私は連邦生徒会副会長   作:ラインズベルト

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前日譚
シャーレへの挨拶


私は連邦生徒会副会長の姫野ココア。連邦生徒会に入って、副会長になってからそれなりの月日が流れました。今日は昨日色々あって会えなかった、連邦捜査部『シャーレ』の先生に会いに行きます。昨日はまだ心の準備が出来てなかったというか、なんというか……。

 

っと、そうしている間にシャーレに到着ですね。さあ、会長の語っていた"先生"とは一体どんな人物なのでしょうね?会長があれほど嬉しそうに、楽しそうに語るのですから、少し妬けてしまいます。あれほどワクワクとした表情の会長はあまり見ませんでした。

 

私はシャーレの入り口の認証装置に端末をかざし、中へ入る。予め連絡を入れてあるので心配はないと思いますが、念の為警備ロボットを見渡す。通常モードのままですね、良かった。警備ロボットは侵入者に容赦ありませんからね。

 

いままでシャーレ内に来ることはなかったため新鮮な感覚。真新しい建物だけあって整えられている。受付のロボットと話し、先生がやってくるのを待つ。コンビニまであるんですね、シャーレ内だけで生活が完結できそうです。よく見れば中々品揃えも良いみたい。

 

そうこうしていると、大人の人が小走りでやってくる。あの人こそが連邦捜査部『シャーレ』に着任した先生ですね。整った顔立ちです。見事に着こなされたスーツはとても似合っていて、デキる大人という印象を抱く。

 

「“ごめんね、待たせてしまったかな?”」

 

声は少し高めですね。女性らしい、綺麗な人です。どこか幼げな顔立ちには見えますが、大人としての気品は感じられますね。

「いえ、今来たところですので、お構いなく」

 

「“そっか。初めまして、シャーレに着任した先生です”」

 

先生は丁寧に挨拶をする。それに習って私も挨拶をする。

 

「初めまして、先生。私は連邦生徒会副会長、姫野ココアです。昨日は挨拶に伺うことができず申し訳ありません」

 

「“大丈夫だよ。連邦生徒会は忙しいだろうからね”」

 

「そう言っていただけると助かります、先生……本日はよろしくお願いします」

 

「“こちらこそ、よろしくね”」

 

先生はこっちへと、エレベーターで上層階へ上がり、奥の部屋へ私を案内した。その部屋は先生の仕事部屋らしく、様々な書類が置かれている。ホワイトボードやカレンダーも書類が貼られたり、予定や仕事内容が書き込まれている。ふと机を見ると「手紙」、だろうか?アビドスの校章が入った封筒がある。

 

「かなり書類がありますが、これらはいつまでが期限なのですか?」

 

「“今週中だね。難しい書類はないから、忙しいものも少ないよ”」

 

「なるほど、では早速仕事に取り掛かりましょう」

 

「“うん、そうしよう”」

 

先生からある程度の書類を貰い、机に向かう。こうしていると楽な気持ちでいられる。嫌なこととか、大変なこととか、思い出す必要もない。とはいえ、仕事なので集中して取り組まねば。先生も黙々と手を動かしている。しばらく、紙の擦れる音と、ペンの音だけが響いた。

 

シャーレの仕事内容ははっきり言って過大だと思う。連邦生徒会長の許可無しに各学園に対する、連邦生徒会でも介入の難しい案件にも対応出来る権限を有する、超法規的組織。連邦生徒会の部活動でありながら先生には独自の裁量権があり、その場で即断することも良しとされる。

 

「…………だからこそ、分からない

 

「“?何か言った?”」

 

「いえ、なんでもありません。それより、こちらの書類は─────」

 

願うなら、あの日常が、戻りますように。もう一度、どうか。

ユメ先輩救済は必要か

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  • 番外編かIfルートでやって!
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