私は連邦生徒会副会長   作:ラインズベルト

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あー、更新です

いよいよアビドス対策委員会編です


対策委員会編
アビドスへ


『“明後日、アビドスへ行こうと思う。そこでなんだけど、案内を頼めないかな?”』

 

先生からそんなメッセージが来たのは、つい先程のこと。アビドス高等学校。かつてはキヴォトス最大の規模を誇る学園だったけれど、毎年起こる砂嵐による砂漠化の影響で衰退している。大分人口も減っていて、在学生も一桁。U&L(正式名称は株式会社Union&Liberty。カイザーグループに次ぐ企業連合で、農業や環境問題に特に力を入れている)が介入し、なんとか現在の自治区の砂漠化を防いでいるという状況。

 

先生のことですから、あまり深く考えずに行くのではないでしょうか?先生は底抜けに優しい方ですから……ということをメッセージされた、ということは私の助けが必要ということでしょう。アビドス、久しぶりですが、しっかりと準備しましょう。

 

『分かりました、先生。私も一緒に行きます。先生も準備をしっかりしてくださいね、アビドスは広いですから』

 

『“うん。しっかり準備していくよ”』

 

これでいいでしょう。先生も大人ですから、忘れ物などはしないでしょう。私もしっかり準備しなければ。アビドス自治区はD.U.からアビドス中央駅からしばらく移動しなければなりませんからね。

 

ちなみに集合場所は先生の希望でアビドス中央駅に決まりました。D.U.からアビドスへは中央駅しか行けませんから、妥当ですね。とはいえ、アビドス高等学校の現校舎までは線路はないので、電車ではなく歩きか車になります。

 

では、明後日までの仕事を早く終わらせてしまおう。急な用事や書類が来ても大丈夫なようにしておかなければならない。私は目の前の書類に向かい合い、作業を進めていく。

 


 

いよいよアビドスへ向かう日がきた。早めに出て、アビドス中央駅へ向かう。後は先生が来るのを待つだけですね。改札口からほど近いベンチに座り、カバンから取り出した本を開く。そうして、あまり時間の立たないうちに足音が近づいてくる。

 

「“ごめん、待たせちゃったかな?”」

 

「それほど時間は立っていませんから大丈夫ですよ、先生。さっそく行きましょうか」

 

先生はほっと安堵の息を漏らし、頷いた。私達は駅を出て表通りまで歩く。砂漠化で衰退したとはいえ、流石にアビドス中心街、幾分か自然がある。U&Lが砂漠緑化のために特殊な事業を展開している。そのノウハウで環境問題についても多方面で活かしているみたい。

 

「アビドスまではレンタカーですか? それともタクシーを?」

 

「“え?歩きだよ?”」

 

「えっ?」

 

「“……なにか不味かったかな?”」

 

「いえ、歩きとなるとアビドス高等学校は中央区より郊外ですから、かなり時間がかかるかと」

 

「“うーん。でもまだ午前中だし、大丈夫でしょ!”」

 

「……そうですか。なら、私は何も言いません」

 

…………先生も、結構な荷物を持っていますが、支援品でしょう。トラックの手配もしていましたから、先立っての物でしょうが、大丈夫でしょうか……? 何かあればリンさんに連絡をしなければなりませんが。そんなこんなで、私達は歩く。アビドス高等学校は今、どのような状態なのか、気になります。

 

私達はこれから起こる事も予想できないまま、アビドス高等学校を目指した。

先生の容姿、性別は確定させるべきか

  • 確定させるべき(男性)
  • 確定させるべき(女性)
  • 確定しなくて良い
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