付属のサイクロンメモリとジョーカーメモリも最高ですね。
これでしばらくはW関連のプレバンアイテムは来ないかな?出来れば、ファングとエクストリームのCSMが来てほしい……
女学院でのドーパント騒動の後、フリーゲンとクレア、ミリアムはメーア探偵事務所へと帰ってきた。
しかし、事務所内は静寂が支配していた。
フリーゲン「………。」
クレア・ミリアム「………。」
ヴィント「三人とも、黙ってないで何か情報は無いのかい?」
フリーゲン「と言ってもなぁ〜。お前も見ただろ?追いかけたドーパントが曲がり角を曲がったら、影も形もいなくなってた。それ以外にどんな情報があるんだよ?」
クレア「私はフリーゲンの後から来たので、ドーパントがどのように消えたのかすら分かりません。」
ミリアム「僕なんか、外にいたからドーパントの姿すら見てないよ。」
三人の言葉を聞いて、ヴィントは額に手を当ててため息をつく。
ヴィント「はぁ〜、それは困ったな。キーワードがないと検索のしようがない。」
フリーゲン「安心しろ相棒。明日、女学院関係の情報を仕入れてきてやるからよ。」
クレア「もしかして、以前会った情報屋を使うんですか?もしそうなら、下手すれば彼は逮捕案件ですよ。女学院の生徒のプライベートを……」
フリーゲン「違う違う。こういうのに適任な奴らがいるんだよ。気になるならついてきな。」
以前出会った戦う女性の写真を撮りまくる情報屋かと思ったクレアは、彼の情報収集の仕方によっては逮捕案件になるとフリーゲンに詰め寄るが彼はすぐにそれを否定し、一緒に来いと提案した
―翌日、ヴァンクール通り・百貨店内
フリーゲン「女学院はもう終わってるから、多分ここにいると思うんだが……。おっ、いたいた。」
フリーゲンは百貨店内にあるカフェでジュースを飲んでいた茶髪の女子を見つけると、その子の前の席に座る。
フリーゲン「エリザベス、久しぶりだな。」
茶髪の女子→エリザベス「あっ、フーちゃん。おひさ〜!」
フリーゲン「少し見ない間に大きくなったな。」
フリーゲンがそう言うと、エリザベスと呼ばれた女子は立ち上がり…
エリザベス「え〜?それって胸が〜?おしりが〜?」
と言いながら胸を強調するポーズをしたり、おしりを強調するポーズをしたりした。その時、三人がいる席に新たな来客が現れた。
?「顔でしょ。」
フリーゲン「おっ、クイーン。お前とも久しぶりだな。」
?→クイーン「久しぶりフーちゃん。」
新たな来客、エリザベスと同じように髪を茶髪に染めたクイーンという女子が現れ、エリザベスの横に着席した。
エリザベス「も〜、クイーンひどいよ〜!」
クレア「えっと、フリーゲン?彼女達は?」
フリーゲン「おう。こいつらは俺の情報屋だ。お前ら、ウチの事務所の新たな所長になったクレアだ。挨拶しな。」
エリザベス「は~い!私はエリザベス!フーちゃんの情報屋やってまーす!」
クイーン「私はクイーン。同じくフーちゃんの情報屋だよ。」
クレアは二人の女子を見て、額をおさえながらフリーゲンに彼女達は何者かたずねると、なんと二人ともフリーゲンの情報屋だという答えが返ってきた。
そしてクイーンとエリザベスと名乗った情報屋はフリーゲンに促されて、クレアに自己紹介するが本人はまだ渋い顔をしていた。
フリーゲン「どうしたクレア?」
クレア「いえ、情報屋というと中年位の男性を想像していたので……。まさか、こんな女子だったとは……。」
フリーゲン「まあ、事務所でお前が言った通り、男が女学院の情報を収集するわけにはいかねぇだろ?それも不審者丸出しの奴ならなおさらだ。だから、今回みたいな学校関係の依頼の場合を想定して、こいつらを情報屋にしたんだ。」
クレア「なるほど。意外にもキチンとその辺りは考えていたんですね。ですが、彼女達の前で失礼ですが情報の信憑性は?」
エリザベス「そこは大丈夫〜!女子って、結構おしゃべりな子が多いんだよ。」
クイーン「その中には、結構事件に関係してる事も多いんだから。」
フリーゲン「実際、こいつらの情報のおかげで家出した子を探し出したり、カツアゲした奴をとっ捕まえたりしたしな。」
クレア「分かりました、信用しましょう。」
クレアがクイーンとエリザベスの情報収集能力を認めたところで、早速フリーゲンは本題に入る。
フリーゲン「んで、今回二人に聞きたいのはお前らが通ってる聖アストライア女学院についてだ。昨日の事件は知ってるな?」
エリザベス「もちろん。まさか、ウチの学院にドーパントが現れるなんてね〜。」
フリーゲン「そのドーパントが現れる前後に何かおかしな事とかなかったか?何でも良いんだ。」
フリーゲンにそう言われて、情報屋である二人は「う~ん」と考え始める。そして、2分ほど考えているとクイーンが「あっ。」と呟いた。
フリーゲン「何か思い出したのか?」
クイーン「うん。ドーパントが現れる1週間くらい前かな?同じクラスの子がね、美術の授業で写生してたの。書いていたのは花壇を中心とした周囲の風景なんだけど。」
フリーゲン「それで?」
クイーン「美術の先生に「良い出来ですね」って褒められてほんの一瞬、目を離した隙に風景が変わってたんだって。」
クレア「風景が変わった?」
クイーン「何かは分からないけど、なんとなくそんな感じがしたんだって。」
エリザベス「あぁ〜、それなら他のクラスの子も言ってたよ。確か、10人くらいは同じ事を言ってたんじゃないかな?」
クレア「1人、2人なら見間違いという事もあり得ますが、10人も同じ現象にあっているという事は……。」
フリーゲン「十中八九、ドーパントだな。サンキュー二人とも。今度、何かおごってやるからな。」
クレア「失礼しますね。」
そう言って二人は百貨店から出ていき、メーア探偵事務所へと帰還する。
―メーア探偵事務所にて
フリーゲン「待たせたな、相棒。早速〈地球の本棚〉に入ってくれ。」
探偵事務所に帰ってきた二人はリボルギャリーが置いてある部屋へと入り、ヴィントに〈検索〉を頼んだ。
ヴィント「分かった。」
それだけ言うと、ヴィントは〈地球の本棚〉に入って〈検索〉の準備をする
ヴィント『知りたい項目は〈メモリの正体〉と〈ストーカーの正体〉で良いかな?』
フリーゲン「ああ。まず、最初のキーワードは〈ミルディーヌ・ユーゼリス・ド・カイエン〉。」
クレア「次は、〈先週からのストーカー被害〉。」
二人が与えたキーワードで〈地球の本棚〉の本がどんどん減っていき、残りわずかとなる。
フリーゲン「そして最後のキーワードは……」
二人「〈変わる風景〉。」
先ほど仕入れたばかりのキーワードを与えると、本が1冊だけにしぼられ、ヴィントはその本を読む。
ヴィント『なるほどね。』
〈地球の本棚〉から戻ってきたヴィントは、先ほど読んだ本の内容を三人に伝える。
ヴィント「〈警備員〉という本が残った。そこでクレアに聞きたいんだが、聖アストライア女学院には警備員はいるのかい?」
クレア「もちろんです。あそこは貴族の子女が通う学院なので、パトロールで寄る憲兵隊の他に警備員が常駐しています。でもまさか、その警備員がこんな騒動を起こすなんて……。」
ため息をつくクレアの肩を優しくポンポンと叩いてあげるフリーゲン。そして、フリーゲンはヴィントに向き直って一言。
フリーゲン「んで?その警備員の風上にも置けねぇ奴が使ってるメモリの名前は?」
ヴィント「〈シャドウ〉というメモリだ。能力はその名の通り、影の中に入って別の影へと転位するという物だ。まぁ、弱点もあるがね。」
ミリアム「弱点って〜?」
ヴィント「まず、影が無い所では力を十分に発揮出来ない。」
クレア「当然の弱点ですね。」
ヴィント「後は弱点じゃないが、影の中に入るとその影が少し大きくなる。これは多分メモリの関係で完全に影の中に入るまで少しタイムラグがあるからだろうね。」
フリーゲン「それでクイーン達の友達は「風景が変わった」と思ったのか。よし、そんじゃあ次に出て来た時が奴の最後だ。キッチリとお縄にしてやるぜ!!」
ミリアム「おお〜!!」
フリーゲン「っとそうだクレア。また頼まれてくれねぇか?」
クレア「もちろん良いですよ。」
―翌日、聖アストライア女学院にて
警備員「へへっ。昨日は仮面ライダーの邪魔が入ったが、今日は上手くやってやるぜ。」
フリーゲン「そうはいかねぇぜ。」
警備員「っ!?てっ、テメェは昨日の!!邪魔はさせねぇぞ!!」
〈シャドウ!〉
警備員はガイアメモリを手の甲の生体コネクターに挿し、2日前に見た黒い体のドーパント―シャドウ・ドーパントになった。
フリーゲン「昨日は逃げられちまったからな。今日はサクッと倒してやるぜ!いくぜ、ヴィント!!」
そう言ってダブルドライバーを装着し、ヴィントに話しかけるフリーゲン。
ヴィント「OK、フリーゲン。」
〈サイクロン!〉
〈ジョーカー!〉
二人「「変身!」」
〈サイクロン!〉
〈ジョーカー!〉
転送されてきたサイクロンメモリを再度挿入し、次にジョーカーメモリを挿入した後でドライバーを開いて、フリーゲンは仮面ライダーWに変身した。
W「『さあ、お前の罪を数えろ。』」
「へっ!カッコつけてるが、俺の能力の前では何も出来ねぇだろ!あばよ!」
―シュンッ!
ヴィントが検索した通り、シャドウ・ドーパントは近くの影に入って女学院の中へと向かった。
―女学院内にて
「さてと、さっさとあのお嬢ちゃんを見つけねぇとな。」
女学院内に現れたシャドウ・ドーパントはミルディーヌを探し出そうとするが……
ドミニク「目標発見!!照射!!」
「ウオッ!?なっ、何だこの光は!?」
1年の教室が集中している廊下にはドミニクが待機しており、部下に命じて投光器を照射した。
ドミニク「予想通り、1年の教室の近くに現れましたねシャドウ・ドーパント。ですが、貴方の弱点はすでにクレア大尉から知らされています。」
「チッ!だがここから移動して、影のある場所に行けば良いだけだ!」
そう叫ぶとシャドウ・ドーパントは走って、この場から逃げ出した。しかし、それを見たドミニクはARCUSを取り出した。
ドミニク「こちらドミニク。対象は1年の教室から職員室の方へ向かいました。」
「よしっ!ここら辺から一気に1年の教室内に行けば……」
エンゲルス「そうはいきませんよ。」
「なっ!?まさか!!」
エンゲルス「照射!!」
「またかよ!!」
職員室方面にいたエンゲルスの部隊が、またしてもシャドウ・ドーパントに向かって投光器を照射し、それを受けたシャドウ・ドーパントはまたしても逃げ出した。
エンゲルス「クレア大尉、ドーパントは職員室付近から中庭へと逃げました。」
クレア『想定通りですね。』
―女学院の中庭
「クソッ!ああも光を当てられまくったら、能力が使えねぇじゃねぇか!!」
クレア「それが目的ですからね。」
「ゲッ!またか!!」
―パチン!
女学院の中庭で待機していたクレアは指を鳴らし、部下はそれを合図に四方八方からシャドウ・ドーパントめがけて投光器を照射した。そこへWが現れ、シャドウ・ドーパントの前に立つ。
W「サンキュー、クレア。さて、それじゃ行くぜストーカー野郎。ハッ!ハアッ!」
―ズガッ!バキッ!
「グハッ!ゴフッ!」
W「うぉらっ!!」
―バキィッ!!
「ダハアァァッ!!クッ、クソッ!っ!!」
Wの連続キックを受け、最後に殴り飛ばされたシャドウ・ドーパントだが、クレアの方を見るとそちらに走り始めた。どうやら、部下達の背後に控えているクレアの足下の影に入ってこの場から去ろうという魂胆らしい。
W「甘ぇんだよ!」
〈ルナ!〉
〈ルナ!〉
〈ジョーカー!〉
W「そらよっ!!」
―ビュンッ!
―ガシッ!グンッ!
「ドワァァァッ!?」
しかし、それを見破ったフリーゲンはヴィント側のメモリを〈ルナ〉に変え、伸びる腕でシャドウ・ドーパントを捕まえて自分の前に叩きつけた。
W「さっ、トドメといくぜ。」
〈ジョーカー・マキシマムドライブ!〉
―ビュウウゥゥゥッ!!
「うっ!なっ、何だ!?」
W「『ジョーカーエクストリーム!!ハアァァァ!!』」
―ズガンッ!!ズガンッ!!
「ぐっ、グアァァァァッ!!」
―ズドォォォンッ!!
―パキィィンッ!
マキシマムドライブを受けてシャドウ・ドーパントは倒され、変身が解除された警備員の手の甲からメモリが排出され、破損した。
警備員「うっ、あっ……」
W「後は憲兵隊の役目だ。頼んだぜ。」
クレア「お任せ下さい。」
―メーア探偵事務所にて
フリーゲン「『報告書・例の警備員は鉄道憲兵隊に逮捕された。ミルディーヌを狙ったのは誘拐して身代金を要求する為だったらしい。全く、一時の感情に任せて愚かな事をしたもんだぜ。そういえば、事件が解決した後にミルディーヌが……』」
―回想シーン
ミルディーヌ『ありがとうございますフリーゲンさん。これでストーカーに怯えずに過ごせます。協力してくれた皆さんにも「ありがとう」と伝えて下さい。』
フリーゲン『おう。また何かあったら、遠慮なく来いよ。』
ミルディーヌ『分かりました。困っている友人がいたら、そちらの探偵事務所を紹介しますね。』
フリーゲン『おいおい(汗)』
ミルディーヌ『それではごきげんよう。あっ、それと…。相棒さんにもよろしく言っておいて下さいね。(小声)』
フリーゲンに一礼したミルディーヌは笑顔のまま、女学院へと帰っていった。ミルディーヌの言葉を聞いたフリーゲンは冷や汗を流していたが……。
―回想終了
フリーゲン「『って言ってたが、ミルディーヌは相棒の事を知らないはずだ。いったいどこで知ったんだろうか?一応、注意しといた方が良いかもな。』よしっ、これでOKっと。」
クレア「お疲れ様フリーゲン。はい、コーヒーよ。」
フリーゲン「おっ、サンキュー。」
―聖アストライア女学院の寮にて
ミルディーヌ「ウフフ、予想以上の力でしたね。あの二人に任せておけば、叔父の計画は失敗するでしょうね。そして、その後に始まる私の計画の内容によっては、協力していただける可能性も……。」
学生の情報屋の名前ですが、良い名前が浮かばなかったので原作通り、クイーンとエリザベスにしました。