ハイスクールD×DOD~数学教師のカイムさん 作:契約者たそ
「悪魔の特徴かい?」
ワンとノウェは1人の青年に1つ質問した。
ワンとノウェは悪魔勢力と学校関係で対立する事に成ったカイムの力に成るために、1人の青年から情報提供を受けることに成ったのだ。その人物はニーア。白髪の超絶イケメンであり、スタイル抜群だわモデル顔負けのルックスと甘いマスクだわ、剣の腕はカイムに匹敵するわと完璧超人。しかし、彼は敵対する人外は絶対殺すマンであり、重度のシスコンである。神器は宿していないが、後付けの神器のようなアーティファクト……白の書こと『シロ』のお陰で魔法を使うことが出来るのだ。別名、カイムの次に強い男。現在はカイム達の日本家屋がある牧場の家主さん……大家さんの所に妹のヨナと共に居候している。因みに大家さんの孫娘 カイネと恋仲という噂がある。あと、余談だがゼロ以外のウタウタイからは兄のように慕われている。
「やっぱり、敵を知るためなら情報が必要だ」
「ニーア兄さん。なにか知らないかい?」
ニーアはカイムがこの時代に来てから初めて出来た仲間であり、5年前からカイムとアンヘルと共に堕天使のサタナエルが作り出したテロ組織『禍の団』と戦い、なんとそのまま滅ぼしてしまったのだ。その後、禍の団は残党どもが再結成させたが……いずれ滅ぶのは時間の問題だろう。
ニーアはノウェとワンと比べて長く裏側と関わっている。間違いなく、自分達より知っているだろう。悪魔の事を。
「そうだね、悪魔は言語という概念が無いんだ。いやこれは三大勢力の人外全てか。
彼等は話す言葉と聞く言語が自動的に相手に合わせる物となるから、全ての言語が分かるんだ。だけど、それを逆手にとって簡単に悪魔と人間なのか調べる方法もある」
なんでも悪魔は話す言葉と聞く言語が自動的に変換され、自身の脳内では最も知っている言葉に変換され、話す言語は相手の言語に合うそうだ。
それを利用して、日本語と英語を交互に織り混ぜて話して相手が問題なく返してきたら……悪魔や堕天使の可能性が高いだろう。
「あと、悪魔は『悪魔の駒』と呼ばれるチェスの駒で他者を悪魔に作り替える事が出来る。悪魔に作り替えられた人々は転生悪魔や下僕悪魔と呼ばれている……主人によっては本当に奴隷同然らしいよ」
ニーアがコーヒーを飲みながら教えてくれた。更にニーアは続ける。
「悪魔の駒で悪魔に作り替えられた人々の中には、勿論のことだが強引に転生させられた人々も多い。当然、逃げ出そうとするし主人の悪魔を殺す場合もある。だけど、そうなれば『はぐれ悪魔』という烙印を押されて賞金首に成って三大勢力の全勢力から狙われる」
悪魔の駒で作り替えられた人々……転生悪魔の中には無理やり悪魔にされた人々も多い。そんな彼等には自由がなく、逃げ出したり主人に歯向かって主人を殺せば『はぐれ悪魔』の烙印を押されて賞金首に成るのだ。転生悪魔に自由は無いだろう。なお、主人の貴族悪魔にはお咎めは無しである。
「はぐれ悪魔?」
「ああ、しかもはぐれ悪魔になってから暫くすると、裏切り防止のシステムが発動する。それが発動してしまうと『醜い魔物』に変質して心さえも人喰いの化物に成るんだ。2人も見たことが有るだろう?」
更にこの悪魔の駒、裏切りを想定してなのか『裏切り防止』のシステムが組み込まれている。それが発動すると、肉体が更に作り替えられてしまい……醜い魔物に変身してしまうのだ。そうなれば人間を主食とする人喰いの化物に成ってしまうのだ。そうなれば、殺すしかないのだ。
「待ってくれ……それじゃ……俺達は元とはいえ、人間を殺してたのか!?」
ノウェが思い出したのかのように言う。少し前、下校途中に駒王駅に向かって歩いていた時に、怪しい気配を感じてノウェは路地裏に入ったのだ。そこには……人間を頭から食べる化物が居たのだ。化物はノウェに襲い掛かったが、ノウェは赤ん坊~幼少期の頃はブラックドラゴン レグナに育てられ、その後はカイムに拾われてカイムに育てられた。襲ってきた化物は問答無用に切り捨てた。切り殺した怪物の亡骸からはチェスの駒が出てきたが……まさか、それが転生悪魔だとは思わなかったのだ。
「ああ成ったら、殺すのが一番その人の為になる。問答無用に殺した方が良い。その人をそれ以上、人殺しにさせない為にな」
だが、ニーアが非情にも告げる。魔物に変わった転生悪魔を殺すのが唯一の救いだ……これからも被害者も、望まずに魔物に変わった転生悪魔にとってもだ。
翌日。
「こんな……こんな……事が有るのか?あのエロ助平とその主人は何をしてるんだ!!町の管理者ではなかったのか!!」
「ワン!!叫んでも……この人達は帰ってこないんだ」
ふと、2人が立ち寄った駒王警察署。その前では行方不明の家族を探す、遺族や家族が捜索願を出した行方不明者の詳細が書かれた紙が貼られていた。その行方不明者の数はなんと50人、ノウェとワンの2人だけで調べると……行方不明者のお宅には身の覚えのないクリスマスプレゼントが届けられた事があるとか。真相は不明だが、十中八九悪魔が絡んでいるだろう。それに、駒王の管理者を名乗るなら行方不明者を助けて欲しいが必ず助けてくれる訳ではないのだ。
「娘が……娘が3日も帰ってないんです!!」
「お願いします!!」
「お父さんが帰ってないの!!」
そして今日も警察署には行方不明者を探して家族がやって来る。だが、警察は対応してくれない。いや、対応できないのだ。普通?の行方不明なら全然対応が出来る。しかし、はぐれ悪魔や堕天使が関わっているならそれは悪魔の管轄なので出来ないのだ。
「…………ノウェ」
「ああ、分かってるよ」
だが、その直後。ノウェとワンの五感が何かを感じる。それは駒王の町外れにある廃墟から、悲鳴や悪寒を感じたのだ。
「ワン!!」
「聞こえた!!行くぞ!!」
「足じゃ間に合わない……ルシフェル!!」
駒王の廃墟には良くはぐれ悪魔が流れ着く。何故なら、この駒王の管理者は『大公アガレス』から指示を出されない限り、はぐれ悪魔の討伐を行わない。故に、それまでは身を隠して欲望のままに暮らせるのだ。
人を喰らう化物に変われば、人肉を食べるための隠れ家。怪物に変わってなければ、アジトにも使えるのだ。
「うまい……うまい」
そんな廃墟。そこに住まうのは『はぐれ悪魔』バイザー。獣のような下半身と裸体女性の上半身を合わせた怪物であり、既に変異したのか人肉を食べている。グチャグチャと響く咀嚼の音、バイザーの口元は真っ赤な血で濡れており、その手には喰いちぎられた人間の下半身が握られており……バイザーはその下半身を一気に食べた。
「ひっ……助けてよ、お母さん、お父さん……」
「誰か……助けてくれよ」
バイザーから離れた所の後ろではガクガク震える子供や大人達が居たのだ。彼等はバイザーが拉致してきた人間、いや保存食である。生きているので冷蔵庫に入れる必要がなく、腹が減れば殺して食べるだけだ。
「うへ?」
その時、月明かりで照らされた廃墟。その廃墟に巨大な影が映った、それは翼を広げたドラゴンであった。
「ドラゴン?」
人質の1人が呟いた。ドラゴン、6年前の『新宿の大災害』で巨人と戦った生物。その存在は悪魔の存在を知らない人でも知っているのだ。
「グゥゥウオオオ!!」
その時、吹き抜けとなっている廃墟の空から蒼い翼を持つドラゴンが直滑降で降りてきた。その背には茶髪の少年 ノウェと金髪の少女 ワンを背に乗せている。
「ワン!!ルシフェル!!生存者を頼んだ!!」
ノウェが叫び、ドラゴン……ルシフェルの背中から跳んでバイザーを蹴り跳ばす。余りの衝撃でバイザーは先程まで食べていた物を口から吐き出して吹き飛び、その衝撃で隣の廃墟ビルの壁まで吹き飛んで下半身の骨が砕ける。はぐれ悪魔とは脆いものだ。
「もう大丈夫です。あと、このドラゴンは貴方達を襲いません。安心してください」
武器として鎖で繋がれた戦輪を持つワンが人質を安心させる。いくらドラゴンが人々を襲わないと言われても、ドラゴンは外見上の問題で恐ろしいと感じてしまう。
「この音……グレモリーも来てるのか。ノウェ、おじ様のようにスイッチが入って殺すなよ?」
えー、此処でDOD2をやった事がある皆さん。本来、ノウェは平和主義の人間(正しくは歩く対神宝具)なのは知っているし、優柔不断なのは有名だ。だが、それはレグナ→オロー団長に育てられた史実でのノウェである。この世界でのノウェはレグナ→カイムに育てられている……そしてノウェの母親はフリアエである。つまり……
「びぎぃぃいや!!」
満身創痍のバイザー。そんなバイザーを追い詰めながら、ノウェは笑みを浮かべていた。
「このダニが」
スイッチが入ると平和主義者から虐殺王子に変身するのだ。叔父さんに似なくて良いから!!
そしてノウェは片刃の両手剣を片手で軽々と振り上げ、バイザーを両断した。両断したバイザーの身体からは沢山の人骨が出てきた。いったい、この時まで何れ程の人間を食べてきたのだろうか?
「ノウェ……終わったか」
すると、そこへワンとルシフェル、彼女達に護衛される人質だった人達がやって来た。まだ周囲に何かが居るのかもしれない、油断は禁物だ。
『まて、ノウェ。来るぞ』
ルシフェルが何かを感じて、闇を見つめる。その闇からコツコツと数人分の足音が聞こえると、リアスを先頭としたグレモリー眷属が現れた。
「さあ、はぐれ悪魔よ覚悟しなさ…………死んでる!!てっ!!誰よ!!てっドラゴン!!」
「お前はワンとノウェか!!隣のクラスの!!ドラゴン!?」
リアスと兵藤が叫ぶ。
『なんだ?コウモリどもが』
「蒼いドラゴン……そう。貴方がイウヴァルトが言っていたルシフェルね。だとすると、ノウェって子のドラゴンかしら?」
リアスは誰がノウェなのかは把握してないが、ノウェの契約相手がルシフェルだとは理解しているようだ。
「その悪魔は私達の獲物よ?勝手な事をしないで契約者」
契約者に成ることはメリットよりもデメリットにも注目しなければならない。それに対して神器はほとんどデメリットが存在しない。その為に、悪魔の多くは契約者を下に見ているのだ……例外があるとすれば契約者であり悪魔に転生したイウヴァルトとハゲだけだろう。
「なんだ?ダニども。お前達がやらないから俺達がやっただけだ」
(まだヤル気スイッチ入ってる……)
だが、それに対してノウェはリアス達の否定であった。
「ダニですって!?」
「何人の人が行方不明に成った?死んだ?お前達は遺族に謝ったか?家族を待つ人の気持ちを考えた事はあるか?」
ノウェの瞳が青白く……龍の瞳のように成っていく。
「ノウェ!?」
(この気配……真人類の力を無意識に使うのか!?よせ、ノウェ!!今はまだ不味い!!)
いざ、ノウェが大地を蹴ろうとした時だった。
「なんでお兄ちゃんとお姉ちゃんを否定するの!?お兄ちゃんとお姉ちゃんとポチは私達を助けてくれたよ!!」
『私はポチじゃねぇぇ!!』
人質だった女の子が叫んだ。
「そうだ……確かにドラゴンは怖かったけど、男の子と女の子、そしてドラゴンはそれでも俺達を助けてくれた」
「そうだそうだ!!俺達のHEROだぞ!!」
人質だった人々が次々とワンとノウェを援護する。
「この人達は俺達がお家に送り届ける。それで良いか?」
ヤル気スイッチが切れたノウェがそう告げ、返事を待たず…にノウェ、ワン、ルシフェル、人々は歩き出してグレモリー眷属の側を通り過ぎる。
「待ちなさい!!契約者とドラゴンの力は余りにも危険よ!!」
契約者とドラゴンの力は確かに危険だ。リアスが彼等を呼び止めようとした時だった。
「ガブリエラ……」
ワンが小さく呟くと、ワン達を追いかけようとしたリアス達を防ぐように空から黒いドラゴン ガブリエラが現れた。
「ワンまで契約者なのかよ……」
『あの子は契約者じゃないわよ。文句があるなら、これからは態度で示しなさい……本当に貴方達が町を守るならね』
ガブリエラはそう告げてワン達を追いかけた。
「…………」ニヤリ
一方のカイム先生。駒王の堕天使の拠点を発見する。さあ、虐殺の準備は良いか?
次回!!カイム先生、虐殺を謳歌する。
三大勢力どうする?
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フリアエが死ぬ切っ掛けの天使は滅べ
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堕天使は粉砕!!
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悪魔は虐殺!!
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カイムさん、共存は良いぞ
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虐殺はほどほど、肩入れは無し
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キルゼムオォォオル!!