探偵事務所での2人のやり取りは少し変えてます
フリーゲン「はあっ…はあっ…」
フリーゲン(俺にも見えた…。あれは、ヴィントの家族の記憶?)
マネー・ドーパントの攻撃を受けた後、変身が強制解除されたフリーゲンの頭にはヴィントが見た映像が見えていた
―メーア探偵事務所
ヴィント「はあっ…はあっ…。ウワァァァッ!!」
ヴィントは先程の記憶を打ち払うかのように机の上にあった物を蹴散らす
―ミリオンコロッセオ
クレア「まさか、ミリオンコロッセオがヘイムダル港の倉庫の1つにあったとは…」
ミリアム「人が多いから無理だって、決めてかかってたからね〜」
クレア「とりあえず、やれる事はやりましょう。ミリアムちゃんはユイさんの保護を。」
ミリアム「は〜い!」
ちなみに何故2人がここにいるのかと言うと…
―回想
クレア『待って下さい。その闇トラムに私とミリアムちゃんが乗ろうと思います』
フリーゲン『はあっ!?』
クレア『異論は認めませんよ。もし、貴方が想定外の事態になって追跡が出来なくなった時の為に保険は必要です』
フリーゲン『ん〜〜。そう言われると反論出来ねぇ。分かった。だが、無茶はすんなよ?』
クレア『もちろんです』
―回想終了
…という事があり、クレアとミリアムはこのミリオンコロッセオに潜入していたのだ。
それから数分後、ミリアムはユイを見つけてクレアのもとに連れてきた
ユイ「お前、あのヘナチョコ探偵と一緒にいた奴か。」
クレア「私はこの子の保護者です。単刀直入に言います。今すぐ、ここから出ましょう」
ユイ「ふざけんな。私はずっとこの日を待ってたんだ。この最高の勝負の日をな!」
その時、フリーゲンを振り切ったリッチモンド伯爵が客達の前に現れる
リッチモンド「ようこそ皆さん、ミリオンコロッセオへ。今日もまた、私への挑戦を得た者が現れた。その者の名は…ユイ・マーレ!」
その頃、メーア探偵事務所ではヴィントが〈地球の本棚〉で家族の事について検索していた。そして〈MY FAMILY〉という本を見つけて読もうとするが、中身が全て破れていて読めなかった
フリーゲン「家族の事だったんだな。」
ヴィント「っ!?」
フリーゲン「地球の全てと言っていい程の知識を得たお前が、唯一知らない物。それが自分の過去だもんな」
ヴィント「僕を笑うかい?」
フリーゲン「笑わねぇよ。人は誰しも心に1つや2つ、言えない何かを持ってるもんだ。俺やクレアみたいにな。」
ヴィント「そうだったね…。」
〜♪〜♪
その時、スタッグフォンが鳴ったので出ると、ミリオンコロッセオに潜入したクレアからだった
クレア『クレアです』
フリーゲン「クレアか。そっちの状況はどうなってる?」
クレア『一言で言うなら、異常ですね。お借りしたバットショットで映像を送るので、見て下さい。ミリアムちゃん』
ミリアム『了解〜』
クレアに言われて、バットショットにギジメモリを入れてライブモードにするミリアム。そして、フリーゲンの持つスタッグフォンにミリオンコロッセオの様子が映る
ユイ『黒の13だ!来い!来い!』
丁度、調査対象であるユイがルーレットをしている所だったが、彼女が賭けた場所に玉は落ちず、掛け金は全て没収された
ユイ『そんな…一億あったのに…』
リッチモンド『君に残された最後の命を担保にするかい?ファイナルステージのレートは100倍。勝てば一瞬で挽回できる』
そう言ってリッチモンドは例のライフコインを取り出してユイに見せる。最初は少しひいていたユイがライフコインを手に取って、最後の勝負に出た
ユイ『赤の25だ!来い!来ーい!』
ヴィント「ダメだ。赤の36だ。」
フリーゲン「えっ?」
するとルーレットの玉はヴィントの言った通りの所に落ち、ユイの最後の勝負が終わった
リッチモンド「終わったね」
〈マネー〉
ユイ「まっ、待って…。次よ!次こそ、私にツキが来る!」
「クズの負け犬は皆、そう言う。確か、両親の店が破産寸前だったかな?最初は両親の為だったのが、いつの間にか金に目が眩んだ。よくある話さ。代償はもらうよ、きっちりとね」
そして、マネーはライフコインを彼女の胸に挿してエネルギーを吸収する
ユイ「お父さん…、お母さん…(泣)」
「ハッハッハッ!」
ミリアム「この〜!(怒)」
―ドゴンッ!
「ごはぁぁっ!」
生命エネルギーを吸収されたユイは倒れてしまい、それを見たミリアムはなんとアガートラムでマネー・ドーパントを殴り飛ばしてしまった
クレア・フリーゲン「『ミリアムちゃん!?/ミリアム!?』」
「くっ…。このガキ、いったい何者だ!?」
ミリアム「この帝都を守る探偵事務所の人間だよ!お前なんか、事務所で待機してる頼れる2人がギッタギタにするんだから!」
クレア「ミリアムちゃん……」
フリーゲン「あのバカ……」
2人してミリアムの行動に頭を抱えていると、ヴィントがフリーゲンからスタッグフォンを取ってクレアのARCUSに連絡する
〜♪〜♪
クレア「っ!!ミリアムちゃん、ちょっとどいて下さい。失礼しますね」
クレアはミリアムを横に移動させ、マネー・ドーパントの耳の部分に自身のARCUSをあてる。すると、電話口からヴィントの声が…
ヴィント「やあ、事務所で待機している頼れる仲間の片割れだ。すぐにゲームに参加するから、準備して待っていてくれ」
「なっ、何だと?」
ヴィント「客になってやると言ってるんだ」
フリーゲン「マジで言ってんのか!?」
ヴィント「あいつは投下された玉の回転速度から超計算で番号をはじき出しているだけさ。大した芸じゃない」
「フフッ、私にそこまで言った奴は初めてだ。だが、こちらに何のメリットがある?」
クレア「彼らはガイアメモリを6本持っています。それを賭けての勝負なら、貴方にメリットがあると思いますが?」
フリーゲン「クレア!?」
ヴィント「さすがクレアだ。僕の言いたい事を先に言われてしまったね」
「良いだろう、迎えを出すから待っていたまえ。フハハハハ!」
リッチモンドはマネー・ドーパントから人間の姿に戻り、そしてライフコインが腹から落ちて床に散らばる
リッチモンド「会場の諸君、今日はお開きだ。自慢のお仲間の力を見せてもらうよ!」
その後、ヴィントはあらゆるギャンブルの必勝法を読む為に〈地球の本棚〉に入って検索し始めた
そしてフリーゲンはアルト通りを出て、ドライケルス広場中央にある獅子心皇帝の像がある階段に座っていた
フリーゲン(ヴィントは自分でも気づいてる。心のどこかで、家族っていうのに引っかかているのを…。相棒である俺がどうにかしないと、またあいつは…)
フリーゲン「あぁ〜、でもどうしたら良いか思いつかねぇ!!こんな時、所長なら何て言うんだろうか?」
良い案が思いつかないフリーゲンは階段に寝そべり、お気に入りの帽子を顔に被る。その時……
?「メリークリスマ〜ス!」
フリーゲン「なるほど、メリー……ん?なんだ、デスラルか…」
季節外れの掛け声を不審に思ったフリーゲンは帽子を取って声の主を見ると、そこにはサンタの衣装を纏った男性―デスラルがいた。彼もグロストと同じようにフリーゲンが使う情報屋の1人だ
デスラル「暗いフーちゃんは魅力無いよ〜!はいっ、楽しいクリスマスプレゼント!!ん〜〜、どーーん!!」
フリーゲン「いや、今4月……(汗)」
デスラル「ハハッ。気にしな〜い気にしな〜い。それじゃ〜ね〜!」
フリーゲン「いつも何かくれるんだが、こんな物もらっても使い道ねぇんだよな〜」
―ビィーー!!
フリーゲン「っ!!」
デスラルからもらったプレゼントを一応確認するフリーゲンだが、中身は子供が喜びそうな物ばかりだった。その時、リッチモンドが言っていた迎えの闇トラムが停車した
ヴィント「来たね」
フリーゲン「おう」
2人はそれに乗り込み、ヘイムダル港へと向かう
―ヘイムダル港・倉庫街
フリーゲン「よっしゃ!ぶっ潰しにきてやったぜ!」
ヴィント「フリーゲン、入口で立ち止まらないでくれ」
フリーゲン「あっ、悪い…」
クレア「待ってましたよ2人とも」
フリーゲン「待たせたなクレア」
リッチモンド「その2人が頼れる仲間かい?ようこそ、我がコロッセオに。それで?どちらが相手になるんだい?」
ヴィント「僕だ。」
リッチモンド「良いでしょう」
その後、ヴィントとリッチモンドはルーレット台に座り、互いに賭ける物を出す
リッチモンド「私が賭けるのは、これだ!このライフコイン一山を君達の持つガイアメモリと同価値とする。6対6の勝負だ」
ヴィント「分かった。」
そして部下がルーレットを回し、玉を投げ入れるとヴィントは素早く頭の中で計算し…
ヴィント「っ!!赤の21だ!」
リッチモンド「ほぉ。じゃあ私は…」
リッチモンドは黒の場所に起き、玉は徐々にスピードが落ちてくる。そして…
―コロンッ
ヴィントの予想通り、赤の21に落ちた。その後もヴィントは素早く計算して当たりの場所にガイアメモリを起いてそれが全て的中し、どんどんライフコインを取り返していく
リッチモンド「なるほど、大したもんだが…、なぜこんな無駄な勝負を?」
ヴィント「別に」
リッチモンド「被害者の、“家族”にでも泣きつかれたか?」
ヴィント「っ!?我が家…家族…。あっ、ウワァッ!」
リッチモンド「家族に何か、良くない思い出でも?」
フリーゲン「まずいな…」
そう言ってる間にリッチモンドはライフコインを置き、ヴィントも慌ててガイアメモリを置くが何と外れてしまい、初めてヴィントは負けてしまった
その後もヴィントが置いた所は外れてしまい、逆にリッチモンドが置いた場所は全て正解し、先程とは逆の状況になっていた
ミリアム「どうしたのヴィント〜?全然勝ててないよ〜?」
ヴィント「集中出来ないんだ……」
リッチモンド「さぁ、きっちり全てをむしり取ってやる!」
フリーゲン「ちょっと待ちな。選手交代だ、俺が相手になる。そして次のゲームをラストゲームにする。メモリとコイン、全てを賭けろ」
ヴィント・ミリアム「えぇっ!?」
リッチモンド「君がルーレットを?」
フリーゲン「いや、俺はルーレットよりも得意な物がある。それは……ババ抜きだ」
デスラルからもらったプレゼントの中にあったトランプを取り出して、リッチモンドに見せつけるフリーゲン。そして全てを賭けたババ抜きが始まった
リッチモンド「次に君はハートのキングを取る!」
フリーゲン「何?……おおっ。」
リッチモンド「そろそろジョーカーを引いてあげよう。これだろ?」
ミリアム「スゴーイ!まるでフリーゲンの手札が分かってるみた〜い!」
クレア「彼はフリーゲンのかすかな動悸、視線などの変化を完璧に読んでいます。」
ヴィント「だからジョーカーの位置やフリーゲンの狙う札が分かるんだ」
ミリアム「それじゃ、勝ち目ないじゃん!」
そしてクレア達が話している間にゲームは進み、遂にフリーゲンの手札はAが一枚、リッチモンドの手札はAとジョーカーになった
リッチモンド「君にジョーカーを引かせ、私がAを引けばそれで終わりだ!フハハハハ!」
フリーゲン「くっ!」
リッチモンド「いい顔するねぇ、恐怖する負け犬の顔は最高だよ!だから賭け事はやめられない!」
クレア「フリーゲン…」
ヴィント「ここまでか…」
フリーゲン「大丈夫だ。所長もよく言ってた。仕事の8割は決断で後はオマケみたいなもんだって。俺はどんな無謀でも、お前を守って共に勝負すると決めた。」
ヴィント「だが、この状況ではどう足掻いても無駄だ!」
ミリアム「無駄じゃないよ!」
―ブォンッ!
ヴィント「危なっ!?」
この状況でヴィントだけが、ネガティブな事を言うのでミリアムがアガートラムを出してヴィントに殴りかかるが、間一髪で彼は避けた
ミリアム「フリーゲンはヴィントを助けたいんだよ?だから信じようよ!」
クレア「そうですね。貴方達は2人で1人の探偵なんですから」
フリーゲン「ああ。俺達はW、2人で1人。いつも2人で1人だっただろ?」
フリーゲンの言葉に何か気づいたヴィントは笑顔で頷く。それを見たフリーゲンはリッチモンドの方を向く
フリーゲン「勝負だ!次で決めるぜ。」
リッチモンド「笑わせるな、必ず絶望させてやる!」
フリーゲン「……」
ヴィント「……」
―シュッ!パシッ!
リッチモンド「なっ!?」
フリーゲン「残った札はいらねぇ。俺自身が…ジョーカーだからな」
フリーゲンが“左手”でジョーカーを取ろうとした瞬間、“右手”がさらに早く動いてAを取ってフリーゲンの勝利が決まった
ミリアム・クレア「やったぁぁっ!/やりました!」
リッチモンド「バッ、バカな!?いったいどうして!?」
フリーゲン「教えてやる。このダブルドライバーを装着した瞬間から、俺とヴィントの意識が繋がる。今、Aを引いたのはヴィントの意志だ」
ヴィント「フリーゲンの行動は全て読まれている。なら、彼が取ろうした札よりも早く僕が引けば良い。」
フリーゲン「流石だな相棒。まっ、とにかくこの勝負……」
ミリアム「僕達の勝ちだーー!!」
フリーゲン「だから良いとこ取るなっつうの!!」
クレア「ミリアムちゃん……(汗)」
決めゼリフを言おうとした瞬間にミリアムが2人を押し退けて、フリーゲンの言おうとした事を言ってしまい、フリーゲンは突っ込んだ
リッチモンド「クソッ!」
〈マネー〉
ミリアム「うわわっ!?はい、やっちゃって2人とも!」
〈サイクロン〉
〈ジョーカー〉
2人「変身!」
〈サイクロン〉
〈ジョーカー〉
「くっ、覚えていろ!」
フリーゲン「待ちやがれ!」
形勢逆転されたリッチモンドはガイアメモリを首の後ろに挿してマネー・ドーパントになるがミリアムがすかさず、2人にメモリを渡して受け取った2人はメモリを起動し、ドライバーに挿入して変身した
それを見たマネー・ドーパントは逃げ出すが、Wはそれを追いかける
ミリアム「よし、クレア。今のうちに回収しよう!」
クレア「そうですね」
―ヘイムダル港・倉庫街
工員「うわぁっ!?何だ!?」
「えぇ〜い、どけっ!」
W「おらよっと!」
―ドガッ!
「グハッ!」
W「ハアッ!」
―ズガッ!
「ダアァァッ!?」
港で働く工員が攻撃される前にWは背後からバイクで突っ込み、さらに向こう岸へと蹴り飛ばした後、自分もそちらへ向かった
W「『さあ、お前の罪を数えろ』」
マネー「くううっ!」
―バシュッ!バシュッ!
〈ルナ〉
〈ジョーカー〉
W「フッ!ハッ!」
―バシンッ!バシンッ!
W「どんどんいくぜ。」
〈ルナ〉
〈メタル〉
W「そりゃ!おりゃあっ!」
―ズガンッ!バシンッ!
「うあっ!ぐあっ!」
マネー・ドーパントが放ったコイン状のエネルギー弾をルナの腕が蹴散らし、続けてルナメタルになり、ルナの腕でメタルシャフトを持って振るう事でムチのように相手を攻撃する
「このままでは…。そうだ、こいつの家族の事を!クズな家族の心の傷でもなめてろ、小僧め!」
フリーゲン「ヴィント!」
ヴィント『“家族”か。……それなら代わりがある』
そう言ってヴィントが『MY FAMILY』の本にイメージしたのは相棒のフリーゲン、新所長のクレア、クレアの妹分のミリアムだった
ヴィント『うん。意外と良いね』
フリーゲン「意外とは余計だっつの。」
〈ヒート〉
〈ヒート〉
〈メタル〉
W「うらっ!おらっ!」
―ズガンッ!ドガンッ!
「グハァァッ!!」
ヒートメタルになったWは炎の拳で何度もマネーを殴り、最後に思いっきり殴り飛ばす
〈メタル・マキシマムドライブ!〉
W「『ハアアァァァァ〜、メタルブランディング!!』」
―ズガァァァァァンッ!!!
「グアァァァァァッ!!!」
トドメを刺す為、メタルメモリをシャフトに入れてヒートの腕で持つとシャフトの両端に炎が灯る
そして、限界までエネルギーをためた後、敵に急接近してメタルシャフトを振って敵をふっ飛ばした
リッチモンド「ま、まだだ…つっ、次こそ…私にツキが、来るはず――ウワアッ!?」
W「後は憲兵隊だな」
マキシマムドライブを受けたリッチモンドは変身が強制解除され、ガイアメモリも砕け散った
―メーア探偵事務所
フリーゲン「『報告書・ライフコインの命は持ち主に返した。マーレ家には、これからも変わらぬ借金の山が待ってるだろう。それでも3人でいられる事に意味があるんだと、俺は思いたい。家族が揃ってれば、いつか何とかなる。』」
ミスティ『今日は早速、このコーナからいきますね。帝都ミステリーツアー!今日のお題は…〈仮面ライダー〉です!』
フリーゲン「仮面ライダーだと!?」
ミスティ『この投稿、凄く多いですね。バイクに乗って怪物を倒す超人!!もちろん、私は信じてますよ。あぁ〜、いつか私も会ってみたいなぁ〜』
フリーゲン「やったぁぁっ!!ミスティさんに笑われたぁ〜。仮面ライダーだってよ。俺達、いかがわしい都市伝説扱いされてるぞ!!」
ヴィント「2人で1人の仮面ライダー…」
2人「「W!!」」
ヴィント「…が。」
ミリアム「嬉しそうだね〜」
クレア「自分の事が言われたら、嬉しいものですよ。さてと…」
ミリアム「それって鉄道憲兵隊の書類?」
クレア「ええ。気になる内容だったので持ってきたんです。フリーゲン、ちょっと良いですか?」
次の話でⅦ組を出そうかな〜と思ってます