かけたぁ...あ、もう疲れた。主に仕事の疲れです
それでは本編どぞ!!
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三人称side
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「─はい。これでカロスリーグへのエントリーの手続きは以上となります。諦めずに最後まで頑張ってください!」
「はい!ポケモンマスターへの第一歩だ!頑張ろうなピカチュウ!」
『ピカァ!』
プラターヌ研究所から出発した後、シトロンとユリーカの道案内により、サトシたちはミアレシティのとある施設でカロスリーグエントリーの手続きを済ませていた
カロスリーグのエントリー
それ自体はポケモントレーナーである誰もが参加可能だが、リーグ本戦に参加するためにはカロス地方にあるポケモンジム、そこにいるジムリーダーを倒した証となる<ジムバッジ>を8つ集めなければならない
もちろん重複は許されておらず、ポケモンジムリーダーを8人倒さなければならないということだ
「にしてもユウト。お前はリーグにエントリーしなくてよかったのか?」
「うん。そういうのには向いてなくてさ。もともとカロス地方には観光の為に旅しようって思ってたぐらいだからな」
「そうか、お前とも戦ってみたかったんだけどな」
「あはは。それはまた機会があればな...」
この少年はやはりポケモンバトルが大好きなようだ。できればどこかの地方にいる生徒会長チャンピオンみたいにはならないで欲しいと思う
それはともかく
エントリーを済ませたサトシたちは建物内から外へ出て、いよいよ出発かと思いきや
「あっ、少し待っててくれ!カロス地方に着いた事とかオーキド博士に伝えてくるよ!」
「おう、行ってらっしゃい」
「そこの噴水前で待ってますね!」
「あぁ!」
『ピィピカ!』
そう言って、もう一度建物内へと入っていくサトシとピカチュウ。それを見送って暫くした後
「ねぇねぇユウト!」
「ん?」
「ニンフィアだして!お世話したい!」
「あはは、いいよ。出てこいイ─」
─ポカァン!
『...っ!』
「わぁっ!やっぱりかわいい!」
「ってまた勝手出てきて...ん?」
「どうしましたか?」
「いや...」
勝手に出てきたのを苦笑いして注意しようとするユウトだったが、自分が出そうとしていたモンスターボールを持つと、違和感に気付く
「ユリーカ、その子イヴ...ニンフィアじゃないぞ」
「えっ?」
「どういうことですか?」
「こういうことだ。ってい!」ピシッ!!
『っ!?』
─ポワァン!
『きゅんぬ!!』
「ほら、やっぱりイヴじゃなかった」
「わぁ!なにこのポケモン!?」
ユウトは、出てきたポケモンにデコピンを当てる。すると、デコピンされたポケモンは飛び退き姿を変えた
その姿は、黒い狐のようなポケモンであった
「こいつは<わるぎつねポケモン>の<ゾロア>だ。俺のもう一体の仲間だよ」
「かわいい!!」
「さっきのニンフィアに姿を変えていたのは?」
「こいつの特性<イリュージョン>だよ。いろんなポケモンに化けることができて、人に化けることも出来るんだ。まぁ化けたとしても、それは見た目だけで能力は変わらないけどな」
「珍しい力を持つポケモンなんですね!」
「わぁ〜、この子もふもふだ!」
「みんなお待たせ!!」
「あぁ、おかえりサトシ」
オーキド博士との連絡を済ませたのか、サトシはピカチュウと博士の紹介に出したと予想ができるケロマツを肩に乗せて戻ってきた
「って、おぉ!?そのポケモンってもしかしてゾロアか!?ユウトのポケモン?」
「そう!折角だし、図鑑で確かめてみたら?」
「それもそうだな。どれどれ?」
[ゾロア わるぎつねポケモン]
[相手そっくりに化けているようにみせかけ、だましたり驚かして、そのすきに逃げ出すことが多い。なにかに化ける能力を身につけたのは、臆病な性質の影響らしい]
「なるほどな」
「俺はそのゾロアを愛称でクロアって呼んでるんだ。ニンフィアもイヴって呼んでてさ。できればみんなもそう呼んで欲しい」
「はい、わかりました」
「よろしくね!クロア」
『きゅぬ!』
「ピカチュウとケロマツも仲良くな」
『ピカチュ!』
『ケロォ!』
『きゅあんぬ!』
「(シロアの紹介はまだの方がいいな。サトシたちがどんな人物なのか、実際に見てからじゃないと...)」
クロアの紹介を済ませたところで、ユウトはこれからの旅、その最初の目的地をサトシに聞いた
「それでサトシ、最初のジムはどこにするんだ?」
「あぁ!最初はハクダンジムにする。そこのジムリーダーが留守にしてるって聞いたけど、そろそろ帰ってくる頃だと思うんだ」
「ハクダンジムでしたらハクダンシティですね!このマップによると、そこへ向かうには4番道路がベストですよ!」
「4番道路か...ワクワクするなピカチュウ!」
『ピィカ!』
「ケロマツも、よろしく頼むぞ!」
『ケェロ』
「ユウトとクロアも、よろしくな!」
「あぁ、いよいよ冒険の始まりだな!」
『きゅぬ!』
「えぇ。それでは行きましょうか」
「よぉし、しゅっぱーつ!!」
「えっ?」
「どうしましたかサトシ?」
「おいていくぞ?」
と意気込み歩き始めるユウトたちだったが、サトシだけは立ち止まって戸惑っている様子だった
「シトロンにユリーカ、道案内はもう...」
「やだな〜サトシ。あたしたちは仲間でしょ!一緒に行くのは当たり前!」
「言ったでしょ?サトシからは勇気を貰ったって!あなた達と一緒にいたいと思ったんです!一緒に旅をすれば、僕も強くなれる気がするんです!」
「だよねだよね!」
研究所からリーグのエントリーをするまでの間に、シトロンはサトシたちの言動に感動したという話をしていて、そんな彼らについて行けば変われるかもしれないと思っていたのだ
「ホントに?」
「俺はいいと思うけどな。サトシは反対か?」
「まさか!!みんなで旅をする方が楽しいに決まってる!シトロンにユリーカ、そしてユウト。改めてよろしく頼むぜ!」
「色んなポケモンに会いに行こう!!」
「うん!」
「あぁ!」
「よぅし。それじゃあみんな、冒険に出発だ!!」
「「「おぉーー!!」」」
『ピィカァー!!』
『ケロロォ!』
『きゅぬぬあん!』
一斉に掛け声を高らかにした後、ユウトたちは最初のジムがあるハクダンジムへと向かうため4番道路へと歩いていった
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時は遡り、ユウトとサトシがカロス地方に降り立つ日
アサメタウンにて
「いったぁぁああああ!!!!」
ひとつの住宅から少女の悲痛な叫びが響いた
「いったぁ...っもう!その起こし方やめてって言ったでしょ<ヤヤコマ>!!」
『ヤヤ?』
「っこの!」
『ヤッコ!』
どうやらベッドで寝ているところをポケモン─ヤヤコマの攻撃で無理やり目覚めさせられたようだ。少女は恨みがましくそのヤヤコマを睨んだ後、捕まえようと飛びつくが避けられてしまう
「<セレナ>!起きたのなら、朝練やるわよ!!」
「むぅ...はぁ〜い。っもう、またなの?」
セレナと呼ばれた少女は、この部屋とは違う部屋から少女とは別の女性─母親の声を聞いて気だるそうに返事をする。その後、愚痴りながら部屋の窓を開ける。窓から見えるこの住宅の敷地には、この家で飼っているであろうポケモンがいた
「<サイホーン>!おはよー!」
『サーィ!』
『ヤッコォ!』
「っさて、今日はいいことあるかなっ...」
ヤヤコマが役目を終えたと言うような感じで窓から飛び立ったのを見送った少女。そして、部屋にある自分の机に立てられている写真を見て呟いたのだった
その写真とは、少女よりも幼い3人の子どもと1匹のポケモンが笑顔で写っており、真ん中に1人の少女と両脇に2人の少年。そのうち1人の少年はポケモンを抱えていた
「あの子は、今頃どうしてるのかな?」
少女の名はセレナ。数年前のカントー地方マサラタウンのサマーキャンプで、ユウトとサトシと出会ったブロンド髪の少女である
そして、今作のヒロインとなる少女だ
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『サァーイ!』
「きゃああぁあ!落ちる落ちる!!?」
「舌を噛むわよ!喋っちゃダメ!!セレナ、今あなたはサイホーンなのよ!(?)」
「無茶言わないでよぉお!?」
「ママもそうやってサイホーンレースの中で戦ってきたの!セレナもできる。当たって砕けろよ!」
「っうぅ...うわぁああ!!?」
目が覚めてから支度を済ませたセレナは、母親とポケモンたちと共に近くの野原へと行き、サイホーン乗りの練習を行っていた
しかし母親の指示のもと練習をしているセレナだが、サイホーンに振り回されて上手く乗れていない。散々振り回された後は、サイホーンから投げ出されるように顔から転び落ちた
「あちゃー...」
「〜〜...!っもう、なんで─」
─ポケモンと触れ合うときは、そのポケモンのことを考えるのが一番大事!
─ポケモンだって生きてるんだ!いまどんな気持ちなのか、どうして欲しいのか、わかってあげようと意識するんだ!
「...わかってあげようと意識する、か」
『サァイサァイ!』
「わっ、あはは!もう、くすぐったいってば!」
『サァイ!』
「あはは!(なんだ、ただ戯れたかっただけなのね)」
「もうセレナ!遊びはあとよ?今は練習!」
「はーい!」
昔のことを思い出したセレナは、そこから振り回されるだけに終わることはなく、最初よりも上手く乗りこなし練習を終えて家に帰り汗を流した頃には夕方となっていた
「セレナ、今日は上手く乗れてたわね」
「上手く乗れてたけど、それでも私の顔はスゴいことになってるんですけどね」
上手く乗りこなしていたものの、それはあれからサイホーンに振り落とされることはなかった。となるわけではない。何回かは振り落とされ顔から地面にダイブしてしまって、顔は傷や泥だらけになり、家に帰った今では絆創膏がいくつか貼られていた
「あはは...そ、それよりも見てよ!こっちもスゴいことになってるわよ?」
「話逸らした...で、なに?テレビ?」
「そう、生中継なんだけどね。ミアレシティでガブリアスが暴れてるらしいの」
「へぇ〜。うわっすご...」
ソファに座り紅茶を飲む母の言葉に、セレナは母とは反対側のソファに座り生中継のテレビを見る
そのテレビが映す内容は、プリズムタワーで光線を乱射するガブリアス。そのポケモンはご存知の通り、ロケット団に嵌められたリングによって暴れているガブリアスである
[あっ!プリズムタワーに赤帽子を被った少年がいます!説得しようとしているのでしょうか?]
「ガブリアスのトレーナーかしら?」
「...っ(この子、似てる?)」
[ガブリアスが更に上へと飛んでいきました!少年の説得は届かなかったのでしょうか?
っ?...えぇ!?プリズムタワーを凄まじいジャンプで上がっていく少年がいます!!その少年はなんと、あっという間に赤帽子の少年のもとにまで登っていきました!?]
「す、すごいわねこの子...」
「っ!?」ガタッ!
「どうしたのセレナ?」
「あっごめん。なんでもないの...(この子も似てる、あの子に。)」
ポケモンの力も借りているとはいえ、充分に人間離れしたジャンプ力の少年に驚愕する現地陣とこの中継を見ている視聴者。だがセレナはそんな驚愕の身体能力よりも一瞬だけ映った少年の顔を見て、とある子どもの影と重なる
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セレナside
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「はぁ...」
ミアレシティの生中継を見終わった私は、自分の部屋に戻ってベッドに寝転んだ後その余韻に浸っていた
男の子たちが暴れるガブリアスを落ち着かせたり、その男の子の内1人の男の子がプリズムタワーの天辺から落ちるポケモンを助けるために飛び降りたり、その子とポケモンが謎のポケモンに助けられたりと驚きの連続だったけど、それと同じくらい衝撃的だったのは
「間違いない、よね...」
男の子2人の様子がテレビで映されたとき、ハッキリと顔を確認できた。その顔はあの時─サマーキャンプで出会った子とそっくりだった。しかも─
─[もう1人の少年も戻ってきました!]
─[サトシ!!急に飛び降りるのはバカだろ!?]
─[ごめんユウト!でも気付いたら身体がさ...]
─[『ピカピ...』]
─[まぁ、強くは言わないけど少しは自重してくれ]
─[『フィアフィ!!』]
─[おぉ、イヴ!最高のトランポリンだったぞ!!]
─[『フィーア!』]
寝転ぶ前に机の上にある写真を取った私は、仰向けになってその写真に写る男の子を見つめた
男の子の名前も一緒。イヴって呼ばれたポケモンは白いイーブイだったはずだけど、多分あれから進化したんだと思う
だから間違いない。ううん、絶対にあの子たちだ!
「っよし、決めた!!」
そうとなれば早く寝て、早く起きて支度しなきゃ!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
はい、まぁセレナを出しました。多分この小説をお気に入り登録されてる方の大半はセレナ成分欠乏症だと思うので...
そしてアニポケにはなかったサマーキャンプでの写真。これはどのような感じで撮ったのかは、また別の機会の本編で明かされます。他にもサイホーンレースに対する心境が少し変わっています。でもセレナは、サイホーンレーサーにはならないです。断言します
あとオリ主の手持ちが更新されましたね
オリ主 ユウト
手持ち
・ニンフィア<イヴ> ♂ 色違い
・ゾロア<クロア> ︎︎ ♀
・???<シロア> ︎︎ ♀
因みに、リアルの私はこの3匹推しポケモンです
小説の形式を台本形式にする(セリフの前にキャラ名を入れる)?
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そっちの方がわかりやすい
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入れなくても大丈夫
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セレナかわいい。あ、どっちでもいいです