善意で改変したら、改変してしまった   作:空白の語り部

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何があった?

本編どぞ!


7話 ジム戦への特訓

 

 

 

 

 

「覚えてる?...私のこと」

 

 

 

「...っ」

 

 

 

 

 

俺がセレナと一緒にジムからポケモンセンターに行く道中で、彼女に言われた言葉。それはラブコメなどでとてもドキドキとニヤニヤとさせられる場面のセリフであり、かくいう俺もドキッとしたが

 

 

 

何故、彼女はサトシではなく俺に言ったのか...

 

 

 

本来であればその言葉は、ジムリーダーへのリベンジの為の特訓をしているサトシにハンカチを渡した後に言うことだ。サトシとセレナの再会は何回も見たから今も忘れずに覚えている。ただ、俺という存在の所為で、それを言う対象とタイミングが変わったということか

 

 

それで、なんで彼女が俺に言ったのか、おそらくは─

 

 

 

 

 

 

 

「覚えてるよ」

 

 

 

「ほ、ホントに!?」

 

「うん。カントーのサマーキャンプの時に会った子だろ?もちろん覚えてる」

 

「っ!...よかった!!前のガブリアスが暴れてたっていうニュースでユウトたちを見て、懐かしくなって会いに来たの!」

 

 

 

 

 

「そっか、態々ありがとう。あっ、そうだ!サトシもセレナのこと覚えてたよ!」

 

 

 

「あっ、そうなんだ!サトシも覚えてたんだね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

...あらら?思ってたよりも反応が弱い

 

 

 

前世では学校の奴とかに恋愛相談をされたことが何回もあるから、色恋沙汰はある程度わかる。その経験上から、てっきり彼女は俺が覚えてるかを確認して、もし覚えてたらサトシのことを聞き出そうと、だから言ってきたのかと思ってたんだが?

 

でも当の本人は、サトシが覚えてるってわかったにも関わらず、反応は明らかに俺が覚えてるって言った時の喜びよりも弱いし軽い。俺が知ってる限りは少なくとも、それは異性への好意を持つ相手に対する反応じゃないんだけど

 

 

 

 

んー、ん?

 

もしかして...いや、決めつけるのは早いか

 

 

 

 

「サトシといえば、ポケモンたちが心配だな!ポケモンセンターに早く行こう!」

 

「え、待ってよユウト!?」

 

 

 

 

とりあえず、様子見だ

 

そう結論付けた俺は、急ぎつつもセレナを置いていかないように駆け足気味にポケモンセンターへと向かっていくのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●○●○●○●

三人称side

○●○●○●○

 

 

 

─ウィーン

 

 

 

「お待たせしました!お預かりしたピカチュウとヤヤコマはすっかり元気になりましたよ!」

 

「ありがとうございます!ジョーイさん!」

『ピッカァ!』

『ヤココォ!』

 

「どういたしまして!」

 

 

 

 

 

「お、ピカチュウとヤヤコマ。ちょうど回復したみたいだな...おーいサトシ!」

 

 

「あっ、ユウト!」

 

「どこ行ってたんです?」

 

 

 

ユウトとセレナがポケモンセンターに入ると、両肩にピカチュウとヤヤコマを乗せたサトシとシトロンにユリーカがいた

 

 

 

「サトシのリュックを忘れてると思って取りに行ってたんだよ」

 

「あっ忘れてたや。ありがとうなユウト」

 

「いえいえ。それでリュックを取りに行くときに、この子と出会って少し話してたら遅くなったって感じ」

 

 

 

サトシにリュックを渡した後、全員にセレナが見えるように横に退けるユウト

 

 

 

「おや、あなたはっ?」

 

「あっ!さっきのお姉ちゃんだ!」

 

 

「さっきの?」

 

「ジム戦のとき見学してたらしいんだ。俺もサトシの応援をしてて気付かなかったけどな」

 

「そうなんだ...ごめんっ、バトルに集中してて気が付かなかったよ

 

俺はサトシ。そして、ピカチュウとヤヤコマだ!」

『ピッカァ!』

『ヤコ!』

 

「あたしはユリーカ!そしてこの子はデデンネ!」

『デネネ!』

 

「僕はシトロンです」

 

「うん、よろしくね。私はセレナ!」

 

 

 

 

 

「...ん、セレナっ?」

 

「どうしましたかサトシ?」

 

『ピカァ?』

『ヤッココ?』

 

 

 

セレナが自己紹介をして、彼女の名前に対して何か気付いた様子のサトシ

 

 

 

「いや、もしかしてセレナって数年前のポケモンサマーキャンプで、ポケモン探しにユウトが誘った子?」

 

「うん。そうよ!」

 

「おぉー、この前その話をしたばっかりだから流石に気付いたか(覚えても気付かない事とかあるし)」

 

「やっぱりそうか!」

 

 

 

「ポケモンサマーキャンプ?」

 

「サトシたちは知り合いだったんですか?」

 

 

「あぁ。カントーのマサラタウンで、オーキド博士主催のポケモンサマーキャンプで知り合ったんだ。

ユウトと会った時は直ぐに気づかなかったけど。セレナはユウトと会ってからだったから、もしかしたらって感じで気付いたんだ」

 

「そうだったんですね」

 

「じゃあ3人はずっと前から友だちだったんだね!」

 

「そういうことになるな」

 

 

 

 

 

 

 

 

「サトシくん!」

 

 

 

そのまま昔話になるのかと思えば、ポケモンセンターに入ってきた女性がサトシに声をかけた

 

 

 

「あ、パンジーさん!」

 

「ピカチュウもヤヤコマも、元気になったみたいね。ということは、やるんでしょ?特訓!」

 

「もちろんですよ!!手伝ってくれますか?」

 

「えぇ、いいわよ!それじゃ、さっそくバトルコートに行きましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、サトシたちはバトルコートへ出ていき、バトルコートの両端にはサトシとパンジーがたち、コート内には風船をつけたピカチュウとヤヤコマがいる

 

ユウトたちは、脇側でその特訓風景を見守っている

 

 

 

「まずは、かぜおこしの対策からだ!」

 

『ピカァ!』

『ヤッコヤコォ!』

 

 

「かぜおこし ならこの子も使えるわ!

 

出てらっしゃい、オンバーン!」

 

『バァアウ!!』

 

 

 

 

 

「あのポケモンは...」

 

 

[オンバーン おんぱポケモン]

[耳から発する超音波で巨大な岩も粉砕する。暗闇に紛れて襲いかかる]

 

 

「(ときどき怖い説明入るよな)」

 

 

 

 

 

「パンジーさん、お願いします!」

 

 

「えぇ!オンバーン かぜおこし!」

 

『バァアーー!!』

 

 

『ピッ...カァ...!』

『ヤココッ』

 

「踏ん張れピカチュウ!ヤヤコマ!」

 

 

 

『...ピカァ!?』

『ッヤッコォ!!』

 

「ピカチュウ、ヤヤコマ!」

 

 

 

オンバーンのかぜおこし に耐え忍ぶピカチュウとヤヤコマだが、最後まで耐えきれずに吹っ飛ばされてしまう。そして地面に落下するところを、サトシが身を施して2匹の元に飛び込み受け止める

 

 

 

『ピィカっ!』

『ヤココ...』

 

「大丈夫か?何度だって受け止めてやる。だから安心してトレーニングしような!!」

 

『ヤッコ!!』

『ピカピカ!』

 

「パンジーさん!もう一度お願いします!」

 

 

「手加減はしないわよ!!

 

オンバーン、かぜおこし!」

 

『バァアォ!!』

 

 

 

再び、かぜおこしに耐えるピカチュウとヤヤコマ。その様子を見ていたユウトたちは

 

 

 

「その調子ですよ!!」

 

「頑張ってー!」

 

「でも、あれだと─」

 

 

 

 

『ッピィカ!!』

『ヤコォ!!』

 

 

 

「ピカチュウ!ヤヤコマ!」

 

 

 

ユウトが最後まで言う前に、またピカチュウとヤヤコマは吹っ飛ばされサトシが受け止めていた

 

 

 

「...くっ(他にもまだまだ課題はある。こんなのでいけるのか?ビオラさんに勝てるのかっ?)」

 

 

 

そしてサトシは2匹を降ろした後、このあともやらなければならない課題の特訓があるということにうちひしがれていた。そんな彼に、ユウトは近付いて行き、セレナも続くように近付く

 

 

 

「どうした、サトシ」

 

「っあぁユウト。ちょっと...色々考えてて」

 

「サトシ、私のハンカチだけど使って」

 

「ありがとうセレナ」

 

 

「...ピカチュウ、ヤヤコマ。少し休憩してきなよ」

 

『ピカッチュ!』

『ヤッコヤコ!』

 

 

─タタタタタ!

 

 

 

「にしても、お前が色々考えるなんてな」

 

「ん、どういう意味だ?」

 

「いや、キャンプのときは色々考えるとか一切していなかったから。意外でさ」

 

「意外って...俺だって考えることくらいするさ」

 

「そうよユウト、意外は失礼でしょ?...でも確かに、サトシはポケモンを見つけると直ぐに触れ合おうとしてたよね」

 

「何匹かのポケモンは逃げていったけどな」

 

「ふふっ、それでサトシも追いかけて行ったのよね」

 

「あぁ、そんなこともあったな!」

 

 

「それでポケモンも更に逃げていったし、それでもサトシは全然諦めないんだからさ。ホント、ポケモンの事になるとがむしゃらに突き進むもんだから。俺たちも振り回されてたよ」

 

「でも、それがサトシらしいって感じだよね。さっきのバトルだって、全然諦めなかったもんね」

 

 

 

「...っ!

 

 

 

ふふっ、そうだ。忘れてた...あっははは!」

 

 

 

 

昔話に花を咲かせていると、サトシは突然なにかを思い出したのか。忘れていた自分に対して思わず笑いがでていた。ひとしきり笑い終えると、先程までのうちひしがれていたサトシはいなかった

 

 

 

「ありがとうユウト、セレナ。おかげで助かった。考えすぎるなんて俺らしくなかったよ」

 

「っそうそう。色々考えることが間違ってるとはいわないけど、サトシには合ってない。サトシは考えるよりも行動派だからな」

 

「確かにそうかも!頑張ってね、サトシ!」

 

 

「あぁ!

 

 

パンジーさん!もう1回お願いします!」

 

 

「オッケー!わかったわ」

 

 

『ピカチュ!!』

『ヤッコヤコ!』

『バァウ!』

 

 

 

ユウトとセレナは脇側に逸れ、もとの配置につくサトシとパンジーにポケモンたち

 

 

 

「それじゃいくわよ!

 

オンバーン、かぜおこし!」

 

『バァアォ!!』

 

 

『ピィ...カッチュ!』

『ヤココォッ!』

 

「ピカチュウ、足場を固めろ!ヤヤコマはバランスを保つんだ!...負けるな、気合いだぁ!!」

 

『ピッ...カァッ!!』

『ヤッコォ...!』

 

 

 

少し抵抗し吹っ飛ばされた先程とは違い、ピカチュウは両手足だけでなく尻尾を使い地面に踏ん張り、ヤヤコマは翼を上手く使って風の流れをコントロールして耐え忍んでいた

 

 

 

 

 

「ピカチュウ、10まんボルト!

ヤヤコマ、かまいたち だ!」

 

『ピィカ、チュゥウウ!!』

『ヤァ...コォッ!!』

 

 

「避けるのよオンバーン!」

 

『バァウ!』

 

 

 

─ドカーン

 

 

 

ピカチュウとヤヤコマの攻撃を飛んで避けるオンバーン。爆風が晴れたあと、2匹とも問題なく立てていた

 

 

 

「コツを掴んだようね。でも、まだまだ行くわよ!」

 

 

「はい!かぜおこし、完璧に攻略してみせます!」

 

『ピカピィカ!!』

『ヤァコヤコ!』

 

 

 

そして、かぜおこしの対策特訓は夕方頃まで続いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パンジーさん!おかげでいいトレーニングができました!ありがとうございます!」

 

「お礼なら、妹に勝ってジムバッジをゲットしてからがいいかな?」

 

「はい!頑張ります!」

 

『ピカピカ!』

『ヤッコォ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●○●○●○●

 

 

 

特訓が一区切りついたところで休憩とエネルギー補給ということで、ポケモンセンターで夕食をとるサトシたち。かぜおこしの対策に付き合ってくれたパンジーは、仕事があるということで別れていた

 

 

 

「かぜおこしの対策はこれでバッチリだ!」モグモグ

 

「ってことは、あとは氷のフィールドと、ねばねばネットとサイコキネシス?」

 

「氷のフィールドは、俺に考えがあるんだ」

 

「なにっ!?考えって!」

 

「それは、本番までの秘密!」

 

「えぇ!?つまんなーい!」

 

 

「ふふっ。あ、そうだサトシ、ねばねばネットに関しては僕にお任せ下さい!」

 

「わかった!よぅし、ピカチュウにヤヤコマ!食べ終わったらまた特訓だ!!」

 

『ピィカピカ!!』モゴモゴ

『ヤッココォ!!』モゴモゴ

 

「すっごい頬袋だな」

 

「あはは!」

 

 

 

 

勢いよく夕食を食べるサトシたちにユウトは苦笑いしながら呆れ、セレナは笑っていた

 

 

 

 

 

そして夕食を食べ終え、再びバトルコートへ。外はすっかり夜となっていたが、バトルコートの周りは灯りに照らされていたのでなんの心配もない

 

そしてそのバトルコートの中央にはシトロンが立っており、傍には大きな白い布を被せた何かがあった

 

 

 

「サトシたちの特訓。微力ながらこの僕もお手伝いさせていただきます!

 

サイエンスが未来を切り拓くとき!

科学の力をご覧あれ!

 

シトロニックギア、オン!!」

 

 

 

 

 

メガネをキラリと輝かせたシトロンは、白い布を勢いよく引っ張り、被せていた物が顕となる

 

 

 

「このような局面を想定し、準備しておいたナイスなマシン!!名付けて...

 

ねばねばネバーギブアップマシンです!!」

 

 

 

「え?」

「はぁ?」

「ネーミングセンス...」

 

 

 

「おぉ〜!すっげーー!!」

 

 

「ねばねばネットの成分をDNAレベルで解明し、粘着度も色も匂いも栄養分もパーフェクトに復元できるこのマシン!現在、関係当局に特許出願中です!」

 

 

「なんだかよくわかんないけど。とりあえず、ありがとうなシトロン!!」

 

 

「いえいえ!では、はじめますよ!!」

 

 

『ピィカ!』

『ヤッコォ!』

 

 

「ターゲット、ロックオン...ファイヤー!!」

 

 

 

─ドシュドシュ!

 

 

 

「避けろ!」

 

 

 

シトロンが開発したマシンが放ってくる弾を避けるピカチュウとヤヤコマ。2匹に避けられた弾が地面に着弾すると、そこから蜘蛛の巣のように広がっていた。

 

 

 

『ピッ?...ピィカ!?』

 

 

「すごい!ホントにねばねばネットにそっくり!!」

 

 

 

ピカチュウが試しに地面に着弾したものに触れると、手に粘り着いてなかなか剥がれない。言葉通り、ねばねばネットを完全再現しているようだ

 

 

 

「これこそ科学的トレーニング!続けますよ!ファイヤー!ファイヤー!ファイヤー!!」

 

 

 

意気揚々とマシンを動かすシトロン。ピカチュウとヤヤコマも負けじと避け続ける

 

 

 

「いいぞ!その調子だ!!」

 

『ピカピィカ!!』

『ヤコォ!』

 

 

「やりますね。しかし、このマシンのポテンシャルはこんなものではありませんよ!

 

 

レベルMAX!ファイヤー!!」

 

 

 

─...

 

 

 

「「「「??」」」」

『『??』』

 

 

「あれ?おかしいですね」

 

 

 

─ビリリ

 

 

 

「っうわぁ!?」

 

 

 

突然動かなくなったマシンを軽く点検するシトロンだったが、不意にそのマシンから不穏な音が聞こえる。咄嗟のことで、シトロンは思わず発射口を上に向けて尻もちをつく

 

 

 

─ドシュ!ドシュ!

 

─シュウ...

 

 

 

 

「っまずい!?」

 

 

 

「げっ!みんな伏せろ!!」

 

 

 

発射口を上に向けたまま弾を発射したマシン。弾は上へ上がり勢いをなくすと、そのまま発射口目掛けて着弾。そして発射口に弾が入ってしまったマシンは

 

 

 

 

 

─ドッカァーン!!

 

 

 

大爆発した

 

 

 

 

 

「...けほっ。また失敗したね、お兄ちゃん」

 

「っくぅ...何故、何故なんだ!」

 

「壊れちゃったもんは仕方ないさ。それよりも、ねばねばネット対策はどうする?」

 

 

「んー、そうだ!!─

 

 

 

ケロマツ!キミに決めた!!」

 

 

 

─ポカァン!

 

 

 

『ケロ!』

 

 

 

マシンが爆発したことで特訓ができないのでは?と発言したユウトだが、サトシは何か思いついたらしく、モンスターボールからケロマツを出した

 

 

 

「ケロマツ!ねばねばネットの代わりにお前のムースを飛ばしてくれ!」

 

 

『ケェロ!...ケロォッス!!』

 

 

「避けろ!!」

 

『ピカッチュ!』

『ヤコォ!!』

 

 

 

「なるほど、その手がありましたか!」

 

「頑張れー!」

 

 

 

ケロムースをねばねばネットに見立て次々と避けていくピカチュウとヤヤコマ。少し慣れてくれば更にスピードを上げてレベルアップしていく

 

 

 

「サトシって、ケロマツ持ってたんだね」

 

「あのケロマツはね、プラターヌ博士の研究所にいたんだよ!」

 

「へぇ、私の<フォッコ>と一緒ね!」

 

 

「フォッコ?」

 

「新人トレーナー用ポケモンの内の1匹ですよ

<ケロマツ><フォッコ><ハリマロン>。この3匹がカロス地方の新人トレーナー用ポケモンなんです」

 

「へぇ...」

 

 

「ユウトはいないの?」

 

「俺にはイヴたちがいるから受け取ってない。サトシのケロマツは、ケロマツ自身がサトシを選んだって感じなんだ」

 

「そうなんだ!ポケモンがトレーナーを選ぶ事もあるのね」

 

 

 

ユウトたちがサトシたちの特訓風景を見守りながら話をして暫く経ち、ピカチュウとヤヤコマはケロマツの出すケロムースを難なくと避けきるところまで成長していた

 

 

 

「よし、その動きなら大丈夫だ!終わりにしよう!」

 

『ピィカチュ!』

『ヤッコ!』

『ケロケェロ』

 

 

 

「ユウトたちも遅くまでありがとう!もう戻ってくれて大丈夫だぜ!」

 

 

「ではお言葉に甘えますね。ユリーカも眠そうですし」

 

「ピカチュウ...ヤヤコマ、ぃけぇ...」

 

「やれやれ、仕方のない子だなぁ。それじゃサトシ、おやすみなさい」

 

「あぁ、おやすみ!」

 

 

 

「俺も先に戻ってるぞ。明日のジム戦、勝てよ!」

 

「もちろんだ!」

 

 

 

寝惚けているユリーカを連れて行くシトロンに続くように、ユウトもサトシたちを残してポケモンセンターの宿泊部屋へと戻っていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●○●○●○●

ユウトside

○●○●○●○

 

 

 

さて、ポケモンたちは仕方ないとして。サトシとセレナの2人きりの状況にするようにしてきた訳だが...

 

 

 

「ユウト!」

 

「っ、セレナか...どうした」

 

「ううん。少しだけ話でもしない?」

 

「あぁ。いいよ」

 

 

 

宿泊部屋の扉前で廊下にある窓に身を乗り出して景色を眺めていると、セレナが話しかけてきた。俺がここに来るまでの時間を考えると、セレナはサトシにおやすみっていう挨拶だけしてこっちに来た可能性が高い

 

 

 

「今日、ジム戦を見学して思ったの。ポケモンバトルって凄いんだね。それに、サトシがジムバッジを手に入れる為にあんなに努力して、他のトレーナーやポケモンたちもスゴい努力をしてるんだって思うと、尊敬しちゃうなぁ」

 

「そうだな...」

 

「ユウトはジム戦に挑戦しないの?」

 

「俺はしないよ、向いてないからな。俺には俺のやり方があるんだ。そういうセレナだって、ジム戦には挑戦しないのか?」

 

「私は...あっ。そういえば、研究所でフォッコは貰ったけど、この先どうするのかは決めてなかった」

 

 

「っそっか。まぁ、ポケモントレーナーが必ずしもジム戦やポケモンリーグに挑戦するって訳でもないからな。焦らず、ゆっくりと考えな」

 

 

「うん、ありがとう!」

 

 

 

 

俺とセレナはひとしきり話終えると、宿泊部屋へと戻り就寝した

 

 

寝る時、俺は今日一日のセレナとの会話のことを振り返りながら考えていた。そして、その中でひとつ確信できたことがある

 

 

 

彼女はサトシに対して原作のような恋愛感情がない。数年前に出会って仲良くなった子としか思ってないような感じだ

 

 

 

 

 

 

そして、彼女の恋愛感情は下手をすると...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ、どうしよ

 

 





最後まで読んで頂きありがとうございます

さぁ、この作品のオリ主は鈍感系主人公などではありません。前世などの経験から、人の感情などの変化には機敏です。鈍感系もいいんですけど、行き過ぎるとかえって腹が立ちますからね

さて次はサトシのリベンジ戦...あぁ、バトル描写は苦手なのに...

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  • 入れなくても大丈夫
  • セレナかわいい。あ、どっちでもいいです
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