ハイスクールD×DOD~数学教師のカイムさん   作:契約者たそ

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寡黙な数学教師カイムさん

私立 駒王学園。ここは駒王唯一の高等学校であり、元を言えばお嬢様学校であったが最近に成って共学に成った学校である。そんな学校に1人の男が働いている。

 

「…………」

 

男は数学教師なのだが、授業中に言葉を発する事はない。黒板に永遠に数式を書き込み、言葉を話さない斬新な授業で数学を教えていた。

 

「…………」

 

男の名前はカイム。駒王の生徒からはカイム先生と慕われており、住居は駒王の隣町。一言も喋らず、家庭訪問でも一言も話さず、三者面談でも話さない。三者面談や家庭訪問の時は流石に親御さんと話をしなければならない為に、筆談で行っているが彼は言葉を発した事は無いのだ。

人外染みた身体能力、車にも走って追い付き、噂では単独で一国滅ぼせるとか、趣味は殲滅戦だとか影で言われているが、今はこの男は教師なのである。

 

『カイム……まさか、お前が教師に成るとはな。世も末だな』

 

そんな時、カイムの脳裏に言葉がテレパシーのように響くが気にしてはいけない。

 

(まさか……こうなるとはな)

 

カイムはそう心の中で思い、チョークを置いた。

 

カイムは唯の人間ではない。西暦1090年代、まだドラゴンが空を飛んでいた頃の時代の人間なのだ。彼は一国の王子であったが、国が一夜で滅亡し……復讐の鬼と成り果てた殺人大好き人間であり、赤いドラゴンと契約して超人から超人を越えたナニかに進化した男である。赤いドラゴン……アンヘル、脳内に響いた声の持ち主と契約したお陰か声を喪ってしまい……カイムは話すことが出来ないのだ。

そんなカイムであったが、世界を救うためにアンヘルと共に敵の本丸に突撃すれば……どういう訳か未来の日本 新宿にワープしてしまったのだ。

 

『なんなのだ!?これはどうすれば良いのだ!?』

 

そして始まる謎の鬼畜音ゲー。それを無事に達成し、何とか敵を倒したカイムとアンヘルであったが……その後は自衛隊に狙われるわ、悪魔や天使に堕天使と言った謎の集団にも狙われるわ、なんやかんやあって隠れて過ごし……数年頑張ったお陰か今では教師として働いているのだ。

まあ、その影では元の時代で生き別れた永遠のショタボーイの助けがあった事は秘密である。ショタボーイはゴーレムと契約しており、その代償で『時間』の概念がなく殺されない限り永久的に生き続けるのだ。その為か、この時代でカイムとショタボーイは再会し、ショタボーイはカイムを援助しつつ、カイムはショタボーイの依頼を遂行したりして数年を過ごしてきた。

 

堕天使が人間と共同で運営する人体実験の施設を襲撃し、破壊したり。なお、その際に双子の姉を怪物兵器に改造され、自分自身も石化能力の瞳を与えられたエミールという少年を保護したり。

5年前~4年前は白の書……という人語を介し、人に魔法の力を与える書物ことシロと契約した少年 ニーアと共に堕天使のテロ組織と戦い、壊滅させたり。今ではニーアも立派な青年となり……妹を安心させて食べさせていく為に大学に通ってるとか。

3年前は大学生になり、一人称が『俺』に変わったニーアと共に『ウタウタイ』とかつて呼ばれた少女達を保護した。彼女達の中にはドラゴンを引き連れている者も居ており、その強さはカイムが知る普通の契約者より強かった。まあ、それでも契約者に成る前のカイムの方が強かったが(公式設定です)。

その後、ドラゴンと契約した少年をカイムは拾った。その少年を見ていると……死んだ筈の妹を思い出すカイム。妹の子孫では?と思ったが、妹には子供は居ないので恐らく、他人の空似だろう。その少年は契約の代償で中に宿っていた神器とやらを喪ったらしい……なんでも契約ドラゴンが言うには神滅具とやらそうだ。神器に神滅具、どちらもカイムの時代には無かった物だ。なんでも神が作ってばら蒔いたそうだ。

 

「………………」

 

とふと、この時代に来てからの事を思い出したカイム先生であったが……授業の終わりを知らせるチャイムが鳴り響く。その為か、カイムは口パクで「今日の授業は此処までだ」と伝えて教室を去っていった。

 

「イッセー!!お前、彼女出来たのかよ!!」

「ああ、そうだよ!!物凄くおっぱいの大きな女の子だよ!!」

 

高校生は元気のようだ。そんな彼女が出来てリア充に成った生徒の側をカイム先生は通り過ぎる。

 

『カイム。あの小僧……お前と我が未来に飛んでから天龍と名乗り出したブリテンの守護神を宿らしているぞ』

(そうか。神器は知らんが、誰に宿るか分からんな)

 

あと、そのリア充の仲間入りを果たした少年は大変強い神器を宿しているそうだ。

 

 

 

 

 

 

その日の夜。

 

カイムは残業で遅くなってしまい、駒王の夜道を1人で歩いている。ドラゴンに乗ろうにも、こんな人払いがされていない所でアンヘルに乗れば再び世間から奇妙な目で見られてしまい、再び自衛隊に狙われてしまう。だからカイムは世程の事がない限りは電車通勤しているのだ。

 

「ほう……こんな時間に人間が出歩いているとはな」

 

そんな声が聞こえ、カイムは空を見上げる。そこには人間のような姿をしているが、背中からカラスのような黒い翼を生やした男が浮かんでいた。

男は堕天使と呼ばれる種族であり、カイムとアンヘルが未来に飛んでから人間に良く干渉するように成った種族だ。なんでも世界の平和の為に『神器持ちの人間を殺したり、人体実験したり』『世界の均衡を守るために不穏分子の暗殺』も行っているのだ。

 

「まあ……良いだろう。運の悪さを呪うのだ」

 

堕天使は紳士帽子を深くかぶり、右手に光の槍を産み出した。堕天使や天使は光を具現化させる力を持っており、光で槍を具現化させたのだ。いざ、堕天使は槍をカイム目掛けて投げようとする。だが、堕天使は右手を振り抜いたと思ったその瞬間……視線の先に居た筈のカイムの姿がない。

 

「バカな……」

 

それどころか槍を投げるために右腕を前に振り抜いた筈だが、肘から先から感覚がない……いや肘から先が無くなっており、血が噴水のように吹き出していたのだ。

 

「あがぁぁぁあ!!私の腕がぁあ!!」

 

遅れてやって来た痛みに堕天使は悲痛な叫びをあげる。その瞬間……

 

(よぉ、カラスのダニ。早速だが死ね)

 

口パクでそう告げたカイムが堕天使の前に現れた。カイムの右手には両手剣が握られており、その両手剣は堕天使の血で濡れている。そう、カイムは目にも見えない程の速度で堕天使の視界から消え、両手剣を魔法を用いて取り出して堕天使の右腕を奪ったのだ。

 

そしてカイムはニヤリと笑みを浮かべており、堕天使を真っ二つに切り裂いて此の世から消した。

 

動かなくなった堕天使の亡骸。その亡骸を放置し、カイムは駒王駅に向かって闇に消えた。

 

これは殲滅王子と赤いドラゴンが導く、ハイスクールである。




この作品のカイムさんは当たり前ですが、喋りません(笑)

三大勢力どうする?

  • フリアエが死ぬ切っ掛けの天使は滅べ
  • 堕天使は粉砕!!
  • 悪魔は虐殺!!
  • カイムさん、共存は良いぞ
  • 虐殺はほどほど、肩入れは無し
  • キルゼムオォォオル!!
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