出てこない凄い珍しいポケモンなんだよ」

 

「4000!?すっげー!!」

 

 

 

「わぁ!?ゾロアがお姉さんになった!!」

 

「それはゾロアの特性イリュージョン。ポケモンや人に化けたり、相手に幻を見せるんだよ。そしてクロアは...セレナの姿で引っ付くなおバカ」ペシッ

 

─ポワァン...

 

『きゅきゅきゅ♪』

 

 

 

 

そんな感じでポケモン触れ合いを進めていき一段落、子どもたちと交流していたユウトたちは、一度子どもたちから離れて雑談をしていた。そんな彼らの元に先程離れて行ったランディを追った園長が、ランディを連れて戻ってきた

 

 

 

 

「ほら、ポケモンがいっぱいよ」

 

「う、うん...」

 

「キミがランディ?俺はサトシ!どうだ、ケロマツたちと友だちにならないか?」

 

『ケロッ』

 

「えっ...あっでも」

 

「大丈夫!暴れたりしないって!!」

 

 

 

そういってサトシは、傍にいたケロマツを抱えてランディの方へ近づけるが

 

 

 

「ううん、いい!」

 

「じゃあポケモンフーズはどう?あげてみる?」

 

「イヤだよ!!こわいもん...」

 

「...こわい?」

 

 

「大丈夫だよ?ほら見てランディくん」

『デェネ♪』

 

 

「っもう僕は騙されない...!ポケモンってなにするかわからないもんっ」

 

 

 

提案するセレナを拒否したランディを安心させるようにフーズをデデンネにあげるユリーカだが、ランディは怯えるようにニット帽を深く被っておりその様子を見ていない

 

 

 

「騙されないって...なにかポケモンにされたの?」

 

「それは...─」

 

 

質問するユウトに、ランディはぎこちなげながらも説明していく

 

何故ランディがポケモンを怖がるのか。それは、随分前にポケモンと仲良くなろうと近付いたランディが、そのポケモンに襲われたと思ったからだ。しかし実際そのポケモンは襲ったのではなく、ランディを後ろから襲おうとしたポケモンがいて、そのポケモンからランディを守ろうとして行動した。

しかし、そんな事はランディには気付かれることはなく、そのままポケモンに襲われたと思い込み、ポケモンを怖がるようになったのだ

 

 

 

 

「僕は、ただ仲良くなろうとしただけなのに...!」

 

「なるほど。でもそのポケモンは、何かにビックリしてそうしたんじゃないですか?」

 

「なにがおきるかわかんないのも、ポケモンの楽しさだよ!!」

 

「あんまり気にすんなよ、な?」

 

 

「...だけど!やっぱりポケモンはこわいよ!ポケモンと友だちにはなれないっ」

 

 

「なぁ、ランディくん」

 

 

 

サトシたちがランディに励ますところに、ユウトは彼に問いかけた

 

 

 

「プルミエさんからキミはポケモンが大好きだって、聞いたんだけど...今はどうなのかな?」

 

「っ大好きじゃないもん!」

 

 

「じゃあ嫌いなのかな?」

 

「そ、それは...」

 

 

 

ユウトの言葉に、ランディは直ぐに肯定も否定もできずに言葉が出ずにいると─

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─ブロロロロ!!!...キキィッ

 

 

 

 

 

幼稚園の出入口から大型トラックが突如として乱入してきたのだった





最後まで読んで頂きありがとうございます!

バトル描写もういやじゃあ!!ムズいーー

では次回は来週あたりには必ず仕上げますので、何卒〜

サトシだけのバトル描写はいるか否か

  • いる。セレナと同じくらい大事
  • いらぬ。私はセレナを求む
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