キヴォトスに先生が来てからはや数日。ここD.U.も大分良くなった。いくらか先生に頼んでいる仕事のスピードは私達連邦生徒会の比ではなく、驚きの声で溢れている。雑に終わらせているのではなく、一つ一つ丁寧に処理され、何かあれば連絡が入る。本当に先生には頭が上がらない。
「というわけで先生、お時間ください」
「“うん、宣伝の件だよね?”」
「はい、連邦捜査部『シャーレ』について、知って貰う必要がありますからね。『シャーレ』がいかに透明な組織であるか、そしてキヴォトスのためにどれほど役立つか。目的は何かをはっきりメディアで流すのです」
「“そうだね。私も前から必要だとは思っていたんだ。先生として、なるべく生徒にわかりやすい組織にしていきたい”」
「はい!クロノススクールには連絡を入れてありますので、今夜ラジオ放送お願いしますね」
「“あ、それで今夜空けてほしいって言ったんだね”」
「はい。予定があれば日程の変更が必要ですからね」
「“わかった。でも、次からはなるべく早くに詳細に教えてね?”」
「はい、分かっています」
申し訳ないことをしてしまいましたね…。いくら着任してから少し経っているとはいえ、急な用事があるのは困るもの。私も気を付けないといけません。あまり迷惑をかける訳にはいかないのですから。
先生がD.U.で行ったことといえば、不良集団の逮捕協力やヘルメット団ら反社会勢力の摘発など。数日でよくここまでしてくれました。しかしながら『シャーレ』には部員がまだいません。私が入れれば良かったのですが、連邦生徒副会長という立場上難しく、泣く泣く諦めています。
場所は変わってD.U.にあるクロノススクールのラジオブース。いよいよ連邦捜査部『シャーレ』についての紹介です。
真野「キヴォトスの皆さんこんばんわ。クロノススクールの真野です。今回は臨時番組をお送りいたします」
ココア「こんばんわ。連邦生徒副会長、姫野です」
先生「皆こんばんわ。連邦捜査部『シャーレ』顧問の先生だよ」
真野「今回は新たに新設された連邦捜査部『シャーレ』について、あれこれお二方にお聞きしたいと思います!」
先生・ココア「「よろしく(お願いします)」」
真野「それでは早速。事前にアンケートを取っていますので、まずはそちらから質問していきます。連邦捜査部『シャーレ』とはどのような組織で、何を目的としているのでしょうか?という質問です」
ココア「連邦捜査部『シャーレ』は正式名称、独立連邦捜査部S.C.H.A.L.Eで、Independent Federal Investigation Clubといいます。『シャーレ』はここに居られる"先生"を顧問として、キヴォトスで暮らすあらゆる生徒の相談に応じ、同時に所属や学籍によらず不特定多数の生徒の協力を仰ぐことのできる組織です」
先生「手紙でもメールでもSNSのDMでも対応してるよ。どんな悩みでも受け付けているからね」
真野「なるほど、つまりは生徒の悩みや学園の悩みごとに対応してくれるということですね?」
先生「うん、そうだね。大人として、先生として頑張っていくつもりだよ」
真野「意気込みありがとうございます。では、続きまして───」
「これだ……」
ラジオ放送を聞いていて、有益な情報がありました。これなら、きっと!
すぐに私は手紙を書きます。一刻も早い解決を願って。
ユメ先輩救済は必要か
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必要ない!
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救って!
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番外編かIfルートでやって!