ある艦隊の、日常とか。

ある青年の、苦悩とか。

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何故か続いた息抜き。
エスコンインフィニティで妖精モルガンを手に入れたためにテンションがカンストし、そのままの勢いでいつの間にか書き上がってました。
アルペジオキャラどころか世界背景の説明すら入らないので、前回以上にアルペジオ要素が希薄。
その上、推敲時間10分のシロモノなので、前回と同じく頭からっぽにして読んでくださいな。


艦隊と、俺

 太平洋のどこか、見渡す限り広がる水平線と、ぽつんと浮かぶ小島が一つ。

 いや、正確には島ではない。それは太陽の光を受けて、全体が金属質の鈍い輝きを放っている。加えて明らかに何者かの手で形作られたような、自然の力では到底作られることはない複雑な構造が各所に見受けられた。

 これの全容を外から見る人間がいたならば、そのありえないような大きさに驚愕し、困惑しつつも、正しい解を導き出すだろう。

 すなわち、これは船である、と。

 よく見れば、そのそばには寄り添うように、その巨艦と比べるとミニチュアにも見えてしまうような艦が四隻ある。少しだけ間を空けて、巨艦の後部のような平らな甲板を持った艦も一隻見える。どの艦も、大砲のような筒を備えている。

 これを客観的に見るならば、駆逐艦四隻と空母一隻に戦艦一隻の機動艦隊と断じることができる。その認識は決して間違ってはいない、間違ってはいないのだが……。

 

 あえて挙げるならば、今日の『彼女たち』はオフであった。

 

 

 

「……釣れんな」

 自分の手元の竿から伸びる糸の先で、先ほどからうんともすんともいわない浮きを見ながら、そうつぶやく。うちの補給担当が先日の買出しの際に「肉、肉、野菜、肉、野菜」という謎理論と「海を往くのでありますから、魚が食べたければ釣ればいいのであります!」と精神論を展開しやがったおかげで、今日は魚の気分なのだとむくれたうちの幼馴染の機嫌取りのためにこんなことをしているわけだ。

 あいつの機嫌をとるのは、現在のうちの『艦隊』にとっては死活問題と言ってもいい。航空戦力の管制と操縦ができるのはあいつしかいないため、あいつがへそを曲げると偵察としては心もとないカ号か三指揮くらいしか飛ばせるものがなくなってしまうのである。俺? ゲームの中だったらエースやってるよ。

「一応、回遊魚の通り道に陣取ってるはずだから、マグロとか釣れないかなーとか思ってたんだけどねぇ」

 いつもの人を小ばかにしたような笑みはどこへやら、どこかつまらなそうに、あるいは気疲れしてうんざりしたように、俺のひざの上を占領する少女――レヴィアタンが言う。いかにもアルビノ的な容姿のこいつに、さんさんと輝く真夏の太陽はつらいだろう印象を受けるが、メンタルモデルがそんなに貧弱なわけはないし、そもそも色々と暑さの対策は講じている。まあ、だからと言って黒の長袖ジャケットとロングマフラーという標準装備は見ていて暑苦しい以外のなにものでもないので、適当に服を変えさせたのだが。

 涼しげな服にしろ、という俺のオーダーに対し、何を思ったかこいつは黒のビキニをチョイスした。服が変わった直後にしなをつくって流し目をしてきたが、俺を誘惑したけりゃ胸に九一式徹甲弾でも詰めてこいと言ってやった。直後に殴り飛ばされたが。

「正直なところ、レヴィアタン殿の巨体で魚が近寄ってこないのではないかと思い始めているでありますよ。まあ自分が気象操作してるせいで、不自然に水温が下がっているのも原因かとは思うのでありますが」

 そう返すのは、レヴィアタンほどではないにしろ肌の白い、白色の制帽を被った少女。普段は厚手の陸軍式の礼服に、同色のプリーツスカートをあわせた格好をしているのだが、今は清楚さを感じさせる白一色のロングワンピースを着ている。

 彼女は、元『霧の艦隊』東洋方面予備艦隊所属の特殊工作艦であり、現在はこの艦隊の補給担当艦をつとめるアキツマルのメンタルモデルである。過去の大戦で海軍ではなく陸軍所属だった特殊船『あきつ丸』が元になっており、現在のアキツマルは特殊な強襲揚陸艦といった塩梅だ。

 過去の大戦時との大きな違いは、『霧』の大型艦に切り札として搭載されることの多い超重砲を改造し、局所的な気象兵器として特化させたものを所持している点である。彼女の未使用領域と言える部分には当初の設計案が残っており、東洋方面第壱艦隊所属(と、そのデータには記載されている)ズイカクと同型の範囲制圧兵器を搭載する予定、とメモ書き程度の記載があったのだが、それそのものは設計図には載っていなかったため、それの取り付けアタッチメントらしき構造物に合致するように、既にアキツマルに搭載済みであった超重砲をレヴィアタンと共にノリノリで魔改造した結果、なんかできあがってしまった。

 しかもこの兵器、本当の価値は別のところにあるというのがこれまたなんとも……。

「果報は寝て待て……なのです。あせってもいいことはないです」

「まあ、道理だね。それはともかく、無理は承知でニシンや白身魚も釣りたいな。久しぶりにウハーが食べたい」

 そう言うのは、俺の右側に並んで座り、それぞれ自分用の竿から糸をたらす少女たち。

 髪型は同じようなセミロングで、揃いの帽子とセーラー襟の女児学生服を着用しているが、かたや濡れ羽色と称して差し支えない艶やかな黒髪、かたや白雪に喩えることが適切であろう美しい銀髪と、印象はほぼ正反対である。

 銀の少女が落ち着いた感じで、黒の少女がませた感じと雰囲気も正反対ながら、その整った顔立ちはどこか似通っており、彼女たちに血縁を感じさせる。

 彼女たちの名は、黒の少女はアカツキ、銀の少女はヒビキという。どちらも元は『霧の艦隊』に所属していた、かつての大戦における特Ⅲ型駆逐艦、その一番艦『暁』と二番艦『響』を元に形成された『霧』の駆逐艦である。

 とはいっても彼女たちの艦体にもレヴィアタンと俺の魔改造が加わっており、胴体後部寄りに大型VLSサイロが一基追加され、幅が延長された後部甲板で左右一基ずつ副胴と接続され、主砲の他にミサイル迎撃も可能な12.7cm径の連装高角砲や、対近接と魚雷迎撃用のリニアレール式CIWSも搭載したりと、色々やりたい放題。船体形状や装備の概要から思うところもあるだろうが、現段階で全高5m前後の人型汎用兵器は「まだ」開発してないので安心してほしい。ノウハウもないし、仮に作ったとするとうちの幼馴染の無双が本格的に始まりそうで怖すぎる。

「まあ、もし釣れなくても大丈夫よ。このイカヅチさまにまっかせなさい!」

「さすがおねえちゃん、頼もしいのです!」

 そういう少女が二人、俺の左側に座っている。この二人はアカツキやヒビキとは対照的に、その雰囲気と髪型以外は非常に似通っている。同じ栗毛色の髪で、アカツキやヒビキと同じデザインの服を着用し、顔立ちも双子と言ってもいいほどにそっくりである。

 彼女たちは、アカツキおよびヒビキの妹である『霧』の駆逐艦であるイカヅチとイナヅマ。元となったのは特Ⅲ型駆逐艦の三番艦『雷』と四番艦『電』である。通常の駆逐艦のユニオンコアは演算能力が低く、自己意識およびメンタルモデルを形成することはできないのだが、諸般の事情で手に入れたとある大戦艦のユニオンコアをレヴィアタンが取り込んでおり、その演算能力を4分割して各艦に与えることでそれらを形成している。そしたらどういうわけか、同型の姉妹艦であるにも関わらず、それぞれ個性的な性格となった。

 イカヅチとイナヅマについては……アカツキとヒビキもではあるが……はっきり言ってしまえば、うちの艦隊の天使である。特にイカヅチは、天使というよりは女神、むしろオカン。落ち込んでしょげていたら、いつの間にかよしよしと頭を「なでられて」いたことなど、両の手の指では収まらないほどある。この小さなボディと偉大なる母性があれば、通常の三倍で動く某赤い彗星さんも納得であろう。

 まったく、ょぅじょ体型なのは同じなんだからどこぞの大戦艦さんも見習って……ドゥフ!? まて、ゼロ距離で肘鉄はやめろ、争いはなにも生まない。

 まあイナヅマに関しては、普段は天使という認識で問題ないが、ごく稀にヤバくなる時がある。少し前にレヴィアタン艦内の厨房で黒いGを発見したとき、自分の足元に来たヤツを神速で踏み抜き、「『できれば』助けたかったのです」と言いながら踏みにじってトドメをさしたあの事件を忘れてはならない。ちなみにGに寝床にされていた当の本人は、出現と同時にパニック状態に陥って全く使い物にならなかった。

 どこで教育を間違えたのだろう。イカヅチを見てよぎった某少佐殿からインスピレーションを得て、某紅の戦闘艇乗りのアニメ映画を駆逐艦四姉妹に見せたときに、主人公の「いい奴は死んだ奴らさ」ってセリフで感情移入したのかしきりに頷いてたあたりか。完全に俺の落ち度だった。

 人命救助のエピソードがあるイナヅマでこれなんだから、大惨事ソロモンで大暴れした夕立とか霧島とかどうなるんだろう。『前世』のあのゲームのごとく、やはり若干中二はいった狂犬だったりインテリヤクザだったりするんだろうか。だとしたら間違っても綾波とだけは遭遇したくない。いや、遭遇してもいいけど絶対に敵対したくない。単艦で駆逐四隻を撃破した上で戦艦に損傷を与える鬼神と、誰が好き好んで対立するというのか。

 まあ、いかなる魔法を用いてか米軍のレーダーから姿をくらませて追撃を免れ、総員退避まで乗員を守りきったと言うエピソードもあるし、心優しい可能性もあるが……どっちにしても一般的な『霧』の駆逐艦はロボット同然だから、殺人マシーンと言うか薩人マッスィーン的な予感でいっぱいなのだが。

 

 そんな感じで俺らが今いるのは、巨大戦艦レヴィアタン……ではなく、その近くに停泊中のイナヅマの甲板。喫水線下まで含めた駆逐艦の全高が入るほどの長さの釣り糸は無いし、あっても浮きが見えないので、旗艦特権を主張するレヴィアタンを宥めてこっちで釣りをしているのである。

 しかし、さすが対潜任務を主とする駆逐艦。魚群探知機の精度がハンパない。俺とイナヅマの前に出現している空間投影モニタにその様子が写っているのだが、それによればちゃんとこの艦の下を魚群が通っているのだが、しかしながらいまだ一匹も釣れていない。

「それにしても、この魚の動きは妙なのでありますよ。まるで、何かに追い立てられているかのよう……?」

 アキツマルが不自然に言葉を切り、不意に目の前に新たにモニタを投影する。そこには赤文字で『SONAR Alert!』の表記。

「南南西の遠方に飛ばしたカ号が、水面下を高速でこちらに進む物体を定置ソナーで捉えたであります。距離と速度から、三〇分以内に接敵の可能性大であります」

「あー、気象操作で勘付かれたか。世界情勢見てると、気象衛星の一つや二つはクラッキングされてても不思議じゃなかったもんなぁ……」

 アキツマルの言葉に一人ごちてみるが、動かなければしようがない。時は金なりの名言もあるが、こと『霧』が相手であれば、時間の浪費と慢心は、自らの敗北、ひいては死へと直結する。

 となれば、やることは一つ。

「総員、戦闘配備。自分の艦の"妖精さん"たちを『起こし』て準備。レヴィアタンとアキツマルは艦載機のタキシングを始めるように!」

「「「「「「諒解!」」」」」」

 その言葉と共に、それぞれが自分の船へと戻り、俺はレヴィアタンへ戻るべく艦載式のタグボートに乗った。

 さて、俺はあの絶賛ふてくされ中の幼馴染のところへいくとしますか。

 

「……必死で機嫌を取ろうと決めた、俺の悲壮な覚悟を返してくれ」

「うるさい。今日一日は休む予定だった。時間外出勤手当てとして、戦闘後のご飯に刺し身盛り合わせを要求する」

「ただでさえ坊主だったんだ、次の補給まで我慢してくれ……」

「『まえむきにけんとうする』(棒)」

 こいつの部屋に行く前に格納庫に寄ったのだが、既に準備がととのっているらしく、完全装備状態のこいつが既にいた。いつもの細い赤のリボンを八の字も見える蝶結びにして一房を結い、学院時代の制服に身を包んでいる。手には専用のゴーグル型HMDを持ち、目はいつもどおりどこか眠たげで、緊張している様子は全く見受けられない。

 こいつの仕事は格納庫の片隅にある『操縦室』で、レヴィアタンから発艦した無人機を順次操縦することだ。

 ただの遠隔操縦と侮ることなかれ。こいつは、ただでさえ凶悪なレヴィアタン特製の艦載機を、更に二ランク以上押し上げるような馬鹿げた操縦技術を持っている。具体的には、学院時代に小耳に挟んだ噂だが、シミュレータを用いた飛行訓練において担当教官に『一個飛行隊に相当する』とまで言わしめたとのこと。もはや人間であるのかが疑わしい。

 当然ながら対艦戦闘においても優秀で、その腕前のおかげでうちの艦隊は、何度か危ない場面を切り抜けている。最初は敵対状態であった、今ここにはいないうちの予備艦いわく、

「亜光速のはずの重力子ビームを見てから回避された」

「あれよあれよという間に、局所展開したクラインフィールドの隙を縫うように対艦ミサイルを撃ち込まれた」

「気がついたら、いつの間にか無力化されていた」

「あのときの私にとって最も幸運だったのは、彼女の機体に侵食弾頭ASMが積まれていないことだった」

とのこと。少なくとも『霧』の重巡洋艦一隻に相当するパイロットとか、学院にあのまま在籍してたら一人で戦局をひっくり返してたか、危険人物として処理されていたかどちらかだろうな。

『敵艦は水面下を進む一隻だけ。まだ海上に姿を見せないし、明らかに速度が速すぎる。よって、今回の機体はF-2改二、ミサイルはとりあえず対潜と対艦、汎用を2発ずつ。いい?』

「おっけー、がってんしょうちのすけ」

『よっし、それじゃあいつもどおり参番回線で接続して』

「あいあーい」

 レヴィアタンの艦内放送にそんな気の抜けるような返事をして、あいつは操縦室へといつものように入っていった。

「さて、俺も仕事をするかね」

 そう一つつぶやき、俺は格納庫内にある直通エレベータで艦橋へと上がる。

 

 艦橋内の一際高い位置にある席。ここには、艦隊指揮に必要な機能がすべて揃っている。その席に座って見下ろせば。人間よりいくばくか、しかし明らかに等身の低い者達がせわしなく準備を整えている。

 デフォルメされた少女のようにも見える彼女たちは、うちの艦隊では便宜上"妖精さん"と呼ばれている存在だ。『霧』の艦内のあらゆる装置を、そのメンタルモデルの代理として起動させる存在。『霧』の中でも上位存在である重巡洋艦以上……高い演算能力によってメンタルモデルを持つことを許された艦にのみ、『霧』の艦の能力を十全に発揮するために存在するモノたち。それが彼女たちなのである。

 とはいっても、人間とは違ってそこまで大人数を要するわけではない。正確には『霧』の艤装の一部である彼女たちは、その存在そのものが艦体とリンクしているため、本当の意味での最低限の数で艦を動かすことができる。

 そんな中の一人が、レーダーの戦闘範囲内に敵艦が入るころに、指示を仰ぐようにこちらを見上げてきた。それに応えるべく、他の艦に通信をつなぐために五つのモニタを新たに投影する。最初は『Ready...』と表示されていたそれらは、ややあって『Online』の表記と共に、各艦のメンタルモデルが映し出される。

 では、ここからは『提督』としての腕の見せどころか。

「さて、久しぶりの海戦だ。相手は一隻だが、慢心することなかれ。君たちも知ってのとおり、かつての帝国海軍は慢心によって破れたと言う部分も大きい。同じ轍を踏むことの無いように、気を引き締めていこう」

 そんなスピーチを、皆、真剣な面持ちで聞いてくれている。

 俺たちは、始めは少数だった。そのうちに、色々な事情で『霧の艦隊』を離反した者たちが集まってきた。たくさん集まって、艦隊と呼んでもいいほどの数が集まって……それでも、望まぬ別れはあった。

 生身の人間である俺と幼馴染が今まで生きているのは、ひとえに幸運によるところが大きいと思っている。。

 もし俺が初めて会ったのが、明らかに過剰な戦力を詰め込んだレヴィアタンでなかったら。

 もし、レヴィアタンに艦載機の運用能力がなかったら。

 そしてもし、俺に前世がなくて……俺がここにいるための唯一の価値であった、『艦隊を運用する知識と機転』が無かったら。

 どの要素が欠けても、たぶん俺たちは生き残れなかった。いや、意外とあいつはしぶといから、生き残ってこいつらとよろしくやっていたかも知れんが、少なくとも俺が生き残ることのできる要素は無かったはずだ。

 だから、未だにに戦うのは怖い。怖くて、もう足なんてガックガクに震えている。それを武者震いだとごまかして今までやってきた……というより、なんとかしてきた。

 次戦ったら死ぬかも、なんて恐怖は、未だに抜けない。

 だから俺は、油断とか、慢心とか、してる余裕なんてなくて。

 だからこそ、こいつらの普段のゆるい感じが、とてもありがたかった。

 それでも。

「――それでも、『いつもどおり』だ。いつもどおり、最高のパフォーマンスでやれば、いつもどおり、いい結果しか残らない。だから、『いつもどおり』にいかなくなったら……」

 慢心する心を引き締めるため、『前世』であのゲームをやる時はいつも心においていた言葉を。

「帰ろう。帰れば、またこれるから」

 一緒に帰れなかったのは、今のところは一隻だけ。でも、彼女は俺たちにはとても大きな存在で、俺は自分の無能さに吐き気すら覚えて、沈んでいった彼女に許しを請うた。今では彼女の喪失から、うちの艦隊は立ち直っている。それでも、彼女のいたところが、そこだけぽっかりと穴が開いたような違和感を今でも覚える。

 だから、もう、繰り返さない。

「さあ、君たちの力を見せてくれ! 状況開始!」

『アイ、サー!』

 さて、いっちょうやりますかね!

 

 

 

 

 

そんな感じで、よくある遭遇戦が始まって、あっけなく終わった。

その中で新たな出会いがあったが、それはまた別の話。

今は、皆が無事に帰ることのできる、この喜びを、噛み締めていたい。




なんでか続いてしまいました。
時系列的には、前回よりけっこう時間が経ってます。
そして、この艦隊のあきつ丸は補給(買出し)要員+空調(気象操作)要員+航空戦力補助。
F-35とか積んでる系。

けっこうな数の方が気づいたと思いますが、『幼馴染』はリボンのあの人です。
ただ、あくまでアルペジオ世界、現実と似たような歴史をたどった世界の人間なので、リボンの色は赤で。
あと、途中に出てきたF-2改二は、本作のみの架空機ですので、例えエスコンインフィニティで無人機ありカーミラを撃墜したとしても出現しません。
改造内容はいたってシンプルで、
・コックピットのCOFFINシステム化
・艦上機への仕様変更
・三次元偏向ノズルへの換装
これだけ。
それに伴ってアビオニクスとかには細かな変更があるかもしれません。
ついでに言えば、レ級ちゃん特製のリボンちゃん専用機は全部が生産性度外視の一点もの。
性能はどれもピカ一ですが、落ちたら再調達にものすごい時間がかかります。
なお、現実において可能かどうかは考慮しないものとする。←ココ重要!
あと、途中の重巡A子さんの証言内におけるクラインフィールド抜きは、レ級ちゃんの支援射撃という名の飽和攻撃が前提として存在し、それによって航空攻撃に対してはアニメ版キリクm……ゲフンゲフン、キリシマさんの敗北時みたいな人間大程度の面積しかフィールドを割けなかった、という状態で、なおかつ変態機動中のカーミラを通常ミソのみで撃墜するような変態的な読みとミサイル機動制御技術があって始めて成立する荒業。
さすがにリボン付きインストールなうちのリボンちゃんでも、「もう一回、単機でやれ」って言われたら、その直後に言ってきた相手を殺ってると思います。
まあ、レ級ちゃんの支援ありのリボンちゃんから見れば、水の上に顔出してる船は等しく浮かぶ棺桶でしかないとは思いますが。

そういえば、主人公が過去に沈んだ艦のことでうじうじ悩んでる描写がありましたが、嫁艦を沈めた経験のある提督様方は、『彼女』のところにその艦娘の名前を当てはめれば、大体理由はわかっていただけるかと思います。
当時の主人公にその自覚はありませんでしたが、無意識下ではそんな存在だった、ということで。

あと余談ながら、最初考えてた展開が『みちとのそうぐう(モグラ編)』ということで、最後の新たな出会いで誰を想定していたかはわかっていただけるでしょうか。
こんな感じで、これから先を書いたとしても、原作組みとはほぼ関わらないスタンスで行きます。
なお、色々思わせぶりな伏線モドキを散らしてみましたが、今のところはまったくもって続きを書く予定がありません。投げっぱなしジャーマンです。
まあ、書くかもしれませんが、あまり期待しないでもらえると気が楽になってありがたいです。

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