Wの軌跡   作:カオスカラミティ

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この話で、刹那の使うガイアメモリが判明します。


強気なI・後編

犯人であるアノマロカリスドーパントを倒したと思われたが、イリーナの側にもう一体のアノマロカリスドーパントが現れてイリーナ目がけて歯の銃弾を撃ってきた

 

W「危ねぇ!!」

 

〈ルナ〉

〈ジョーカー〉

 

―ビュンッ!

 

銃弾がイリーナに命中する前にWはルナジョーカーになり、ルナの伸縮自在の手でイリーナとシャロンを掴んでこちらに引き寄せ、銃弾を回避した

 

「クックックッ。」

 

W「待ちやがれ!!」

 

Wはアノマロカリスを捕らえようとするが、アノマロカリスは川の中へと消えていった

 

W「最初のアノマロカリスは囮だったんだ!!」

 

ヴィント『フリーゲン、今はいったん退こう。』

 

W「クソッ!!」

 

 

―数時間後・ファルケの敷地にて

ルイーナ「せっかくのチャンスを物にできないなんて、本当に役立たずね。」

 

ファルケ「すいませんルイーナ様。例の仮面ライダーが邪魔したもので……」

 

するとルイーナはファルケの胸ぐらを掴んで一言

 

ルイーナ「覚えておきなさいファルケ。貴方は我々から預かったガイアメモリの最終精査をしているだけ。この規模の工場なら、いつでも別の場所に作れる。」

 

ファルケ「っ!?す、すいません!!次は本気でやります!!刹那様……次にあの仮面ライダーが現れたら、力をお借りしたいのですが……」

 

刹那「良いですよ。でも先程と同じように真正面から行っては部下の二の舞でしょう。なので、“これ”を使いましょう。」

 

そう言って刹那は懐から一枚の写真を取り出す。その写真には1人の“金髪の少女”が写っていた

 

 

―ガルニエ地区のホテルにて

フリーゲン「なぁ、会長さんよ。聞くだけ無駄だろうけど、やっぱり〈導力ジェネレーター〉計画は進めんのか?」

 

イリーナ「本当に聞くだけ無駄な質問ね。」

 

フリーゲン「ぐっ……(怒)」

 

シャロン「フリーゲン様、よろしかったらこちらをどうぞ。」

 

そう言ってシャロンはフリーゲンに紅茶を渡し、受け取ったフリーゲンは紅茶を一口飲む。するとホッとした表情になる。

 

シャロン「あまり怒らないで下さいね。会長はラインフォルトの未来の為に奔走しているので。」

 

フリーゲン「ってもなぁ……。」

 

その時、部屋の導力電話が鳴り響き、シャロンが受話器を取る。

 

シャロン「もしもし。っ!!はい……はい……分かりました。伝えておきます。」

 

イリーナ「どうしたのシャロン?」

 

シャロン「会長、実は……。」

 

イリーナ「全く、しょうがないわね。行くわよシャロン。」

 

シャロン「かしこまりました。」

 

電話を受けたシャロンは顔がこわばり、内容をイリーナに話すと彼女はため息をつきながらも立ち上がると、フリーゲンに一言

 

イリーナ「少し用事が出来たわ。貴方はゆっくりしてて良いわよ。」

 

フリーゲン「おう、分かった。」

 

そう返事しながらも、フリーゲンはスパイダーショックから小型発信機を発射し、発信機はイリーナの胸元に装着された。

 

 

―少し前・トールズ士官学院グラウンド

アリサ「フゥ~。今日は部長に早めに上がって良いって言われたけど、まさかフェリスさんが後片付けを私に押しつけるなんて……(汗)」

 

刹那「ヒドイですよね?自分は特別な人間だと思っている愚か者、それが貴族ですからね。」

 

アリサ「っ!?」

 

先程まで誰もいなかったはずなのに、いきなり背後に同じ位の年齢の少女が現れ、アリサは驚く。

 

アリサ「びっ、びっくりした〜(汗)貴女は?ここの生徒じゃなさそうね?迷子かしら?」

 

刹那「いえいえ、私は貴女様に用があるんですよ。アリサ・“ラインフォルト”様。」

 

アリサ「っ!?ど…どうして私の名前を?」

 

刹那「フフッ。」

―トンッ。

 

アリサ「あっ……。」

 

すると刹那は一瞬でアリサの背後に移動し、首に手刀を当ててアリサを気絶させた後、誰にも見られる事なくその場から消えた

 

 

―現在・ヘイムダル港倉庫街

イリーナ「来たわよフォルケ。どこにいるのかしら?」

 

フォルケ「ここですよ、イリーナ会長。」

 

声が聞こえた方を見るとフォルケと柱に縛り付けられているアリサがおり、イリーナとシャロンはそちらへ移動する

 

アリサ「母様!?シャロン!?」

 

シャロン「お嬢様!」

 

フォルケ「それじゃ、交渉を始めましょうか。」

 

 

その頃、フリーゲンはすでにWに変身していて発信機を頼りにイリーナとシャロンがいる場所に向かっていたが……

 

刹那「対象を確認。それでは、行きましょうか。」

 

そう言って刹那は幹部の証である〈ガイアドライバー〉を腰に巻き……

 

〈アサシン〉

 

―ガシャン!

 

刹那「ハアッ!」

―バシュンッ!

 

W「ウオッ!?」

 

―ズドォンッ!

 

アサシンドーパントに変身した後、すぐさま物影からWに向かって赤黒い光弾を撃った。そして光弾はWの少し前の地面に着弾し、彼の足を止める。

 

アサシン「フフッ。初めまして、仮面ライダー。」

 

W「お前は?」

 

ヴィント『フリーゲン、メモリドライバーを腰に巻いてる。こいつは幹部だ。』

 

W「マジかよ……。」

 

アサシン「ここから先へは行かせませんよ。それに…個人的に貴方に興味がありますからね。」

 

物影から出てきたアサシンは両手を手刀の形にし、そこにエネルギーを纏わせて構える

 

W「仕方ねぇ!やってやるぜ!」

 

〈ヒート〉

〈メタル〉

 

W「いくぜ!」

アサシン「ハアァッ!」

 

―ズガンッ!ガギンッ!キィンッ!

 

ヒートメタルのメタルシャフトとアサシンのエネルギーを纏った手刀が、火花を散らして交わる。

 

アサシン「フフッ。やはり、貴方との戦いは楽しめそうですね。」

 

W「ふざけんな!!帝都やその周辺の街を泣かして何が“楽しめそう”だ!!」

 

アサシン「貴方は“街を守る為に”、私は“楽しい戦いがしたいから”。戦う理由は人それぞれなんですから、貴方の考えを押しつけないで下さい。」

 

W「んだと!?」

 

アサシン「さて、そろそろトドメといきましょうか。フウゥゥッ!」

 

アサシンは右手にさらにエネルギーを集めていく。それを見たフリーゲンはヴィントに一言。

 

W「ヴィント、ちょっと危ねぇ賭けに出るぜ?」

 

ヴィント『君の危ない賭けは、今に始まった事ではないからね。乗ってあげよう。』

 

W「サンキュー!」

 

アサシン「セアァァァッ!!」

 

W「フッ!」

―ガギィィンッ!

 

W「今だ!」

 

〈ヒート〉

〈トリガー〉

 

右手にエネルギーを集め終わったアサシンは一瞬でWの懐に移動し、右手を突き出して突き刺そうとするがWは間一髪でメタルシャフトで弾き、体制を崩したアサシンを見て、すかさずヒートトリガーになる

 

W「くらえ!」

―ズガガガンッ!

 

―ズドォォォンッ!!

 

アサシン「キャアァァァッ!!」

 

W「何とかなったな。」

 

ヴィント『相手が離れていたから良かったものの、一歩間違えれば僕達もダメージをくらっていたよ?』

 

W「まっ、何とかなって良かったじゃねぇか。さっさと会長さんとメイドさんの後を追おうぜ。」

 

そして、アサシンドーパントを退けたWは再び発信機を頼りに目的地へと走り出す。一方、刹那は……

 

刹那「まさか、私を退けるとは……。最後の攻撃も小手調べとはいえ、まぁまぁの威力がある一撃だったのにそれを弾くとはね。」

 

そう言ってその場から姿を消した。

 

 

―ヘイムダル港倉庫街

ファルケ「全く、大人しく引き下がってくれたら、こんな事をしなくて済んだんですがね〜。」

 

イリーナ「……。」

 

ファルケ「あの土地に手を出すのをやめてもらえます?そうすれば、娘さんはお返ししますよ。でも、どうしても手に入れたいと言うのなら……」

 

〈アノマロカリス〉

 

「娘さんの安全は保証できませんよ?」

 

アリサ「なっ、なんなのこの怪物!?」

 

「おっと、動くんじゃねぇぞ?さぁ、どうする会長さんよ?」

 

イリーナ「……。」

シャロン「会長…」

 

すると、イリーナはため息を少し吐きながら一言

 

イリーナ「仕方ないわね。」

 

「それじゃ……」

 

イリーナ「アリサの救出は諦めるわ。」

 

「はあっ!?」

アリサ「母様!?」

 

イリーナ「悪いけど、この計画は前々から進めてきた物なの。今さら中止なんて有り得ないわ。」

 

ファルケ「この野郎!!だったら、娘はこの場で――」

 

―ドギュンッ!!

 

「グワァッ!!」

 

イリーナの言葉に激昂したアノマロカリスが鎌のようになっている腕を振り上げるが、その腕にあり得ない軌道で飛んできた黄色い光弾が命中し、アノマロカリスは吹っ飛んだ。

 

「ビームが曲がって飛んできた!?」

 

W「サンキュー、会長さん。奴の注意を引いてくれて、助かったぜ。」

 

イリーナ「シャロンが貴方が来たようだと言ったからね。」

 

W「マジか。あんた、何者なんだ?」

 

シャロン「ウフフ。イリーナ会長とアリサお嬢様専属のメイドですわ。」

 

Wはシャロンの気配察知能力に驚くが、シャロンは微笑みながら、そう言うだけであったのでこれ以上は何も話してくれないと悟った。

 

「くっ、くそ〜!」

 

W「フッ!」

―バシュンッ!

 

―ズガンッ!

 

「ドワッ!!」

 

W「大丈夫か?」

 

アリサ「ありがとうございます。ケルディックに続いて今回も……。」

 

W「気にすんな、これが俺のやるべき事だからな。それじゃ、3人は安全な場所に移動してくれ。」

 

そう言ってWは逃げたアノマロカリスを追跡する。

 

アリサ「にしてもまさか、さっきの一連の言葉が注意を引く為の言葉だったなんて…。」

 

シャロン「会長がお嬢様を見捨てるはずこざいませんわ。」

 

イリーナ「まぁ、それを見抜けないのなら、貴女はまだまだって事ね。行くわよ。」

 

シャロン「かしこまりました。」

 

アリサ「ちょっと待って〜!」

 

 

一方、アノマロカリスを追いかけているWは…

 

W「ハッ!」

―バシュンッ!バシュンッ!

 

「グハッ!ウオッ!!」

 

あっという間に追いつき、光弾を連射して相手にダメージを与えていく。しかし…

 

「くっ……。ウオォォォッ!!」

 

W「なにっ!?」

 

「ギュアァァァッ!!」

 

W「うおっ!?ウワァァァッ!!」

 

なんとアノマロカリスはTレックスの時と同じようにビッグアノマロカリスとなり、Wを水の中へと引きずりこんだ。

 

W「クソッ、このままじゃまずい!!ヴィント!!」

 

ヴィント『もうハードスプラッシャーを発進させてるよ。』

 

W「さすがだぜ相棒!」

 

その直後、後部ユニットを水中・水上戦闘に特化したユニットに変えたハードスプラッシャーがビッグアノマロカリスの後頭部を攻撃し、Wはビッグアノマロカリスの捕縛から逃れてハードスプラッシャーに乗った。

 

「ギュアァァァッ!!」

 

W「くらえ!!」

―ズガガガンッ!!

 

「ギュアァンッ!!」

 

W「おっと!!」

 

ハードスプラッシャーから銃弾を撃ってビッグアノマロカリスを攻撃するが、怒った敵が突っ込んできた。しかし、Wは水中へと潜ってその攻撃を回避する

 

W「一気にトドメいくぜ!!」

 

ヴィント『ああ!!』

 

〈トリガー・マキシマムドライブ!!〉

 

―ザバァァァンッ!!

 

W「くらいやがれ!!」

 

W「『トリガーフルバースト!!』」

 

―ズドドドォォォォンッ!!

 

「ギュアァァァァァァンッ!!!」

 

―ドガァァァァァンッ!!!

 

Wはトドメを刺す為にトリガーメモリを専用武器―〈トリガーマグナム〉に装填し、エネルギーをチャージして青と黄色の光弾が縦横無尽に放たれる必殺技―〈トリガーフルバースト〉を撃ってビッグアノマロカリスを倒した。

 

フォルケ「うっ……くっ……」

 

W「後は憲兵隊の仕事だな。」

 

そう呟いてWはその場から去っていった。その様子を見ていた刹那がいるとは知らずに……

 

刹那「副長には悪いですが、これからも“彼ら”には楽しませてもらいますよ。」

 

 

―ヘイムダル港倉庫街

ルイーナ「やれやれ。余計な手間をかけさせて。」

 

ーカチッ!

 

―ズドォォォンッ!ズガァァァンッ!

 

Wとアノマロカリスの戦いが終わってすぐにルイーナはヘイムダル港の倉庫街に来て、手に持っているスイッチを押す。すると、ガイアメモリの最終精査をしていたフォルケの倉庫は跡形も無く爆破され、ルイーナは転位でその場から消えた。

 

 

 

 

―数日後、メーア探偵事務所

 

フリーゲン「『報告書・イリーナ会長は帝都に〈導力ジェネレーター〉を作る計画を取りやめた。家族を危険な目にあわせたくないかららしい。まっ、あの強気な彼女は娘の前では言わないだろうが。それにしても気になる事が1つある。俺が来るのを察知したあのシャロンとかいうメイドは何者なんだろうか?』」

 

クレア「フリーゲン、コーヒーが入ったわよ。」

 

フリーゲン「おっ、サンキュー。」

 

フリーゲン(まっ、いつか分かる日が来るだろ。)




という事で〈鉄血の子供たち〉側にオリキャラの1人、刹那・テネブラエが所持するガイアメモリは〈アサシン〉でした。

能力は徐々に出して、その度に設定に書いていきます。
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